Posted by Surojit Chatterjee, Director, Product Management, Mobile Search Ads
ユーザーは日々数え切れないほどスマートフォンを取り出し、知りたいこと、やりたいこと、買いたいものなどを探しています。そして、そうした Micro-Moments(英語記事) のためにアプリが利用される機会は増えています。今この瞬間にも、ランナーはマラソントレーニングに向けて「ランニング」アプリを、観光客は地元の人気店を見つけるために「レストラン」アプリを、出張を控えたビジネスマンは長距離の移動時間を潰すための「おすすめゲーム」を探しているかもしれません。実際に、Google Play ストアからのアプリインストールにおいて、検索結果経由のインストールが最も大きな割合を占めていることがわかっています。
Google ではそうした背景を踏まえ、ユーザーのアプリ発見を助ける「Google Play ストア内検索広告」を開始することになりました。デベロッパーの皆様に向けてはさらに、より簡単に管理できるキャンペーンの導入が予定されているほか、計測機能の利便性も向上しています。
6 月の父の日に合わせて TOYOTA が公開した「Loving Eyes - Toyota Safety Sense」は、車を舞台に繰り広げられる父・娘の人生の軌道を、父の視点、娘の視点から描いたストーリーです。父の日という世界各国共通のイベントを軸に公開された動画は、日本だけでなく、アジア諸国や北米からも多く視聴されました。また、商品の直接的なプロモーションではなく、視聴者の共感を醸成するストーリー動画には、YouTube のコメント欄に、国内・国外含め数多くの視聴者からの反響が集まりました。
4. テレビ CM の有効活用
多くの企業が、通常のテレビ CM 用の素材に加えて長尺版を YouTube に掲載し、プロモーションのプラットフォームとして活用しています。なかでも、話題性の高いテレビ CM の効果は YouTube にも及びました。
2015 年 1 月から始まった au のテレビ CM「三太郎シリーズ」は、シリーズ開始以来、6 ヶ月間連続で銘柄別 CM 好感度ランキング首位を獲得**しています。テレビ CM の波及効果は YouTube にも及び、au が公開した「au学割「桃太郎の出生」篇」はテレビ CM 素材を起用した動画広告の中で最も多く再生されました。(計測期間 2015 年 1 月 1 日〜 2015 年 6 月 10 日)
コカ・コーラは、スプライトのプロモーションとして、テレビ CM の撮影の裏側を撮影したウェブ限定の動画を公開しました。テレビ CM では、スプラッシュスライダーと呼ばれる巨大なウォータースライダーを水しぶきをかき分けながら滑り落ちる人々の映像と共に、スプラッシュの爽快感を表現しています。一方で「WEBムービー「スプラッシュスライダーのすべて篇」では、テレビ CM ではカバーされていないスプラッシュスライダーの制作風景や、スプラッシュスライダーに挑戦するより多くの人々の様子を公開し、プロモーションに対する更なる理解や共感を醸成しています。動画の長さの制限がないという TrueView 広告の特徴を活かし、テレビ CM の素材をカスタマイズした動画広告です。
Google では、ディスプレイ広告フォーマットの改善を重ねるとともに、クリックの質を最大限に高めるよう努めています。2012 年には、ユーザーが意図して広告をクリックしたのかどうかを確認するクリック確認機能をバナー広告で導入(英語記事)しました。その後も、なるべくユーザーの手を煩わせずに意図しないクリックを防げるよう、こうした取り組みをさらに進めてきました。