Posted by 伊藤 政司 - 第一広告営業本部 シニア アカウント マネージャー

日本最大級のエグゼクティブの転職サイト「ビズリーチ」の運営をおこなっている株式会社ビズリーチ。2009 年 4 月にグランドオープンしたこのサービスは、会員、ヘッドハンター、企業、求人情報を年収 1,000 万円以上レベルに限定し、現在会員数 19 万人(直近年収 750 万円以上)、登録企業数 980 社、各業界に精通したヘッドハンター 900 人、求人情報 5,600 件を擁し、最適かつ効率的にマッチングするプラットフォームを提供しています。

同社はサービス開始当初より、Google AdWords を積極的に利用しており、特にディスプレイ広告などにおいては業界の中でも先行して広く活用をしていました。しかし一方で、検索連動型広告の運用にはまだ改善する余地が残されていました。特に転職情報サイトの業界では成功事例がまだ少ない、モバイル端末(スマートフォン)向けのキャンペーンを拡充させ、最適化を図る必要がありましたが、ディスプレイ広告経由のコンバージョンが一定量あったため、本格的に着手はできていませんでした。

そのような中、エンハンスト キャンペーンは同社にとってこれらの課題に取り掛かるきっかけとなりました。業界の中でもいち早くエンハンスト キャンペーンを採用し、検索連動型広告の運用を見直すとともに、モバイル端末向けキャンペーンの強化を始めたのです。

エンハンスト キャンペーン採用後の効果

- モバイル端末経由のコンバージョン数が大幅に拡大
今回エンハンスト キャンペーンを採用したことで、デスクトップ向けのキャンペーンとモバイル端末(スマートフォン)向けのキャンペーンを統合し、モバイル端末での広告表示機会を大幅に拡大させました。その結果、次のような効果*が現れました。
  • モバイル検索連動型広告のパフォーマンス
- 適正入札価格の設定により、CPA の最適化がおこなわれ、より多くのコンバージョンの獲得に成功
- コンバージョンは、導入前の 82 倍と、意図通り大幅に増加
同時に、デスクトップ向け検索連動型広告も合わせて、全体のパフォーマンスも大きく改善されました。エンハンスト キャンペーン採用前の CPA をほぼキープしたまま、コンバージョン数が導入前の約 3.5 〜 3.8 倍にまで拡大したのです。

デバイスを超えて最適化をおこなうエンハンスト キャンペーン
エンハンスト キャンペーンは、入札単価調整機能を使用して、ユーザーのデバイス、所在地、時間帯に応じて、すべて 1 つのキャンペーン内で入札単価を調整できます。これにより、いつでも、どこでも、どのデバイスでも、価値の高いユーザーを捉えて広告を表示できます。

ビズリーチ社はエンハンスト キャンペーンを採用し、デスクトップ向けキャンペーンとモバイル端末(スマートフォン)向けキャンペーンを統合したことで、改善の余地があったモバイル端末向けの検索キーワード数を採用前の 5 倍以上に拡大し、多くの表示機会を得ることができるようになりました。また、モバイル端末向けの入札単価が最適化されたことでさらに多くの表示機会を得ることとなり、コンバージョン数の拡大に貢献したのです。

「エンハンスト キャンペーンを採用したことで、大きなオポチュニティがあると判断していたモバイル端末向けキャンペーンでの成果に手応えを感じています。今後入札単価の最適値をさらに調整していき、さらなる投資対効果の高い運用ができればと考えています。」
(株式会社ビズリーチ マーケティング部 マネージャー 青山 弘幸氏)

* エンハンスト キャンペーン実施前(13/01/01 - 13/03/31)と実施後(13/04/01 - 13/04/23)の比較