Posted by Glenn Wilson - AdWords プロダクト マネージャー

ブランド認知度の向上を目指す広告主様にとって、「どうすればオンライン広告を確実に表示できるか」は長年の課題でした。実際、ディスプレイ広告の 56% およびすべての動画広告の 46%* は、スクロールしないと見えない位置にあったり、別のタブに掲載されたりするため、ユーザーの目に触れないまま終わるというデータもあります。ここ数年、Google もこの課題に取り組んでまいりました。

本日は、広告の視認性に関する 3 つの改善点をお知らせいたします。
  • すべてのインプレッション単価(CPM)キャンペーンが、視認範囲のインプレッション単価(vCPM)キャンペーンにアップグレードされました。
  • フリークエンシー キャップで広告の視認性が考慮されるようになりました。
  • 視認性基準に基づく指標が、掲載結果の表に追加されました。


インプレッション単価(CPM)キャンペーンが、視認範囲のインプレッション単価(vCPM)キャンペーンにアップグレード


今年 10 月にお知らせしましたとおり、Google ディスプレイ ネットワークを対象とするすべてのインプレッション単価キャンペーンを、視認範囲のインプレッション単価(vCPM)キャンペーンにアップグレードいたしました。今後は、Google ディスプレイ ネットワークに広告が表示されたとしても、実際にユーザーの目に触れなかった場合は費用が発生しません。

AdWords では、2013 年に視認範囲のインプレッション単価(vCPM)制が導入されました。それ以降、ディスプレイ広告や動画広告を配信する広告主様は、MRC が定めた視認性の業界標準(英語資料)を満たす場合のみ費用が発生する方式をお選びいただけるようになりました。

広告の面積の 50% 以上が、ディスプレイ広告では 1 秒以上、動画広告では 2 秒以上画面に表示されることが条件となります。これは、Google のアクティブ ビュー技術(英語記事)によって測定されます。この条件を満たさなかったため、実際に広告は表示されているにもかかわらず課金されなかった事例が今年だけで数百億回もありました。


広告の視認性を左右する 5 つの要因



導入事例のご紹介


パリを拠点とするオーディオ機器メーカー Devialet 社は、自社製のスピーカーとアンプの認知度を高めたいと考えていました。より多くのユーザーに広告を見てもらえるよう、インプレッション単価制から視認範囲のインプレッション単価制に切り替えたところ、費用あたりの視認範囲インプレッションが 49% 向上し、平均サイト滞在時間が 50% 長くなりました。


視認範囲を考慮したフリークエンシー キャップで、広告の表示頻度を管理


フリークエンシー キャップは、同じユーザーに広告を表示する回数を制限する機能です。視認可能でないインプレッションをフリークエンシー キャップにカウントしてしまうと、ユーザーが実際に広告を目にする回数が減ってしまう可能性があります。

そこで今後は、ディスプレイ キャンペーンや動画キャンペーンでフリークエンシー キャップを設定しても、視認可能なインプレッションのみがカウントされるようになります。フリークエンシー キャップについて詳しくは、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。


キャンペーンの成果をより正確に把握できる新しい指標を導入


ディスプレイ キャンペーンや動画キャンペーンの成果をより正確に把握いただけるよう、視認性基準に基づく指標を新たに追加しました。

  • 視認可能なインプレッションの合計数
  • 視認可能なインプレッションの割合
  • 視認可能な広告のクリック率

こうした指標により、ユーザーの目に触れる可能性が高い掲載先や、成果をあげている広告クリエイティブを、より正確に割り出すことができます。

ユーザーに確実に広告を表示し、マーケティング担当者様とサイト運営者様の両方にとってメリットが生まれるよう、Google は広告の視認性を業界標準として取り入れることを提唱してきました。今回の変更は、この目標達成に向けた重要な一歩となるでしょう。


*Google による調査(2014 年)

Posted by Brad Bender - Google ディスプレイ ネットワーク プロダクト マネジメント担当副社長

ニーズが生まれたら、手元のデバイスですぐに解決。そんな便利な時代だからこそ、消費者の期待値はかつてないほど高まっています。それに伴い、消費者が「買いたい」「見つけたい」といった意向を示した瞬間を捉えたいというマーケティング担当者のご要望も高まっています。

今日は、そうしたタイミングを捉えたアプローチを可能にする、Google ディスプレイ ネットワークの機能をいくつか紹介します。


ユーザー層分析 - リマーケティング リスト内のユーザーについて知る


顧客についての情報、たとえば年齢層、所在地、関心分野などを把握することで、マーケティングに関する判断の精度も上がります。

AdWords のユーザー層分析では、リマーケティング リスト内のユーザーについて、属性、関心分野、所在地、使用デバイスといった集計データを得られます* 。このレポートは AdWords の管理画面の [共有ライブラリ] で確認できます。

たとえば、コンバージョンに至ったユーザーの多くがジャズが好きだとわかった場合、そのアフィニティ カテゴリをキャンペーンに追加することができます。また、顧客の多くが 25~34 歳の女性だった場合、その年齢層に合わせて広告をカスタマイズすることも可能です。詳細



例:このリマーケティング リストは 25~34 歳の割合がユーザーの 30% であり、 米国の平均である 19.9% を大きく上回っていることがわかります。

ベルギーの通信会社 BASE がユーザー層分析を利用したところ、サイクリングが好きな人は、携帯電話を購入する確率が一般的な顧客の 2 倍であることがわかりました。この分析に基づいてサイクリングが好きな人にアプローチすることで、BASE はコンバージョンの倍増に成功しています。同社は現在では、オンラインとオフラインの両方で、ユーザー層分析を広告戦略の判断材料として活用しています。


Sony PlayStation はユーザー層分析を通じて、クラシック音楽が好きな人は、自社のブランドとのエンゲージメントに至りやすいことに気づきました。同社は Google ディスプレイ ネットワークでこうした層にアプローチすることで、通常利用しているアフィニティ カテゴリと比べて 31% 高い視聴完了率を実現し、同じ予算でより多くの視聴数を獲得することができました。同社は現在、このユーザー層分析を利用して、新しいキャンペーンのターゲット ユーザーを選定しています。


vCPM(視認可能なインプレッション)を全面的に採用


ディスプレイ広告の実に 56% は、スクロールしなければ見えない位置や別のタブにあるため、ユーザーの目に触れずに終わるというデータがあります。**

こうした状況を踏まえ、インプレッション単価制を採用しているすべての Google ディスプレイ ネットワーク キャンペーンは、「視認可能なインプレッション」に基づく方式(vCPM: 視認範囲のインプレッション単価)に移行することになりました。

むこう数か月間で、視認可能なインプレッション(英語記事)、すなわちユーザーの目に触れる位置に掲載された場合以外のインプレッションに対して、広告料金が発生しなくなります。


改良された動的リマーケティング広告


ユーザーが使用するデバイスは形もサイズもさまざまです。また、コンテンツの向きが横になったり、タップ、スワイプなどの操作が加わることもあります。こうしたさまざまな掲載フォーマットに対応するには、広告の表示方法も柔軟でなければなりません。

このたび動的リマーケティングが新しくなり、デバイスの種類に応じて広告の形やサイズが自動的に調整されるようになりました。どんなモバイルサイトでも、PC 用サイトでも、アプリでも見栄えよく表示できるよう、広告の外観が調整されます。

たとえば、広告主様のロゴが青と黄色を中心とする配色なら、広告の枠線や背景も自動的に同様の配色となります。さらに、自動的に何種類かの色の組み合わせをテストし、最も掲載結果の良いものを採用していきます。またこのような自動調整に対し、好みに合わせて変更を加えることも可能です。

本日ご紹介した機能は、あらゆる規模の広告主様に活用いただけるものです。Google ディスプレイ ネットワークのこうした技術が、皆様が重要な瞬間を逃さず捉える一助となれば幸いです。


*分析はすべて匿名化された集計済みデータによるものです。
**Google 調べ、2014

Posted by 水谷 嘉仁 - パフォーマンスソリューション エキスパート

1.  Micro-Moments を見極め、「最適なメッセージ」を「最適なタイミング」で届ける



世界中で 1 日に検索数は 30 億回を越え、日々検索される語句の 15% は今までに検索されたことがありません。*1

検索語句のレポートを分析していると、こんなのどうやって検索したの?と思うことが多々あります。コピペや音声検索でしょうか、特にモバイルの検索語句では、非常に長い住所であったり、まるで温泉の効能のような文章など予測することが難しいものが多くあります。おそらくどこか旅行先の温泉をさがしている Micro-Moments とも推測できます。

こうした多様化した生活者の Micro-Moments を柔軟に捉えるためには、従来のキーワードによるターゲティングでは限界があります。そこで、ターゲティングを自動化する「動的検索広告」を活用すると、自社のウェブサイトに関連する検索語句に対して自動で広告を配信することが可能になります。

その動的検索広告を国内で一番活用し、生活者の Micro-Moments を的確に捉えていらっしゃる楽天市場とリクルートライフスタイルに検索広告キャンペーンのデータを提供頂き、今年の 3 −4 月にかけての 1 日における時間帯別の Micro-Moments をそれぞれグラフ化してみました。


楽天市場のデータより


オンラインショッピングの Micro-Moments をデバイスごとに見てみると、モバイルのクリック数が終日においてパソコンを上回っています。生活者が「何か買いたい」と思ったときに、いかにモバイルで情報を検索しているか読み取ることができます。

ちなみに昨年のデータと比べると、昨年の同時期にはなんとパソコンのクリック数が終日においてモバイルを上回っていました。この 1 年で、モバイルのクリック数が 3 倍以上に伸びており、オンライン ショッピングはモバイルファーストになったと言えるでしょう。




リクルートライフスタイルのデータより


レストランでは、生活者が「何か食べたい」とレストラン情報を探すクリックは、お昼と夕方の食事時にピークを迎えます。特に夕方には、パソコンとモバイルのピークに時差があるのも特徴的です。やはり、モバイルでは外出先での直前の情報検索が多いことが想像され、まさにモバイルならではの Micro-Moments であると言えるでしょう。

また美容では、生活者が「髪を切りたい・ネイルをしたい」とモバイルで情報を探す時間帯には、1 日の中で大きく 4 つのピークがあるようです。察するに、学生であれば授業の合間の休み時間や、会社員であれば終業時間でしょうか。こと美容についての Micro-Moments は圧倒的にモバイルからになっています。




個々の生活者の Micro-Moments を継続的に捉える


ある調査によると、95% のサイト訪問者は初回訪問時にコンバージョンしないまま離脱し*2、また、49% のサイト訪問者はコンバージョンするまでに 2 −4 回再訪問するとも言われております*3。一方で、ターゲットを絞った広告は、その効果の度合いが 2 倍になるというデータも出ています*4。せっかく認知・検討段階でサイトを訪問した生活者を、コンバージョンまで落とし込めるかは、いかに「個々」の生活者の Micro-Moments を「継続的」に捉えられるかにかかってきます。

そのためには、サイト訪問者との接点をできるだけ多く把握する必要があります。まず最初に、ウェブサイトに訪れた生活者のサイト内での行動履歴を収集し、適切にセグメント化します。ここで、陥りがちな「策士策に溺れる」パターンに気をつけてください。より詳細に生活者をセグメント化しようと、リマーケティング リストを細分化し過ぎてしまい、実際の広告運用に活用できなくなるケースをよく見かけます。

そんな時は、Google アナリティクスのスマートリストをご活用ください。スマートリストは Google アナリティクスの 250 以上ものシグナルを使って、サイト訪問者の中からコンバージョンの可能性の高いパターンを分析し、リマーケティング リストを自動で作成します。

データ収集とセグメント化の準備ができたら次は、実際の広告運用です。検索広告・ディスプレイ広告ともにリマーケティングを活用して、個々のサイト訪問者が再度検索をしたりコンテンツを閲覧している、まさにその Micro-Moments を逃さず再びアピールします。

また、サイト未訪問者に対しても、Google ディスプレイ ネットワーク、YouTube, Gmail を通じて、生活者が購入を検討している Micro-Moments を見極め、積極的にサイト訪問を促すことが可能です。

主にディスプレイ広告は認知・検討からコンバージョン、検索広告は検討からコンバージョンにかけてよく機能します。たとえ検索広告・ディスプレイ広告のキャンペーンを別々に運用していても、広告を通してリーチする生活者は同じであると考えるべきでしょう。リマーケティング戦略としては、認知・検討・コンバージョン、そしてその後のリレーションシップの強化まで、個々の生活者の  Micro-Moments を検索・ディスプレイ ネットワークをまたいで包括的に捉える必要があります。


自動化の活用


Micro-Moments を捉えるベストプラクティスとしては、ターゲティング、広告、入札単価を自動化することが効果的です。検索ネットワークでは、動的検索広告と検索広告向けリマーケティング リストと自動入札の目標 CPA を併せて活用することで、インデックスされたウェブページを活用し、訪問歴がある生活者に向けメッセージと入札単価を最適化することが可能になります。

一休レストランでは、ターゲティング・広告・入札単価の調整のすべてを自動化することで、モバイルのコンバージョン数を昨年対比で+136% に倍増することに成功しました。また、動的検索広告の検索語句レポートより、鉄板焼きやアフタヌーンティーの需要の変化をタイムリーに捉えて特集ページを開設し、それらをディスプレイ広告として運用することで新規顧客の獲得にも取り組むことができました。



ディスプレイ ネットワークで Micro-Moments を捉えるには、ぜひ、動的リマーケティングと自動入札の目標 ROAS を併せて活用してみてください。そうすることで、訪問歴がある生活者に向けメッセージと入札単価を最適化することが可能になります。

楽天市場では、動的リマーケティングで手動入札と自動入札をテストしたところ、自動入札において販売数では +12%、売上では +14% の増加が確認できました。その後、予算の拡張や目標  ROAS を調整しながら販売数を 2.6 倍、売上を 2.9 倍に成長させるまでになりました。まだ手動で入札単価を調整されているキャンペーンがあれば、ぜひ、活用してみてください。



モバイルサイトのユーザー エクスペリエンス


「最適なメッセージ」を届けるということは、広告だけではありません。広告を通して生活者がたどり着くウェブサイトも重要な役割を占めます。せっかくモバイルでの Micro-Moments を見極めても、モバイルサイトでのユーザー エクスペリエンスが良くないと簡単にはコンバージョンには結びつきません。

ユーザー エクスペリエンスの悪いモバイルサイトで広告を運用することは、野球で例えるなら打率の悪いバッターをひたすら打席に送るようなものでしょう。基本的なモバイルフレンドリー施策を抑えた上で、モバイルサイトのユーザー エクスペリエンスを高めるための 25 の設計指針も併せてご確認下さい。

LIVESENSE では、ユーザー エクスペリエンス改善の結果、コンバージョン率(応募率)は 16.7 ポイントも改善され、モバイルからの応募数が昨対比で +40% も増加しました。


2. Micro-Moments を活かせたか効果を測定する


多くの方はオンラインでのラスト クリックのコンバージョンを効果測定の指標にされていることでしょう。現時点では弊社の自動入札機能もラスト クリックのコンバージョンを基準にしているのでこれは仕方がないかもしれません。

ただし、デバイスをまたいだコンバージョンは統計的に 95% の信頼がないとレポートに表示されません。つまり、この数字がレポートされているキャンペーンについては確実にデバイスをまたいでコンバージョンしている生活者がいるといえます。生活者のモバイルでの  Micro-Moments を的確により多く捉えるためには、まずは、オンラインでのラスト クリックのコンバージョンを超えて、推定合計コンバージョンのレポートを見ることから始めてください。


3. Key Takeaways


まずは可能な限りの自動化をしてください。ターゲット、広告、入札単価のすべてを自動化することが、Micro-Moments を効率的に活かすポイントになります。

そして、モバイル UX の最適化をしてください。素晴らしいユーザー エクスペリエンスを提供することが、Micro-Moments を最大限に活かすポイントになります。

最後に、アトリビューションを活用しはじめてください。ラスト クリックを超えたコンバージョンを考慮することが、これまで以上に Micro-Moments を適切に捉えるポイントになります。

次回は "Micro-Moments を活かしてリレーションシップを強化する" というテーマで、弊社パフォーマンスソリューション エキスパートの緑川から投稿します。


連載:「Google と考える Micro-Moments」- 他の記事はこちら


第 1 回: マーケターにとって見逃せない瞬間「Micro-Moments」とその活かし方
第 2 回: Micro-Moments を活かして認知を獲得し検討を促す
第 4 回: Micro-Moments を活かしてリレーションシップを強化する




*1 Google 調べ
*2 Understanding Shopping Cart Abandonment(ショッピング カートの放棄に関する分析)、Forrester Research、2010 年 5 月
*3 Google/Compete によるスポーツ用品に関する調査:(2011 年 9 月~2012 年 9 月)クリックストリーム BF02(アクセスしたブランドの数)
*4 Media Economy Report, Magna Global, 2014 年

Posted by Pasha Nahass, Product Manager, Mobile Display Ads

スマートフォンやタブレットの大型化が進んでいますが、それでも指だけでは操作しづらいこともあります。スワイプしたつもりがタップ(クリック)になってしまったり、見るつもりのないリンクや広告をうっかりタップしてしまうこともあるでしょう。

第三者による最近の調査では、各種広告ネットワークのモバイル広告において、意図しないクリックはクリック全体の 50% にも上ると推定されています。広告主様にとってこうした状況は、不自然なクリック率の上昇や広告費用の増加にもつながります。

Google では、ディスプレイ広告フォーマットの改善を重ねるとともに、クリックの質を最大限に高めるよう努めています。2012 年には、ユーザーが意図して広告をクリックしたのかどうかを確認するクリック確認機能をバナー広告で導入(英語記事)しました。その後も、なるべくユーザーの手を煩わせずに意図しないクリックを防げるよう、こうした取り組みをさらに進めてきました。

そして今回、新たな仕組みをいくつか導入することになりました。

  1. 広告画像の縁近くをクリック不可に: モバイル イメージ広告では、ユーザーが隣のコンテンツをクリックまたはスクロールしようとしたときに、画像の縁をうっかりクリックしてしまうケースが多いようです。そこで、画像の中央部分をクリックしないと、広告主様のウェブサイトやアプリが表示されないようにしました。
  2. アプリアイコンをクリック不可に: アプリ内インタースティシャル広告で、「広告を閉じる」ボタンと重なっているインストール広告のアプリアイコンはクリック不可となります。アプリをインストールしたいユーザーは、アプリのアイコンではなくインストール ボタンをクリックし、表示されたアプリストアのページでインストールを行うことになります。
  3. クリック可能になるまで少し時間を置く: 広告が画面に表示されてからクリック可能になるまでに、少し時間を置くようにしました。ユーザーが広告の内容を見る時間を確保することで、意図しないクリックの防止が期待できます。
モバイル イメージ広告の外縁はクリック不可
アプリ内インタースティシャル広告のアプリアイコンはクリック不可


広告主とユーザーの皆様にとってメリットの高い広告を


このたびの変更によってユーザーは、意図せず別のページを開いてしまうことなく、閲覧したいページに留まることができます。また広告主様にとっても、意図しないクリックによる費用が減り、コンバージョン率が向上するというメリットがあります。実際、今回の変更に伴うクリックの質の向上により、ディスプレイ広告の平均コンバージョン率は平均で 15% 上昇しています。

ディスプレイ キャンペーンや広告フォーマットの詳細については、ヘルプセンター Google のベスト プラクティス ガイドをご覧ください。また、アプリウェブサイトで導入している、クリックの質を高めるためのポリシーも併せてご覧ください。

Posted by テクノロジー業界担当 アカウントマネージャー 田島一樹、パフォーマンス ソリューション エキスパート 緑川徹生

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コンピュータ及びインターネット用セキュリティ関連製品・サービスの開発・販売をグローバルに展開するトレンドマイクロ株式会社は、従来の PC 向けサービスに留まらず、利用者数が急増しているスマートフォン・タブレット向け総合セキュリティアプリ「ウイルスバスター モバイル」を開発し、日本国内における普及率の向上を目指しています。

この事例では、Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)のモバイルアプリ面の広告において、コンバージョン オプティマイザーとユーザー ターゲティングを戦略的に導入し、アプリ ダウンロード促進の長期的成功を収めた取り組みをご紹介します。

導入の背景と戦略


スマートフォンの総合セキュリティアプリは、ユーザーがその必要性と有用性についてよく理解していないと、なかなか費用をかけて購入に踏み切りません。そこでトレンドマイクロでは、購入前に 30 日間無料でアプリをインストールして使用してもらい、アプリの必要性を理解してもらうように努めました。

しかし、無料体験版の広告予算は限られており、従来の広告手法ではインストール単価(CPI)が目標値より高くなる結果が続き、広告の拡大も難しい状況でした。

そこで、目標 CPI 以下でより多くのユーザーを獲得するために、コンバージョン見込みが高い新規端末ユーザーへのターゲティングと、コンバージョン率を高めるためコンバージョン オプティマイザーを導入しました。

施策における工夫とポイント


スマートフォン利用期間ごとの無料アプリ ダウンロード率を見ると、新規端末ユーザーの方が圧倒的にアプリのダウンロード率が高いことがわかりました(図 1 参照)。そこで、告知するターゲット層を 2 つに分け、それぞれに向けたキャンペーンを設定しました。

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(図 1 ) 「ニールセン通信」(ニールセン株式会社)より引用


まずアプリ ダウンロードが活発であり、なおかつセキュリティ対策のニーズが高い、端末利用 90 日以内の新規ユーザーのみをターゲットとした新たなキャンペーンを作成し、展開しました。このターゲティングにより、見込み顧客へのリーチの機会が増えたことで、大幅な CPI の低下が実現しました。

また、端末利用 91 日以降のユーザーに対しては、GDN のモバイルアプリ面のリーチを活かし広範囲への広告出稿にコンバージョン オプティマイザーを導入し、入札調整の完全自動化と最適化を行うことで、CPI を目標値以内に抑制しながら獲得件数を最大化しました。

施策後の成果


今回の施策によって、「ウイルスバスター モバイル」のプロモーション効率は飛躍的に向上しました。施策前の平均 CPI と比べ、新規端末ユーザー向けキャンペーンは 69%、端末利用 91 日以上ユーザー向けキャンペーンでも 70% も CPI が低下しました(図 2)。さらにインストール数は約 1.6 倍へと拡大することができました(図 3)。

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(図 2)
(図 3)


何よりも注目すべきことは、このモバイルアプリ キャンペーンの運用が 1 年を超える長期に亘って広告効率と獲得数拡大を良好な状態で維持し続けていることです。その秘訣は、適切なターゲットユーザーの設定と継続的な広告内容の見直し、そして運用管理の自動化にあると言えるでしょう。

その時々のマーケティングの状況や課題に最も適した Google ツールを選択し導入することで、一過性の効果向上ではなく、長期的に安定した結果を出すキャンペーンとして運用できています。

今後の展望


今回の施策によって、「ウイルスバスター モバイル」を多くのユーザーにインストールしてもらい、利用者数を増やすことができました。次なるマーケティングの改善点は、無料体験から有料版への購入率を向上することです。現在は蓄積したデータを分析しながら、無料体験版ユーザーに向けたさらなる施策を展開したり、セキュリティ リスクに対する告知や、製品の有用性の理解促進のための検討・準備を進めています。

「弊社のプロダクトの特性と Google のプロダクトがうまくマッチした結果、よい成果を残すことができたと思います。今回のキャンペーンで非常に良い点は、長期的に良好な広告効率と獲得数が維持ができていることだと思います。長期的なキャンペーンが安定して打てることで、コスト管理や運用管理の最適化にもつながっています。」
トレンドマイクロ株式会社 オンラインビジネス推進部 オンラインセールス課 アカウントマネージャー 鶴賀 美由紀氏



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*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。
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トレンドマイクロ株式会社
http://www.trendmicro.co.jp/
• セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」をはじめとする、各種コンピュータ及びインターネット用セキュリティ関連製品・サービスの開発・販売

Posted by Jon Krafcik - ディスプレイ広告担当シニア プロダクト マネージャー

この 2 年間でリリースされた「アフィニティ カテゴリ」と「購買意向の強いユーザー」は、いずれも Google ディスプレイ ネットワークで広告メッセージとの相性の良いユーザーにアプローチするためのターゲティング方法です。

たとえば自動車のマーケティングの場合、アフィニティ カテゴリを利用すれば車が好きな層に、「購買意向の強いユーザー」を利用すれば自動車の購入に向けて積極的に情報収集を行っているユーザーに広告を表示することができます。

カスタム アフィニティ カテゴリ



今回これに加わったのが、「カスタム アフィニティ カテゴリ」です。この機能では、広告を表示するユーザー層をご自身で柔軟に指定することができます。

カスタム アフィニティ カテゴリでは、広告を表示するユーザーを広告主様が独自に定義し、ウェブ全体でデバイスを問わずアプローチすることができます。ユーザーの最近の好みや関心の対象を反映したターゲティングで、最適なユーザーにメッセージを伝えましょう。

カスタム アフィニティ カテゴリは Google ディスプレイ ネットワーク全体で利用できます。comScore の調査によれば、これは全世界のウェブユーザーの 89% を捕捉できることを意味します。1 アフィニティ カテゴリと同様、カスタム アフィニティ カテゴリはエンゲージメント広告視認可能なインプレッションといった既存の機能やフォーマットとの相性がよく、ブランドの認知度向上に役立ちます。

カスタム アフィニティ カテゴリの活用事例



Electronic Arts 社が最近実施した Madden GIFERATOR キャンペーンでは、カスタム アフィニティ カテゴリによってナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の各チームのファンの注目を捉えました。既存のアフィニティ カテゴリには「アメリカン フットボール ファン」カテゴリも用意されていますが、EA 社はカスタム アフィニティによってさらに精密な広告掲載を行いました。NFL の各チームに対応する 32 種類のカテゴリを独自に作成し、実際の試合に合わせてリアルタイムにディスプレイ広告を表示したのです。

EA 社でシニア プロダクト マネージャーを務める Alexis Cox 氏は、Google とのコラボレーションによってこのキャンペーンを実現しました。「GIFERATOR キャンペーンの目標のひとつは、実際の NFL についての会話に、ゲーム『Madden』を登場させることでした。カスタム アフィニティ カテゴリのおかげで、強いエンゲージメントを保ちつつ、カスタマイズされたリアルタイムのコンテンツで Madden のリーチを広げることができました」と Cox 氏は話します。



この新しいカスタマイズ機能は、ミュージカル「Motown」のプロデューサー Kevin McCollum 氏にとっても朗報でした。無数のエンターテインメントが溢れるニューヨーク シティでユーザーの注目を得るのは簡単なことではありません。

ミュージカル「Motown」は、カスタム アフィニティ カテゴリによってニューヨークの観劇ファンにアピールし、大きな成果を上げました。「Google のカスタム アフィニティ カテゴリのおかげで、ニューヨークを訪れた観光客に対して、他のテクノロジーでは望めない規模と効率でキャンペーンを展開し、追加コストをかけることなく成果を上げることができました」と McCollum 氏は話します。

「カスタム アフィニティ カテゴリを利用することで、今夏ニューヨーク シティの観光客をターゲットにした他のキャンペーンと比べて 2 倍近い成果が得られました」と話すのは、ミュージカル「Motown」の広告展開を請け負う SpotCo 社のアソシエイト デジタル メディア マネージャー、Kyle Fox 氏です。「設定は簡単で、AdWords 特有の優れた最適化性能もそのままでした。」

カスタム アフィニティ カテゴリの作成



Google では、広告主様が適切なユーザーに広告を表示しやすいよう、また広告を表示したユーザーについて的確な分析ができるよう、常に機能の改良に取り組んでいます。

カスタム アフィニティ カテゴリの作成画面では、広告が表示されるユーザーの年齢層や性別といった属性ごとの内訳が表示され、リーチ範囲を予測することができます。

カスタムアフィニティ.jpg


この機能は、AdWords ディスプレイ ネットワーク タブの [+ ターゲティング] ボタンから「インタレスト / リマーケティング」を選んでご利用ください。詳しくは、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

Posted by Ahmad Anvari - Google ディスプレイ ネットワーク プロダクト マネージャー


2 月の記事(英語記事)でご紹介したとおり、既に WordStreamElmo Talent Software といった広告主様が、AdWords の新しいキャンペーン タイプ「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」を利用して大きな成果を上げています。以来、このキャンペーン タイプへアップグレードされたキャンペーンの数は 30 万件を超えています。

2014 年 9 月 16 日より、従来の「検索/ディスプレイ ネットワーク」型のキャンペーンはすべて、「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」型へと自動的にアップグレードされます。

なお、「検索ネットワークのみ」「ディスプレイ ネットワークのみ」のキャンペーンには影響はありません。


「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」キャンペーンの特徴
  • 掲載結果の向上: 「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」にアップグレードしたキャンペーンでは、ディスプレイ広告で平均してクリック率が 35% 向上、コンバージョン単価は 35% 低下しています。* 成果はキャンペーンによって異なります。
  • 管理が容易に: 通常の検索キャンペーンと同じように管理できます。キーワードや入札単価といった設定が、ディスプレイ ネットワークにも自動的に反映されるため、余分な手間がかかりません。

自動アップグレード前にご自身でアップグレードするメリット

キャンペーンをお好みどおりに設定できるよう、9 月 16 日よりも前にアップグレードされることをおすすめします。それまでにアップグレードされなかったキャンペーンは、自動アップグレードの対象となります。
  • 目標に応じた設定: アップグレードすると、商品やサービスを購入してもらえる見込みの強いユーザーを獲得しやすくなる一方、クリック数や表示回数は減る可能性があります。現在のクリック数を維持したい場合は、「ディスプレイ ネットワークのみ」を対象とする新しいキャンペーンを併せて作成し、元のキャンペーン設定やターゲティングを引き継ぐことを推奨します。

「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」へのアップグレードについて、詳しくはヘルプセンターもご覧ください。

*新しい「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」タイプと従来の「検索/ディスプレイ ネットワーク」タイプのキャンペーンを比較した初期テストの結果、クリック率が平均 35% 向上し、コンバージョン単価は平均 35% 削減されました。またコンバージョン数についても、「検索ネットワークのみ」のキャンペーンと比べて平均 10~15% 増加することがわかりました。ただし、キャンペーンの掲載結果は状況に応じて変動しますのでご注意ください。

Posted by AdWords オンラインスペシャリスト 一ノ関 俊吾

ディスプレイ広告の活用方法について、 7 月 24 日にオンライン セミナーを開催いたします。ディスプレイ ネットワークへの広告掲載では 100 万を超えるウェブサイトや動画、モバイル アプリを含むディスプレイ ネットワークへ配信することができます。その中には、全世界で毎月 8 億人のユーザーがアクセスしている YouTube も含まれます。

セミナーでは Google Partners プログラムの認定資格、ディスプレイ広告の上級者向け試験をカバーしていますが、最適化や運用方法もご紹介しますので、試験の受講を検討されていない方もご参加いただける内容です。

登録はこちらから

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7 月 24 日(木)午後 3 時 ~ 午後 5 時 30 分
AdWords 認定資格 ディスプレイ広告の上級者向け試験対策講座

今回のオンライン セミナーでは、次の内容についてお話させていただきます。

Part 1 - Google ディスプレイ ネットワーク

1. ディスプレイ広告の価値と Google ディスプレイ ネットワーク
2. キャンペーンの計画
3. クリエイティブの制作
4. ターゲットの設定

Part 2 - YouTube

1. YouTube におけるディスプレイ広告の価値
2. ターゲットオプションの設定
3. クリエイティブの制作
4. 入札戦略
5. パフォーマンスの測定と最適化
6. YouTube モバイル広告
7. モバイル アプリの導入

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セミナー中、参加者の方はリアルタイムにご質問もいただけます。また、いただいたご質問の一部は、後日 AdWords コミュニティにてご紹介いたしますので、ぜひ併せてご参照ください。

ディスプレイ広告を運用されている、あるいは AdWords 認定資格ディスプレイ広告の上級者向け試験の受験を検討されている方は、ぜひ奮ってご参加ください。

<参考 AdWords 認定資格について>
https://support.google.com/partners/answer/3154326

登録はこちらから

なお、本セミナーはどなたでも参加いただけますが、参加には事前登録が必要となります。事前登録いただいた方には登録後セミナー視聴ページのリンクをお送りいたします。皆様の参加をお待ちしております。

Posted by Kensaku Nakayama, Yuki Yoshino / Mobile Apps Solution Specialist


シリコンスタジオ株式会社はゲームコンテンツ向けのミドルウェア開発を主軸とし、携帯電話用ゲームのコンテンツ開発、オンラインゲーム環境の構築事業、デジタルクリエイター派遣事業など 4 つの事業を中心に活動している日本のコンピュータゲームソフト制作会社です。

携帯電話用ゲームのコンテンツ開発の一環として 2013/7/9 にスマートフォン向けアプリ『MONSTERTAKT』の Android 版を、2013/10/4 には iOS 版を順次リリースしました。

『MONSTER TAKT』は不思議なタクトを手にした主人公がモンスターを操り、強敵と戦うシミュレーション RPG です。

今回は、モバイルアプリ用のリマーケティング機能を活用し、アプリから離れてしまうユーザー(休眠ユーザー)の呼び戻しに成功した事例をご紹介します。


導入の背景
リリース直後より Google AdWords を利用し、新規ユーザーの獲得を効果的に進めていました。しかし、徐々にアプリから離れてしまうユーザー(休眠ユーザー)も増加し始めました。

休眠ユーザーに対してアプリ復帰を積極的に促す方法を探していたところ、インストールしたユーザーに広告配信できる「リマーケティング」の機能を知り、導入を決めました。


リマーケティングの活用戦略
広告内容を検討する中で、ユーザーが休眠した理由について以下の 3 つの仮説を立てました。
  1. ゲーム内通貨(魔獣コイン)の配布が十分でなかった可能性
  2. ゲームのステージ(クエスト)追加が遅かった可能性
  3. モンスター追加が足りていなかった可能性
上の仮説に沿って広告を作成し(下図参照)、更にユーザーの休眠期間ごとに広告を分けて配信を行いました。



▲ リマーケティングで使用した広告バナー 3 種
  左上: コイン配布    右上:クエスト追加
  左下: モンスターの追加


導入後の成果
リマーケティングを導入した結果、多くの休眠ユーザーをアプリへ復帰させることに成功しました。掲載結果では通常のキャンペーンに比べてクリック率は 3-4 倍、コンバージョン率は 2-3 倍となりました。また広告内容については、コイン配布に言及するバナーが最も効果が高く、特に休眠期間が 2 週間以内であれば復帰率が高いことも確認できました。


モバイルアプリ プロモーションの可能性を広げる
このようにプッシュ通知だけでなく、イベント情報などを能動的に発信できるようになったことで、インストール後も含めたプロモーション計画が重要となってきました。ユーザ数を増やすと同時に、獲得したユーザのエンゲージメントを高める施策を作っていくことが今後のポイントとなってくると考えられます。

*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。

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シリコンスタジオ株式会社

シリコンスタジオ株式会社は、日本のコンピュータゲームソフト制作会社。ゲームコンテンツ向けのミドルウェア開発を主軸とし、携帯電話用ゲームのコンテンツ開発、オンラインゲーム環境の構築事業、デジタルクリエイター派遣事業など 4 つの事業を中心に、多くの人々に感動を与えられる企業を目指している。
http://www.siliconstudio.co.jp/

「アプリのリマーケティングを利用し、休眠していたユーザーの呼び戻しが広告で実現できたことに非常に満足しています。」広報/マーケティング部  山下 詠希氏

Posted by Ahmad Anvari - プロダクト マネージャー

商品やサービスに関連するキーワードで検索を行うときも、たどり着いたウェブサイトでコンテンツを閲覧するときも、ユーザーは有益な情報を適切なタイミングで入手したいと考えています。本日ご紹介する新しいキャンペーン タイプ「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」では、Google やウェブ上のサイトにアクセスしたユーザーに新たな方法でアプローチすることが可能です。

検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」を利用すると、検索キャンペーンのリーチを Google ディスプレイ ネットワークに拡大できます。200 万のウェブサイトが参加する Google ディスプレイ ネットワークでは 、全世界のオンライン ユーザーの 90% にアプローチすることが可能です(Comscore、2013 年 9 月)。

ご利用の検索キャンペーンを「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」タイプに変更すれば、管理の手間を増やすことなく、適切なタイミングでディスプレイ ネットワークにも広告を掲載することができます。初期テストでは、このキャンペーン タイプを利用することで顧客を 15%* 増やすことに成功したという結果も出ています。


従来の検索/ディスプレイ ネットワーク」キャンペーン タイプとの違い

従来の「検索/ディスプレイ ネットワーク」キャンペーンより、ディスプレイ ネットワークで高い成果を上げることができます。

検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」キャンペーンでは、広告の成果が上がりやすい場所やタイミングを従来より高い精度で予測し、広告の表示機会を厳選します。つまり、取り扱っている商品やサービスへの関心が高そうな見込み顧客にターゲットを絞って広告が表示されます。

ディスプレイ ネットワークでの掲載結果に絞って従来のキャンペーン タイプと比較すると、初期テストではクリック率が平均 35% 向上し、コンバージョン単価も平均 35% 削減されました。*

「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」が適しているケース
  1. 検索ネットワークのみ」のキャンペーンを運用されている場合: 新しいキャンペーン タイプに切り替えることで、余計な手間を掛けることなく質の高いトラフィックを増やすことができます。ユーザーの検索に対応して広告を表示するのが基本ですが、ディスプレイ ネットワークの関連性の高いサイトにも広告を表示して、掲載結果の向上を図ります。

  2. 検索/ディスプレイ ネットワーク」タイプのキャンペーンを運用されている場合: 新しいキャンペーン タイプに切り替えることで、投資収益率の向上が見込めます。*
検索キャンペーンとディスプレイ キャンペーンを別々に運用されている場合は、現状を維持した方が予算や単価、ターゲットの設定を柔軟に管理できます。

「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」へのアップグレード

単一のキャンペーンで検索・ディスプレイの両ネットワークに広告を掲載する場合、現時点では「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」が最も優れた方法です。このため、従来の「検索/ディスプレイ ネットワーク」タイプを今後数週間以内に AdWords 管理画面から削除することになりました。

この間に、ご利用のキャンペーンを「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」に変更することをおすすめします。AdWords の管理画面もアップグレードに対応しております。詳しい手順については AdWords ヘルプセンターをご覧ください。
  
*新しい「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」タイプと従来の「検索/ディスプレイ ネットワーク」タイプのキャンペーンを比較した初期テストの結果、クリック率が平均 35% 向上し、コンバージョン単価も 35% 削減されることが判明しました。

また、コンバージョン数についても、「検索ネットワークのみ」のキャンペーンと比べて平均的なユーザーで 10~15% 増加することがわかりました。ただし、キャンペーンの掲載結果は状況に応じて変動しますのでご注意ください。

Posted by 中山 顕作 - モバイル ソリューション スペシャリスト

モバイル アプリは加速度的に人々の生活に浸透しています。2012 月末時点の Flurry Analytics における調査結果では、スマートフォン利用者は 1 日あたり 127 分をアプリ内で過ごしていることが明らかになっています(テレビ視聴時間は 168 分/日)。また、2012 年の別調査では、モバイル アプリの利用時間は 3:1 の割合でモバイル ウェブをはるかに上回っています。従来のように、モバイル ウェブへの広告配信のみでは、ユーザー獲得の先細りが懸念されます。


Google AdWords からモバイル アプリ面へ 簡単に広告配信ができるようになりました。

Google AdWords は、2012 年 6 月より世界最大級のスマートフォン向けモバイル アプリ広告ネットワーク「AdMob」と統合し、モバイル アプリを利用するユーザーに広くリーチできるようになりました。モバイル アプリへの広告配信では、Google Play ストアや App Store のカテゴリーを選択することや、個々のアプリを直接指定することにより、ターゲットとするユーザーにリーチすることができます。

モバイル アプリ面への広告配信では、新規携帯端末購入者へのターゲティングや利用者の興味・関心などアプリの利用状況に応じたより精密なターゲティングが可能となります。そのため、広告主様の業種によっては、モバイル ウェブ広告よりも投資対効果が高いという報告も受けています。

【事例】モバイル アプリ面の活用で新規会員獲得数が 25 %増加
    交通系クライアントによるモバイル向けプロモーション


本クライアントはより多くのモバイル ユーザーの獲得を狙い、モバイル ウェブ面への広告配信の他にモバイル アプリ面へ広告出稿を行いました。

広告掲載を進め、最適化を行った結果、モバイル ウェブ面のみに配信した場合に比べて CPA を抑えつつ新規会員獲得 25 % 増を達成しました。モバイル アプリ面へ獲得導線を広げたことで、親和性の高いプレースメントに対して適切に配信を行うことができ、効率良く新規会員の獲得に成功しました。

デスクトップ PC からモバイルへのシフトに合わせて、多くのウェブ サービスではユーザー獲得の入り口をアプリへ移し始めています。スマートフォン利用の流れが加速する中で、ユーザーへ十分にリーチしていくためにも、モバイル アプリへの広告配信を是非、ご活用ください。

サポートのご案内

アプリ面へ広告配信するためのキャンペーン作成に関しては、AdWords ヘルプページ、もしくは AdWords ビジュアルナビに設定方法の資料がございますので、そちらをご参照ください。また、設定方法に関して不明点があり、サポートが必要な場合は AdWords サポート窓口までお問い合わせください。

Posted by Diya Jolly(シニア プロダクト マネージャー)

ブランディング目的での広告掲載を予定しているものの、アプローチしたい層にオンラインで大規模にリーチするのは難しい、とお悩みではありませんか。

そんな問題に対応するべくこの度リリースされたのが、AdWords および YouTube の新機能「アフィニティ カテゴリ」です。

この機能はインタレスト カテゴリの一種であり、テレビ広告型のオーディエンス セグメントを念頭に設計されています。 Google システムは、ユーザーが訪問したページの種類やアクセス頻度、滞在時間を踏まえ、各ユーザーのブラウザに「旅行好き」「ペット愛好家」といったアフィニティ(好み)カテゴリを関連付けます。こうしたアフィニティ カテゴリをターゲットに設定することで、広告主様のブランドを好む可能性が高い層にアプローチすることができます。

アフィニティ カテゴリのメリット

ブランディング広告を手掛ける広告主様の場合、テレビ広告向けのオーディエンス購入に慣れているケースが多いかと思います。これを踏まえて、アフィニティ カテゴリでは、テレビ広告と同様のオーディエンス セグメントを採用しています。

そのセグメントは、「エコ生活愛好者」「お笑い番組ファン」など、70 種類におよびます。こうした関心分野に基づいて大規模にリーチを展開し、エンゲージメントを促進することができます。

アフィニティ カテゴリで成功をおさめた Mazda Canada

Mazda Canada では大規模な顧客層にアプローチできるソリューションを探していました。同社の Mazda6(アテンザ)は、過去 10 年間で何度か大きなデザイン変更を行っています。2013 年に登場した新モデルは、同社特有のデザインに、スマート シティ ブレーキ サポートやリア クロス トラフィック アラートを含む SKYACTIV TECHNOLOGY を組み合わせたものでした。

このリリースにあたっては、マーケティングにおいても、盛り込まれた先進技術や新機能をユーザーに伝えるとともに、消費者をウェブサイトに誘導してブランドとのエンゲージメントを促進する、革新的なアプローチが求められていました。

ターゲット層は明確でした。テクノロジーに対する関心が強く、最新のガジェットや自動車関連の技術に詳しい、都市部のプロフェッショナル層の男性です。

アフィニティ カテゴリを試すことにした Mazda Canada は、同社が求めるユーザーにアプローチするため、最新のガジェットを扱ったウェブサイトの訪問頻度が高い「ハイテク好き」層を選びました。同様の層をターゲットに展開したテレビ広告のメッセージを、さらに強化する狙いです。結果は大成功で、従来のキャンペーンと比べて 10 倍多くのユーザーにリーチするという、予想以上の成果が得られました。

「アフィニティ カテゴリはこのキャンペーンにぴったりのソリューションでした。Mazda6 の先進的なテクノロジーに関心が強いと思われるユーザーを対象に、短期間で大規模にアピールすることができました」と、同社インタラクティブ・マーケティング・マネージャーの Michael Tsang 氏は語ります。

キャンペーンの大成功を踏まえ、Mazda Canada は他の車種のオンラインのメディア ミックスの一部として、また広告活動の重要な一角を占める要素として、アフィニティ カテゴリを組み込むことを決めました。




関心のあるユーザーとつながる

アフィニティ カテゴリは、ユーザーのニッチな好奇心ではなく、「ゲーム ファン」「グルメ」「高級ブランド愛好者」といったライフスタイルを反映する嗜好を捉えることで、幅広いリーチを実現します。多様なセグメントから最適なものを選び、ブランドとの親和性が高いユーザーとのエンゲージメントを促進することで、将来のブランド支持者を育てることができます。

なお、ユーザーに関連付けられたインタレスト カテゴリは、ユーザー自身が広告設定で変更することができます。そのためオンラインで目にする広告は、消費者自身が管理できるようになっています。

アフィニティ カテゴリの詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。

Posted by Christian Oestlien, AdWords プロダクト マネージャー

広告効果を高めるためには、ユーザーを知ることと、その情報に基づいて適切にターゲットを設定することが重要です。

Google ではこのほど、ディスプレイ ネットワークにおけるユーザーの分析やターゲット設定に役立つ新しいツールをリリースすることになりました。Google ディスプレイ キャンペーン プランナーユーザー層別掲載結果レポート、そしてプレースメント別掲載結果レポートです。

Google ディスプレイ キャンペーン プランナー

この無料ツールでは、ディスプレイ ネットワークにおけるターゲット設定の候補や見積もりを確認できます。入力内容に基づいて広告枠の候補が提示され、それぞれの推定表示回数のほか、年齢層、性別、過去のクリック単価といった関連データが表示されます。
  • 新しい広告枠を発見できる。数千のウェブサイトからアプリ、動画チャンネルまで、オンライン上のあらゆる広告枠の中から候補を提示します。

  • ターゲット設定の候補を確認できる。ユーザーの興味/関心や、アクセスするウェブサイト、購入する商品などを指定すれば、効果的なキーワードやターゲット設定の候補が提示されます。「ゴルフの愛好家に広告を表示したい」「子どもを授かったばかりの夫婦がターゲットである」といった場合に効果的です。

  • 分析に役立つデータを確認できる。広告効果を予測する際に参考となる見積もりデータや履歴データを確認できます。

ディスプレイ キャンペーン プランナーは AdWords のツールの 1 つです。クリック 1 回でアカウントに直接プランを追加したり、プランをダウンロードして共有したりできます。このツールは、今後数週間以内に [ツールと分析] タブから利用できるようになります。詳細はヘルプセンターでご確認ください。

続いて、2 つの新しいレポートについてご紹介します。このレポートでは、ユーザー層やウェブサイトごとに、広告の掲載結果を把握することができます。

ユーザー層別掲載結果レポート

広告の表示回数やクリック率、コンバージョン率などのデータを、ユーザー層、性別、年齢層ごとに確認できるようになります。ユーザーに合わせた広告の作成や、ターゲット設定・入札単価設定の調整にお役立てください。

プレースメント別掲載結果レポート

自動プレースメントと手動プレースメントのデータがまとめて表示され、ウェブサイトごとの掲載結果を簡単に確認できるようになります。すべての国で [ディスプレイ ネットワーク] タブからご利用いただけるようになりますので、ターゲット設定や入札単価設定を調整する際にご活用ください。

今回リリースされる新機能をぜひ、ディスプレイ ネットワークにおける広告掲載にお役立てください。

Posted by 桂田 博司 - 第一広告営業本部 自動車業界担当 アカウント プランナー

モバイル・PC 関連事業を軸に、2000 年の設立以来新しい事業の開拓に積極的に挑戦し続ける株式会社エイチーム。現在は、「エンターテイメント事業」と「ライフサポート事業」の異なる 2 つの事業を主軸として、スマートフォンアプリやソーシャルアプリ、PC 向け比較サイト、予約サイトの企画・開発・運営に取り組んでいます。中でも 2007 年に開設した『かんたん車査定ガイド(ナビクル)』は、簡単な車情報の入力だけで最大 10 社に一括で見積もり依頼ができる比較サイトとして利用者を拡大しています。

当サイトの利用者をさらに拡大するため、同社では 2012 年 3 月に機能刷新された “キーワードによる新コンテンツ ターゲット” を活用。その結果、検索連動型広告並の CPA(獲得コスト)で潜在顧客を獲得することに成功しました。この一連の施策について、株式会社エイチーム 比較サイト事業部 部長 間瀬 文雄氏、マネージャー 松田 幸司氏にお話を伺いました。

潜在顧客獲得にあたり見えてきた課題

『かんたん車査定ガイド(ナビクル)』は、車査定のニーズに応えるためのメディアです。サイトへの集客は、その大部分を検索連動型広告、純広告、ネットワーク広告などのオンライン広告に頼っていますが、その中でも検索連動型広告の占める割合は高く、車査定に対する顕在ニーズには対応することができていました。そしてさらに多くの顧客を獲得するにあたり、同社はいくつかの課題に直面しました。

「検索連動型広告は既に"車 査定"などニーズが具体化していて検索をするユーザーに対してはアプローチはできますが、それより前段階の潜在ニーズを持つユーザーに対するアプローチは難しいと言われています。

しかし、顧客数を拡大するためには、これらの潜在ニーズを持つユーザーに対し、早い段階で接触をする必要がありました。車の買い取りや下取りという行動の前には、車の買い替えという動きがあります。これらの買い替えを検討しているユーザーは、検索よりもどちらかと言えば車の情報サイトを見ています。また、50 代以上の層にもアプローチをしたいと思うと、なかなかリスティング広告だけではカバーしきれません。かといって、いきなり純広告を掲載するのも戸惑いがありました。

ちょうどその時、Google AdWords でキーワードによる新コンテンツ ターゲットが登場したため、これならスモールスタートで素早く PDCA を回すことができると考えました。」(間瀬氏)

 より柔軟に、広告精度を高める "キーワードによる新しいコンテンツ ターゲット"

Google ディスプレイ ネットワークのウェブサイトを閲覧中のユーザーに対するアプローチ方法として既に多くのお客様にご利用いただいているコンテンツ ターゲットは、予め設定したキーワードに関連するウェブ コンテンツ ページに幅広く広告を掲載することができる配信手法です。既に具体的な検索キーワードが頭に浮かんでいる、ニーズが顕在化したユーザーではなく、興味・関心があるウェブ コンテンツを閲覧中のユーザーに広告を表示することができるため、ニーズがまだ検索に至るほど顕在化していない、いわゆる潜在顧客層と接点を持つチャンスがあります。

これまでコンテンツ ターゲットでは、広告グループに登録されたキーワード群をもとに、その広告グループ全体のテーマと関連性の高いウェブ ページへの広告配信が行われていました。しかし、コンテンツ ターゲットの仕組みが刷新されたことにより、広告グループ内の個々のキーワード単位で配信先を調整できるようになりました。これにより、設定がさらに柔軟になり、広告配信の精度を高めることができるようになりました。

同社はキーワードによる新コンテンツ ターゲットを導入し、乗り換え対象となる新車や中古車を探して車関連のウェブサイトを閲覧している自動車保有層にアプローチをはじめました。

「キーワードによる新コンテンツ ターゲットへの移行に伴い、効果もすぐに見えてきました。同じ獲得単価で潜在層にアプローチでき、新たな顧客獲得機会を創り出すことができたと思います。」(松田氏)

これまでの主たる集客手段であった検索連動型広告と比較すると、その結果は非常に満足がいくものでした。検索連動型と同等もしくはそれより下回る CPA で潜在顧客層がコンバージョンに至り、さらにディスプレイ ネットワークへの予算を投下したところ、これまでの獲得数に加え、さらに新たなコンバージョンを獲得することに成功しました。



キーワードによる新しいコンテンツ ターゲットを活用した潜在顧客への効率的なアプローチが、新たな顧客獲得の大きなきっかけへとつながったのです。

最適化を自動化し、PDCA サイクルを素早く回す
〜ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーの活用〜

Google ディスプレイ ネットワーク上のウェブ サイトやウェブ コンテンツは日々変わり、それに対し常に最適化を図ることで効果の向上を見込むことができます。ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーは、目標コンバージョン単価、広告、予算を設定するだけで、ターゲット設定と単価設定の両方を自動的に最適化し、ディスプレイ ネットワーク キャンペーンのコンバージョン数を増やす手助けをするツールです。

同社はキーワードによる新しいコンテンツ ターゲットを使った広告配信をはじめてから 2 ヶ月後、ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーの設定を完了、その結果、翌日から早くも効果が表れました。



最適化を施したことでコンバージョン数を増やすことができ、自動最適化で CPA が下がったため、これまでの獲得コンバージョン数に対する全体予算を下げることができました。その結果、新たな顧客を獲得するためにその予算を使うことができるようになりました。

「ディスプレイ ネットワークへ広告配信をすると、必ず検証しなくてはならないのが広告配信先です。常にコンバージョンを生み出すウェブ コンテンツ上に広告が掲載されているのかを確認し、チューニングする必要があります。ディスプレイ キャンペーン オプティマイザーはこれを自動化してくれるので、業務の効率化に大きく役立っています。」(松田氏)

キーワードによる新しいコンテンツ ターゲットを導入し、それをさらに効率化させるためにディスプレイ キャンペーン オプティマイザーで最適化を自動化。こうした効果的な機能の組み合わせが効率の良い顧客獲得へとつながっています。



"検索連動型広告とは異なる手段で手応えを感じることができたのは、当社にとって大きなチャンスです。スマートフォン対応やディスプレイ ネットワークでの広告配信など、今後も積極的に Google AdWords を活用していきたいですね。"
- (右から)株式会社エイチーム 比較サイト事業部 部長 間瀬 文雄氏、マネージャー 松田 幸司氏


Posted by Jon Krafcik - プロダクト マネージャー

マーケティング業界では長年にわたって、広告媒体となるメディアの視聴者層に合わせて消費者へのメッセージをきめ細かく調整する取り組みがなされてきました。こうした視聴者層の分析はオンライン広告でも重要です。そのため Google では 2 年近く前に、年齢や性別といった属性に基づいて広告を掲載できる機能をベータ版として導入しました。

2011 年以降、Google ではこの機能のご利用対象となる広告主様の拡大に努めてきました。ご利用いただいたケースでは、優れた実績を上げています。

たとえば婚約指輪を扱う Blue Nile 社では、この機能を使用して見込み顧客にアプローチしたところ、アメリカにおけるオンライン ディスプレイ広告の平均を 10 倍上回るクリック率を達成しました。

このたびこの機能が、日本を含め 39 か国でご利用いただけるようになりました。対象地域をターゲットとするキャンペーンでは、[ディスプレイ ネットワーク] タブに「年齢」と「性別」のターゲット設定が表示されるようになります。

「年齢」や「性別」に基づいたターゲティング機能は、 インタレスト カテゴリリマーケティングキーワードによるコンテンツ ターゲットといった他のターゲティング機能を補完するもので、見込み顧客に合わせた適切な広告を掲載できるようにすることが目標です。

たとえば、ヨガ用品を販売していて、主な顧客層が 25~34 歳の女性であるとわかっている場合は、こうした層を中心に広告を掲載する一方、商品への関心が低いと思われる層をターゲットから外すことができます。

Google では、広告主様と見込み顧客とのつながりを高め、マーケティング キャンペーンの効果向上をサポートすることを目指しています。これは、より役立つ広告をユーザーに届けるうえでも重要な取り組みで、サイト運営者様の収益化にもつながります。この機能の詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。

Posted by Brad Bender プロダクト マネジメント ディレクター

Google では数年前に、インタレスト ベース広告とリマーケティング機能を導入し、広告主様の商材に関心があるユーザーや、広告主様のサイトを訪問したことがあるユーザーにアプローチする手段を提供してきました。

以来、広告主様やサイト運営者様より、広告の投資収益率向上やサイトの収益化にこの機能が役立ったという声を多く頂いています。またユーザーに対しては、「広告の表示について」リンクや「広告表示設定」、広告のミュート機能など、表示される広告を細かく管理する手段を提供しています。

今回 Google では、広告主様のご意見に応えて、新たに次の改良を加えることになりました。
  • 一つのリマーケティング タグで複数のリストを定義できるように

  • これまで、例えば時計の商品ページの訪問者と靴の商品ページの訪問者に対して異なる広告を掲載するためには、複数のリマーケティング タグを発行してそれぞれのページに埋め込む必要がありました。

    これからは、単一のリマーケティング タグをサイトに埋め込むだけで、リストを何個でも定義できるようになります。たとえば、URL に文字列「watch」を含むページの訪問者を「時計に興味があるユーザー」と定義し、時計の広告の表示対象とすることができます。詳細についてはこちらをご覧ください。

  • Google アナリティクスのタグでリマーケティングが利用可能に

  • 現在、Google アナリティクスをご利用の広告主様がリマーケティングを行うには、アナリティクスのタグに加え、AdWords のリマーケティング タグを発行する必要があります。

    Google ではこの手順の簡略化を進めています。将来的には、アナリティクスの管理画面からタグに少し手を加えるだけで、すぐにリマーケティング リストを作成できるようになる予定です。

    AdWords のリマーケティング タグで作成したリストと同様、このリストも Google ディスプレイ ネットワークで使用することができます。詳細についてはこちら(英語のみ)をご覧ください。

  • 新規顧客へのアプローチ

  • Google ではこのほか、見込み顧客に広告を表示する機能や、幅広いユーザーにアピールする機能の改善を進めています。

    例えば今後、サイト訪問者だけでなく、リマーケティング リスト内のユーザーと類似するユーザーに対しても広告を掲載できるようになる予定です。

    また、サイトへの訪問履歴の有無をもとに検索キャンペーンをカスタマイズするテスト機能(英語のみ)のリリースも進められています。(リマーケティング リストを使用した機能です。)
オンライン広告が最大限の効果を発揮すれば、広告主様は効果的にユーザーにアピールでき、サイト運営者様もコンテンツの収益化が可能になります。ユーザーにとっても、有用な広告が表示されるようになります。Google はこれからも、オンライン広告の効果を高めるためのツールの開発に尽力していきます。

* 補足(2012 年 7 月 31 日追記)

上記のうち、現時点で日本の広告主様にご利用いただけるのは、1 つ目でご紹介した「単一のリマーケティング タグで複数のリストを定義する」機能です。

その他の機能に関しては現在、機能の改善やリリースに向けた準備を進めています。ご提供開始まで今しばらくお待ちください。


メディア & エンタテインメント業界担当 アカウントマネージャー 是澤 優和

2008 年の誕生以来、370 万を超える人々が視聴する有料多チャンネル事業と衛生放送事業を両輪とし、ハイブリッドな強みを活かした事業を展開するスカパー JSAT 株式会社。業界に先駆けた取り組みで多チャンネル放送の魅力と楽しさを広げるとともに、社会の安心・安全を支える役割を果たしています。

同社は従来より J リーグの放映をしており、テレビ CM を地域ごとに配信し、テレビ観戦に誘導してきたものの、テレビを見ない人にはリーチしにくいという課題がありました。今回、2012 年の J リーグ開幕にあたってはテレビ業界としては初めての取り組みとなりますが、主要ファン層の 10 代〜 30 代の男性にテレビ以外で投資対効果高くリーチさせるため、Google AdWords の配信方法の 1 つである TrueView インストリーム広告を採用しました。

TrueView インストリーム広告利用の狙い

TrueView インストリーム広告は Google AdWords で動画広告を配信することができる広告フォーマットです。YouTube のパートナー動画をターゲットに、動画再生ページでプレロールまたはミッドロールとして掲載されます。ユーザーは、動画広告を「視聴する」か、もし興味がない場合は「スキップする」を選択することができます。広告が 5 秒間再生された後、広告をスキップするか残りの部分を見るかを視聴者自身が選択することができるため、本当に視聴をしたい人にだけ広告メッセージを届けることができます。この広告フォーマットの大きな特徴は課金方式(Cost per View)にあり、広告料金が発生するのは、視聴者が広告を 30 秒間(それより短い広告は最後まで)見た場合のみとなっています。

テレビでは接触できない層に投資対効果高くリーチを拡大することが、今回同社が TrueView インストリーム広告を採用した理由でした。従来はテレビ CM からテレビ観戦へと誘導してきましたが、普段はあまりテレビを見ない人にアプローチするには YouTube で「J リーグ開幕」のニュースを伝え、テレビ観戦へ誘導することが有効ではないかと考えました。

TrueView インストリーム広告では、ユーザーは動画広告を視聴するか、もし興味がない場合はスキップすることができます。J リーグに興味があり、動画をすべて視聴したユーザーのみが課金対象となるこの広告フォーマットであれば、効率的にリーチ拡大を実現することができると考えました。

また、J リーグのファンは、「自分の住む地域のチームには、興味がある」という特徴があるために、ファンを確実に誘導するためにはファン心理に合わせてメッセージを最適化してリーチすることが必要になります。TrueView インストリーム広告は Google AdWords が持つ精緻なターゲティング機能を活用し、デモグラフィック別にクリエイティブを使い分け、最適なメッセージを届けられるということも、利用を決定した理由の 1 つでした。



7エリアには各地域別に合わせたクリエイティブを配信
その他都道府県には同一のクリエイティブを配信し、効果を検証


TrueView インストリーム広告の掲載は Google AdWords の管理画面から簡単に設定ができます。今回は、J リーグファンに効率的にリーチするために、デモグラフィック(地域)とインタレスト カテゴリ(ユーザーの興味・関心のジャンルのスポーツ、スポーツ観戦)で配信対象を設定しました。また、北海道、新潟、長野、静岡、愛知、関西、佐賀の 7 エリアには、地域ごとのチームにフォーカスしたクリエイティブで地域別動画を配信した一方で、その他の都道府県には共通の動画を配信しました。

 

Google AdWords の管理画面では、広告掲載効果を確認し、どの広告が良いパフォーマンスを示しているかをすぐに把握することができます。今回のキャンペーン結果を分析したところ、約 1 ヶ月の間で、キャンペーン全体で約 160 万回もの動画再生回数を獲得しました。

さらに、同一クリエイティブを配信したそれ以外の都道府県と比較すると、地域別のクリエイティブを作成・配信した 7 エリアは、10 %近く高い動画再生率となりました。適切なメッセージを適切なターゲットに向けて配信することで、ターゲット層に的確にリーチし、十分な視聴回数を得ることに成功しました。また、エリア別に異なる動画を用意し、ターゲットの興味・関心にあったクリエイティブを展開することで高い動画再生率を実現できました。

完全視聴したユーザーだけが課金対象、視聴単価を大きく抑えることに成功

Google AdWords はオークションベースの課金システムのため、広告掲載パフォーマンスに応じて予算をコントロールすることができます。さらに、TrueView インストリーム広告は、広告が表示された時点では課金対象とはならず、視聴者が広告を 30 秒間(それより短い広告は最後まで)見た場合のみ課金される広告フォーマットとなっています。

今回のキャンペーンの広告配信後のレポートを分析したところ、TrueView インストリーム広告を利用したことで、平均広告視聴単価は 1 広告視聴あたり約 3 円と視聴単価を大きく抑えることができました。つまり、TrueView インストリーム広告では、届けたいメッセージを十分に視聴してくれたユーザーの視聴分のみの課金となり、途中で視聴をやめたユーザーにはコストを発生させることがないため、効率的な投資機会となったと考えられます。

担当者の松元氏は、「TrueView インストリーム広告によってこれまでも活用していた Google AdWords から YouTube へ動画広告を掲載できるのは、利用のメリットの一つです。精緻なターゲティングで興味のある人だけに効果的にアプローチできるのが魅力なので、今後も配信対象とクリエイティブのパターンを比較し、効果的なアプローチをみつけていきたいと考えています。」と、今後も継続的な利用を検討されています。

「テレビ CM でも地域別のクリエイティブを展開してきましたが、TrueView インストリーム広告の良い点は、Google AdWords の配信対象設定を活用して精緻なターゲティングができることです。さらに、動画配信後にデータを入手でき効果が分析できるため、次の施策に活かすことができるのもメリットだと思います。」
スカパー JSAT 株式会社
マーケティング本部プロモーション部
アシスタントマネージャー 広告宣伝チーム 松元 圭 氏




posted by Subha Subramanian, 柔軟なリーチ プロダクト マネージャー

先日、ディスプレイ ネットワークでの広告運用を効率化するため、 [ ディスプレイ ネットワーク ] タブを AdWords 管理画面に追加いたしました。

このタブには、ディスプレイ ネットワークを対象とするターゲット設定、入札単価設定、最適化の機能がまとめられています。

そしてこのたび、この [ディスプレイ ネットワーク] タブでの管理がさらに柔軟になるよう、柔軟なリーチ機能を追加することになりました。

今後、AdWords の [設定] タブの [ネットワークとデバイス] セクションに、「柔軟なリーチ」を有効にするチェック ボックスが表示されるようになります。

この設定を有効にすると、広告の掲載先をキャンペーン単位ではなく広告グループ単位で設定できるようになります。



変更のメリット

これまで、ディスプレイ ネットワークにおけるターゲット設定方法(キーワード、プレースメント、インタレスト カテゴリなど)の組み合わせ方法( [広範囲] か [特定の範囲] )は、キャンペーン単位で選択していただいておりました。
  • [広範囲] :メインのターゲット設定に一致していれば、他のターゲット設定方法に一致していないページにも広告が表示されます。(他のターゲット設定方法は、入札単価を調整するために使用されます。)
  • [特定の範囲] :指定したターゲット設定方法に すべて一致するページにのみ広告が表示されます。
「柔軟なリーチ」を有効にすると、広告グループ単位で複数のターゲット設定方法を組み合わせ、これらを入札単価の調整のみに使用するか、それとも広告の掲載先を絞り込むために使用するかを選べるようになります。

また、ターゲット設定がキャンペーンのリーチや表示回数におよぼす影響についてもデータが得られます。

今回の変更によるキャンペーンへの影響

今年中にはキャンペーン単位での [広範囲] と [特定の範囲] の選択肢がなくなり、「柔軟なリーチ」に統一される予定です。

一度「柔軟なリーチ」を有効にしたキャンペーンでは、元のキャンペーン設定に戻すことはできなくなり、それ以降に作成した広告グループでは柔軟なリーチが適用されます。

「柔軟なリーチ」を有効にした後も、現在のターゲット設定や入札単価設定がそのまま適用されますが、その後は個々の広告グループ単位でターゲット設定を変更できるようになります。

詳細について
柔軟なリーチの詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

第 1 広告営業本部 アカウントエグゼクティブ 西 康裕

1989 年の創業以来、常に社会構造や労働市場の変化に歩調を合わせながら、マーケットが求めるサービスの追求と提供に取り組む株式会社インテリジェンス。オンラインでは転職総合サイト『DODA』、アルバイト総合サイト『an』、人材派遣情報サイトなどを展開し、総合的な求人情報を提供しています。
以前より Google AdWords を活用し、これらの求人情報を探している方々に対してリーチとアクションを促してきました。今回、同社はテレビ CM のクリエイティブを投資対効果高く、より広範囲にリーチさせるため、Google AdWords の配信方法の1つである TrueView インストリーム広告を採用しました。


TrueView インストリーム広告利用の狙い

TrueView インストリーム広告は Google AdWords で動画広告を配信することができる広告フォーマットです。YouTube のパートナー動画をターゲットに、動画再生ページでプレロールまたはミッドロールとして掲載されます。ユーザーは、動画広告を「視聴する」か、もし興味がない場合は「スキップする」を選択することができます。広告が 5 秒間再生された後、広告をスキップするか残りの部分を見るかを視聴者自身が選択することができるため、本当に視聴をしたい人にだけ広告メッセージを届けることができます。この広告フォーマットの大きな特徴は課金方式 (Cost per View) にあり、広告料金が発生するのは、視聴者が広告を 30 秒間(それより短い広告は最後まで)見た場合のみとなっています。

ターゲット層に対し投資対効果高くリーチを拡大すること、それが今回同社が TrueView インストリーム広告を採用した理由でした。転職総合サイト『DODA』のテレビ CM を放映する際、この CM 素材をより広範囲に、リーチを広げる手段はないかと考えました。CM 素材は 30 秒、つまり TrueView インストリーム広告で課金対象となるのは、CM 素材を最後まで見た視聴者のみとなります。きちんとメッセージを届けることができた視聴者に対してのみ課金がされるこの広告フォーマットであれば、同社は効率的にリーチ拡大が実現できると考えました。また、TrueView インストリーム広告は Google AdWords が持つ精緻なターゲティング機能を活用することができます。転職に興味を示しそうな年代や興味・関心を持っ たユーザーに絞り込んでリーチすることができるため、ターゲット層だけに対して確実にリーチができる手段であることも、利用を決定した理由の 1 つでした。

 



投資対効果高く視聴を促すと同時にウェブサイトへの誘導やコンバージョンにも寄与

TrueView インストリーム広告の掲載は Google AdWords の管理画面から簡単に設定ができるため、利用を決定してからすぐに掲載をおこなうことができました。テレビ CM の放映と同時期に YouTube 上での広告掲載を開始、その際にターゲット層に確実にリーチできるよう、デモグラフィック、キーワード、インタレスト カテゴリ(ユーザーの興味・関心のジャンル)、トピック(ウェブサイトのコンテンツ テーマ)などをターゲット設定すると同時に、一度広告に接触してくれたユーザーに対してリマーケティングを使って再度アプローチすることも視野に入れました。

広告は決して全ての人が最後まで見てくれるものではありません。TrueView インストリーム広告は、広告が実際に表示された回数のうち、最後まで再生された回数を「視聴率」としてレポートします。当該キャンペーンでは視聴率が約 17.0% で、約 6 人に 1 人が完全視聴に至りました。また、最後まで再生された分のみに課金される CPV は平均 8 円と、投資対効果の高いキャンペーン運用に成功しました。

今回のキャンペーンでは動画を通して DODA のブランドイメージを浸透させることを目的としていましたが、TrueView インストリーム広告を使い、具体的なユーザーアクションを促すこともできました。動画からウェブサイトへのクリック率は、同社が Google ディスプレイ ネットワークにディスプレイ広告を掲載している実績* と比較すると約 31.6 倍となり、高いクリック率となりました。また、ウェブサイトへの誘導を促進できたことにより、コンバージョンにも影響がありました。同期間中の Google ディスプレイ ネットワーク全体のコンバージョン数に対する TrueView インストリーム広告からのコンバージョン数の割合は約 39% と、ブランディング目的の施策でしたが、コンバージョンにも寄与しました。*2012/02の集計


完全視聴したユーザー以外には課金されることなくブランドイメージを伝達

広告配信後のレポートを分析すると、また別の発見がありました。TrueView インストリーム広告は、視聴者が広告を 30 秒間(それより短い広告は最後まで)見た場合のみ課金される広告フォーマットですが、キャンペーン メッセージが伝わるだけの長さを視聴していたユーザーも多く存在していることがわかりました。

 


レポートによれば、動画を最後まで視聴したのは全体の17% でしたが、50% 以上視聴したユーザーは 26%、75% 以上視聴したユーザーは 20% と、途中まで興味を持って視聴しているユーザーが半数以上存在していたことがわかります。途中で視聴をやめたユーザーには課金されることはないため、コストを発生させることなく一部でもブランドメッセージを伝えることができました。



「テレビCMと比較して良い点は、フリークエンシー キャップを設定できることです。同じ金額でもフリークエンシーキャップをかけることで、リーチを最大化できます。規模感ではテレビCMに劣るかもしれませんが、データの透明性や細かい配信設定ができる点は AdWords ならではのメリットだと思います。」
(写真左から)株式会社インテリジェンス キャリアディビジョン 事業企画統括部 塚本 祐介氏、大江 信明氏、木下 淳氏

YouTube および動画広告エキスパート 粕谷 英司

YouTube には毎月、世界中から 8 億人のユーザーが集まります。この YouTube で宣伝することは、言ってみれば毎日オリンピックで広告宣伝しているようなものです。たった 1 つの動画でスタートアップのビジネスを軌道に乗せることさえ可能です(海外事例のご紹介)。このたび、より多くの企業様が動画をビジネスに活用していただけるよう、新しいサービス、ツールをリリースいたしました。

動画広告向け AdWords が、すべての広告主様にご利用いただけるようになりました。
検索連動型広告と同じように、動画広告向け AdWords をご利用いただけるようになりました。AdWords と同じ管理画面より動画広告の作成・管理を行い、料金はユーザーが広告を視聴した場合にのみ発生します。さらに、アカウントの作成から初めての動画プロモーションまで 5 分とかかりません。動画広告向け AdWords の特徴は以下のとおりです:

 

  • 最適なユーザーに絞り込んでリーチ: 広範なターゲット設定により、ターゲットしたいユーザー層に的確にリーチすることが可能です。たとえば、動画が YouTube の検索結果に表示されるようキーワードを設定したり、ユーザーの興味や関心に応じて動画広告を表示させたりすることもできます。世界最大規模のオンライン動画サイト YouTube と、数百万のウェブサイトで構成される Google ディスプレイ ネットワークよりユーザーにリーチできます。動画広告向け AdWords なら YouTube アカウントにリンクして、YouTube にある既存の動画をそのまま利用して動画キャンペーンを始めることができます。

  • 費用対効果の測定: YouTube 動画広告の利用で、ウェブサイトへのトラフィックは平均して 20 %、検索数は 5% 増加するという結果が出ています (Google Campaign Insights, 2011)。動画広告向け AdWords なら、動画を通じてどのようなブランド エンゲージメントが行われているかを把握することができます。最後まで動画を見たユーザー、ウェブサイトを訪れたユーザー、チャンネルに留まって他の動画を見たユーザー、動画を見た後にチャンネル登録したユーザーそれぞれについての数がわかります。

  • 視聴に応じたお支払い: TrueView 動画広告では、ユーザーが広告を視聴した場合にのみ料金が発生します。視聴することを選択しなかったユーザーや、すでに視聴済みのユーザーについての請求は発生しません。すなわち、予算は広告主様の動画に興味を持ったユーザーに集中されるのです。動画に Call-to-Action オーバーレイを表示して、ビジネス情報の公開、ウェブサイトへのトラフィックの誘導を行うこともできます。




潜在顧客に向けてアピールしたい動画がございましたら、動画広告向け AdWords で始めてみてください。設定方法につきましては、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。