Posted by Jen Huang - AdWords プロダクト マネージャー

Google ではこの度、広告の品質を改善する取り組みの一環として、AdWords 管理画面におけるキーワードの品質スコアの表示方法を変更することとなりました。今回の変更により、10 段階で表示されている品質スコアの数値に、推定クリック率広告の関連性、およびリンク先ページの利便性の 3 つの要素がより密接に反映されるようになります。

10 段階の品質スコアに関する透明性が高まることで、広告の品質を改善する際のお役に立ちましたら幸いです。

なお、これはあくまでも管理画面上に目安として表示されている品質スコアの表示方法の変更であり、オークションごとにリアルタイムで行われる品質スコアの計算方法が変更されたわけではありません。

このため、広告の掲載結果への直接的な影響もありません。10 段階の品質スコア表記と連動している自動化ルール(品質スコアが低いキーワードを自動的に一時停止するルールなど)を設定している場合を除き、広告の動作は以前と同じです。

今回の改善により、お客様が品質スコアをより深くご理解いただき、より効果的な AdWords キャンペーンの運営につなげていただけましたら幸いです。

品質スコアの詳細
品質スコアの基本的な情報については、ヘルプセンターの品質スコアに関する記事をご覧ください。その他、広告品質に関する 10 の重要事項では、よくある質問や誤解しやすい点をまとめていますので、併せてご覧ください。

Jen Huang、Ali Miller AdWords プロダクト マネージャー

このたび、AdWords の品質スコアの情報が詳しく表示されるようになりました。

[キーワード] タブでキーワードのステータス アイコンにカーソルを合わせると、従来の 10 段階の数値スコアに加え、品質スコアの主な要素に関する個別の評価が新たに表示されるようになりました。

新たな表示では、推定クリック率、広告の関連性、リンク先ページの利便性について、他の広告主様と比較した相対評価(平均値、平均より上、平均より下)を把握していただけます。




広告主様からは、掲載結果を効率的に改善するため、品質スコアに関するより詳しい情報を知りたいとのご要望をいただいておりました。広告品質の改善はユーザーの利便性向上にもつながります。

なお、今回の機能変更では、品質スコアの改善に役立つ情報をご覧いただけるようになりましたが、品質スコアや広告ランクの計算方法が変更されたわけではありませんのでご留意ください。

Adam Juda 広告品質担当グループ プロダクト マネージャー

Google では、ユーザーに関連性の高い検索結果と有益なサイトを提供できるよう努めており、8 月にブラジル、ラテンアメリカ(スペイン語)、スペイン、ポルトガルにおいて、品質スコアと Google での広告ランクを決める際に関連性とリンク先ページの品質をより重視する試験的な取り組みを行いました。検索連動型広告の利便性を高めることを目標としたこの取り組みの結果、同様の変更をグローバルに実施することにいたしました。

これに伴い、一部のキャンペーンではキーワードの品質スコアや広告の掲載順位が変動する可能性がありますが、数週間以内には収まり、ほとんどのキャンペーンでは全体的な掲載結果に大きな影響は生じないものと思われます。

これまでどおり、ユーザーの検索に対して広告が高い成果を上げているキャンペーンでは、平均クリック単価が低く抑えられ、品質スコアや検索結果での掲載順位も高く維持できると見込まれます。AdWords の管理画面に表示される 10 段階の品質スコアは、引き続き Google での検索クエリと完全に一致した場合のキーワードの全般的な品質を反映したものとなります。また、これまでと同様に入札単価と品質スコアを高めることで、広告ランクも高くなります。AdWords の成果を高める最適化の手法についても、これまでと特に変わりはございませんので、確認をお願いします。

David Nachum プロダクト マネージャー(モバイル広告)

モバイルでのウェブサイトの訪問時に、ユーザーにとって最も使いやすいのは、当然ながらモバイル向けにデザインされたウェブサイトです。そうしたモバイル向けのウェブサイトが、PC 向けのものと比べてどれだけ使いやすいかははっきりしています。小さなタッチスクリーンを意識したデザインであることで、探している情報にたどり着きやすく、インタラクションを起こしやすいページになります。モバイル端末からのサイトの訪問者に、できる限り快適な利用環境を提供することが、非常に重要なことだと Google は考えています。モバイルでのサイト閲覧時の使いづらさは、その会社やブランドに対する評価を下げますし、ユーザーがウェブサイト上で何か行動を起こしたり購入することを妨げます。モバイルサイトのパフォーマンスに関する最近の調査結果では、61% のユーザーが過去に困難があったサイトは再び訪れないと回答しています。

昨年 Google では、リンク先ページが Flash を多用したコンテンツの場合に、ハイエンド携帯端末に向けた広告の配信に関して制限を設け始めました。これはモバイル ユーザーのエクスペリエンス向上のための最初のステップとなりました。これから数週間のうちに、AdWords のキャンペーンでハイエンド携帯端末をターゲットしたモバイル検索からウェブサイトへの誘導をしている場合に、リンク先ページがモバイル端末に最適化されているかどうかが、広告品質を判断する要素の 1 つとして加わります。その結果、AdWords でスマートフォンに最適化されたリンク先ページを採用している広告が、よりよいパフォーマンスを発揮することが期待できます。結果的により多くのトラフィックをより安くウェブサイトへ誘導できるようになるでしょう。

この機会に、自社のウェブサイトをモバイル端末で訪問してみて、ユーザーと同じ体験を一度してみることをお勧めします。もしまだスマートフォンに最適化されていないようでしたら、Google がそのきっかけをサポートいたします。例えばアメリカで最近リリースされました無料の Google サイトというツールで簡単にスマートフォンに最適化されたウェブサイトを作成することが可能です(日本語への対応は 10 月中旬予定)。他にも、参考になる事例紹介やモバイルウェブサイトの制作に成功したビジネスを紹介しているケーススタディ、このようなモバイル対応のヒントになる Google のリソースを参考に、ウェブサイトのモバイル最適化に取り組んでいただければ幸いです。

今後もモバイルに関連する情報やイベント、取り組みなどを随時 AdWords 日本版 公式ブログにてご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。

スモールビジネス マーケティング チーム

Google では毎日、AdWords  をご運用いただいている広告主様から、たくさんのお問い合わせをいただいております。今回はその中から、多くお問い合わせをいただく内容を、それらに関連するビデオと共に、一部ご紹介したいと思います。


1. 広告ランクの仕組み
AdWords では、広告の掲載順位はすべて「広告ランク」によって決定され、広告ランクが高い順に、広告が検索ページやディスプレイ ネットワーク上のページに表示されます。なお、この「広告ランク」は「入札単価」と「品質スコア」の 2 つの要素により決定され、このどちらか、または両方を高めていただくことが「広告ランク」の改善につながります。
広告ランクの仕組みや改善方法について、さらに詳しくお知りになりたい方はこちら。 [ 動画を見る ]

2. コンバージョン トラッキング
ご運用中の広告やキーワードの効果を的確に把握するには、コンバージョンに注目してみてください。ご予算に対して、何件のコンバージョンが発生したかをご確認いただくことで、費用対効果と運用上の課題を把握することができます。無料のコンバージョン トラッキング機能で、このコンバージョンを分析いただけます。
コンバージョンやコンバージョン トラッキングに関する詳しいビデオはこちら。 [ 動画を見る ]

3. Google ディスプレイ ネットワークへの広告配信
Google ディスプレイ ネットワークは、AdWords 広告を掲載する 100 万以上もの Google ディスプレイ パートナー、YouTube、Google 関連サイトで構成されます。さらにディスプレイ ネットワークでは、テキストや画像、リッチメディア、動画など、さまざまな広告フォーマットが利用でき、ユーザーの関心を惹き付ける広告を幅広く配信することが可能です。
ディスプレイ ネットワークに関する詳細や、広告の配信方法に関するビデオはこちら。 [ 動画を見る ]

4. モバイル広告の運用
AdWords ではPCに加えて、Android や iPhone などフル インターネット ブラウザを搭載した高機能端末のほか、日本で一般的に普及している従来型の携帯電話にも広告が配信できます。現在、モバイル端末からの検索数やAdWords 広告の表示数およびクリック数は急成長しており、この成長は今後も継続していくと考えられています。
モバイル広告の運用に関する詳細や、設定方法に関するビデオはこちら。 [ 動画を見る ]

いかがでしたでしょうか?これらのヒントが広告主様のお役に立ちましたら幸いです。

AdWords オンライン教室では、以上のようなご運用のヒントとなる情報を、ビデオ形式にて多数ご覧いただけます。ご運用状況や目的別にわかりやすくご紹介しておりますので、ぜひご活用ください。

Posted by 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト

平素は Google AdWords をご利用いただき、誠にありがとうございます。

AdWords をご利用の皆様から、よくあるお問い合わせとして
  • 広告配信の仕組みが分かりづらい
  • 表示ランキングはどうやって決まるのか
  • 設定に問題はないように見えるが、広告が掲載されないのはなぜなのか

などといった広告の品質に関するご質問を普段からいただいているため、もう少し分かりやすくヘルプページ内で説明できないか検討を続けてきました。

そして、今まで改善してきた内容やポイントなど情報を整理して、このたびスタートガイドとして、広告品質に特化したサイトを開設しましたのでご案内させていただきます。

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こちらのページでは品質スコアの算出方法や改善方法など、アカウント運用に役立つ情報を中心に紹介しております。広告配信やキャンペーン展開で困ったことがありましたら、参考書代わりに本サイトをぜひご覧いただけたらと思っております。

分かりやすい AdWords を目指して活動して参りたいと考えておりますので、引き続き Google AdWords をよろしくお願いいたします。

Posted by 菅谷正樹 プロダクトスペシャリストチーム

AdWords Editor が 7.0 にバージョンアップされました。今回の変更で、キーワードの品質スコアと First Page Bid の表示など、以下の機能が追加されましたので、ぜひお試しください。

品質スコアと First page bid の表示
品質スコアと First Page Bid が、キーワード一覧に表示されるようになりました。この変更にともない、たとえば品質スコアでソートして、品質スコアの高いキーワードの上限クリック単価を調整したり、品質スコアの低いキーワードを削除したりなど、より効果的にキーワードを管理できます。なお、最小入札価格は表示されなくなります。

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キーワードセンターの改善キーワードセンターで、言語と地域を指定できるようになりました。言語と地域を指定することで、より適切なキーワードの候補を取得できます。また、キーワード拡張ツールのボリュームが、スケール値 ( 0 - 5 ) ではなく数値で表示されるようになったため、キーワード候補を詳細に比較検討できます。十分なデータがない場合、ボリュームは空白となります。

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キャンペーンターゲット設定の表示
キャンペーン一覧で、キャンペーンの言語と地域のターゲット設定を確認できるようになりました。初期設定は非表示ですが、右上の項目選択ツールで表示・非表示を切り替えることができます。

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使用状況のトラッキング
AdWords Editor の各種機能の使用状況について、匿名の統計情報を収集できるようにするオプションが追加されました。収集した情報は機能の改善に活用されます。お客様が明示的に利用を開始されない限り、このオプションは機能しません。 [ 広告運用ツール ] メニューの [ 設定 ] から開始できます。詳細はこちらを参照ください。


バージョンアップ上のご注意点
以前の AdWords Editor がインストールされている場合は、以下のようなアップデートをするかどうかのメッセージが表示されます。

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今回のバージョンアップでは、アップグレード後にアカウント情報をダウンロードしなおす必要があります。編集途中のデータやコメントが消えてしまわないように、変更を管理画面に送信してからバージョンアップするか、変更をバックアップファイルにエクスポートしておいて、バージョンアップ後にインポートする必要があります。

また、[ バックアップ後、更新 ] でアップグレードした後、アカウント情報をダウンロードしなおすと、バックアップファイルが上書きされてしまいます。この問題を回避するため、手動でのバックアップをお勧めします。詳細については、Ver7.0へのアップグレード(英語) をご確認ください。

Ver7.0 がリリースされてから 60 日を過ぎると、古いバージョン (Ver6.5) は利用できなくなりますので、あらかじめご了承願います。詳しくはバージョンアップポリシー(英語)をご確認ください。


新しい AdWords Editor Ver.7.0 は、こちらのページから無料でダウンロードできます。詳細につきましては、こちらのリリースノートをご確認ください。

広告編集作業の大幅な効率化に向けて、最新版の AdWords Editor 7.0 をぜひご利用ください。

Posted by プロダクトスペシャリストチーム

先週、こちらのブログにて告知させて頂きました、広告品質評価システムの更新が完了しました。

前回のブログポストでもご紹介したとおり、この変更は広告自体の品質評価精度をより高めるものとなっています。また、この変更により、広告主様に通常とは異なる対応をしていただく必要はなく、これまで同様に掲載結果を定期的にチェックし、必要に応じた調整を行っていただければ幸いです。

引き続き、Google AdWords をよろしくお願いいたします。

Posted by 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト

平素は Google AdWords をご利用いただき、誠にありがとうございます。

Google ではユーザーの検索クエリに対して最も関連性のあると思われる広告を表示できるよう、絶えずシステムの見直しを行っております。その一環として、近日中に広告品質評価システムで以下 2 つの更新を予定しておりますので、今日はそれらについてご連絡させていただきます。

1 つは広告品質の評価精度をより高めるための変更で、もう 1 つは広告を検索結果上部に表示させる仕組みの改良となります。以下、それぞれの変更について解説していきます。


より正確な品質スコアの計算にむけて
どの広告が検索ユーザーにとって関連性があるかを判断する上で、クリック率(CTR)品質スコア の最も重要な要素です。皆様もこれまでの経験でもしかしたら気づかれているかもしれませんが、一般的に上位に表示される広告は下位に表示される広告よりも目立つので、下位の広告よりも高い CTR を獲得しやすい傾向にあります。そのため、単純に CTR だけを比較すると上位に表示される広告のほうがクリックを獲得しやすい、その結果高い CTR を得られやすいと考えられるので、CTR だけを評価指標とすると上位の広告がより有利な条件で競争できてしまうことが想定されます。

こういった広告掲載位置による有利不利を是正し、広告掲載位置の CTR への影響も考慮して、平等な条件下でシステムが正確な品質スコアを計算できるようにすることは大切なことであると Google では考えております。

今後数日中に実施予定の更新により、広告掲載位置ごとの実績も一層深く加味した、より正確な品質スコアを算出できるようになります。その結果、広告掲載位置ごとでのパフォーマンスも考慮された、より品質スコアをもとにしたフェアな広告オークションが実施され、今まで以上に関連性の高い広告をユーザーの皆様に表示できるようになると考えております。


検索結果上部への広告表示について
あわせて、今回の更新では検索結果上部の黄色でハイライトされた部分への広告表示方法の変更も実施いたします。ここに表示される広告は目立つため、他の広告掲載位置よりもクリックされる可能性が高まるので、広告主様にとっても特に有益なポジションだと思われます。Google では広告も情報の一部と考えているため、検索結果上部に表示される広告は特に高品質であることが大切だと考えております。そのため、この場所に表示させる広告を決定する際は通常以上に品質を重視しております。

これまでは、広告ランク最上位の広告が検索結果上部に表示されるための基準を満たさなかった場合、以降の順位の広告が上部に表示されることはありませんでした。しかしながら今回の変更により、広告ランクに関わらず、品質が高く上部に表示させる価値があると判断された広告は、自分より上位の広告を飛び越えて検索結果上部に表示されるようになります。例えば以下のような場合、
  • 広告ランクが 1 位の広告 A
    • 品質スコアがさほど高くなく、検索結果上部に表示されるための基準を満たしていない
  • 広告ランクが 2 位の広告 B
    • 品質スコアが高く、検索結果上部に表示されるための基準を満たしている。

これまでであれば、広告 A が上部表示の基準を満たしていないため、広告 B が基準を満たしていても上部に表示されることはありませんでした。しかし近日中に行われる変更により、基準をクリアしている広告 B は広告 A を飛び越えて検索結果上部に表示されるようになります。

このように、今後は検索結果上部に表示する広告を決める際は、今まで以上に品質が重要な役割を果たすようになります。


今回の変更に伴い、広告の掲載位置や予算の消化、パフォーマンスなどに変化が出てくるお客様も中にはいらっしゃるかもしれませんが、今後の年末商戦に向けてキャンペーン戦略を立てる際に今回の変更情報も参考にしていただけると幸いです。一方でこれまで通り定期的にパフォーマンスをチェックして、必要に応じてキャンペーンの最適化もご検討ください。

今回の変更が完了次第、また改めて本ブログでご連絡させていただきます。

引き続き、Google AdWords をよろしくお願いいたします。


Posted by 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト

先日ご案内させていただきました広告評価システムの変更ですが、近日中に全広告主様に反映される運びとなりましたので、本日改めてご連絡させていただきます。


先日ご連絡させていただいたとおり、今回は品質評価システムで以下 3 つの変更を行います。
  • リアルタイムな品質スコアの提供:品質スコアは検索が行われるたびに毎回算出されるようになります。
  • 非表示(検索サイト)ステータスの廃止:毎回の検索クエリごとにキーワードの評価が行われるため、すべてのキーワードが表示対象となります。
  • First Page Bid の提供開始:最小入札価格に代わり、入札金額を決める際の参考情報となる指標として First Page Bid を提供するようになります。

以下、簡単ではありますがそれぞれの変更内容について補足していきます。

品質スコア
今回の変更により、検索が実行されオークションが発生するたびに品質スコアを計算し、その結果をもとに広告表示の判断をするようになります。この品質スコアは検索クエリと対応する設定キーワード、広告原稿、お客様のアカウント全体のこれまでのパフォーマンス、リンク先ページの品質など様々な要素を考慮して計算されます。品質スコアを各検索クエリごとに計算するようになる結果、関連性が高く品質の高い広告がより多く表示されるようになり、これは最終的にユーザーの検索体験の満足度向上にも寄与し、その結果広告主様もより質の高いクリックを受けるようになるだろうと考えております。

非表示(検索サイト)
これまで、入札クリック単価(上限CPC)が 最小入札価格を下回っていた場合、キーワードステータスは「非表示(検索サイト)」 となり、上限 CPC を最小入札価格以上に入札金額を引き上げない限りそのキーワードが表示されることはありませんでした。しかしながら、今後は「非表示 (検索サイト)」というキーワードステータスがなくなるので、キーワードが一時停止、もしくは削除されておらず、かつ品質スコアと入札金額を元に算出され た値が広告表示のための条件を満たしていると判断された場合、これまで非表示であったキーワードにも広告表示の可能性が出てきます。

First Page Bid
First Page Bid とは、Google のウェブ検索結果1ページ目に広告を表示させるにはどれくらいの入札金額が必要かを表す提案値です。この金額は、設定キーワードのパフォーマンス、品質ス コア、およびそのキーワードの最新の競合状況に基づいて算出しております。しかしながら First Page Bid はあくまでも見積もりの値なので、この金額を設定しても必ずしも広告が Google のウェブ検索結果1ページ目への広告表示を保証するものではない、という点にご注意ください。その他、First Page Bid の詳細についてはこちらもご参照ください。

最後に繰り返しとなりますが、Google ではユーザーの検索クエリと関連性のある品質の高い広告を表示することが、検索ユーザーの満足度向上につながり、 その結果、広告主様にとってもより有益な広告出稿体験を経験していただけるものと考えております。そのため、品質の高い広告を表示できるよう絶えずシステ ムの見直しを行っております。

今回の変更についてはこちらの FAQ もぜひご参照ください。

引き続き、Google AdWords をよろしくお願いいたします。

2008年8月22日
Posted by 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト

平素は Google AdWords をご利用いただき、誠にありがとうございます。
本日は、近々予定されている Google AdWords の変更についてご案内させていただきます。


2005 年夏、広告主様には品質スコアに基づいた最小入札金額で入札することができるよう、Google AdWords のシステムを変更いたしました。それ以降数多くのお客様よりご意見をいただきました。そしていただいたフィードバックをもとに今回品質評価システムの変更を行う運びとなりました。今後はリアルタイムで、そしてオークションごとにキーワードの品質を評価するようになります。

検索クエリごとに、そしてオークションごとにキーワードの品質を評価するようになる結果、以下の変化が見受けられるようになります。まず、これまで最小入札価格として提示されていた価格がよりダイナミックになります。このため、これまで提供していた「最小入札価格」に代わり、「First Page Bid」という新しい指標が表示されるようになります。First Page Bid とは Google のウェブ検索結果 1 ページ目に広告を表示させるにはどれくらいの入札金額 が必要かの目安となる値です。この金額は設定キーワードのパフォーマンス、品質スコア、およびそのキーワードの最新の競合状況に基づいて算出しております。

First Page Bid は予測値なので、検索結果 1 ページ目への掲載を保証するものではありませんが、お客様の入札戦略の上で参考情報としてご活用いただけると幸いです。


次に、品質スコアのリアルタイムな評価に伴い「非表示(検索サイト)」ステータスが廃止となります。そのため、キーワードが一時停止、もしくは削除されておらず、かつ品質スコアと入札金額の組み合わせを判断した結果、広告表示のための条件を満たしていると判断された場合、これまで非表示であったキーワードにも広告表示の可能性が出てきます。

以下、新システムの流れについて簡単に説明させていただきます。

広告主 A はキーワード「ピザ」を設定しています。広告主Aの「ピザ」は、自身が拠点にしている東北地方よりも関西地方で、また昼よりも夜のほうが、そして特定の検索パートナーでより高い広告パフォーマンスを獲得しています。この場合、「ピザ」がオークション参加対象になり得るかを決める際、最小入札価格ではなく今後は検索ユーザーの地域や時間、その他様々な関連性の要素がオークションごとに考慮されます。そのため、広告主 A の「ピザ」は関西地方で、夜、特定の検索パートナーでより多くの広告が表示がされるようになる可能性があります。


(AdWords API、および AdWords Editor をご利用中のお客様へ)

今回の変更はまず今後数週間のうちに一部のお客様に対してリリースさせていただく予定です。その後、すべてのお客様に対して変更が反映された時点で、また改めてご連絡させていただく予定です。その他、広告掲載に関してはこちらのヘルプページもご参照ください。

引き続き Google AdWords をよろしくお願いいたします。

Posted by 鈴木 雅之 プロダクトスペシャリストチーム

今年 5 月にこちらの記事でご案内させていただいた、リンク先ページの読み込み時間と品質スコアの関係ですが、先日より読み込み時間も品質スコアの要素として考慮されるようになりましたので、改めてご連絡させていただきます。

今 回の変更により、リンク先の読み込みに時間のかかるリンク先 URL が設定されている場合、キーワードの品質スコアが低くなり、その結果最小入札価格が高く なる可能性があります。逆に、キーワードの評価に問題がなく、読み込み時間がとても早いと判断された場合は、リンク先ページの品質と品質スコアにプラスの 影響が出る可能性があります。リンク先ページの読み込み時間の評価結果はキーワード分析ページで確認できます。

読み込み時間の評価の方法について

読み込み時間の評価は次のように行っています。

まず、広告グループ内のリンク先ページと、同じドメインを持つ残りのアカウントのリンク先ページの平均読み込み時間に基づい て、キーワードごとに読み込み時間の評価が行われます。したがって、複数の広告グループに同じドメインのリンク先ページがある場合は、それらのすべての広 告グループ内のキーワードの読み込み時間の評価は同じになります。
  • 読み込み時間の評価を決定する場合は、広告単位とキーワード単位の両方でリンク先 URL をたどっていき、最終的なリンク先ページが評価されます。
  • 広告グループに異なるドメインを持つリンク先ページが含まれている場合、キーワードの読み込み時間の評価は、読み込み時間が最も長いドメインに基づいて行われます。広告グループ内のすべてのキーワードの読み込み時間の評価は、常に同じになります。
読み込み時間は、サーバーが設置されている地域の平均値と比較して評価されます。たとえば、インドにあるサーバーでホスティングされているウェブサ イトの場合、リンク先ページの読み込み時間はインドのその地域の平均読み込み時間と比較されます。アメリカのユーザーをターゲットとしているウェブサイトの場合も、この方法で評価されます。

なお、AdWords システムではリンク先ページを定期的に再評価しているので、リンク先ページの読み込み時間の改善が確認されると、品質スコアおよび最小入札価格に変化が見られるかと思います。

リンク先ページの品質評価全般についてはこちらを、またリンク先ページの読み込み時間についてはこちらのヘルプページもあわせてご参照ください。

Posted by 鈴木 雅之 プロダクトスペシャリストチーム

このたび、AdWords のリンク先ページの品質評価において、リンク先ページの読み込み時間も評価対象とするようになりましたので、本日はそのご案内をさせていただきます。

Google では広告をクリックしてからリンク先ページまですばやく到達できることも、満足感のある検索体験をユーザーの皆様に感じていただく上で重要な要素であると考えております。

そのため、この2008年5月より、リンク先ページの読み込み時間も品質要素の1つとして考慮するようにいたしました。

広告主様自身の読み込み時間の測定結果は、キーワード分析ページで確認することができます。

クリックして拡大

現在は準備期間のため、読み込み時間の測定結果はリンク先ページの品質評価には含まれておりませんが、6月中旬よりリンク先ページの読み込み時間も、品質スコアに影響を及ぼすようになる予定です。特にリンク先ページの読み込み時間の診断結果が [ このページは低速で読み込まれます] の場合、リンク先ページの品質と品質スコアにマイナスの影響が出てくるので、もしお客様のウェブサイトが、読み込みに時間がかかるようでしたら今のうちにウェブサイトを見直していただき、必要に応じて読み込み時間の改善作業を行っていただけると幸いです。

なお、AdWords システムではリンク先ページを定期的に再評価しているので、リンク先ページの読み込み時間の改善が確認されると、品質スコアおよび最小入札価格に変化が見られるかと思います。

リンク先ページの品質評価全般についてはこちらを、またリンク先ページの読み込み時間についてはこちらのヘルプページの記事もあわせてご参照ください。