Posted by  Ian Leader 商品広告 プロダクトマネージャー

この度、日本の広告主様も商品リスト広告をご利用いただけるようになりました。商品リスト広告は、扱っているすべての商品を効率的に宣伝できる広告フォーマットです。ユーザーにとっても、探している情報と関連性の高い広告を参照できるという利点があります。既に商品リスト広告が提供されているアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアでは、これまでに何億件もの商品リスト表示が行われており、同じ場所に掲載された標準のテキスト広告と比べて、商品リスト広告ではユーザーがクリックする確率が 2 倍に達することがわかっています。

商品リスト広告は、商品情報表示オプションと同様、AdWords 商品広告の一種です。商品広告では、ユーザーがサイトにアクセスしなくても商品そのものが表示されるため、クリック数の増加、トラフィックの質の向上、検索広告の投資収益率向上につながります。

(単独の商品リスト広告の例)

(商品情報表示オプションを使ったテキスト広告の例)


商品情報表示オプションでは、キーワードターゲット テキスト広告に商品の画像やその他の関連商品を追加できます。同様に商品リスト広告でも、google.co.jp で検索しているユーザーに対して、Google Merchant Center アカウントから最も関連性のある商品を表示できます。

ただし、商品情報表示オプションと異なり、商品リスト広告ではキーワードや広告テキストを設定する必要がありません。商品リスト広告は、ユーザーの検索内容が Merchant Center アカウントのアイテムと一致すると自動的に掲載されるので、すべての取り扱い商品について関連性の高い広告を簡単に表示できます。

商品広告の詳細と、商品情報や商品リストを表示する方法については、Google ヘルプセンターをご覧ください。

伊東 裕揮 プロダクトスペシャリスト

EC サイトを運営されている広告主様をはじめ、ショッピングに関連する検索をしているユーザーに対して、より関連性の高い商品情報を見せたいとお考えの広告主の方は多いかと思います。また、検索するユーザーにとっても、検索結果として適切な商品情報が表示されれば、意味のある検索結果を得られることになるでしょう。そのようなニーズに対応するため、AdWords では「商品情報表示オプション」と呼ばれる機能がいよいよ日本でも利用できるようになりました。

この機能を利用すると、 Google Merchant Center にご登録いただいている商品情報を、 AdWords 広告として表示することができます。従来の AdWords 広告文の下に「+」ボックスが表示され、このボックスをクリックすると商品名や画像、価格などがリストとなって表示されます。 Google Merchant Center のアカウントに設定を追加すれば、特定のキーワードに対して表示する商品を調整することもできます。


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広告料金はクリック単価( CPC )課金となっており、広告テキストもしくは商品情報のリンクをクリックしたときのみ課金されます。ユーザーが「+」ボタンをクリックして商品情報を表示させただけでは、料金が請求されることはありません。

ちなみに、Android や iPhone などのハイエンド携帯端末にも、この商品情報表示オプションの広告は対応しています。最近の調査(英語)* では、ハイエンド携帯端末ユーザーのうち 79% のユーザーがショッピングの最中に携帯端末を使って商品情報や価格を調べている、という調査結果も出ており、ショッピングとハイエンド携帯端末はとても親和性の高い組み合わせと言えるでしょう。


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Google Merchant Center と AdWords の両方をすでにお使いでしたら、商品情報表示オプションの設定方法はとても簡単です。

まず Google Merchant Center にログインし、設定画面で AdWords のお客様 ID を入力し、 AdWords のアカウントと Google Merchant Center のアカウントを紐付けます。その後、 AdWords の管理画面にログインし、対象となるキャンペーンを選択して「広告設定オプション」のタブに移動し、「新しい広告設定オプションを作成」ボタンをクリックしてください。 AdWords アカウントに紐付けされている Google Merchant Center アカウントが表示されますので、適切なアカウントを選択すれば完了です。このオプションのためだけに新しくキャンペーンや広告グループを作成する必要もなく、キーワードや広告文を変更する必要もありません。


詳細については、商品情報表示オプションのヘルプセンターおよび Google Merchant Center ヘルプセンターをご覧ください。

*出典) “The Mobile Movement - Understanding Smartphone Users,” a co-study from Google and conducted by Ipsos OTX