Posted by Leo Sei - Google AdWords 担当プロダクト マネージャー

今年 2 月に発表された改良版 URL 管理システムは、パラメータやリダイレクトを含む URL を、より簡単に管理するための機能です。

これに伴って最終ページ URL 欄とトラッキング テンプレート欄が新設され、これまで 1 か所(リンク先 URL 欄)で管理していたランディング ページとトラッキング情報を、別々に管理できるようになりました。

この改良版 URL 管理システムへの自動アップグレード開始まで、残り 1 週間となりました。7 月 1 日以降、皆様のアカウントは、新システムに順次移行されます。既に URL のアップグレードが完了している場合、及び手動でのアップグレードが不要な場合は、このまま自動アップグレードをお待ちください。URL の手動アップグレードが必要な場合は、下記をご確認の上、お早めのご対応をお願いいたします。




2015 年 7 月 1 日以降に変わること


  1. リンク先 URL 欄の廃止: リンク先 URL は編集、作成できなくなります。新しく URL を追加する際は、改良版 URL 管理システムの各欄をご利用ください。
  2. 自動アップグレード: 別のドメインにリダイレクトする URL* が含まれていない広告グループについては、自動アップグレードが行われ、リンク先 URL が自動的に最終ページ URL に置き換わります。アップグレードされていない広告グループについては、AdWords の管理画面でお知らせが表示されます。
  3. アップグレードされていない広告の掲載停止: リンク先 URL がアップグレードされていない広告については、順次掲載が完全に停止されます。この場合は、事前にメールでその旨が通知され、管理画面にもお知らせが表示されます。

  4. * 詳しくは、以下の「よくある質問」の 2 つ目および 3 つ目をご覧ください。


よくある質問



Q: URL トラッキングを使用していない場合や、自動タグ設定のみ使用している場合にもアップグレードを行う必要がありますか?
A: 手動でアップグレードを行う必要はありません。7 月 1 日以降の自動アップグレードの際に、リンク先 URL が自動的に最終ページ URL に置き換わります。なお、自動アップグレードでは広告の掲載結果はリセットされず、広告の再審査も不要です。


Q: 自動アップグレードの対象とならない URL は、どのような URL ですか?

A: 下記を含む URL は、自動アップグレードの対象とはなりません。広告の掲載が停止されないよう、手動でのアップグレードをお願いいたします。
  • 第三者計測ツールなどによる別のドメインへのリダイレクト、最終的な URL や表示 URL とドメインが異なるリンク先 URL(クロスドメイン URL)
  • {copy} ValueTrack パラメータ
  • {} を使用したトラッキング パラメータ(AdWords ValueTrack パラメータ以外のもの)


Q: 別のドメインへのリダイレクトを含む URL のアップグレード方法を教えてください。
A: アップグレード ガイドで、「グループ 3」の説明(「基本」および「アドバンス」)をご覧ください。

なお、一時停止中の URL と有効な URL のどちらについても、アップグレードが必要です。サポートが必要な場合は、サードパーティのツール プロバイダにお問い合わせください。


Q: アップグレードに伴う掲載結果データのリセットや、広告の再審査について教えてください。

A: ご利用のリンク先 URL を、同一階層(広告、キーワードなど)内の「最終ページ URL」と「トラッキング テンプレート」にそのまま分割する場合は、掲載結果のリセットや再審査を伴わないアップグレードが可能です。

掲載結果のリセットや、広告の再審査を伴わないもの:

※ただし、アップグレード後に広告、キーワード、サイトリンク単位でトラッキング テンプレートを編集した場合は、再審査の対象となります。より上位階層でのトラッキング テンプレートなど、改良版 URL 管理システムのメリットを最大限に活用いただくには、下記の方法をご検討ください。


一方、アップグレード前の広告とアップグレード後の広告が「別の広告」とみなされる場合は、再審査が必要となり、掲載結果データもリセットされます。

掲載結果のリセットや、広告の再審査を伴うもの:

  • アドバンスのアップグレード(広告単位のリンク先 URL に含まれていたパラメータを、より上位の階層のトラッキング テンプレートで置き換える場合など。)
  • 新しい ValueTrack パラメータを追加する場合など、アップグレード前とアップグレード後で、ランディング ページの URL やトラッキング情報が異なっているケース

※アップグレード後に共有のトラッキング テンプレート(アカウント、キャンペーン、広告グループ単位のトラッキング テンプレート)に変更を加えても、広告の掲載結果はリセットされません。
※「削除済み」の広告をレポートに表示するよう設定することで、過去の掲載結果データも引き続きご覧いただけます。


Q: 動的トラッキングを利用している場合は、どのように対応すれば良いですか?
A:基本のアップグレード方法をご参照の上、7 月 1 日までに手動でアップグレードしてください。詳細


アップグレードの参考情報



URL のアップグレードについて不明点がございましたら、AdWords サポート窓口までお問い合わせいただくか、AdWords コミュニティの専用スレッドよりご質問を投稿してください。



Posted by AdWords Community & Social Manager Asuki Imai

AdWords チームでは、お客さまに AdWords を身近な存在として、より快適にご利用いただけるよう努めております。この度、その取り組みの一環として、Facebook による情報共有とコミュニケーションを開始させていただくこととなりました。


AdWords の Facebook ページでできること


  • 基本からわかりやすく AdWords を学べる
    投稿では、難しい専門用語をできるだけ使わずに、AdWords やオンライン マーケティングについてわかりやすく解説します。ぜひ、お気軽にコメントやご質問をお寄せください!

  • タイムリーで役立つ情報を利用できる
    最新の検索キーワードの傾向や業界情報、ユニークな成功事例など、マーケティングですぐに役立つ情報をタイムリーに得られます。

  • みんなで共感しあえる企画に参加できる
    普段顔が見えづらい Google 担当者の紹介や、参加型のお楽しみ企画も実施予定です。




Facebook で AdWords の情報を受け取るには


AdWords の Facebook ページにアクセスし、[いいね!] ボタンをクリックします。
* いいね!をするためには、ご自身の Facebook アカウントを所有している必要があります。

  1. こちらにアクセスしてください。
  2. Facebook にログインしていることを確認します。
  3. [いいね!] をクリックします。

Facebook アプリをお持ちの方は、以下の QR コードからもアクセスしていただけます。

QR_FB.png

皆さまに AdWords をより快適にご利用いただけるよう努めて参ります。
これからも引き続き、よろしくお願いします。


コミュニティ & Twitter でも情報発信中!


AdWords コミュニティ: https://www.ja.adwords-community.com
Twitter: https://twitter.com/AdWordsJP

Posted by Jonathan Alferness - プロダクト マネジメント担当副社長


アプリのエコシステムの複雑化が進む中、多くの開発者の皆様が、複数の広告ネットワークやオペレーティング システムをより効率よく管理し、その成果をより的確に測定する方法を模索していることと思います。Google ではこうしたニーズに対応するため、先月開催されたイベント「Google I/O」にて、新たなメディア パートナーシップと広告サービスを発表しました。



より精度の高い測定ソリューション


アプリ開発者がインストールやエンゲージメントの促進を図る上で、さまざまなメディア パートナーや広告掲載先の効果を把握することが重要です。このため Google では、複数の広告ネットワークから成る断片化したエコシステムに一貫した測定基準を適用し、それぞれのユーザーの質を正確に把握できるソリューションの開発に積極的に投資してきました。

アプリ向け Google アナリティクスでは、各種ネットワークの広告効果をより正確に把握するための最先端のアプリ内分析サービスを提供します。例えば、モバイルアプリのインストール キャンペーンの掲載結果を計測し、Android ユーザーや iOS ユーザーのライフタイムバリューを把握することが可能です。

昨年末に iOS コンバージョン トラッキングを導入して以降、Google では現在までに InMobi、Millennial Media など 20 以上の広告ネットワークとの提携を進めてきました。こうしたパートナーとのデータの統合により、各種ネットワークの価値を重要な指標(ライフタイムバリューやユーザーの定着率)に基づいて評価し、広告費用を適切に配分できるようになります。また、数か月後には、コンバージョンを参照元ネットワークに「ポストバック」し、トラフィックを改善することもできるようになります(しかも、1 つの SDK だけで実現可能です)。

今回の発表の内容は効果測定だけに留まりません。Google では、アプリ開発者にとってアトリビューション ベンダーを選択できることが重要であることを認識しており、オープンなソリューションの提供に積極的に取り組んでいます。このため今回の発表では、サードパーティの測定パートナーからアプリのインストールやイベントに関するデータを取得し、AdWords に取り込む機能についても言及しています。Adjust、Appsflyer、Apsalar、Kochava、Tune などのパートナーと Google が提携することで、AdWords における測定の精度が高まり、データの正確性と信頼性が確保されます。

Google では、上記のような優れた広告プラットフォームやトラッキング システムと連携することで、モバイルアプリのエコシステム全体を強化し、皆様のアプリビジネスを成功に導くことができると信じています。


Google を通じたアプリの宣伝がさらに簡単に


現在、アプリ広告を掲載できるのは Google 検索、AdMob ネットワーク、モバイルサイト、YouTube ですが、今後は Google Play 向けの検索広告(英語記事)もご利用いただけるようになります。アプリの検索結果に広告を表示することで、新しいアプリを探している有望なユーザーにアプローチできます。


今回発表された「ユニバーサル アプリ キャンペーン」という新しいタイプのキャンペーンでは、AdWords や Google Play デベロッパー コンソールで Android アプリのインストール広告を簡単に作成でき、Google を利用しているユーザーにより効率的にアプローチできます。




キャンペーンを 1 つ設定すれば、Google 検索、AdMob ネットワーク、モバイルサイト、YouTube、Google Play にわたって広告を掲載できます。広告文、広告を表示するユーザー、広告の予算という最低限の情報を入力すれば準備は完了です。広告の作成や入札は、成果が最大化されるよう自動で行われます。Google Play 向けの検索広告とユニバーサル アプリ キャンペーンは、今後数か月を目処に導入される予定です。


ビジネス全体をカバーする包括的なソリューション


I/O では、アプリの開発、オーガニック検索ユーザーへのアプローチ、アプリ収益策の強化を支援するソリューションも発表されました。Google ではそうしたサービスを補完できるよう分析ツールや広告の機能強化を進めております。ビジネスを成長させる測定ソリューション、ならびに広告掲載をより簡単にする各種ツールをぜひご利用ください。

Posted by Zak Stern - AdWords プロダクト マネージャー

クライアント センター(MCC)アカウントは、複数の AdWords アカウントを効率よく管理するためのツールです。今回この MCC アカウントの機能が強化され、複数のアカウントにまたがるキャンペーンをさらに効率的に管理できるようになりました。


「キャンペーン」タブで複数のキャンペーンを一括管理


これまでは、MCC 経由で複数アカウントのキャンペーンを管理する際も、その都度各アカウントに移動する必要がありました。

しかし今回の機能改善により、MCC アカウント上の [キャンペーン] タブで最大 20 個のアカウントを選択し、そのアカウント内のキャンペーンに対して下記のような操作を行えるようになりました。

  • 掲載結果の確認(表示項目の変更、データの分割やフィルタも可能です)
  • 1 日の予算の変更
  • 一時停止・再開(有効化)
  • キャンペーンの新規作成




より充実したレポート機能


MCC アカウントのダッシュボードに表示されるデータの更新速度も改善され、個々のアカウントに移動しなくても最新のデータを確認できるようになりました。また、過去 90 日を超える期間も自由に選択して、任意の期間と比較することができます。また、コンバージョンなどの新しい表示項目が追加されたほか、ダッシュボードで掲載結果のグラフを表示できるようになりました。



分割メニューやフィルタツールも追加されており、ネットワークやクリックタイプ、端末などに基づいてデータの内訳を表示したり、関心のあるデータだけを表示するようフィルタをかけることも可能です。

別の MCC アカウントを配下に紐づけている場合は、表示するアカウントを選択するメニューが追加されます。表示するアカウントは、次の 3 種類から選ぶことができます。

  • すべて(直接または間接的にリンクされているすべてのアカウント。MCC も含む。)
  • マネージャー以外のすべて(個別アカウントのみ。間接的にリンクされているものも含む。)
  • 直接リンク済みのすべて(直接リンクされているアカウント全て。MCC も含む。)




アカウント間の移動


確認したいアカウントへのアクセスが簡単になりました。管理画面の上部にあるメニューから、目的の MCC アカウントや個別のアカウントを探し、開くことができます。


事例紹介


以上のような MCC アカウントの機能を活用して、多くの広告主様が既に成功を収めています。

「最近、当社の製品ラインが拡大したことで、管理する AdWords アカウントが大幅に増加しました。しかし MCC アカウントでは 1 つの画面で掲載結果の傾向を把握し、対処もできるので、週当たり 4~5 時間を節約できただけでなく、各アカウントに容易に目を配ることができるようになりました。」 - Katherine Doty 氏(Rosetta Stone グローバル検索マーケティング マネージャー)

「当社は 90 以上の AdWords アカウントを運用していますが、キャンペーン名を工夫することで効率的な管理が可能となっています。MCC アカウントの新しいキャンペーン ビューでは、1 つの画面だけですべてのキャンペーンを管理し、改善することが可能です。アカウントを一つ一つクリックしなくてもキャンペーンを管理できるようになり、作業時間を大幅に短縮できました。」 - Jeremy Legrand 氏(Kaymu SEM 責任者)


改善点の詳細については使い方ガイドをご覧ください。MCC アカウントの詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

Posted by Angelika Rohrer, Patrik Reali - Google ショッピング チーム

本日は、今年実施される Google ショッピング商品フィード仕様Google 商品分類の変更についてお知らせいたします。この変更の目的は、お客様がオンラインで商品を検索しやすいようにすることと、販売者の皆様が行うフィード作成のプロセスを簡素化することです。これに伴い、商品データの変更が必要になる場合がありますので、販売者の皆様は 2015 年 9 月 15 日までにご対応をお願いいたします。


変更点


Google ショッピングの商品フィード仕様

  • ID 属性と GTIN(国際取引商品番号)に関する指針を厳しくしました。
  • ファッション関連商品に関する記事を更新し、ファッション関連の属性と商品のバリエーションを示す属性を詳細な商品属性と商品アイテム グループセクションにまとめました。
    また利用要件を拡大し、ブラジルも対象としました。
  • Google 商品カテゴリ ID(固有の数字)を導入します。この ID は、Google 商品カテゴリ属性の値としても使用できます。
  • 送料の要件の対象国を広げ、日本、スイス、チェコ共和国、オランダ、イタリア、スペインでもユーザーに合計金額を表示できるようにしました。
  • 米国で単位と数量の属性を使用できるようになりました。


Google ショッピングの商品分類

  • Google 商品分類の一部のカテゴリを上位カテゴリにまとめ、簡素化しました。
  • 「スポーツウェア」以下の大部分のカテゴリを別のカテゴリにまとめました。たとえば、「スポーツ用スカート・スコート」カテゴリの商品は「スカート」カテゴリに分類されます。
  •  「食品、飲料、タバコ」と「成人向け」にカテゴリを追加しました。
  •  一部のカテゴリが大幅に変更されていますので、今一度ご確認いただくことをおすすめします。
   詳細


商品仕様の変更は、2015 年 9 月 15 日から実施されます。ただし、送料については、正確な送料の指定にかかる作業時間を考慮し、例外的に 2016 年 2 月 1 日の実施となります。なお、すべての商品分類の変更は推奨であり、必須ではありません。

新しい属性は、今週後半から登録可能になります。現在の商品データの変更が必要になる場合がありますので、新しいフィード仕様をぜひご確認ください。今回の変更の一覧は、Merchant Center ヘルプセンターに掲載しています。

Google ショッピングにご参加の際は、商品やフィードが不承認にならないよう、Google ショッピングのポリシー法律上の要件の遵守をお願いいたします。Google では、ユーザーの皆様にオンライン ショッピングを最大限に楽しんでいただけるよう、今後とも努めて参ります。
 

Posted by 齊藤 光正 - 広告ソリューション エンジニア,  是澤 優和 - 代理店営業マネージャー

AdWords スクリプトは、AdWords の管理画面上で JavaScript を活用することで、より効率的にアカウントを管理できる機能です。今回は、AdWords スクリプトの中でも Ad Parameterizer(広告テキストを管理する Ad Customizer の 1 機能、以上すべて英語記事)を通じて時間単位で広告テキストを更新し、クリック率を平均で 150% から 200%、コンバージョン率を 20% から 50% 改善した事例をお伝えいたします。


課題 - 時間に合わせて広告を変更する


サイバーエージェントが日々運用している数多くの業種のクライアントの中には、ユーザーの緊急の要望に応えられるよう、24 時間サポートや各種体制を整えている企業も多数存在します。その代表的なものが金融業界のクライアントです。同社ではこれまで、「今すぐ」「いつでも対応」といった言葉を広告文中に含めることで、そうしたクライアントの魅力を伝えられるよう努めてきました。

一方で、そうした抽象的な言葉にとどまらず、具体的な時刻を示すことで、時間を意識しているユーザーの関心をより確実に引きつけられるのではないかと仮説も持っていました。

しかし、既存の自動化ルールなどの手法では時間の数だけ広告文を作る必要があり、運用コストを考えると中々仮説の検証に踏み込むことができませんでした。


課題への施策 - Ad Parameterizer の活用


そこでサイバーエージェントでは、AdWords スクリプトの機能である Ad Parameterizer を活用し、現在時刻をテキスト広告に反映することを実現しました。

まず以下の例の広告見出しにあるように、広告文の中に {param} を設置し、Ad Parameterizer で広告テキスト内にある時間を動的に変更できるようにします。

また AdWords スクリプトを活用することで通常の JavaScript と同様、new Date() のような形で日付オブジェクトを活用し、そのオブジェクトから時間を取得することができます。取得した時間を上記で設定した {param} に反映させることで、1 時間単位で広告を変更することが可能です。



クリック率を 150% から 200% 改善



結果、「今すぐ」「いつでも対応」という文言の場合と比較して、現在時刻をテキスト広告に反映した場合、クリック率を平均で 150% から 200%、コンバージョン率を 20% から 50% 改善することができました。Ad Paramerterizer を活用すると、広告テキスト内の数値が変更される度に広告の審査を待つ必要がなくなるため、広告を時間の数だけ作成する場合に比べて早くキャンペーンを開始することもできました。


今後の展望


「今回の事例ではユーザーが意識している『時間』を訴求した広告を出すことで大きな効果が得られました。今後も弊社のもつノウハウとテクノロジーを融合させて新たなソリューションを提供していく予定です。」(北出 庫介様 - 株式会社サイバーエージェント アドテク本部 オペレーションテクノロジー事業部)


Ad Customizer をご利用希望の皆様へ


Ad Customiser をご利用希望のお客様は本ブログ冒頭のヘルプページを是非ご覧ください。


株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent-adagency.com/
サイバーエージェントは 1998 年の創業以来、インターネットに特化した広告事業を
展開し、業界最大手企業として事業拡大を続けています

Posted by Archana Kannan - Google ショッピング プロダクト マネージャー

消費者がオンライン ショッピングで商品を購入するかどうかを的確に判断できるよう、Google は昨年、米国の商品リスト広告で商品評価を導入しました。その後英国、ドイツ、フランスでもサービスを開始し、さらに今週、日本でも提供を開始する運びとなりました。


商品評価


商品評価は、Google 検索(www.google.co.jp)と Google ショッピング(www.google.co.jp/shopping)の商品リスト広告に、星の数とレビュー件数として表示されます。この評価は、販売者、サードパーティの情報収集サービス、レビューサイト、ユーザーといったさまざまなソースから集めた商品レビューデータを集計したもので、5 つ星が満点となります。

星の数とレビュー件数で表示される、ステンレスマグカップの商品評価



商品リンクをクリックする前の消費者に判断材料を提供することで、商品評価を取り入れている販売者はより質の高いトラフィックの増加を見込めるようになります。商品評価は 2014 年 7 月に米国で初めて導入されましたが、それ以来、商品評価を取り入れている商品リスト広告のクリック率は平均で 5% の伸びが見られています。

商品評価の掲載は、商品リスト広告の差別化にもつながります。The Home Depot 社のオンライン マーケティング担当副社長であるデビッド・アボット氏は次のように話しています。
「お客様は、レビューや評価を通じて、どのような商品であるか確認したいと思っています。こうした情報を提供することは、お客様にとって便利なことであると同時に、弊社にとっては Google での競争力を高めることになります。」


商品リスト広告に商品評価を掲載する方法


商品評価は、日本、米国、英国、フランス、ドイツの消費者をターゲットとして商品リスト広告を掲載している販売者の皆様にご利用いただけます。商品評価を掲載するには、商品レビューのすべての内容を Google と直接共有するか、認定を受けたサードパーティの情報収集サービスを通じて Google と共有する必要があります。

商品評価の掲載をご希望の方は、こちらのフォームよりご連絡ください。詳しいご利用手順をご案内いたします。

なお、商品評価は、商品リスト広告に表示される広告表示オプションの 1 つです。商品にレビューが投稿されていても、必ずしも評価が掲載されるとは限りませんのでご了承ください。Google は、商品評価を他の国々でも提供できるよう努めております。随時お知らせいたしますので、引き続きご注目ください。

Posted by アジア太平洋地域 広告マーケテイング統括部長 ギャップ・キム

10 年前、企業がスクリーン上で生活者に呼びかけることができたのはテレビなど限られたメディアのみでした。しかしながら、今日のメディア概況は多様化し、生活者はさまざまなデバイスやプラットフォームを活用して時間を過ごしています。

今年、YouTube は 10 周年を迎えました。この 10 年で起きた動画の変化を、現在活躍しているクリエイターや YouTube を活用する企業を通して振り返ってみたいと思います。


この 10 年の動画の世界で最も変化したことは「選択」


私たちはさまざまなコンテンツがあふれる動画の黄金時代に生きています。オンラインでは、人気アーティストの公式ミュージックビデオや、ハウツー動画、アナと雪の女王のカバー動画まで、あらゆるものを自ら選択して視聴することができます。10 年前と現在では、選択肢は比較にならないほど増え、YouTube には全世界で毎分 300 時間以上もの動画がアップロードされています。YouTube のようなサービスが登場するまで、動画を探し出すのがどれほど難しかったか、今では思い出すこともできません。江南スタイルが世界中で 20 億回以上も再生されるなど、想像もできなかったことだと思います。

プラットフォームの登場だけでなく、世界中、特にアジアで、スマートフォンの普及により、メディアの視聴方法も変わりました。日本でのスマートフォンの利用率は 54 % *まで浸透し、インド、インドネシア、ベトナムでは、10 億人もの生活者がモバイルを使い始めています。場所を問わず好きな時に動画を視聴できる利便性により、モバイルは動画を視聴する時に最も好まれるスクリーンとなりつつあります。世界全体で YouTube のスマートフォンでの視聴時間は 50 %を超え、前年と比べ 90% 増加しました。

*Google Consumer Barometer 調査結果より(実査期間 2015 年 1- 3 月


「選択」の時代に企業はどう対応すべきか


現在、ユーザーは検索するだけで、必要な情報やコンテンツを見つけることができ、企業は生活者との絆を形成するためにさらなる努力を必要としています。WREN というニューヨークの小規模ファッションブランドが $ 2,000 以下の予算で撮影・制作した「First Kiss」や、自動車メーカーのヒュンダイが制作する壮大な動画広告、「Message to Space」 を見ると、あらゆる規模の企業は商品、サービスやブランドに対する共感を醸成するために、広告は魅力的でオーセンティック(本物)である必要があることがうかがえます。

ユーザーが選択視聴できる「TrueView 広告」の提供を開始した時、自ら好んで広告を見るユーザーがいるのかと多くのマーケターが疑問を抱きました。しかし、企業が WREN やヒュンダイのような魅力のあるストーリーを伝えることで、ユーザーは自ら広告を興味あるコンテンツとして視聴することがわかりました。なかでも、Nike Football の動画広告は 1 億回以上再生され、話題を呼びました。昨年の 「全世界のトップトレンド動画 2014(音楽を除く)」のトップ 10 中 4 つにも、企業のプロモーション動画が並びました。


YouTube のトップクリエーターや YouTube を活用する企業からマーケターが学べること


The Viral Fever videos(インド)やヒカキン(日本)、Troye Sivan(オーストラリア)などのトップクリエーターはこれまでにないスピードで、YouTube で何百万人というファンを築き上げてきました。では、どうすれば企業はこのように生活者の支持を得ることができるのでしょうか。これまでの 10 年間の YouTube の歴史を振り返り、このプラットフォームを最大限に活用するための 2 つのポイントをご紹介します。

  • オーセンティック(本物)であること: 実在の人物が本当にあったストーリーを伝える。200 年の歴史を持つアイリッシュウイスキーの Laphroaig は、200 周年を記念して、このポイントを踏まえたユニークなプロモーションを実施しました。顧客がウィスキーを飲んだ感想を共有してもらい、その中からユニークな感想や感動的なコメントを集め、人気のクリスマスキャロルにのせて合唱するというフォーマットの動画広告を展開し、YouTube で話題を呼びました。(例:「一杯の Laphroaig は、まるで煙突掃除のブラシから垂れる水滴をなめるような感覚で、それが大好きだ。」)すべての動画は 100 万回以上再生され、Laphroaig のように特定の顧客層に深い支持を得るブランドにとっては驚くべき結果となりました。
  • 関連性を持たせること: 企業は、YouTube でユーザーが視聴し、夢中になるものを理解し、彼らの興味と関連性のあるコンテンツを制作する必要があります。IKEA はテクノロジーに興味がある若者からの支持を得るために、シリコンバレーの会社が新サービスを発表する際に制作する「ローンチ動画」を真似た最新カタログ動画を制作しました。このカタログ動画は「Bookbook」と名付けられ、わずか 2 週間で 1,500 万回以上も再生されました。


これからの 10 年


これから先、さらに何十億人というユーザーがインターネットを使い始めるようになります。彼らの多くがスマートフォンによって初めてウェブの世界に触れ、私たちが考えるコンテンツの概念を作り変えていきます。この革新を理解している企業こそが、未来において確固たる地位を築いていけるといえるでしょう。

最後に、2005 年からの YouTube の歴史を振り返るとともに、話題になった YouTube 動画を紹介します。

2005 年
YouTube サービス開始
YouTube に初めて投稿された動画「Me at the zoo

2007 年
アジア地域にて YouTube サービス開始

2010 年
TrueView サービス開始
広告の視聴・スキップが選択できるように

2013 年
ダンスミュージックに合わせて約 30 秒間踊るフォーマット「Harlem Shake」が大流行

2014 年
韓国人アーティスト Psy の「江南スタイル」が 20 億回以上の再生回数を記録

2014 年
NIKE の「Winner Stays」が 1 億回以上再生された初めての広告に

2015 年
YouTube のモバイルからの視聴が全世界で 50 % を超える