Posted by 広告ソリューション推進本部 丹下智貴

AdMob モバイル広告と AdWords の一部統合

AdMob を 2 年前に買収した際に、私たちはモバイルとモバイル ディスプレイ広告の可能性に対して大きなチャレンジに挑みました。その 2 年後、スマートフォンの利用が世界中で急激に広がっている中、モバイルを利用するユーザーとエンゲージしたいという企業のニーズが増加しており、私たちは更なる可能性を感じています。

そして遂に 6 月より、100 万以上の AdWords の広告主様が、世界最大級のスマートフォン向けモバイル アプリ広告ネットワーク「AdMob」を通して、モバイル端末を利用する 3 億 5 千万以上の関与度の高い消費者にリーチすることができるようになりました。つまり、AdMob モバイル広告は AdWords の一部、新しく統一されたデジタル広告プラットフォームとして生まれ変わったのです。

この統合により、AdWords の広告主様に下記の機能を提供できるようになりました。
  • AdWords インターフェース内から直接モバイル アプリの広告在庫へアクセス
  • AdMob ネットワーク内の 30 万以上のモバイル アプリ上でキャンペーンを作成、管理
  • 複数のプラットフォームでモバイル キャンペーンを作成、配信、最適化
  • 広告の掲載先を管理画面上で確認
2011 年 4 月時点では 11 カ国だった AdMob の配信国は、現時点で 23 カ国まで増えており、各国 10 億以上の広告リクエストを持つグローバル リーチを提供しております。

AdWords でモバイル アプリをターゲットとするキャンペーンを設定するには、[キャンペーン] タブで「新しいキャンペーンを作成」をクリックし、「ディスプレイ ネットワークのみ」「モバイル アプリ」の順に選択します。



キャンペーンの作成画面ではさらに、特定のメーカーのスマートフォンやタブレット端末、もしくは機種(例 : Samsung Galaxy )を指定し、広告掲載の対象となるユーザーを絞り込むこともできます。AdWords ではまた、携帯電話会社や Wi-Fi、OS のバージョンをもとにターゲティングを行うこともできます。



広告主様は、Google Play Store や App Store のカテゴリーを選択したり、 Flood it といった個々のアプリを検索することで、希望の閲覧者にリーチできます。 近日中には、皆様が指定したターゲット設定に当てはまる端末の数や表示回数を予測できるようになる予定です。



Google アナリティクスでモバイル アプリ解析が可能に

モバイルは人々のコミュニケーション、働き方、そして楽しみ方を変えつつあります。今や、業界で起こっている多くの取り組みや革新は、モバイル アプリによってドライブされています。Google Play だけでも 60 万以上のモバイル アプリがあり、ダウンロード数は 150 億以上にのぼっています。業界全体を通してこの勢いが続くと期待されています。モバイルは、マーケターや事業者、デベロッパーにとっても、最先端であると同時に、中心的な存在になりつつあります。多くの人がモバイル アプリの価値を認識している今、適切に分析や投資、マーケティングを行うための洗練された解析ツールの重要性が高まっています。

そこで、Google アナリティクスでは、「モバイルアプリ解析」と呼ばれる一連のレポートをベータ版としてリリース致しました。その結果、マーケターや事業者、デベロッパーの皆様は、モバイル アプリをより的確に分析できるようになりました。これらのレポートは、ダウンロードからエンゲージメントに至るまで、モバイル ユーザーの行動をすべて測定できるようにデザインされています。アプリのライフサイクルのステージごとに、データにもとづいた適切な判断を下せるようになり、アプリの価値向上に役立てることができます。

Google アナリティクス モバイル アプリ解析では、下記の分析が可能です。
  1. 新規とユーザー : ダウンロードや新規ユーザーなどの指標
  2. エンゲージメント : 再訪問やアプリのクラッシュ、コンバージョンなどの指標
  3. 効果 : アプリの売上とアプリ内での購買などの指標
*ご紹介している画面は正式リリース時に改定される可能性がございます。



モバイル アプリ解析の詳細については Google アナリティクス公式ブログもご参照ください。

なお、ベータ版は、限定したホワイトリスト・ユーザーに提供する予定です。アプリをお持ちで、ご興味がある場合は、こちらのフォーム(英語)に必要事項をご記入下さい。フォームを送信いただいた方に、順次ベータ版の提供を開始させていただきます。将来的には、Google アナリティクスをご利用の皆様全員にサービスを提供できる予定です。

モバイル アプリのユーザーを効率的に獲得

Google の広告ネットワークを活用すれば、大規模にかつ効率的にモバイル アプリを宣伝できます。ユーザーが Google モバイル検索を通じてビジネスやモバイル アプリを探している絶好のタイミングで広告を掲載したり、モバイル上の様々なプレミアム コンテンツに広告を掲載したりすることも可能です。
  1. モバイル検索ネットワークの活用

    Click-to-Download :
    検索結果ページに表示される広告にダウンロード リンクを追加し、モバイル アプリのダウンロードをユーザーに直接促します。



    モバイル アプリ リンク設定オプション :
    検索結果ページに表示される拡張機能を使えば、貴社のウェブサイトへユーザーを誘導するだけでなく、貴社モバイル アプリの存在をユーザーに紹介する機会を得ることができます。


  2. モバイル ディスプレイ ネットワークの活用

    Google ディスプレイ ネットワークにおける Click-to-Download :
    膨大なパートナー数を誇る Google ディスプレイ ネットワークで Click-to-Download 広告を活用すれば、iPhoneユーザーや Android ユーザーに対し、簡単に貴社モバイル アプリを宣伝できます。さらに Android については、ほとんど手間をかけずにダウンロード数をトラッキングすることも可能です。



Google では、すべてのユーザー、広告主様にとって有益なサービスを提供するために努力を行ってきました。AdMob と AdWords の統合は、その一環です。モバイルの利用は世界中で伸び続けています。私たちは、モバイル端末やユーザーの使い方、コンテクストの特徴を的確にとらえた統合ソリューションをこれからも開発してまいります。

2012 年 8 月 28 日 11: 30 追記 :
一部、以前の管理画面を元にしたご案内がありましたので、最新の手順に差し替えさせていただきました。お詫びして訂正させていただきます。



Posted by Katie Miller, Google Ads Team

アカウントを適切に管理し、ユーザーにとって安全で有益な広告を掲載する上で、広告掲載のポリシーを理解することが欠かせません。AdWords では、広告の承認状況の把握に役立てていただくため、今年に入って [広告] タブの広告のステータス アイコンを刷新しました。

そしてこの度、ポリシーの問題をさらに簡単に特定していただけるよう、[広告] タブの表示項目に [ポリシーの詳細] 列を追加することになりました。

[ポリシーの詳細] 列では、以下の情報を確認できます。
  • 各広告の承認ステータス
  • 不承認の理由(該当する場合)
  • 広告の掲載先を制限している可能性があるポリシー
従来のステータス アイコンとは異なり、各ステータスにカーソルを合わせる必要はありません。また一時停止中の広告の承認状況を確認したり、承認状況をもとに広告を並べ替えたりすることもできます。

[ポリシーの詳細] 列の表示方法

管理画面上で [ポリシーの詳細] 列が表示されていない場合は、下記手順で追加できます。
  1. [広告] タブをクリックします。
  2. [表示項目] をクリックします。
  3. [属性] セクションで [ポリシーの詳細] の横にある [追加] をクリックします。
  4. 保存します。
上記手順で表示項目をカスタマイズすると、[広告] タブに [ポリシーの詳細] 列が表示されるようになります。

なお現時点では [ポリシーの詳細] 列の情報をダウンロードすることができませんが、対応を進めておりますので今しばらくお待ちください。

Posted by プロダクトマーケティングマネージャー ナン キアヌ

先日は Google + ページをコミュニケーションに利用されている事例として、TOYOTA ( goolge.com/+toyota ) をご紹介しました。

今回は、広島に本社を置くエス株式会社の、エブリデイイングリッシュの Google+ ページの事例をご紹介します。 Google+ では、ハングアウトやサークルなど独自の機能を使ったエンゲージメントを図ることが可能ですが、エス株式会社は、これらの機能を使い、顧客サービスを高めています。詳しくはこちらの動画をご覧ください。




Google+ ページを開設し、サイトとリンクすれば、検索、広告、Google+ ページ、サイトといった異なるチャンネルで得られた +1 を合計することができます。

また、AdWords の広告設定オプションの一つであるソーシャル設定オプションを使用すると、ユーザーからのおすすめ情報が AdWords 検索連動型広告に表示されるようになり、平均で 5 ~ 10% のクリック率向上が期待できます。

ハングアウトで日本人生徒に英語レッスン

エス株式会社は広島に所在し、年齢を問わず誰でも参加できるエブリデイイングリッシュ( EE )という人気の英語教育プログラムを開発しました。設立者でもある社長の児玉昇司さんは会社のミッションをこう説明します。 「私たちのミッションは、使いやすく手頃な、そして何よりも効果のある学習教材 を提供することです。」

Google が Google+ を発表した時、エスはハングアウトを利用してエブリデイイングリッシュ講師とのグループレッスンに参加できるフリートークというプログラムを開発しました。現在は数百人の参加者を持つこのフリーサービスに注力しています。また、同時にエブリデイイングリッシュは AdWords に Google+ ページをリンクしてソーシャル設定オプションを設定し、その結果、ソーシャル設定オプションをテストしたキャンペーンでは、46% もクリック率が向上しました。

生徒のためのハングアウト

「英語の勉強のためにハングアウトを使う時、会員は自分自身の家というなじんだ環境にいます。そのためすぐ気楽に感じることができます。」 と EE ジュニア フリートーク チーフ講師のトニー・ジャッドさんは説明します。

エブリデイイングリッシュ、 フリートークのチーフ講師であるエイダン・スミットさんは 「ハングアウトに複数の会員が参加する利点は、リラックスしながら他の学生の話も聞けるということです。」 とその特徴を説明します。

ネイティブフリートーク担当副社長の大畑正和さんは 「ハングアウトはブラウザベースなので、他のソフトウェアよりとても利用しやすいです。」 と語ります。また、ジャッドさんは付け加えます。 「そして、ソフトウェアなどをインストールする必要もなく、無料です。また同時に複数の人を話せるのは大きなメリットです。」


エブリディイングリッシュ講師がGoogle+ハングアウトクラスを開催。
生徒全員がオンラインでリラックスしながら参加しています。


共有:英語ネイティブスピーカーとの交流

フリートーク ハングアウトではエス株式会社が子供用に開発したゲーム要素を加えたフラッシュカードを講師が使用することもあります。「色や数字、動物の名前などを英語で言い当てるために使っています。」 フリートークチーフプランナーであるステファン・マガシッツさんは言います。 

教材もフリートークもあらゆる年齢の方に向けたものですが、一番早く上達するのは一番若い子供だということです。 「私の生徒の中一番よくできる子たちは二歳です。まだ日本語もうまくできないのに、すでに英語は話すことができるのです。」 とジャットさんも言います。

マガシッツさんは 「ハングアウトで、今まで滅多に得ることのできなかったフィードバックをもらうことができます。生徒の意見、表情、話し方で何が言いたいのかが分かってくるのです。」 と語ります。

エブリデイイングリッシュの Google+ ベストプラクティス 
  • 生徒やフォロワーが関心を持てるよう常に新しい画像を投稿
  • 講師を生徒がリアルタイムに交流するためのハングアウト開催
  • あらゆる年齢の生徒が関心を持てるイベントを Google+ でレポート
エブリデイイングリッシュについて
  • 140 万人の生徒数
  • 3 年連続英語教育教材売り上げ No.1
  • 赤ちゃんが成長して言葉を自然にしゃべりだすのと同様のラーニングプロセスを教材に活用

エブリデイイングリッシュの Google+ での効果
  • AdWords 検索連動型広告キャンペーンでクリック率が 46 % 向上
  • ハングアウトでライブの会話を行うことにより、数百名の顧客のロイヤリティと満足度が向上