Posted by Max Maxwell - ディスプレイ広告プロダクトマネージャー

Google では 2009 年から、ユーザーの興味や関心に連動して Google ディスプレイ ネットワークでユーザーにリーチできる機能、インタレスト カテゴリを提供しています。さらにその後の数年で、アフィニティ カテゴリ(関心が高いユーザー層)カスタム アフィニティ カテゴリ(独自に定義したユーザー層)、購買意向の強いユーザー層(購入まであと一歩のユーザー層)といった新機能を追加してまいりました。

ターゲット ユーザーを自由に組み合わせて設定できるなど、その機能が充実してきたことに伴い、インタレスト カテゴリの 1 つである「その他の関心事」を 2015 年 1 月 15 日をもって廃止することになりました。

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「その他の関心事」をターゲットにしている現在のキャンペーンにつきましては、2015 年 6 月まで機能は引き続き有効となりますが、それ以降は下記のいずれかに自動的にアップグレードされます。

  • アフィニティ カテゴリ: テレビ広告のように幅広い層にリーチして、ブランド認知度を向上させるのに効果的です。Kraft(英語記事)では、新ブランド「Fresh Take」の認知度を高めるために、アフィニティ カテゴリを活用して料理に興味があるユーザーにリーチしています。
  • カスタム アフィニティ カテゴリ: ブランドに合わせてターゲットを絞り込み、ニッチなユーザー層を見つけるのに効果的です。Electronic Arts が最近実施した Madden GIFERATOR(英語記事) キャンペーンでは、カスタム アフィニティ カテゴリによって NFL の各チームのファンの注目を捉えました。NFL の各チームに対応する数のカスタム アフィニティ カテゴリを作成し、実際の試合に合わせてリアルタイムにディスプレイ広告を表示しました。 
  • 購買意向の強いユーザー層: 選択したカテゴリに関連する商品をインターネットで熱心に情報収集したり比較検討しているユーザーにリーチするのに効果的です。たとえば、自動車のオンライン販売業者の Autobytel(英語記事)では、この機能を活用して、車に興味があるユーザー全般ではなく、特定の車種を探したり、価格を比較したり、口コミを見たりしているユーザーにリーチしています。

アップグレードの詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。また、この変更の影響を受ける広告主様には、メールにてご案内いたします。

Jon Krafcik ディスプレイネットワーク プロダクトマネージャー

認知度の向上や売上の増加のどちらを目標とする場合でも、  宣伝する商品やサービスに関心のあるユーザーにリーチすることが不可欠です。Google ディスプレイ ネットワークのコンテンツ ターゲットでは、ターゲット ユーザーが関連するコンテンツを閲覧して関心を示すまさにそのタイミングで広告を表示できます。しかし、カメラのページを見ていたユーザーがニュース サイトやお気に入りのブログを閲覧する場合はどうでしょうか。カメラ会社のマーケティング担当者は、カメラに関心を示したユーザーに広告を表示したくても、カメラと関係のないサイトではコンテンツ ターゲットを使用できません。

Google では、2 年ほど前に Google ディスプレイ ネットワークでインタレスト カテゴリのベータ版の提供を開始しましたが、 この機能を徐々に拡大し、このたびすべての AdWords 広告主様にご利用いただけるようになりました。仕組みを簡単にご説明すると、システムでユーザーがアクセスしたページの種類を分析し、最後のアクセスからの経過時間とアクセス頻度を考慮して、そのユーザーのブラウザをインタレスト カテゴリに関連付けます。 このカテゴリを利用して、関連するコンテンツのサイトだけでなく、Google ディスプレイ ネットワークのあらゆる種類のサイトで、商品やサービスを購入する可能性の高いユーザーに広告を表示することができます。

エコツアーから携帯電話に至るまで 1,000 を超えるインタレスト カテゴリの中から、ビジネスに合ったカテゴリを探していただけます。そしてこれらのカテゴリに関心を持ち、ディスプレイ ネットワークに日々アクセスする 5 億を超えるユーザーを対象に、幅広く潜在顧客にリーチすることができます。費用はこれまでどおりオークション方式で決まるクリック単価やインプレッション単価でお支払いいただきます。インタレスト カテゴリのベータ版をご利用になった広告主様は、ブランド認知度を 40 % 向上させたり、売上あたりの広告費用を抑えつつコンバージョン数を 400 % 増やしたり、とさまざまな目標を達成しておられます。

インタレスト カテゴリの正式リリース後も引き続き最高レベルの管理性と透明性を提供できるよう努めてまいります。ユーザーは Ads Preferences Manager を使用してインタレスト カテゴリの表示や編集、インタレスト ベース広告のオプトアウトをいつでも行うことができます。 また、広告には Ads by Google ロゴのラベルを表示して、広告であることを明示し、表示される広告をユーザーが管理できるようにしています。

広告キャンペーンでインタレスト カテゴリをぜひご活用いただき、 関心の高いユーザーへのリーチ拡大、商品やサービスの認知度向上、売上の増加にお役立てください。 詳しくは、ヘルプセンター をご覧ください。

Posted by プロダクトマーケティングマネージャー Dan Friedman

Google では、2009 年 3 月に Google ディスプレイ ネットワークで広告主様の提供する商品やサービスに関心を持つ可能性の高いユーザーに効果的にアプローチしていただけるように、まずは米国においてインタレスト ベース広告のベータ版をリリースし、リマーケティングインタレスト カテゴリ マーケティングなどの機能の提供を開始しました。

さまざまな調査の結果、インタレスト ベース広告は、ユーザーには関連性の高い広告と商品、広告主様には実効的なキャンペーン、サイト運営者様には高い収益、というように優れた効果をもたらすことがわかっています。リマーケティングは、今年度すべてのお客様でご利用可能となり、インタレスト カテゴリ マーケティングをご利用になる広告主様の数も増え続けています。

このたび Google では、さらにサービスの質を高め、ユーザーが表示される広告をより詳細に管理できるよう、新たなカテゴリを追加し、年齢や性別などのユーザー属性のカテゴリに関連する広告を表示できるようになりました。

その仕組みはインタレスト カテゴリ マーケティングと同じで、Google ディスプレイ ネットワークで閲覧されたサイトやページに基づき、ユーザー個々のブラウザにカテゴリが関連付けられます。そして、 ユーザー属性カテゴリを関連付ける際は、閲覧された Google ディスプレイ ネットワークのサイトの種類を検証し、アクセスに関する集計データとその情報を比較します。

たとえば、利用者の大部分を女性が占めるサイトに頻繁にアクセスしている場合、そのブラウザの Cookie は「女性」のユーザー属性のカテゴリに関連付けられます。 これにより、広告主様は Google ディスプレイ ネットワークのサイトを閲覧するこれらのユーザーに、女性向けの広告をより頻繁に表示することができます。同様に、スポーツやガーデニングなどのカテゴリに関連した広告を表示することも可能です。

一方、インタレスト カテゴリと同様に、ユーザー側では Ads Preferences Manager を使用してユーザー属性のカテゴリを表示、編集することや、インタレスト ベース広告が一切表示されないよう設定することができます。

ブラウザに関連付けられるインタレスト カテゴリと推定ユーザー属性は、ユーザー データではなく、最近閲覧した Google ディスプレイ ネットワークのサイトに基づいて決まるため、関連付けられるカテゴリは変化する可能性があります。インタレスト カテゴリとユーザー属性に基づく広告を提供する会社の 1 つとして、Google では今後も最高レベルの管理性と透明性を提供できるよう努めてまいります。

新しいユーザー属性のカテゴリも含め、インタレスト カテゴリ マーケティングは引き続きベータ版での提供となりますが、今後さらに多くの広告主様にご利用いただけるよう取り組んでまいります。

Posted by 山澤 麻里子 プロダクトスペシャリストチーム

たとえば、お客様が旅行代理店を経営していて、夏休みに向けて沖縄へのダイビングツアーを提案しているとします。

また、お客様のウェブサイトでツアーの内容を見て予約するかどうか考えているユーザーがいると仮定します。このユーザーは、最初にお客様のウェブサイトに訪れた時に、「ツアーの内容は気に行ったけど、旅行の代金がまだ少し高い」値段がまだ少し高いと感じて、他の旅行ウェブサイトにも検討する対象を広げました。

容易に想像できると思いますが、このような事例はユーザーのインターネット利用において日常茶飯事です。さて、その後お客様がツアーを値下げした場合や追加のキャンペーンを企画した場合、一度ウェブサイトに訪れたことのある前述のこのユーザーに、これらのプロモーション情報を伝えるにはどうしたらよいでしょうか。

これを実現するのが「リマーケティング」という機能です。この機能は、すべての広告主様が Google コンテンツネットワーク対象のキャンペーンでご利用いただけるようになります。リマーケティングをご利用いただくと、ユーザーが以前お客様のウェブサイトにアクセスしていた場合、その時の行動に基づいて広告を表示できるようになります。

さらに Google では、昨年の 3 月に米国ではインタレスト ベース広告(ベータ版)の機能の 1 つとしてリマーケティングを試験的に開始しており、ご利用になった広告主様から大きな反響をいただいております。

たとえば、 ProgressiveHPGoDaddy などの広告主様は、リマーケティングを効果的に利用してブランド認知度やユーザーの購買意欲を高めています。このように、リマーケティングはブランド認知度を高めたり、クリック数や販売数を伸ばしたりと、さまざまな目的に対して効果を発揮しています。なお、リマーケティングはディスプレイ広告やテキスト広告といった広告フォーマットに関係なくご利用いただけます。このたび、AdWords をご利用のすべての広告主様が、このリマーケティングをご利用いただけるようになりました。

リマーケティング キャンペーンは Google コンテンツ ネットワーク用のキャンペーンで、AdWords の新しい [ターゲット ユーザー] タブから作成できます。お客様の他の AdWords キャンペーンでご利用の機能やレポートは、このキャンペーンでも引き続きご利用いただけます。リマーケティング キャンペーンは、広告を表示するのに最適なユーザーをターゲットにした斬新な方法といえます。

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では、リマーケティングの仕組みをもう少し詳しくご説明いたします。

たとえば、お客様がプロ野球チームの関係者で、試合のチケットをオンラインで販売しているとします。チケット販売ページに短いコードを追加することで、このページにアクセスしたことのあるすべてのユーザーに後日、直前割引などの関連性の高いチケットの広告を表示できます。

また、複数のリマーケティング キャンペーンを同時に実行することもできます。たとえば、お客様のチケット販売ページにアクセスしたことのあるユーザーには割引チケットを提供し、野球場への交通アクセスページをクリックしたことのあるユーザーには特別優待パッケージをすすめ、野球チームのファンクラブのページにアクセスしたことのあるユーザーには特別価格のチーム グッズを宣伝するといった具合です。

リマーケティングは、お客様の広告や特別オファーに関心を示す可能性が高いユーザーにアプローチする優れた機能で、投資収益率の向上に役立ちます。

ユーザーにとっても、興味のある情報との関連性が高く、利用価値のある広告が表示されることになります。関心のある特別オファーや割引を手に入れる機会が増えるともいえます。

なお、インタレスト ベース広告(ベータ版)をリリースした際にもお知らせいたしましたが、Google では表示される広告について、ユーザー側でもコントロールできるようにしており、Ads Preferences Manager を使用してリマーケティングを無効にすることもできます。また、Google のリマーケティング サービスは、NAIIABIAB UK といった業界の自主規制グループが作成した基準にも準拠しています。

リマーケティング キャンペーンにご関心がある場合は、こちらから詳細をご覧ください。