Posted by 大迫 正治 - パフォーマンス ソリューション エキスパート, 植木 義治 - アカウント マネージャー

類似ユーザーの概要とメリット

類似ユーザーは、広告主様のウェブサイトを訪問したユーザーと共通する特徴を持った新しいユーザーを見つけるためのターゲティング手法で、Google ディスプレイ ネットワークで利用することができます。

類似ユーザーのリストは、既存のリマーケティング リストを元にして自動的に生成され、類似ユーザーのリストを広告グループに追加することによって、元のリマーケティング リストに含まれるユーザーの興味関心に類似した興味関心を持つ新規ユーザーに、広告を配信することができます。

類似ユーザーには、以下のようなメリットがあります。
  1. 最適なユーザーへのターゲティング - 訪問者と類似した特徴を持つユーザーにアプローチすることができる上、新規ユーザーにターゲットを絞ることができます。
  2. 利用が簡単 - 洗練されたアルゴリズムにより、メンテナンスに必要な労力を最小限に抑えます。
  3. Google ディスプレイ ネットワークのリーチ - 日本最大級の広範なリーチを活用することができます。
  4. 無料で利用可能 - 類似ユーザーへのターゲティングのための追加費用は不要です。

類似ユーザーを成功させるためのポイント

類似ユーザーを利用したキャンペーンを成功に導くためには、類似ユーザーのリストが生成される仕組みを理解し、元のリマーケティング リストを戦略的に蓄積することが重要です。

類似ユーザーのリストは、元のリマーケティング リストに含まれるユーザー群の、最近のウェブサイト閲覧傾向を分析し、同様の閲覧行動を示しているユーザー群を特定することで生成されます。そのため、元のリマーケティングリストに含まれるユーザー群に、強い共通性が見られれば、それだけ類似ユーザーのリストの質も高くなります。

リマーケティング リストを作成する際は、まず商品カテゴリ毎にリストを分け、その次にコンバージョンに至るまでの経路の深さに応じてリストを分けるようにします。元のリマーケティング リストがなるべくコンバージョンに近いものから、類似ユーザーのリストの利用を検討することが重要です。


類似ユーザーにふさわしいリマーケティングリストの作成






類似ユーザーのベスト プラクティス

リスト生成戦略を含む、類似ユーザーのベスト プラクティスとしては、以下ものが挙げられます。

リストの生成
  • より購買に近いアクション、よりニッチなプロダクトのページほど、類似ユーザーに適したリストを生成できる可能性が高くなります。
  • 基本的には、コンバージョンを達成したユーザーのリマーケティング リストから作成すべきですが、十分にニッチなウェブサイトの場合、そのホームページの訪問者のリストでも、高品質な類似ユーザーリストの生成が期待できます。
  • 商品カテゴリ毎にコンバージョン済みユーザーのリストを作成できる場合は、積極的に作成を検討します。
クリエイティブ
  • 類似ユーザーの広告グループでは、新規ユーザー向けのクリエイティブを設定します。
  • リストに含まれるユーザーに最も適したページに誘導します。
入札
  • 類似ユーザーは新規ユーザーであるため、訪問済みユーザーに対するリマーケティングキャンペーンよりも、高いコンバージョン単価になる可能性があることに留意します。
  • コンバージョン オプティマイザーを導入可能で、既に他のキャンペーンで導入済みの場合、類似ユーザーでも導入を検討します。
ターゲティング
  • プレースメントレポートからプレースメント毎のパフォーマンスを確認し、パフォーマンスの悪いプレースメントを除外します。
  • 特定の性別や年齢層に限定したい場合、属性ターゲティングの併用を検討します。
測定
  • 類似ユーザーとして訪問した新規ユーザーは、初回訪問で直ちにコンバージョンには至らず、再び訴求するリマーケティングにより獲得されることが多いため、類似ユーザーキャンペーン実施前後のリマーケティングのパフォーマンスを注視し、両キャンペーンをセットで評価します。



類似ユーザーの成功事例

続いて、類似ユーザーを新規に導入して新規ユーザーにリーチし、コンバージョンを大幅に増加させることに成功した事例をご紹介します。

導入の背景

株式会社キャリアインデックスでは、資格・習い事のスクール情報を掲載し、資料請求することができるウェブサイト「キャリアインデックススクール」を運営しています。キャリアインデックススクールは、新規ユーザーの獲得に課題を持っており、特に、最適なユーザー(資格取得に関心の強いユーザー)にリーチできる打ち手を探していました。

以前からリマーケティングキャンペーンを実施していたため、そこで得られるオーディエンスデータを活用して新しいユーザーにリーチできる類似ユーザーを導入しました。

導入後の成果

導入による成果は明確に現れました。類似ユーザー導入前のリマーケティングの CPA (平均コンバージョン単価)と、類似ユーザー導入後の、リマーケティングと類似ユーザーを合わせた CPA を比較すると、後者は前者よりも 20% 低下しました。 これは、類似ユーザーの実施によって、自然に流入するユーザーよりも、資格取得により関心の強いユーザーにリーチできたことが要因でした。

そのことを示す数値として、リマーケティングのコンバージョン率が類似ユーザーの導入後 73% 上昇したことが挙げられます。また、リマーケティングと類似ユーザーを合算して見た際のコンバージョン数は、類似ユーザー導入前のコンバージョン数と比べて 255% 向上し、ビジネスの規模を大幅に拡大することに成功しました。


株式会社キャリアインデックス様における類似ユーザーの導入成果



上記はいずれも、導入前の数値を 100 とした場合の数値です。
*導入前はリマーケティングの数値、導入後はリマーケティングと類似ユーザーを合算した数値です。


成功のポイント

類似ユーザーの導入にあたっては、元のリマーケティングリストを資格毎に用意し、良質な類似ユーザーのリストが生成されるように強く意識しました。なぜなら、例えば行政書士資格に興味を持っているユーザーと、建築設計に興味を持っているユーザー、あるいはアロマセラピーに興味を持っているユーザーとは、必ずしも共通する興味関心を持っているとは限らないからです。

また、公務員資格のページを閲覧したユーザーの類似ユーザーには、公務員資格に関する広告を配信するなどのように、類似ユーザーのリストに対する広告は、元のリマーケティングリストに対する広告と同様のものを利用するなど、関連性を高める工夫を行いました。

さらに、類似ユーザーによってターゲットされるユーザーは基本的に新規訪問者であるため、すぐにコンバージョンに至らず、最終的には再訪後にリマーケティング広告によってコンバージョンに至るケースが少なくないことをあらかじめ意識し、類似ユーザー単体ではなく、類似ユーザーとリマーケティングのパフォーマンスをあわせて評価しました。

これにより、類似ユーザー単体の数値ではなく、オーディエンスターゲティングのソリューションとして総体的にキャンペーン効果を捉えることが可能になりました。


類似ユーザーがリマーケティングに与える影響の概念図(数字は例です)



今後の展望

今後は、類似ユーザー単体での、ラストクリックを基準としたコンバージョン単価の観点からキャンペーンの効果を評価するのではなく、類似ユーザーがリマーケティングに及ぼす影響を考慮した上で、全体として評価することを念頭に置いて、類似ユーザーを継続的に利用してゆく予定です。また、資格領域から転職領域へと、他の事業領域においても類似ユーザーの活用を拡大してゆきます。

お客様のコメント

「CareerIndexスクールでは、かねてからディスプレイ領域での新規獲得に課題がありました。しかし、どういった方法でより確度の高い(資格に興味関心が強い)ユーザーへリーチすべきか打ち手を探しておりました。そこで、この度類似ユーザーを導入しました。その結果、類似ユーザーによる新規獲得に成功しただけではなく、リマーケティングリストの拡張にも成功し、ディスプレイ領域全体のパフォーマンスが上がった事が、大きな成果だと感じています。今後も新たな配信手法が増えていくと思いますが、それを単体として捉えるのではなく、全体としての効果を意識した上で、ユーザーの意図にあった広告を配信していきたいと思います。」
(株式会社キャリアインデックス マーケティング部 榎本のぞみ)

左から、マーケィング部 川崎様、事業開発部 部長熊谷様、マーケティング部 榎本様


株式会社キャリアインデックス
インターネットを活用した情報サイトの開発および運営
http://www.careerindex.co.jp/

Posted by Google ショッピング チーム

こんにちは。Google ショッピング チームです。

この記事では、Google ショッピング Merchant Center アカウントの停止に関するポリシーと、停止されてしまった場合の対応方法についてご説明します。この内容は、広告主様がアカウント停止を未然に防ぐため、またアカウント復帰を早く行うために必要な情報となりますので、ご一読ください。


Google ショッピング における Merchant Center アカウント停止のポリシーについて
 
2012 年、Google ショッピングは、商品リスト広告に基づいた商用モデルへの移行を開始しました。この移行により、Google ショッピングのユーザーだけではなく、広告主様に対しても、より良いショッピング体験を提供してきました。

安全で快適なショッピング体験には、ポリシーに準拠した質の高い商品情報が不可欠です。そのために、Google では、すべての広告主様に Google ショッピング ポリシー商品フィード仕様に準拠して頂くことをお願いしています。

これらのポリシーに従っていない Merchant Center アカウントを発見した場合、Google はそのアカウントを停止します。また、関連する Merchant Center アカウントと AdWords アカウントも停止する場合があります。


Merchant Center アカウントが停止された場合の対処法

Note: この記事で言及している Merchant Center アカウントの停止とは、Google ショッピングでのアイテムの掲載が停止されることを指します。そのアイテムも、 Merchant Center アカウントを利用した他の掲載先(動的リマーケティングなど)では引き続き表示が可能です。


アカウント停止前の警告:
Merchant Center アカウントは定期的に審査されています。ポリシーや仕様に準拠していない箇所があれば、多くの場合、違反箇所とその修正方法をメールでお知らせします。メールは、Merchant Center アカウントに登録されているメインのメール アドレスと技術担当者のメール アドレス宛に送られます。修正期限は、違反の種類によって異なります。

アカウントの停止:
期限までに修正が行われなかった場合、アカウント停止の通知が送られます。また、停止の状況は Google Merchant Center ダッシュボードでも確認できます。警告と停止をお知らせするメールは、ご登録の連絡先に送られるので、Merchant Center アカウントの連絡先を最新のものにしておくことが重要です。

アカウントの復帰
停止の原因となった違反箇所を修正したら、次の手順に従って、アカウント再開のための申請を行っていただけます。
  1. 違反箇所を修正する。また、違反箇所を参考に、他の商品データに対する修正も実施してください。
  2.  商品リスティングを再度送信する。
  3.   [商品] タブ で、商品データを確認する。ここで、Google Merchant Center に送られた最新のデータを見ることができます。 広告主様が運営している商品ページと、Merchant Center の商品データを比較して、情報の不一致がないか確認してください。
  4. フォームから再評価のリクエストを送信する。送信時には、できるだけ正確な詳細情報をご入力ください。担当チームが、申請内容を確認の上、必要な措置を 5 日以内に行います。また、Google の担当者からのメールまたはお電話による返答を希望することも可能です。

本記事に関連して詳細な情報をお探しの場合や、Merchant  Center アカウントに関する質問がある場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。頂いたお問い合わせは、Google ショッピング チームからの今後の情報発信やブログ掲載の参考とさせていただきます。

Posted by AdWords サポート チーム 難波美和

広告主の皆様同士の情報交換の場である AdWords ヘルプフォーラムが、この度新たなサイトとして生まれ変わることになりました。

旧サイト: http://productforums.google.com/forum/#!forum/adwords-ja
新サイト: https://www.ja.adwords-community.com/

Community Intro.jpg

AdWords ヘルプ フォーラム(公式コミュニティ)について


AdWords ヘルプ フォーラムでは、AdWords を利用する中で生じた疑問や悩みについて、他の方の意見を聞いたり、運用経験が長い方からアドバイスを受けたりすることが可能です。

広告グループの分け方キーワード広告文といった AdWords の基本に関わるトピックから、Google タグマネージャのトラブル シューティングご利用前の方によるご相談まで、日々様々なやり取りが行われています。


「★」やタグ、「解決策」マークでコンテンツを探す

新サイトでは、こうした多岐にわたるテーマの中から役立つ投稿を見つける機能を、複数用意しています。

例えば、多くのユーザーが★を付けた投稿や、特定のタグが付いた投稿の一覧から、気になるコンテンツを選んで読むことが可能です。また、「解決策マーク」が付いた投稿に絞って検索を行うこともできるようになりました。

stars.jpgタグ.jpg

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他の投稿者について知る

同じ質問でも、回答者の方の立場や経歴によって、アドバイスの内容が異なる場合もあります。

新サイトには、自己紹介などを記載できるプロフィール ページが用意されています。気になる投稿を見つけたら、ぜひその方のプロフィールを読んでみて下さい。

その方が独自にサイトやブログを運営されている場合は、プロフィール ページのリンクを通じて、有益な情報がさらに見つかるかも知れません。


「学習コンテンツ」セクション

新サイトでは、Google の公式コンテンツを一カ所にまとめた「学習コンテンツ」コーナーを設けました。

学習コンテンツ.jpg


広告主の皆様によるディスカッションと、Google による公式情報との間を、より簡単に行き来できるようになりました。 皆様の AdWords 運用を総合的にサポートできる場になれば幸いです。

新フォーラム(コミュニティ)のご利用にあたって


新フォーラムのご利用には、Google アカウントが必要です。Google アカウントにログインした状態でサイトにアクセスすると、デフォルトでは、Google+ で使用しているアイコンがフォーラムでのアイコンとなります。


ユーザー名について

デフォルトでは、Google アカウントにご登録のお名前をもとに、自動的にユーザー名が設定されます。これまでフォーラムでご利用いただいていたユーザー名は引き継がれません。以前と同じユーザー名でのご利用を希望される場合は、お手数ですがこちらより再度ご登録をお願いいたします。


現サイトについて

これから数ヶ月の間は、現サイトは閲覧専用サイトとしてご利用いただけます。その後、現サイトへのアクセスはできなくなりますのでご注意下さい。

なお現サイトでの投稿は、新しいものを中心にこちらのページへの移行を進めていますが、全てのトピックが対象となるわけではありません。再度読み返したい投稿がある場合は、お手数ですがこの移行期間中に保存していただきますようお願いいたします。


最後になりますが、これまでフォーラムに様々な質問を寄せていただいた皆様、そしてトップレベル ユーザーの方々をはじめ、丁寧に回答を返してくださった皆様、ありがとうございました。新しくなった AdWords ヘルプフォーラムも、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

Posted by 人事部 学生プログラム担当 玉木尚宏

マーケティングを勉強中の学生の皆さんにお知らせです。

本年も大学生を対象としたオンラインマーケティングの効果を競う世界規模のコンテスト「Google Online Marketing Challenge 2014(英語)」の募集が始まっております。



このコンテストでは、参加する学生グループが Google AdWordsGoogle+ を利用して、実際の企業の広告キャンペーンを運営します。その過程で効果的なオンラインマーケティングキャンペーンを立案、成功に導くことを学び、成果を競いあっていただきます。

過去 6 年間では既に 100 ヶ国以上から 65,000 以上もの学生、教授が参加しています。広告宣伝、e コマース、マーケティング コミュニケーション、情報管理システム、マーケティング戦略、ニューメディア戦略などを専門とする大学生、大学院生の皆さんに、より実践的なオンラインマーケティングを体験いただける機会となりました。

2014 コンテストの概要
  1. 参加を希望する場合、各 3 - 6 人のメンバーで構成されるグループごとに、担当教授が代表として、こちらのページからお申し込み(締切 5/14 まで)ください。
  2. いわゆる中小企業で、過去 6 ヶ月間 AdWords をご利用いただいていない企業、または NGO と直接交渉していただき、その企業、団体のためのマーケティングキャンペーンを立案していただきます。
  3. 参加する学生グループには、Google AdWords の広告費 250 ドル相当分を利用する権利(ドル以外の通貨の場合、同等額の現地通貨に換算)が与えられます。
  4. まずは AdWords アカウント作成から開始して、キャンペーンの実施と改善をすすめながら、開始前と終了後に合わせて 2 回のレポート(日本語可)を提出していただきます。
  5. コンテストの期間は 3/5 から 6/18 の間で連続する 3 週間を選んでいただき、6/18 までに終了レポートを提出していただきます。
  6. ご報告いただいたレポートを、マーケティングを専門とする大学教授陣が審査し、 8/14 に全世界と各地域の優勝者が発表される予定です。

AdWords キャンペーンや Google+ で利用する言語は自由に選択することが可能で、レポートについても日本語、英語ほか 14 カ国語のお好きな言語で提出いただくことが可能です。

また特典として、AdWords 部門優勝チームと教授の方には 1 週間のサンフランシスコ旅行がプレゼントされます。サンフランシスコ滞在中に Google 本社にも 1 日ご招待し、AdWords の開発チーム、マーケティングチームそして採用チームと交流していただけます。さらに、各地域(ヨーロッパ、アメリカ、アジア)の優勝チームと教授の方は、地域の Google 支社に 1 日ご招待させていただく予定です。

Google+ 部門では、コンピューターデバイスのプレゼントや Google+ チームとの交流を予定しています。その他豪華な特典が皆さんをお待ちしております。

最後に、コンテストにお申し込みいただけるのは、大学など高等教育機関の教授や講師など教育的立場にある方に限らせていただいております。その他に関しましてはコンテストガイドライン(英語)をご覧ください。

過去に日本からの Winner は出ておりません。
皆さんの挑戦をお待ちしております。

Posted by AdWords サポート チーム 張 聖

旧商品リスト広告キャンペーンのショッピング キャンペーンへの移行に伴い、 4 月 24 日にオンライン セミナーを開催いたします。こちらのセミナーは 3 月に開催されたセミナーと一部内容が重複しておりますが、今回は AdWords サポート チームの立場から、よくいただくお問い合わせ等についてもご紹介させていただきます。

4 月 24 日(木)14:00 pm ~ 14:40 pm
ショッピング キャンペーンの概要と設定について


ショッピング キャンペーンは今年 2 月に正式リリースされました。ショッピング キャンペーンでは、Google Merchant Center の在庫商品を AdWords 内でシンプルかつ柔軟に管理でき、キャンペーンの設定後は、便利なレポート機能とベンチマーク ツールを使用してショッピング キャンペーンの成果を確認、最適化できます。

今回のオンライン セミナーでは、
  1. Google ショッピングの現状
  2. ショッピング キャンペーンのメリット
  3. ご利用方法(キャンペーンの作成手順・最適化のヒント)
  4. よくある質問のご紹介
についてお話させていただきます。

特に最後のパートでは、サポート窓口に寄せられるよくあるご質問を紹介いたします。

(よくあるご質問の一部)
Q: ショッピング キャンペーンにアップグレードすると、過去データや品質スコアに影響はありますか?
A:  商品リスト広告の過去データや品質スコアは、商品 ID レベルで管理しているため、アップグレードしていただいても影響はございません。

Q: 旧商品リスト広告キャンペーンとショッピング キャンペーンを同時に掲載する場合、どちらのキャンペーンで商品が掲載されますか?
A: ショッピングキャンペーンには新しく “キャンペーンの優先順位” という機能が設けられており、キャンペーンの優先順位が高いものが掲載されます。旧商品リスト広告キャンペーンは自動的に “低” の優先順位に設定されています。同じ優先順位のキャンペーンがある場合、単価が高いものが掲載されます。

セミナー中、参加者の方はリアルタイムにご質問もいただけます。また、いただいたご質問の一部は、後日 Google AdWords フォーラムにてご紹介させていただきますので、是非併せてご参照ください。

これまで商品リスト広告を運用されていた方から、新しくショッピング キャンペーンの運用を検討されている広告主様まで、是非奮ってご参加ください。

登録はこちらから

なお、本セミナーはどなたでも参加いただけますが、参加には事前登録が必要となります。登録ページの「登録」ボタンよりご登録ください。皆様のご参加をお待ちしております。

Posted by Eran Arkin

Google では昨年 12 月、一部の広告主様に対し、Google+ 投稿広告(英語記事)をリリースしました。Google+ 投稿広告では、Google+ で公開した画像や動画などのコンテンツを、エンゲージメント広告(英語記事)として Google ディスプレイ ネットワーク上に掲載することが可能です。

この度、一定数以上の Google+ フォロワーをお持ちのすべての広告主様に対し、Google+ 投稿広告をリリースすることになりました。また現在、ハングアウト オンエアのプロモーションと、最新投稿の自動プロモーションの 2 つの新機能をテストしています。ソーシャル メディア上のコンテンツをより多くのユーザーに届ける助けとなれば幸いです。

活用事例

ここで、Google+ 投稿広告を活用いただいている広告主様の事例をご紹介します。

2014 年モデルのカローラの発表に伴い、Toyota USA では若者の意見を取り入れようと考えました。そこで、Google+ 投稿広告を活用し、Google+ コンテンツのプロモーションを実施しました。その結果 Toyota USA は、リッチメディア広告の業界平均(英語記事)より 50% 高いエンゲージメント率を達成しました。

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また、ヨガウェアや登山ウェアを扱う prAna は、見込み顧客の関心を高めるため、通常のディスプレイ キャンペーンに Google+ 投稿広告を組み込みました。

「ヨガ、登山、アウトドアなど、当社の核となる顧客層の関心にあわせて、対象とするユーザーを絞り込みました。高いエンゲージメント率を得るために、ユーザーごとに最適な Google+ コンテンツを選んでプロモーションを実施しました。」と、同社オンライン・マーケティング・マネージャーの Karen Hardy 氏は語ります。


欧州議会は、Ogilvy Brussels と協力し、議員選挙への投票を呼びかけるキャンペーンを 11 ヶ国で実施しました。Ogilvy Brussels の CEO である Koen Van Impe 氏は、簡単に広告を作成できる機能、より多くのユーザーに広告が表示される可能性、Google ディスプレイ ネットワークのターゲティング方法、そして強力な広告フォーマットに可能性を感じたといいます。このキャンペーンでは、従来のキャンペーンより 50% から 100% 高いエンゲージメント率が得られ、同時にエンゲージメント単価を低くおさえることができました。

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ハングアウト オンエアをウェブ上で告知

Google+ 投稿広告では、ハングアウト オンエア イベントを宣伝する機能をテストしています。この機能を利用すれば、ハングアウト オンエアの実施前、実施中、実施後というタイミングに応じて、ユーザーに適切な行動を促すことが可能です。

例えば Google+ 投稿広告を見たユーザーは、イベントの実施前であれば出欠登録をしたり、実施中であればイベントに参加したり、実施後であればその録画を視聴することが可能です。

ASOS は、世界的なアクティブウェア ブランドの協力のもと揃えた商品ラインナップをユーザーが確認し、買い物ができるハングアウト イベントを開催しました。ASOS は Google+ 投稿広告を通じ、ユーザーにイベントの存在を知らせ、参加を促すことに成功しました。生で視聴したユーザーの 71% は、Google+ 投稿広告経由での参加となりました。


最新の投稿を自動的に宣伝

ユーザーが皆様のブランドに興味をもった瞬間を全て捉えることは簡単ではありません。Google+ 投稿広告では、最新の投稿を自動的に宣伝し、皆様のソーシャル コンテンツをウェブ上に広める機能もテストしています。料金が発生するのは、エンゲージメントが発生した時のみです。 

Google+ 投稿広告および Google+ の詳細については、 こちらのサイト(英語)か、こちらのヘルプ記事をご参照ください。

AdWords Editor の新バージョンをリリースいたしましたのでお知らせいたします。

新バージョン(AdWords Editor 10.4)の特長

  • 入札単価や入札戦略を管理する方法が増え、AdWords 共有ライブラリの柔軟な入札戦略をご利用いただけるようになりました。
  • ネットワーク設定が新しくなり、全部で 4 種類のキャンペーン タイプ(検索ネットワークのみ、検索/ディスプレイ ネットワーク、検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)、ディスプレイ ネットワークのみ)を使用できるようになりました。

またバージョン 10.4 では、「エンゲージメント広告」と「視認範囲のインプレッション単価」がサポートされ、使用できるイメージ広告のサイズが増えました。サイトリンクのインポート機能も向上しています。

詳細については、バージョン 10.4 のリリース ノートをご覧ください。

AdWords Editor 10.4 は AdWords Editor のウェブサイトからダウンロードできるほか、自動アップデート通知も表示されます。アップグレード時に未送信の変更内容やコメントを維持する方法など、アップグレードの詳細についてはこちらをご覧ください。

最新バージョンへの移行期間として、4 か月間は以前のバージョンの AdWords Editor も引き続きお使いいただけます。それ以降は以前のバージョンを使用できなくなりますので、2014 年 8 月 1 日までに AdWords Editor 10.4 へアップグレードしていただきますようお願いいたします。

Posted by Eric Tholomé - Google ショッピング プロダクト マネジメント ディレクター

ショッピング キャンペーンは今年 2 月に正式リリースされ、商品リスト広告をご利用のすべてのお客様にご利用いただけるようになりました。そして 3 月には AdWords API のサポート(英語記事)が開始され、大規模キャンペーンを効率的かつ柔軟に管理できるようになりました。

ショッピング キャンペーンをご利用いただくと、AdWords の管理画面で商品在庫を直接確認し、掲載結果を商品単位で細かく把握することが可能です。また、入札単価の設定にあたってベンチマーク データやインプレッション シェアなどの新しい指標を参照することもできます。

Google では皆様からいただいたご意見をもとに、ショッピング キャンペーンのアップデートを実施しました。ここでその内容をご紹介します:

  • 入札単価シミュレーション 商品リスト広告の最適化に役立つ入札単価シミュレーションを、すべてのショッピング キャンペーンでご利用いただけるようになりました。この機能を使用すると、入札単価を変更した場合に、広告の表示回数、クリック数、費用がどのように変動するのかを予測することができます。



  • ショッピング キャンペーンの作成方法* ショッピング キャンペーンの新規作成時に、従来型の商品リスト広告キャンペーンをもとに同様の商品ターゲット、除外キーワード、プロモーション テキストを作成できるようになります。これまで通り、一からショッピング キャンペーンを作成することも可能です。

  • 複数の広告グループの作成(上級者向け) 皆様よりいただいたご要望にお応えし、ショッピング キャンペーンでも複数の広告グループを作成いただけるようになりました。

事例紹介

ショッピング キャンペーンの正式版をリリースして以来、商品リスト広告の管理にお役立ていただいている広告主の皆様から、成功事例が多数寄せられています。以下に何件か例をご紹介します。

JumpFly「ショッピング キャンペーンは設定が簡単でデータの透明性も高く、成果のきめ細かな分析が可能です。商品の論理的なカテゴリ分けや商品単位の管理もできるので、当社ではもはやなくてはならない機能となりました。ショッピング キャンペーンを導入してから、当社クライアントの投資収益率は約 3 倍まで向上し、今後もさらなる成果の向上を見込んでいます。」
Exclusive Concepts「ショッピング キャンペーンを導入したおかげで、収益性が非常に高くなりました。費用が 13% 削減され、広告投資収益率は平均 22% ほど向上しています。設定にかかる時間も 2 時間ほど短縮されました。」
Wiggle「当社では、ショッピング キャンペーンから取得した商品別のデータをもとに入札戦略を見直しました。トラフィックの多い商品に注力し、重要性の低い商品の入札単価を抑えた結果、アクセス数が 25% 増加し、投資収益率も 16% 向上しました。」
White Shark Media「ショッピング キャンペーンを導入したことで、商品別の入札単価の設定や最適化にかかる時間が 2 分の 1 に短縮されました。各クライアントにより多くの時間を割けるようになり、驚くほどの成果が上がっています。インテリアを販売するクライアントの場合は、わずか 1 か月で収益が 301% も増加しました。このため、現在はショッピング キャンペーンに全面的に切り替える方向で、社内の調整を進めているところです。」


ショッピング キャンペーンの今後の展望および従来型の商品リスト広告キャンペーンのサポート終了について

ショッピング キャンペーンには、小売業の皆様が商品リスト広告をスムーズに運用できるよう、様々な機能が備わっています。お客様からは既に好意的なご意見をいただいており、引き続き、この新しいショッピング キャンペーンの機能強化を進めていきたいと考えております。

こうした方針もあり、従来の商品リスト広告キャンペーンはサポートを終了することになりました。広告主の皆様には、2014 年 8 月終盤までにショッピング キャンペーンへのアップグレードを済ませていただきますようお願いいたします。

この件については、詳細が決まり次第、最新情報をお知らせする予定です。なお、一括編集ツールも今年中に追加予定です。ぜひお早めにショッピング キャンペーンに移行し、最新の機能をお試しいただければ幸いです。

関連資料

ショッピング キャンペーンのチュートリアル動画(英語記事)
AdWords ヘルプセンターのショッピング キャンペーンに関するページ
アップグレードに関する Learn with Google ウェブ セミナー(録画)
AdWords Ads Developer ブログの AdWords API に関する投稿(英語記事)

追記

*ショッピング キャンペーンへのアップグレードに役立つ新たなオプションが加わりました。キャンペーンの設定が完了した後に遷移する新しい広告グループのページで、既存の商品リスト広告キャンペーンをベースに商品ターゲットを商品グループに変換することができます。(2014 年 4 月 29 日追記)