AdWords を運用される際、表示されると最も広告パフォーマンスが良いという理由で、Google の検索結果上部に表示されるよう、キャンペーンの設定を工夫されるお客様も多いのではないかと思います。
Google では、このスペースへの広告表示に、一定の品質基準を設けています。広告の品質が高ければ、お客様が必要とするトラフィックを獲得することができますし、一方で検索するユーザーの立場から見ても、品質が高い広告を情報として受け取ることができますので、win-win の関係を築くことができると考えています。
そんな中、Google が検索結果上部のスペースへ表示を行う判断基準として、品質スコアが最も大きな判断要素となります。
これまではこの位置への掲載をお客様ご自身でコントロールすることはできませんでした。今回の Google の検索結果上部のスペースへ表示する広告に関する基準改善により、ユーザーに対する広告の表示結果の品質がさらに向上するとともに、お客様はこの位置への掲載をコントロールしやすくなります。
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Google の検索結果上部のスペースへ表示される広告とは、google.co.jp や google.com などで検索をした場合に、検索結果の上部に表示される AdWords の広告を指します。上のイメージでは赤囲みの位置となります。Google のパートナーサイト様では今回の変更で影響はございません。
変更点についてご説明させていただきます。
今回の基準変更の鍵となる点は、判断基準の1つである入札単価に関するものです。これまでの基準は、広告がクリックされるたびに、実際にお支払いいただく金額（確定 CPC）と品質スコアなどを考慮して決定していました。
新しい基準では、品質スコアについてはこれまでと同じように重要視しながら、確定CPCの代わりに上限 CPC を考慮して決定するようになります。
これは、次のような理由によるものです。
キーワードの実際のCPC は、ある程度は、お客様自身の入札行為も関係しますが、それ以外の様々な要素により決定されています。つまり、Google の検索結果上部へ広告を表示させたくても、ご自身でのコントロールが難しい側面がありました。今回の改善で、キーワードの実際の CPC の代わりに上限 CPC を考慮することになりますので、この位置への掲載をこれまでよりコントロールしやすくなります。
こうした理由に加えて、今回の基準の改善は、ユーザーに対する広告の表示結果の品質がさらに向上する結果にもつながります。Google の検索結果上部のスペースへ表示される品質の高い広告の候補が増えれば、よりユーザーにもより高い品質の広告を表示できるようになり、さらにお客様の利益につながると考えています。
この基準の改善は、数週間のうちに反映されます。詳しい情報は、こちらの FAQ をご覧ください。今回の改善により、これまで Google の検索結果の右側のスペースに表示されていた広告が検索結果の上部のスペースへ表示されるようになった(またはその逆)など、お客様の広告パフォーマンスに関わる可能性もございますので、FAQ は是非ご確認ください。
進捗に関しましては、またこちらのブログにてご報告させていただきます。