Surojit Chatterjee プロダクト マーケティング マネージャー

テクノロジーに関心の高い消費者を中心に人気を博している「タブレット型端末」。今後 2 年間で出荷台数は、世界中で 1 億 6500 万台を超える*とも見込まれます。そこで Google では、タブレット ユーザーに効果的にアプローチできるよう、新しいターゲット設定オプションを開発しております。このオプションにより、タブレット型端末のターゲット方法が新しくなり、広告の表示をより詳細に管理できるようになります。

今後数週間で、キャンペーンの [設定] タブの [ネットワークとデバイス] セクションに [フル インターネット ブラウザ搭載のタブレット] というオプションが表示されるようになります。これまでターゲットとして Apple iPad を選択することはできましたが、他のタブレット型端末は選べませんでしたが、新しいオプションではタブレット型端末全般を指定することができます。

また、広告を表示するデバイスと OS の種類をより詳細に設定することが可能になりました。たとえば Apple iPad に広告を表示する場合は、デバイスの設定として [フル インターネット ブラウザ搭載のタブレット]、OS の設定として [iOS] を選択するという具合です。まず最初は Apple 製端末のみが対象ですが、今後はその他の端末にも広告を配信できるよう機能を拡張していく予定です。お客様のアカウントでこの機能が利用可能になり次第、広告は自動的にタブレット型端末に表示されるようになります。お客様に特別な対応をしていただく必要はありません。

なお 1 点のみ注意点として、以前からキャンペーンで Apple iPad のみをターゲットとするよう設定していた場合は、今回の変更によって Apple iPad に加えて「その他のタブレット型端末」も自動的に広告配信先となるため、広告の表示回数や費用が増加する可能性がありますのでご注意ください。

もし、タブレット型端末に対する広告配信を希望されない場合は、こちらの手順にてデバイスのターゲット設定を変更いただくようお願いいたします。

最後に、タブレット型端末に表示できる広告は「標準のテキスト広告」と「イメージ広告のみ」となります。そして、Flash などのコンテンツが数多く含まれ、リンク先ページがタブレット型端末で正しく表示されない場合、広告の表示が自動的に制限されますので、新しいターゲットオプションをご利用されるには、リンク先ページがタブレット型端末で正しく表示されることをご確認ください。詳しくはこちらのヘルプセンターの記事をご覧ください。

Google では常に AdWords キャンペーンのターゲット機能の向上に努めております。新しいターゲット設定オプションにより、多種多様な端末やプラットフォームを利用するユーザーに効果的にアプローチしていただけるようになれば幸いです。

*Source: Morgan Stanley, Feb 2011