Posted by 佐藤 裕介 オンラインビジネス ソリューション チーム

昨年 11 月より、Inside AdWords では広告が表示されない原因についてシリーズでご案内してまいりました。今回は当シリーズの最終回として、広告が表示されない原因を特定するのに役立つ「キーワード診断」「広告診断ツール」の使い方についてご紹介します。

まずは、

「入札したキーワードで検索してみたが、広告が表示されない」
「AdWords 管理画面を確認したら、特定のキーワードの表示回数が 0 回になっている」

といったケースに焦点をあて、「キーワード診断」や「広告診断ツール」を活用し、原因を特定するところからスタートしましょう。

ちなみに、今回ご紹介する「キーワード診断」や「広告診断ツール」で結果を確認できるのは、現在のところ検索ネットワークでの掲載結果に限られます。コンテンツネットワークの掲載状況については表示されません。また、これらの機能、画面はいずれも標準モードのものです。

a) キーワード診断(「虫めがね」アイコンからアクセスする方法)
キーワードの隣にある「虫めがね」のアイコンにマウスポインタを合わせることで、広告が表示されない原因を簡単に特定できます。

では、実際どのように表示されるのか、例を 2 つ見てみましょう。

広告は表示されていますか? いいえ
この広告グループ内のテキスト広告はすべて承認されませんでした。

広告は表示されていますか? いいえ
予算に基づき、広告掲載は抑制されています。 

このように検索結果に広告が表示されているかどうかを確認でき、表示されていない場合には、その原因について簡単に参照することができます。
ただし、ご利用の広告種別などの条件によっては、結果を表示できない場合もあります。その場合は、次にご紹介する「広告診断ツール」をご利用ください。

b) 広告診断ツール(「運用ツール」からアクセスする方法)
アカウントのキャンペーン管理タブから「運用ツール」を選び、「広告診断ツール」をクリックしてください。設定したキーワードを入力するか、広告が表示される検索結果ページのURLを入力すると、広告の表示状況を確認することができます。(モバイル広告の表示状況についても確認可)

たとえば下図のように、設定したキーワード「ロードレーサー」にて広告が表示されているかどうかを確認しましょう。この場合、日本語圏のユーザーを対象にしているので、Google ドメインの欄を「www.google.co.jp」、表示言語の欄を「日本語」にし、さらにユーザーの居住地を「日本」「この国のすべての地域」と入力します。(地域ターゲット設定をご利用の場合はこの欄で該当する地域を選択してください)

クリックして拡大

最後に [次へ進む] ボタンをクリックすると、広告の診断結果をご覧いただけます。もしも広告が表示されていない場合、考えられる原因と対処法を画面上からご確認いただけますので、今後の対策にご活用ください。

意図せずして広告が非表示となっていると、広告主様にとって大きな機会損失となりえます。非表示になった場合の迅速な対応、さらに未然に非表示を防ぐ対策を行い、広告効果を最大化していただければ幸いです。

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