Posted by Wilfred Yeung - AdWords 入札機能上級プロダクト マネージャー

今日のユーザーは日々複数のデバイスを使い分け、常にオンライン環境に身を置いています。職場では PC、家庭ではタブレットといった具合に、複数のデバイスをシームレスに切り替えながら、ショッピングやコミュニケーションを楽しんでいます。実際、オンラインで買い物をするユーザーの 40% 近くは、購入前にスマートフォンで情報収集を行い、最終的な注文は PC やタブレットで行っています1

Google では数年にわたって、デバイスをまたいだコンバージョンのトラッキングに取り組んできました。今では世界中の広告主様が、デバイスをまたいだ分析情報を基に、検索、ディスプレイ、ショッピング キャンペーンの真価を測定できるようになっています。


デバイスをまたいだコンバージョンが [コンバージョン] 列に含まれるように


このたび、デバイスをまたいだコンバージョンのデータがキーワード単位で測定できるようになり、 [コンバージョン] 列に反映されるようになりました。この列には、サイトでの売り上げやアプリ ダウンロードなどが含まれています。

なお、[コンバージョン] 列に含まれるのは、設定ページで [コンバージョン数に含める] ように設定したコンバージョン アクションのデータのみです。ここで除外したものを含む、すべてのコンバージョンのデータは、[合計コンバージョン数] 列で確認できます。




デバイスをまたいだコンバージョンと自動入札


この [コンバージョン] 列のデータは、コンバージョンに基づく入札戦略(コンバージョン オプティマイザーや目標コンバージョン単価など)でも参照されます。

つまり、[コンバージョン] 列にデバイスをまたいだコンバージョンを含めるように設定することで、自動入札機能の計算にこのデータを含められるようになります。


設定方法:
  1. AdWords 管理画面で [運用ツール] > [コンバージョン トラッキング] を開きます。
  2. [設定] の [自動入札で参照するコンバージョン指標] で、[コンバージョン] を選択します。[コンバージョンに至ったクリック] を選択すると、デバイスをまたいだコンバージョンに関する機能は利用できません。
  3. [高度なコンバージョンを含む] をクリックし、デバイスをまたいだコンバージョンデータを [コンバージョン] 列に含める旨のチェック ボックスをオンにします。


Google では引き続き、マルチスクリーン時代のコンバージョン分析や意思決定のサポートに取り組んでまいります。デバイスをまたいだコンバージョンのデータ自動入札で活用する仕組みについては、ヘルプセンターをご覧ください。また、AdWords の自動入札の仕組みをまとめたガイド(検索向け)・(ディスプレイ向け)もあわせてご参照ください。

1 「The Role of Mobile Search on Store Purchases」、Google / Ipsos Media CT、2015 年 8 月。過去 3 か月以内に達成された購入が対象。

Posted by テクノロジー業界担当 アカウントマネージャー 田島一樹、パフォーマンス ソリューション エキスパート 緑川徹生

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コンピュータ及びインターネット用セキュリティ関連製品・サービスの開発・販売をグローバルに展開するトレンドマイクロ株式会社は、従来の PC 向けサービスに留まらず、利用者数が急増しているスマートフォン・タブレット向け総合セキュリティアプリ「ウイルスバスター モバイル」を開発し、日本国内における普及率の向上を目指しています。

この事例では、Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)のモバイルアプリ面の広告において、コンバージョン オプティマイザーとユーザー ターゲティングを戦略的に導入し、アプリ ダウンロード促進の長期的成功を収めた取り組みをご紹介します。

導入の背景と戦略


スマートフォンの総合セキュリティアプリは、ユーザーがその必要性と有用性についてよく理解していないと、なかなか費用をかけて購入に踏み切りません。そこでトレンドマイクロでは、購入前に 30 日間無料でアプリをインストールして使用してもらい、アプリの必要性を理解してもらうように努めました。

しかし、無料体験版の広告予算は限られており、従来の広告手法ではインストール単価(CPI)が目標値より高くなる結果が続き、広告の拡大も難しい状況でした。

そこで、目標 CPI 以下でより多くのユーザーを獲得するために、コンバージョン見込みが高い新規端末ユーザーへのターゲティングと、コンバージョン率を高めるためコンバージョン オプティマイザーを導入しました。

施策における工夫とポイント


スマートフォン利用期間ごとの無料アプリ ダウンロード率を見ると、新規端末ユーザーの方が圧倒的にアプリのダウンロード率が高いことがわかりました(図 1 参照)。そこで、告知するターゲット層を 2 つに分け、それぞれに向けたキャンペーンを設定しました。

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(図 1 ) 「ニールセン通信」(ニールセン株式会社)より引用


まずアプリ ダウンロードが活発であり、なおかつセキュリティ対策のニーズが高い、端末利用 90 日以内の新規ユーザーのみをターゲットとした新たなキャンペーンを作成し、展開しました。このターゲティングにより、見込み顧客へのリーチの機会が増えたことで、大幅な CPI の低下が実現しました。

また、端末利用 91 日以降のユーザーに対しては、GDN のモバイルアプリ面のリーチを活かし広範囲への広告出稿にコンバージョン オプティマイザーを導入し、入札調整の完全自動化と最適化を行うことで、CPI を目標値以内に抑制しながら獲得件数を最大化しました。

施策後の成果


今回の施策によって、「ウイルスバスター モバイル」のプロモーション効率は飛躍的に向上しました。施策前の平均 CPI と比べ、新規端末ユーザー向けキャンペーンは 69%、端末利用 91 日以上ユーザー向けキャンペーンでも 70% も CPI が低下しました(図 2)。さらにインストール数は約 1.6 倍へと拡大することができました(図 3)。

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(図 2)
(図 3)


何よりも注目すべきことは、このモバイルアプリ キャンペーンの運用が 1 年を超える長期に亘って広告効率と獲得数拡大を良好な状態で維持し続けていることです。その秘訣は、適切なターゲットユーザーの設定と継続的な広告内容の見直し、そして運用管理の自動化にあると言えるでしょう。

その時々のマーケティングの状況や課題に最も適した Google ツールを選択し導入することで、一過性の効果向上ではなく、長期的に安定した結果を出すキャンペーンとして運用できています。

今後の展望


今回の施策によって、「ウイルスバスター モバイル」を多くのユーザーにインストールしてもらい、利用者数を増やすことができました。次なるマーケティングの改善点は、無料体験から有料版への購入率を向上することです。現在は蓄積したデータを分析しながら、無料体験版ユーザーに向けたさらなる施策を展開したり、セキュリティ リスクに対する告知や、製品の有用性の理解促進のための検討・準備を進めています。

「弊社のプロダクトの特性と Google のプロダクトがうまくマッチした結果、よい成果を残すことができたと思います。今回のキャンペーンで非常に良い点は、長期的に良好な広告効率と獲得数が維持ができていることだと思います。長期的なキャンペーンが安定して打てることで、コスト管理や運用管理の最適化にもつながっています。」
トレンドマイクロ株式会社 オンラインビジネス推進部 オンラインセールス課 アカウントマネージャー 鶴賀 美由紀氏



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*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。
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トレンドマイクロ株式会社
http://www.trendmicro.co.jp/
• セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」をはじめとする、各種コンピュータ及びインターネット用セキュリティ関連製品・サービスの開発・販売

Posted by  大迫 正治 - パフォーマンス ソリューション エキスパート, 近藤 なつ美 - アカウント マネージャー

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アルバイト求人サイト「ジョブセンス」や転職求人サイト「ジョブセンスリンク」といった求人を始めとするインターネット メディアを運営する株式会社リブセンス。ユーザー ニーズが多様化し、ダイナミックに移り変わる市場環境に、柔軟かつスピーディーに対応するビジネス戦略が求められています。この事例では、動的検索広告検索広告向けリマーケティング リストコンバージョン オプティマイザーを戦略的に組み合わせて活用し、大きな成果を出した取り組みをご紹介します。


導入の背景と戦略



アルバイト求人業界においては、より自分に合った仕事を見つけたいという求職者のこだわりやニーズの多様化を背景に、求人サービス提供各社が様々な対応を行っています。検索連動型広告においても、「バイト」「求人」などビッグワードの CPC が高騰している一方で、多様化するニーズを捉えるスモールワードへの細かな対応が業界全体の課題となっています。リブセンスも、リアルタイムに更新される豊富な求人の一つ一つに、限られた人員で対応する難しさを課題としていました。

そこで、多様化するニーズを的確に捉えながらも、完全自動化で運用効率を向上させるため、動的検索広告、検索広告向けリマーケティング リスト、コンバージョン オプティマイザーという 3 つの Google サービスを戦略的に導入しました。


施策における工夫とポイント


動的検索広告は、ウェブサイトのコンテンツに関連性の高い検索語句を自動的に抽出し、適切な広告文とリンク先ページ URL を自動生成することで、最も関連性の高いページにユーザーを誘導することができます。そこで、アルバイト求人サイト「ジョブセンス」の随時更新される求人詳細ページに対して適正な求職者をタイミング良く誘導するため、動的検索広告を導入しました。

また、求人詳細ページに含まれるキーワードは多様なため、見込み顧客(求職者)ではないユーザーによる検索語句にも、動的検索広告が配信される可能性があります(例えば、エステ予約が目的のユーザーが「エステ」と検索した際に、エステサロンの求人ページに含まれる「エステ」という語句が反応して、エステサロンの求人広告を表示するケースなど)。

そこで、検索広告向けリマーケティング リストを併用することで、ターゲットとしたい求職者、すなわち「ジョブセンス」のサイトを過去に訪問したことがある人に優先的にアプローチする戦略をとりました。具体的には、検索広告向けリマーケティング リストを使って訪問者に絞って広告を配信したり、コンバージョン オプティマイザーを併用して訪問者、未訪問者双方に配信しつつ、訪問者への入札を強化したりすることで、新規獲得の拡大を目指しました(図 1 参照)。


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(図 1 )施策全体の概念図


また、ウェブサイトへの最終訪問日に応じて「1 日前」「7 日前」「30 日前」などのリマーケティング リストを作成し、コンバージョン オプティマイザーが各リスト内のユーザーに対して入札単価をきめ細かく調整するよう設定しました。さらに豊富な広告文やサイトリンクを入稿するなど、広告の関連性を最大限に高めることで、コンバージョン単価の低下とコンバージョン数の最大化ができる環境を整えたことも施策のポイントです。


施策後の成果


今回の施策による成果は驚くべきものでした。3 つの Google サービスを併用した検索連動型広告によって、コンバージョン単価は 2% 低下し、コンバージョン数は 30% 増加しました。特に、モバイルからのコンバージョン数は 36% 増加し、増加総数の 64% はモバイル経由となりました。

施策前から、クリックが発生する検索語句は PC よりモバイルのほうが 57% 多いというユーザー傾向はわかっていましたが、モバイル検索からの多様な検索語句に個別対応することは、労力的に大きな課題となっていました。動的検索広告がそうした幅広い検索語句を自動でカバーし、コンバージョン オプティマイザーでデバイス別に適した入札を自動で行うよう設定した結果、モバイルからのコンバージョンが大きく拡大する結果となりました(図 2 参照)。


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(図 2 )施策後の成果


今後の展望


今回の成果を受け、リブセンスでは、検索広告向けリマーケティング リストや 3 つのサービスの併用を、転職サイト「ジョブセンスリンク」や不動産賃貸サイト「door賃貸」などへ展開しています。また、運用時間の短縮で新しい施策に取り組む余裕ができたため、ディスプレイ広告で潜在顧客にリーチした後に、今回確立した検索広告の手法でコンバージョンを促すというサイクルの構築に取り組んでいます。

「今回のような複数の手法の併用は初めての取り組みでしたが、実際の運用は簡単で効果抜群の組み合わせでした。組み合わせ運用という Google からの提案は、われわれの課題に対する適切な施策だったと思います。全面的な自動化で運用時間を短縮しつつ、コンバージョン数を大幅に拡大できました。これは、弊社における検索連動型広告の運用方法が変わるほどのインパクトのある結果でした。

個々の広告グループのインプレッション シェアも劇的に改善し、効率的な広告配信ができるようになりました。最適化の手法が一段上に進んだと感じています。今回得た知見を発展させながら、成功事例を増やしていきたいと思います。」株式会社リブセンス アルバイト事業部/キャリア事業部兼任 Adグループリーダー 岩崎 亮 氏

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*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。
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 株式会社リブセンス
http://www.livesense.co.jp/
アルバイト求人サイト「ジョブセンス」をはじめ、転職求人サイト「ジョブセンスリンク」、派遣社員求人サイト「ジョブセンス派遣」、不動産賃貸サイト「door賃貸」 、転職クチコミサイト「転職会議」などのインターネットメディアを運営

Posted by Andrea Cohan, AdWords プロダクト マーケティング マネージャー

キャンペーンの一部のキーワードで自動入札機能を使用し、残りのキーワードでは手動で入札単価を指定したい場合や、複数のキャンペーンで使用している同じキーワードに対して、共通の入札戦略(拡張 CPC やコンバージョン オプティマイザーなど)を適用したい場合などはありませんか?

エンハンスト キャンペーンにアップグレードすると、数週間以内に新たな自動入札ツール「入札戦略ツール」をご利用いただけるようになります。このツールを使用すると、1 つのキャンペーン内でさまざまな入札戦略を併用することができます。

入札戦略ツール

入札戦略ツールは [共有ライブラリ] で使用します。「クリックの最大化」「拡張 CPC」といった入札戦略の中から目標に合ったものを選び、その入札戦略を適用するキーワードや広告グループ、そしてキャンペーンを指定します。




入札戦略機能用途
検索ページの目標掲載位置検索結果の 1 ページ目、あるいはページ上部での広告掲載を目標に、入札単価が自動的に設定されますGoogle 検索結果ページの上部や 1 ページ目での広告掲載を増やしたい場合
クリック数の最大化指定した目標予算の範囲内でクリックを最大限に獲得できるよう、入札単価が自動的に設定されますサイト訪問者を集めることが主な目標である場合

費用を一定の範囲におさめながら、各キーワードから得られるクリックを最大化したい場合
目標コンバージョン単価目標とする平均コンバージョン単価を維持しながら、コンバージョンを最大限に獲得できるよう、入札単価が自動的に設定されます目標コンバージョン単価の範囲内でコンバージョンを最大限に獲得したい場合
拡張 CPCコンバージョンにつながる可能性に応じて、あらかじめ設定された入札単価の引き上げや引き下げを行いますコンバージョンの獲得が主な目標だが、キーワードの入札単価はご自身で設定したい場合

 目標コンバージョン単価と拡張 CPC では、広告の掲載機会が生じた時点でデバイスや場所などの情報をリアルタイムに分析し、最適な入札単価を割り出します。この技術は今後、他の入札戦略にも組み込まれる予定です。

入札戦略ツールの活用方法

入札戦略ツールでは、複数のキャンペーンで使用されているキーワードに共通の入札戦略を適用したり、1 つのキャンペーン内で複数の入札戦略を併用したりすることが可能です。

たとえば、ネットワーク セキュリティのコンサルティング会社を運営していて、認知度の向上を目標に、複数のキャンペーンで同じキーワード「ネットワーク セキュリティ」を設定したとします。このキーワードに対して「検索ページの目標掲載位置」の入札戦略を適用すれば、キャンペーンを問わず、そのキーワードで検索された際に広告が上位に掲載される可能性を高めることができます。

また、販売促進を主な目的とする別のキャンペーンでは、一部の広告グループで認知度向上のためのキーワードも設定しているとします。このような場合には、販促用の広告グループに「目標コンバージョン単価」を適用する一方、認知度向上のためのキーワードでは「検索ページの目標掲載位置」を使用することもできます。

入札戦略ツールの詳細については、ヘルプセンターでご確認ください。なお、他のすべての自動化機能と同様に、入札戦略の掲載結果については、広告掲載の目標に照らして定期的に確認することをおすすめします。

Google では、入札戦略ツールやコンバージョン オプティマイザーでの総クリックスルー コンバージョン対応といった新機能のほかにも、広告掲載の目標(投資収益率の向上など)をより簡単に達成していただくためのさまざまな機能の開発に取り組んでおります。 入札戦略ツールに関するご意見やご感想がございましたら、ぜひ Google Ads の Google+ ページ(英語)にご投稿ください。

Posted by Wilfred Yeung - プロダクト マネージャー

AdWords コンバージョン オプティマイザー拡張 CPC は、入札単価を手動で最適化する手間を省き、費用を抑えながらコンバージョン数を増やすことができるように開発されました。

また 2011 年には、コンバージョン率の高い広告をより多く表示できるよう、広告のローテーションの設定に [コンバージョン重視で最適化] のオプションが追加されました。Google のデータによれば、[クリック重視で最適化] から [コンバージョン重視で最適化] に切り替えたキャンペーンでは、コンバージョン数が平均で 5% 増加しています。

そして 2012 年 11 月 12 日の週からは、さらなる掲載結果向上のため、コンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC のご利用状況と広告ローテーション設定を下記のとおり連動させる予定です。
  • [クリック重視で最適化] が選択されているキャンペーン 昨年 12 月にお知らせしたとおり、コンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC を使用しており、広告のローテーション設定で [クリック重視で最適化] を選択しているキャンペーンでは、その設定が [コンバージョン重視で最適化] に切り替わります。この変更の対象とならないようにするには、11 月 9 日までにこちらのフォームで適用除外の申請をしてください。

  • [均等にローテーション] が選択されているキャンペーン
    先日お知らせしたとおり、[均等にローテーション] が選択されているキャンペーンでは、設定から 90 日が経過すると、自動的に最適化表示に切り替わります。コンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC を使用しているキャンペーンでは、その最適化がクリック重視ではなくコンバージョン重視で行われるようになります。

  • 初めてコンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC を有効にするキャンペーン
    初めてコンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC を有効にしたキャンペーンでは、広告のローテーション設定がデフォルトで [コンバージョン重視で最適化] に切り替わります。コンバージョン数を最大化するにはこの設定がおすすめですが、別の設定に変更することも可能です。
コンバージョン オプティマイザー拡張 CPC広告のローテーションの詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。また、今回の変更やコンバージョンを最大化する機能について他の広告主様と情報交換をするには、AdWords ヘルプフォーラムをご利用ください。

Andrew Truong プロダクト マーケティング マネージャー

コンバージョン数や CPA(コンバージョン単価)を重視しておられる場合は、既にコンバージョン オプティマイザー拡張 CPC を使用して、コストを抑えつつより多くのコンバージョンを獲得できるようキャンペーンを最適化していらっしゃるかと思います。

このようなコンバージョン目標にキャンペーン設定を合わせるため、コンバージョン オプティマイザーまたは拡張 CPC を使用している既存のキャンペーンの広告ローテーションの機能を [クリック重視で最適化] から [コンバージョン重視で最適化] に移行することにいたしました。

弊社の調査では、[クリック重視で最適化] から [コンバージョン重視で最適化] に移行したキャンペーンでは、平均してコンバージョン数が 5% 増加しています。 移行時期は 2012 年を予定しています。

キャンペーンの広告ローテーションを [コンバージョン重視で最適化] に移行することを希望されない場合は、お手数ですが 2012 年 1 月 31 日までにこちらのフォームにご記入ください。


コンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC をご利用でない場合
コンバージョン オプティマイザーと拡張 CPC についてご説明したこちらの動画をご覧ください。 また、ローテーション設定の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

[ コンバージョン オプティマイザーについて ]

[ 拡張 CPC について(英語) ]


追記)
2012年2月6日 18:00

移行を希望されない場合のリクエストについて、受付期間を下記のように延長させていただきました。

キャンペーンの広告ローテーションを [コンバージョン重視で最適化] に移行することを希望されない場合は、お手数ですが 2012 年 2 月 14 日までこちらのフォームにご記入ください。

中島 拓也 クライアントサービス レプレゼンタティブ

いよいよ師走を迎え、年の瀬も近づいてまいりました。当ブログをご覧の皆様におかれましては、年末へのビジネス最大化に向けて、まさにラストスパートの真っ最中かと存じます。

まだ少し早いかもしれませんが、今年の運用結果を踏まえ、来年以降の広告戦略をより良いものにするために、今回は「AdWords のコンバージョンデータを活用した最適化方法」というテーマで、アカウント最適化のための AdWords の機能やツールをご紹介したいと思います。


はじめに
なにはともかく、AdWords の運用におかれましては、コンバージョン トラッキングの導入をおすすめさせていただきます。なぜならば、コンバージョン トラッキングを導入することで以下にご紹介する機能やツールが利用できるようになるからです。

コンバージョン トラッキングとは、AdWords 広告経由でサイトを訪問した人の、ビジネス目標につながる行動(コンバージョン)がどれだけあったかを計測するための機能です。たとえば、購入やニュースレターの購読申し込み、詳細情報の問い合わせ、新製品の紹介ページの閲覧などの数を、AdWords 管理画面上で確認することができます。無料のオプションですので、コンバージョン トラッキングの導入がお済みでないお客様は、この機会にご利用をご検討ください。



1) 拡張 CPC
拡張 CPC とは、コンバージョン単価を過去の運用結果と同等以下に抑えてコンバージョン数を増やすことを目標に、システムが上限クリック単価を自動で調整する機能です。特定のキーワードやプレースメントでのオークションが、コンバージョンにつながる可能性が高いと推定される場合は上限クリック単価を引き上げ、コンバージョンにつながる可能性が低いと推定される場合は入札単価を引き下げて、そのオークションでのクリック費用を抑えることができます。

拡張 CPC 機能では、上限クリック単価が最大 30 % まで引き上げられる可能性がありますが、設定していただいているキャンペーンの予算内に収まるように調整されます。

なお、コンバージョンにつながりやすいかどうかは、オークション毎に下記のような要素によって判断されます。

* 検索ネットワーク
  - 部分一致と完全一致のマッチ タイプ
  - ユーザーの検索クエリに含まれる単語
  - サイトでの広告の過去の掲載結果

* ディスプレイネットワーク
  - サイトでの広告の過去の掲載結果
  - 広告とサイトのコンテンツの関連性
  - サイトの現在のコンテンツ

* ユーザーの属性
  - ユーザーの所在地
  - ブラウザ
  - オペレーティングシステム
  - ユーザーの言語設定
  - 時間帯

拡張 CPC の設定方法の手順は、こちらのページをご覧ください。

コンバージョン数のデータが豊富なお客様は、次にご紹介するコンバージョン オプティマイザーの利用も可能です。


2) コンバージョン オプティマイザー
コンバージョン オプティマイザーとは、予算内でコンバージョン数を最大化するための機能です。上限コンバージョン単価(1 回のコンバージョンに対してお支払い可能な金額の上限)または目標コンバージョン単価(1 回のコンバージョンに対してお支払い可能な金額の平均)を設定することで、システムが計算した最適なクリック単価で自動入札されます。そのため、クリック単価を個別に設定する必要がなく、日々のご運用にかかる時間を短縮することができます。なお、最適なクリック単価を計算する際は、拡張 CPC と同様に、オークション毎にさまざまな要素が考慮されています。

コンバージョン オプティマイザーをご利用いただくためには、過去 30 日間に、適用するキャンペーンのコンバージョン数が 15 以上あることが条件となっております。ただし、キャンペーンのコンバージョン数が少ない場合にコンバージョン オプティマイザーを適用すると、クリック単価が大きく低下してクリック数が大幅に減少することがございますのでご注意ください。

また、上限コンバージョン単価または目標コンバージョン単価を、コンバージョン オプティマイザー適用前のコンバージョン単価より大幅に低く設定した場合にも、クリック単価が低下して、クリック数とコンバージョン数が大きく減少する可能性がございます。


* コンバージョン オプティマイザーと拡張 CPC は下記の点で異なります。
  - 拡張 CPC ではキーワードやプレースメントなどで個別にクリック単価設定が可能です。コンバージョン オプティマイザーでは個別にクリック単価設定をすることはできません。
  - 拡張 CPC では設定された上限クリック単価を 30 % まで引き上げる可能性がありますが、コンバージョン オプティマイザーは適用前の上限クリック単価からどれだけ変動するか予測することはできません。


3) サーチ ファンネル
サーチ ファンネルとは、Google 検索連動型広告からコンバージョンまでの途中経路をより詳細に分析できるレポート機能です。サーチ ファンネルのデータによって、たとえば以下のことが把握できるようになります。

  - ブランド関連のキーワードと一般的なキーワードが検索と購入のプロセスにどのように相互作用するか
  - ユーザーがコンバージョンに至るまでのプロセスで発生したアシスト インプレッションまたはアシスト クリックが、コンバージョンに対してどのように影響するか
  - ユーザーがコンバージョンに至るまでにどのくらいの時間がかかるか

サーチ ファンネルでは様々な分析ツールが提供されています。たとえば [アシスト クリックとアシスト インプレッション] のレポートでは、キーワードが間接的にコンバージョンにつながっているかどうかを解析して、キーワードの価値を探ることができます。ラスト クリックについてのデータだけでなく、アシスト クリックやアシスト インプレッションの視点からのデータを確認できます。

この [アシスト クリックとアシスト インプレッション] のレポートを使い、アシスト率の高いキーワードを見つけて、そのキーワードへの投資を増やして投資収益率が向上するかをテストすることをおすすめいたします。そのキーワードを含むキャンペーンの予算をあげたり上限クリック単価を高めにして入札することで、キーワードの表示回数を多くし、より投資を増やすことができます。

また、そのキーワードをもとに新しいパターンを作成しテストをしてみましょう。新しいキーワードのパターンは、全体的に語句を増やしたり、最後に言葉を付け足したりして作成することができます。

クリックして拡大

その他のサーチファンネルの機能とその詳細につきましては、こちらのヘルプページもご覧ください。


いかがでしたでしょうか。AdWords で費用対効果の良い広告配信を実施するためにも、年末商戦で蓄積したコンバージョンデータを活用して、CPA (コンバージョン単価)の改善に取り組まれてはいかがでしょうか。なお、AdWords オンライン教室ではさまざまなヒントをご紹介していますので、この機会にぜひご覧ください。

Posted by 水谷 嘉仁 プロダクスペシャリストチーム

このたび、新しい自動入札機能として拡張 CPC(クリック単価)をリリースすることになりました。この機能は、上限クリック単価を使用しているキャンペーンでの投資収益率(ROI)を向上させる目的で導入されたものです。拡張 CPC を使用すると、広告の表示の機会が得られるたびに推定コンバージョン率が算出され、上限クリック単価が自動的に調整されます。この推定コンバージョン率の算出には、キャンペーンの過去のコンバージョン トラッキング データが使用されます。この機能により、全体的なコンバージョン単価を引き上げることなくコンバージョン数を増やし、また、上限クリック単価の管理に費やす時間も削減できます。


仕組み
拡張 CPC の仕組みを説明するために、次のような例を見てみましょう。たとえば、模型飛行機のキットの販売にあたり、「模型飛行機」「模型飛行機 キット」「模型飛行機 作り方」というキーワードを設定したキャンペーンに対して拡張 CPC を有効にしたとします。また、各キーワードの上限クリック単価は 30 円に設定したとしましょう。これまでの履歴から「模型飛行機 キット」でのコンバージョン率が高かった場合、ユーザーがこのキーワードで検索すると、AdWords システムはこのオークションの上限クリック単価をたとえば 32 円に引き上げます。コンバージョンの可能性が非常に高い場合、拡張 CPC では上限クリック単価を最大 30 % 引き上げます。つまり、この場合に請求されるクリック単価は最大で 39 円になります。
一方、これより一般的な「模型飛行機」でのコンバージョン率が低かった場合、ユーザーがこのキーワードで検索すると、AdWords システムはこのオークションの上限クリック単価をたとえば 20 円に引き下げます。このように、コンバージョン データに基づいて入札単価を調整することによって、平均コンバージョン単価を引き上げることなく売り上げの増加に貢献できます。

拡張 CPC には、コンバージョンの可能性を予測する際にさまざまな要因を考慮するという独自の機能が備わっています。たとえば以下のような特徴があります。
  • Google ネットワークの検索パートナーやコンテンツ パートナーのサイトごとの過去のコンバージョン データに基づいて、入札単価を調整します。
  • キーワード内の単語(「キット」など)ごとに、どんな場合にコンバージョンにつながりやすいのかを認識し、ユーザーの検索クエリの一部にそのキーワードが含まれている場合「模型飛行機 キット 子供向け」など)の入札単価を調整します。
  • ユーザーの所在地、言語設定、ブラウザ、オペレーティング システムなどの属性を検出して、それらの属性によって広告のコンバージョンの可能性がどのように変化するのかを分析します。

開始方法
拡張 CPC を使用するには、まず、キャンペーンに対して コンバージョン トラッキング を有効にする必要があります。コンバージョン トラッキングを使用すると、拡張 CPC のような投資収益率を向上させる機能を利用できるようになるだけでなく、コンバージョン達成の頻度やコンバージョンに対するお支払い金額について有益な情報を入手することもできます。

既にコンバージョン トラッキングを使用している場合は、簡単に開始できます。キャンペーンの [設定] タブの [単価設定と予算] セクションに移動して、[拡張 CPC] の下にあるチェックボックスをオンにするだけです。

投資収益率の向上を目指すにあたって、拡張 CPC とコンバージョン オプティマイザーのどちらを使用すべきかをお悩みの場合は、これらのツールの違いについての よくある質問 をご覧ください。

拡張 CPC の詳細や、コンバージョン トラッキングを設定する手順 については、各リンク先をご覧ください。

Posted by 水谷 嘉仁 プロダクトスペシャリストチーム

本日は、コンバージョン オプティマイザーの新しいオプションについてお知らせいたします。

この新しいオプションは目標コンバージョン単価と呼ばれるもので、1 回のコンバージョンに対してお支払い可能な上限額の代わりに平均額を設定していただけるようになります。

すでにご存知の方も多くいらっしゃることと存じますが、ここで、まず始めにコンバージョン オプティマイザーについて簡単にご説明いたします。コンバージョン オプティマイザーは AdWords の単価設定機能の 1 つで 2007 年にリリースされました。この機能を使用すると、投資収益率が高くなるよう、コンバージョン トラッキングのデータを使用してオークションのたびに入札単価が自動調整されます。 この機能をご利用になった広告主様からは投資収益率がアップしたとのご好評の声をいただいており、実際の調査結果からも、この機能を使用した場合、平均してコンバージョン数が 21 % 増え、コンバージョン単価が 14 % 抑えられることがわかっています。*

今回、コンバージョン オプティマイザーに新たなオプションを追加することになったのは、広告主様のご意見に基づくもので、オンライン広告においては、これまでのように上限コンバージョン単価を設定するのではなく、目標(平均)コンバージョン単価を基準としたほうが管理しやすいとのご要望を数多くいただいたためです。この目標コンバージョン単価という新しいオプションにより、コンバージョン オプティマイザーを投資収益率の向上により一層ご活用いただければ嬉しく思います。

なお、コンバージョン オプティマイザーで引き続き上限コンバージョン単価の使用をご希望の場合は、キャンペーンの設定を変更される必要はありませんが、今後、目標コンバージョン単価を基準とした管理をご希望の場合は、ぜひこのオプションをお試しください。

目標コンバージョン単価を有効にするには、アカウントの [設定] タブで [コンバージョンを重視] を選択して、[詳細オプション] をクリックします。また、コンバージョン オプティマイザーを使用するための条件として、事前にキャンペーンでコンバージョン トラッキングを設定して、過去 30 日間に 15 件以上のコンバージョンが記録されている必要があります。
クリックして拡大
投資収益率を重視される広告主様で、コンバージョン オプティマイザーをまだご利用でない方は、この機会にぜひお試しになることをおすすめいたします。コンバージョン オプティマイザーの導入事例や仕組みなどの詳細につきましては、次の URL をご覧ください。 http://www.google.com/intl/ja/adwords/conversionoptimizer/

* コンバージョン オプティマイザーを使用しているキャンペーンとその他の方法で管理しているキャンペーンの掲載結果を年単位で比較し、コンバージョン オプティマイザーによる平均的な影響を分析した結果によるものです。実際の成果はキャンペーンによって異なりますのでご了承ください。


2009年2月13日
Posted by 浅野美都里 AdWords プロダクトスペシャリスト


平素より Google AdWords をご利用いただきまして、ありがとうございます。

前回より Inside AdWords ブログにて、AdWords の利用を開始して間もないお客様やご検討中のお客様にぜひご理解いただきたい AdWords の基本用語の第 1 回についてご紹介させていただきました。

今回は AdWords を使いこなすための用語解説の第 2 回として、AdWords キャンペーンの効果を測る様々な指標についてご紹介したいと思います。AdWords キャンペーンの仕組みをより深くご理解いただき、効果的なキャンペーンを展開するためのお役に立てれば幸いです。


それでは、キャンペーンの指標に関する各用語について見ていきましょう。


リーチ: 広告の到達力を示す指標であり、特定の期間に広告が表示された固有のユーザー(ユニークユーザー)の合計数を表します。


フリークエンシー: 固有のユーザー(ユニークユーザー)に対して特定の期間に広告が表示された平均回数を表します
          

インプレッション または インプレッション数: 広告の表示回数を意味します。インターネット広告の場合、インプレッション数 = リーチ x フリークエンシー ということになります。AdWords では、Google 検索や Google の様々なサービス、Google 広告ネットワークのサイト上で、広告主様の広告が表示された回数を確認することができます。


CTR (Click-through rate または クリック率): インプレッション数のうち、広告がクリックされた回数の割合を示します。広告のクリック数 ÷ インプレッション数 = CTR (クリック率) です。クリック率は、その広告がユーザーにとってどの位関連性が高いものであるかなど、キーワードと広告の全体的な成果を表す重要な指標となります。クリック率の詳細につきましては、こちらをご参照ください。


コンバージョン: 一般的に商用目的のウェブサイト上で獲得できる最終的な成果を指します。たとえば、資料請求者や商品購入者を獲得することがコンバージョンと見なされ、AdWords でコンバージョンが達成されるのは、ユーザーが広告をクリックし、注文を完了したり、サービスの申し込みなどの行動をウェブサイトで実行したときです。

AdWords では、この重要な指標であるコンバージョントラッキングについて、以下のようなツールをご用意しています。
1. コンバージョン トラッキングについてはこちら  2. コンバージョン オプティマイザーについてはこちらをご参照ください。                     


投資収益率 (ROI): 売上や販売促進につながったコンバージョンから生み出された利益に関連する広告費用の割合です。つまり、広告キャンペーン費用によって獲得した関連するビジネスにおける利益の回収率を意味します。AdWords では、ご利用いただいた広告キャンペーンの統計情報から上記コンバージョン数を把握できることで、投資収益率 (ROI) を別途マニュアルで算出することができます。詳細につきましては、こちらをご参照ください。


いかがでしたでしょうか?AdWords では、より効果的なキャンペーンを展開していただけるよう、各種データやツールをご提供しております。

なお、AdWords の用語解説は、AdWords ヘルプセンターの用語解説ページ でもご確認いただけます。AdWords ヘルプセンター およびラーニングセンター とあわせて、是非ご利用ください。
今後とも AdWords をどうぞよろしくお願いいたします。

2008年12月04日
Posted by 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト


Google が毎日受け取る検索クエリの中で、過去 90 日間に検索実績のないものであったり、あるいは過去に全く検索されたことのないキーワードが約 20% あります。このように、日々さまざまな言葉で検索がされているため、自身のキャンペーンに関連するキーワードすべてを完全一致だけを使って設定するのは非常に困難です。

部分一致は予測が難しいものの、関連性のある検索クエリでの表示機会を増やすために最適なオプションです。部分一致キーワードは、設定キーワードを含む言葉で検索された際はもちろん、自身では設定していない類義語や関連性が高いと思われる語句で検索された際にも広告が表示されます。

検索キャンペーンを成功させる上で、関連性の高い様々な検索クエリに対して広告を表示させることは、重要な要素の 1 つです。実際に、世界中の Google AdWords 広告主の全クリックやコンバージョンのうち、約 3 分の 1 が部分一致から発生しています。

部分一致をより効果的に活用するには、まず検索クエリレポートで拡張キーワードのパフォーマンスをご覧の上、次の 2 点をお試しください。

* 拡張によって表示され、成果が著しい検索クエリがあった場合、それらのクエリを部分一致キーワードとして新たに該当広告グループへ、適切な入札金額でのご登録

* ご自身のキャンペーンコンセプトと合わない検索クエリがあった場合、それらを除外キーワードとして該当のキャンペーン、もしくは広告グループへのご登録

検索クエリレポートは最近表示方法の見直しを行ったので、これまでと比較して「 X 個のその他の固有のクエリ」に分類される検索クエリが減り、より多くの検索クエリをレポート内で確認できるようになりました。

また、部分一致を利用する際はあわせて Conversion Optimizer* の利用もぜひご検討ください。Conversion Optimizer ではコンバージョンに至る可能性の高い部分一致のキーワードを検出し、それらのキーワードの入札金額を自動的に調整します。
* Conversion Optimizer はコンバージョントラッキングを使用しており、過去 30 日間に 50 コンバージョン以上あるキャンペーンでご利用いただけます。

このように、 Google では毎日多数のトラフィックが発生しているので、自身の製品、サービスと関連性の高い語句をすべて洗い出すのは非常に大変な作業です。前述の通り、全クリック、コンバージョンのうち約 3 割が部分一致キーワードから発生しているため、、これまであまり部分一致を使われてこなかったお客様もぜひ今一度利用をご検討ください。

部分一致についての詳しい内容についてはこちらのヘルプページもご参照ください。
今後とも Google AdWords をよろしくお願いいたします。

2008年7月1日
Posted by 小笹 文 広告営業企画チーム, 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト

平素は Google AdWords をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび Google では、2008年8月の最終週をもちまして Pay-Per-Action Beta を終了することを決定いたしました。Pay-Per-Action キャンペーンと関連するすべてのデータは2008年10月の最終週で AdWords のアカウントから削除されますので、現在 Pay-Per-Action 広告をご利用中のお客様は以下の点を確認の上、必要に応じて作業を行っていただくよう、ご協力お願いいたします。

* 8 月最終週以降、Pay-Per-Action キャンペーンは実行されなくなり、キャンペーンのすべての広告の掲載が中止されます。Pay-Per-Action キャンペーンの編集と作成もできなくなります。

重要: Pay-Per-Action 広告がクリックされてから30日以内に発生したコンバージョンについては、料金をお支払いいただくこととなっておりますので、ご了承ください。詳しくはこちらをご参照ください。

* 10月最終週以降、Pay-Per-Action キャンペーンと関連するすべてのデータは、AdWords アカウントから削除されます。これには、レポート センターにある Pay-Per-Action レポートも含まれます。

これ以降、Pay-Per-Action キャンペーンのデータはご利用いただけなくなります。Pay-Per-Action キャンペーンのデータを保存しておきたい場合は、それまでにレポートを作成の上、デスクトップに保存してください。Pay-Per-Action レポートではこちらの項目を確認することができます。

今後、CPA(cost-per-acquisition)を重視した広告を Google AdWords で展開されたい場合は、Conversion Optimizer をぜひご利用ください。

Conversion Optimizer は、広告主様が広告グループに対して上限コンバージョン単価(上限CPA)を設定していただくことで、キャンペーン管理の時間を省略し、広告費を有効活用するためのものです。

Conversion Optimizer では広告グループごとに上限 CPA を設定します。この上限 CPA とは、コンバージョン(例えば購買やサインアップ)ごとにお客様が支払っても良いと考える上限単価です。お客様のキャンペーンの過去の履歴を参照し、Conversion Optimizer は自動的に適切な CPC を広告表示タイミングごとに判断します。課金は CPC 方式となります。CPA の目標を達成するために入札金額を調整する必要がなくなります。

最後になりましたが、これまで Pay-Per-Action をご利用いただきありがとうございました。引き続き Google AdWords をよろしくお願いいたします。

Posted by 菅谷正樹 プロダクトスペシャリストチーム

こんにちは。プロダクトスペシャリストの菅谷です。
このたび、久しぶりに AdWords Editor のバージョンが更新されることになりました。

Google では、AdWords をご利用の皆様に、広告の作成・編集・管理が簡単に出来る無料のソフト、「AdWords Editor」を無料でご提供しております。既存の機能とともに、今回追加した機能を簡単にご紹介してまいりますので、興味がある用途を是非見つけてみてください。

統計情報の取得

統計情報を CSV にエクスポート
AdWords Editor 上で広告の表示回数やクリック数に関する統計情報を閲覧することが出来るのはご存知でしょうか。今回の AdWords Editor Ver.6.0 では、ダウンロードした統計情報を CSV ファイルに簡単にエクスポートすることが出来るようになりました。

最新の最小入札価格を取得
キーワードの品質に応じて変動する「最小入札価格」。この情報を AdWords Editor 上で確認するには、統計情報を取得する必要があります。以前のバージョンでは、最新の最小入札価格とキーワードステータスを確認するには、アカウントの全データを取得し直す必要がありました。今回の AdWords Editor Ver.6.0 からは、アカウントの最新変更を取得する際、同時に最新の最小入札価格も取得することが可能になりました。

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AdWords 新機能のサポート

CPC プレースメントターゲット キャンペーン
自社の商品やサービスに関連する「これらのサイトに広告を表示させたい」と、広告の掲載サイトを指定するプレースメントターゲット広告。このプレースメントターゲットには、広告表示回数に対する入札(CPM)とクリック単価に対する入札(CPC)の2種類の入札方法がありますが、以前のバージョンでは CPM 単価の編集しか出来ませんでした。今回のバージョンアップにより、CPC 単価を編集することが可能になりました。

Conversion Optimizer サポート
上限コンバージョン単価を設定することで、キャンペーンの過去の情報に基づき、最適なクリック単価を自動的に調整する Conversion Optimizer。この Conversion Optimizer を有効にしているキャンペーンを、AdWords Editor にダウンロードして編集出来るようになりました。ただし、AdWords Editor から Conversion Optimizer の有効/無効を切り替えることは出来ませんのでご注意ください。

広告グループレベルの除外サイト
広告グループレベルで除外サイトを追加、更新出来るようになりました。


その他の追加機能 ~ AdWords Editor をもっと使いやすく、もっと便利に ~

テキストの追加
既存のテキストの前または後にテキストを追加出来るようになりました。
例えば、広告の見出しにテキストを追加したり、リンク先 URL の最後に文字列を追加するなどの用途にご利用いただけます。

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重複キーワードの選択と並び替え
重複キーワードを検索結果に対して、さらに条件を追加して絞り込みが出来るようになりました。

例えば、重複キーワードの中から最もクリック率が低いものを選択して、並び替えたり、編集や削除するなどの用途にご利用いただけます。

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広告診断のログ
この機能を有効にすると、技術的な問題が発生した時、調査に役立つレポートが作成されます。

送信ステータスバーを表示
この機能を有効にすると、変更送信時に送信ステータスのプログレスバーが表示されます。

ツリービューで広告グループのドラッグ&ドロップが可能になりました。

キーボードショートカットの追加(Ctrl + F で検索など)


いかがでしたでしょうか?詳細につきましては、こちらのリリースノートをご確認ください。

新しい AdWords Editor Ver.6.0 は、こちらのページから無料でダウンロードできます。(以前の AdWords Editor がインストールされている場合は、アップデートをするかどうかのメッセージが表示されます)

***注意点***
Ver6.0 がリリースされてから 60 日を過ぎると、古いバージョン (Ver5.0) は利用できなくなりますので、あらかじめご了承願います。詳しくはバージョンアップポリシー(英語)をご確認ください。

広告編集作業の大幅な効率化に向けて、最新版の AdWords Editor 6.0 をぜひご利用ください。

2008年1月11日
Posted by 広告営業企画チーム / プロダクトスペシャリスト チーム

先般 Inside AdWords でもご紹介させていただきましたコンバージョン オプティマイザーですが、ご興味をお持ちいただいているお客様も多いことかと思います。この機能は、特定のコンバージョン目標に基づいて広告掲載費用を管理するためのもので、検索連動型広告やコンテンツターゲット広告において、上限コンバージョン単価を設定すれば、すぐに開始することができます。

お客様のウェブサイトにおいて、商品の購入、メールマガジンへの登録など何らかのコンバージョンを獲得したいとします。その場合、上限コンバージョン単価を設定すれば、あとはコンバージョン オプティマイザーがお客様の広告を表示するタイミングや CPC を最適化し、コンバージョン単価を達成できるように調節をして広告を配信します。

例えば、ウェブサイトからの商品購入 1 回につき、500 円のコンバージョン単価を設定したケースの場合、コンバージョン オプティマイザーは、設定した 500 円を達成できるよう、お客様の広告に関するコンバージョン履歴の情報を利用し、自動的に各オークションでの CPC を最適化します。課金方法はコンバージョン単価ではなく、クリック単価となります。

これまでコンバージョン オプティマイザーのご利用にあたっては、コンバージョン トラッキングが有効であること、またお客様のキャンペーンの過去 30 日間のコンバージョン数が 300 以上であることが必要でしたが、今回の改善により、コンバージョン数が 200 以上のキャンペーンでご利用いただけるようになりました。

コンバージョンをより効率よく獲得するために、これまで手作業で入札金額を確認、調整していらっしゃったお客様は、是非コンバージョン オプティマイザーをご利用ください。この機能ではリアルタイムにコンバージョン率を予測しますので、お客様のキャンペーンにおいて最も多くコンバージョンが見込める曜日、時間帯や掲載サイトに対して優先的に広告を配信することができます。

コンバージョン オプティマイザーに関するさらに詳しい情報はこちらをご覧ください。