Jen Huang、Ali Miller AdWords プロダクト マネージャー

このたび、AdWords の品質スコアの情報が詳しく表示されるようになりました。

[キーワード] タブでキーワードのステータス アイコンにカーソルを合わせると、従来の 10 段階の数値スコアに加え、品質スコアの主な要素に関する個別の評価が新たに表示されるようになりました。

新たな表示では、推定クリック率、広告の関連性、リンク先ページの利便性について、他の広告主様と比較した相対評価(平均値、平均より上、平均より下)を把握していただけます。




広告主様からは、掲載結果を効率的に改善するため、品質スコアに関するより詳しい情報を知りたいとのご要望をいただいておりました。広告品質の改善はユーザーの利便性向上にもつながります。

なお、今回の機能変更では、品質スコアの改善に役立つ情報をご覧いただけるようになりましたが、品質スコアや広告ランクの計算方法が変更されたわけではありませんのでご留意ください。

YouTube および動画広告エキスパート 粕谷 英司

YouTube には毎月、世界中から 8 億人のユーザーが集まります。この YouTube で宣伝することは、言ってみれば毎日オリンピックで広告宣伝しているようなものです。たった 1 つの動画でスタートアップのビジネスを軌道に乗せることさえ可能です(海外事例のご紹介)。このたび、より多くの企業様が動画をビジネスに活用していただけるよう、新しいサービス、ツールをリリースいたしました。

動画広告向け AdWords が、すべての広告主様にご利用いただけるようになりました。
検索連動型広告と同じように、動画広告向け AdWords をご利用いただけるようになりました。AdWords と同じ管理画面より動画広告の作成・管理を行い、料金はユーザーが広告を視聴した場合にのみ発生します。さらに、アカウントの作成から初めての動画プロモーションまで 5 分とかかりません。動画広告向け AdWords の特徴は以下のとおりです:

 

  • 最適なユーザーに絞り込んでリーチ: 広範なターゲット設定により、ターゲットしたいユーザー層に的確にリーチすることが可能です。たとえば、動画が YouTube の検索結果に表示されるようキーワードを設定したり、ユーザーの興味や関心に応じて動画広告を表示させたりすることもできます。世界最大規模のオンライン動画サイト YouTube と、数百万のウェブサイトで構成される Google ディスプレイ ネットワークよりユーザーにリーチできます。動画広告向け AdWords なら YouTube アカウントにリンクして、YouTube にある既存の動画をそのまま利用して動画キャンペーンを始めることができます。

  • 費用対効果の測定: YouTube 動画広告の利用で、ウェブサイトへのトラフィックは平均して 20 %、検索数は 5% 増加するという結果が出ています (Google Campaign Insights, 2011)。動画広告向け AdWords なら、動画を通じてどのようなブランド エンゲージメントが行われているかを把握することができます。最後まで動画を見たユーザー、ウェブサイトを訪れたユーザー、チャンネルに留まって他の動画を見たユーザー、動画を見た後にチャンネル登録したユーザーそれぞれについての数がわかります。

  • 視聴に応じたお支払い: TrueView 動画広告では、ユーザーが広告を視聴した場合にのみ料金が発生します。視聴することを選択しなかったユーザーや、すでに視聴済みのユーザーについての請求は発生しません。すなわち、予算は広告主様の動画に興味を持ったユーザーに集中されるのです。動画に Call-to-Action オーバーレイを表示して、ビジネス情報の公開、ウェブサイトへのトラフィックの誘導を行うこともできます。




潜在顧客に向けてアピールしたい動画がございましたら、動画広告向け AdWords で始めてみてください。設定方法につきましては、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

AdWords プロダクト エキスパート 水谷 嘉仁

完全一致とフレーズ一致が一部の類似パターンにも一致するようになるシステムアップデートを5月中旬頃に予定しております。一致する類似パターンには、入力ミスや表記の違い(「ウォータープルーフ」と「ウォータープーフ」、「ダイアモンド」と「ダイヤモンド」など)、省略形(「プラモデル」と「プラモ」)、ひらがな・カタカナ・漢字(「ご飯」と「ごはん」、「コーヒー」と「珈琲」など)、外国語ではさらに単数と複数の違いや語形の変化(「flower」と「flowers」、「serving」と「serve」など)、アクセント記号(「café」と「cafe」など)、頭文字(「New York」と「NYC」など)などが含まれます。Google の調査とテストの結果、今回の変更はユーザーと広告主様の双方のメリットを広げるものと考えられます。

ユーザーの意図に注目
検索クエリの少なくとも 4% 程度には入力ミスが含まれ、文字数が多いほど入力ミスの確率も増えます。また、スマートフォンではパソコンに比べて入力ミスが多発します。たとえ入力ミスがなくても、同じものを 2 人のユーザーが検索すると、ほとんどの場合は検索クエリが若干異なるパターンになります。

そこで、Google の検索システムでは、入力ミスを検出して類似パターンに置き換えます。




入力した検索クエリと完全に一致する検索結果ではなくても、ユーザーの意図を汲み取って目的に即した検索結果を表示した方がユーザーのメリットになるため、広告表示でのキーワード マッチの対象も同様に拡大することにいたしました。

実証済みのメリットは選択も可能
Google でテストした結果、新たな一致機能ではフレーズ一致と完全一致でのクリック数が 30% 以上増え、AdWords 検索広告のクリック数がアカウント平均で 3% 増加しました。

クリック数が増加する可能性よりも、キャンペーンでの現在のキーワード マッチを維持することを重視される場合は、キャンペーンで [設定] タブから、[詳細設定] の[キーワード マッチ タイプ] で[類似パターンを含めません] を選択してください。



また、類似パターンは一緒に検索される検索クエリによって異なります。検索クエリレポート を定期的に確認し、期待する類似パターンに一致していない場合は、その類似パターンをキーワードとして登録し、期待していない類似パターンに一致している場合は、その類似パターンを除外キーワードとして登録することをおすすめします。

この新しいオプションは、すべての AdWords アカウントに表示されます。ただし、新たなキーワード マッチが始まるのは 5 月中旬になりますのでご了承ください。

キーワード マッチの詳細、レポートへの影響、その他のよくある質問については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

David Mitby (ディスプレイ キャンペーン オプティマイザー プロダクト マネージャー)
Abhinay Sharma (シニア エンジニアリング マネージャー)

先日、コンテンツ ターゲット エンジンを今までにないレベルで大幅に強化したことをお知らせしました。これにより、次世代の「キーワードによるコンテンツ ターゲット」機能を使用して、Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)キャンペーンをキーワード単位で細かく最適化できるようになりました。この新しい機能により、標準的な車から 6 速のマニュアル車に乗り替えるように、まったく新たな次元でキャンペーンの掲載結果を細かく調整できるようになります。オートクルーズをご希望の場合は、Google のテクノロジーである自動最適化ツールにギア チェンジを任せることで、広告主様の貴重な時間とリソースを節約しながら、GDN キャンペーンの掲載結果を最大限に高めることができます。コンバージョン オプティマイザー拡張 CPC を使用した入札単価の調整をはじめとし、ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーを使用した最適なプレースメントの自動検出など、さまざまな自動化機能を利用することで、ほとんど手間をかけずに投資収益率の目標を達成することが可能です。

GDN のクルーズ コントロール「ディスプレイ キャンペーン オプティマイザー」
ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーは 2010 年にベータ版がリリースされて以来、トラフィック量の多いキャンペーンを運用する大規模な広告主様に人気の自動化ツールの 1 つになりました。ターゲットと入札単価の自動設定に加え、コンテンツやインタレスト カテゴリなどのさまざまな条件を基に、AdSense ネットワーク全域から新たなコンバージョンを生むクリックを見つけ出します。しかも、すべてにおいて目標コンバージョン単価が維持されます。その仕組みについては、こちらの動画(英語)をご覧ください。

昨年の秋にご紹介した(英語ブログ)ように、ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーを使用した広告主様は、優れた成果を上げておられます。デール・カーネギー・トレーニング(英語)では、ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーを使用したことで、ほとんど手間をかけずにオンラインでのリーチを世界 85 か国以上に拡大できました。また、2 つのキャンペーンでディスプレイ キャンペーン オプティマイザーを導入したところ、リード単価を一定に抑えながら、わずか 6 か月で 101%、現在までに 308% もコンバージョン数が増加しました。

すべての広告主様に向けてリリース
利用者の拡大と大幅な機能改善を果たしたディスプレイ キャンペーン オプティマイザーは、ベータ版でのご提供を終了し、AdWords のすべての広告主様にご利用いただけるようになりました。これまでは、極めてコンバージョン数の多い(150 件/月)大規模な広告主様のみにご利用いただいておりましたが、今後はコンバージョン オプティマイザーと同様の少ないコンバージョン数(月 15 件以上)の条件で、ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーをご利用いただけます。つまり、コンバージョン オプティマイザーを使用しているキャンペーンであれば、すぐにディスプレイ キャンペーン オプティマイザーを有効にしてコンバージョン数を増やすことができます。

今すぐ始めましょう
ぜひ AdWords キャンペーンでディスプレイ キャンペーン オプティマイザーを有効にしてください。キャンペーンでディスプレイ キャンペーン オプティマイザーを設定する方法については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。