Posted by 萩倉 健支 AdWords API チーム

以前に AdWords でのインプレッション シェアの変更点についてお伝えしていましたが AdWords API でも新しいインプレッション シェアのレポートが v201209 のバージョンでご利用いただけるようになりますのでお知らせ致します。

12 月の 2 週目頃に以下の新しいカラムがアカウントキャンペーン広告グループ(英語)のレポートでご利用いただけるようになります。
  • ContentImpressionShare
  • ContentBudgetLostImpressionShare
  • ContentRankLostImpressionShare
  • SearchBudgetLostImpressionShare
  • SearchExactMatchImpressionShare
  • SearchImpressionShare
  • SearchRankLostImpressionShare
(ContentBudgetLostImpressionShare, SearchBudgetLostImpressionShare はアカウント、キャンペーンのレポートのみ使用可能 )

これに伴い、以下の点が変更になります。
  1. 検索ネットワーク、ディスプレイ ネットワークの掲載結果を別々に取得することが可能に
  2. HourOfDay カラムをレポート定義に含めることにより、1 日のうち特定の時間帯の掲載結果を取得することが可能に
  3. データの精度を高めるために計算方法を改善
古いインプレッション シェアカラムの廃止について

新しいカラムの追加に伴い、2013 年 2 月に以下のカラムは使用できなくなる予定です。
  • BudgetLostImpressionShare
  • ExactMatchImpressionShare
  • ImpressionShare
  • QualityLostImpressionShare
変更内容についてご不明点がございましたら、お気軽にこちらのフォーラム(英語)までお知らせください。

Posted by Dan Friedman, AdWords Product Manager

11 月頭よりインプレッション シェア レポートが新しくなり、新しい項目や時間ごとの分割機能をご利用いただけるようになります。同時に、過去のインプレッション シェア履歴が段階的にご利用いただけなくなりますのでお知らせいたします。

新しいインプレッション シェア レポートの特徴
  1. 検索とディスプレイを分割表示
    インプレッション シェア データの表示項目が変更され、検索ネットワーク、ディスプレイ ネットワークそれぞれの掲載結果が別々に表示されるようになります。
  2. 時間による分割機能
    データを時間で分割し、一日のうち特定の時間帯の掲載結果を確認できるようになります。
  3. フィルタ、グラフ、自動化ルール
    インプレッション シェアデータを活用し、フィルタをかけたり、グラフを確認したり、自動化ルールを設定したりできるようになります。
  4. 正確さ
    データの精度が高まるよう、その算出方法を改善しました。
過去のインプレッション シェア履歴について

来年 2 月以降、従来のインプレッション シェア項目はご利用いただけなくなります。また来月以降、過去のインプレッション シェア履歴も段階的にご利用いただけなくなりますのでご注意ください。

時期
従来の表示項目と、そのデータ
新しい表示項目と、そのデータ
2012 年11 月頭
2012 年 10 月 1 日以降の履歴を参照可能2012 年 9 月以前のデータは参照不可
新しいインプレッション シェア表示項目追加 2012 年 10 月 1 日以降の履歴を参照可能
2013 年2 月
従来の表示項目のご提供終了 過去の履歴も参照不可
2012 年 10 月 1 日以降の履歴を参照可能

2013 年 2 月までは、従来のインプレッション シェア表示項目も管理画面に残り、データも更新されます。それ以降は従来のインプレッション シェア項目およびその列に含まれる過去の履歴を参照できなくなります。

新しい表示項目の一覧は、AdWords ヘルプページ(英語)でご確認いただけます。

2012 年 9 月以前のインプレッション シェア データの保存について

2012 年 9 月以前のインプレッション シェア データを参照する必要がある場合は、お手数ですが、今月中に必要な情報をダウンロードしていただきますようお願いいたします。11 月頭以降、過去の履歴は 2012 年 10 月 1 日以降のデータのみご覧いただけるようになりますのでご注意ください。

Katie Miller プロダクト マーケティング マネージャー

先日お知らせしたインプレッション シェア データの更新を、本日より開始させていただきましたので、改めてご報告させていただきます。

この更新により、新たに広告グループ レベルのインプレッション シェアが提供されるほか、キャンペーン レベルのインプレッション シェア データも改訂されます。また、インプレッション シェア データの更新頻度も 1 日 1 回に変更されています。これらの更新内容は、数日内にすべてのアカウントに反映されます。

インプレッション シェアの詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

Katie Miller プロダクト マーケティング マネージャー

かねて多くの広告主様よりいただいていたご要望にお応えし、検索ネットワークとディスプレイ ネットワークにおけるインプレッション シェアのデータを広告グループ レベルでも提供開始することといたしました。このデータを参考にすると、高い成果を上げているにもかかわらず広告の表示機会を十分に活用しきれていない広告グループなどをより簡単に特定できます。

今後 2~3 週間のうちに、次の 3 つの表示項目が [広告グループ] タブに追加されます。
  1. インプレッション シェア: 「実際の表示回数」を「表示される可能性のあった回数の推定値」で割った値です。
  2. インプレッション シェア損失率(広告ランク): 広告ランクが低かったために獲得できなかった表示回数の割合です。ただし、対象期間で 1 日の予算のほとんどを使い果たした(予算制限が適用された)日がある場合は、インプレッション シェア損失率(広告ランク)が表示されません。
  3. 完全一致のインプレッション シェア: (検索ネットワークのみ)キーワードと完全一致した検索での広告の実際の表示回数を、完全一致によって表示される可能性のあった回数の推定値で割った値です。


さらに、こうした詳しい指標の追加のほか、アルゴリズムを更新してキャンペーンのインプレッション シェア データの確度を高めていく予定です。なお、このような取り組みに伴い、いくつか重要な変更がありますのでご注意ください。変更内容は次のとおりです。
  1. キャンペーン レベルの統計情報の見直し: 現在アルゴリズムの改善を図っており、キャンペーン レベルのすべてのインプレッション シェアのデータを 2011 年 5 月まで遡って更新いたします。これに伴い、過去のキャンペーン レベルのデータについては、2011 年 4 月以前のインプレッション シェアが表示できなくなります。2011 年 4 月以前のキャンペーンのインプレッション シェア データの保存を希望される場合は、2012 年 1 月 29 日までにレポートをダウンロードしていただくようお願いいたします。
  2. データの更新頻度を 1 日 1 回に変更: データの確度を高めるため、インプレッション シェア データの更新は 1 日に 1 度、決まった時間(太平洋時間(GMT - 8 時間)の正午ごろ)にまとめて行うよう変更いたします。このため、インプレッション シェア データには表示当日のインプレッション シェアが反映されません。また、前日のインプレッション シェアが含まれない場合もあります(レポートを作成する時間にもよります)。 

これらの変更は、2012 年 1 月 30 日からすべての広告主様を対象に適用開始いたします。今後、アカウントの変更にご留意ください。また変更後は、AdWords ヘルプセンターでも詳しい情報をご覧いただけるようになります。

Posted by 富田 ちえ オンラインビジネス ソリューション チーム

AdWordsではキャンペーンの予算を引き上げることなく、広告効果を高めることを最適化と呼んでいます。

もちろん、それぞれの広告主様が抱える課題や目標が違うために、最適化の内容はさまざまですが、最適化の入門者の方からは「より多くの見込み顧客に自社の広告を表示させ、質の高いトラフィックを集めたい」というご要望をよくお寄せいただきます。

アカウント設定や広告テキストに問題はないのに、表示回数が思うように上がらないということでお悩みの場合、その原因が次のように「キーワード設定」にある場合が多いようです。

a. 登録キーワードが特殊すぎる場合
b. キーワードを全て完全一致で登録している場合
c. 地域ターゲットと地域名キーワードを併用している場合

そこで、本投稿では「青森県にある高級家具販売店の経営者が AdWords で店舗の宣伝をしている」という想定で、それぞれの最適化方法についてご説明したいと思います。


a. 登録キーワードが特殊すぎる場合
これは、想定広告主の場合、「スタイリングチェア(仮称)」や「マルチベッド(仮称)」など、固有の商品名をキーワードとして登録する場合です。

クリック率は高くなりますが、一般的なインターネットユーザーが検索語句として利用しないため、広告の表示機会が減り、潜在顧客を逃す可能性があります。型番を入札キーワードとして登録することも同様です。

この場合、登録したキーワードがインターネットユーザーにどれくらい利用されているかを確認するために、ぜひキーワードツールをご利用ください。

キーワードツールを使うメリットは、登録キーワードの検索回数が分かるだけではなく、自社の商品やサービスに関連する関連語句の発見ができることです。

下図は、実際に想定広告主が「スタイリングチェア」や「マルチベッド」がどれくらい検索されているか確認した結果の画面です。
クリックして拡大

これをみると、「スタイリングチェア」や「マルチベッド」の検索回数が非常に少ないことが分かります。一方、家具のカテゴリである「ベッド」や「チェア」は多くのインターネットユーザーに検索され、「子供 椅子」や「本棚 家具」のように 2 語で構成されている用語は、検索回数が少し減る傾向にあることが一目で分かります。

一般的にキーワードの検索ボリュームは、下図のような分布を示しますので、キーワード選択のモデルとして覚えておきましょう。
クリックして拡大

キーワードツールを用いた検索ボリュームの確認方法については、下記の投稿もご参考にしていただけると思います。

キーワードツールで検索ボリュームデータの公開を始めました

また、キーワード関連のツールとして先日発表されたキーワード最適化ツール(英語名: Search-based Keyword Tool) に関する詳細は、以下のブログをご参照ください。

キーワード最適化ツールが日本でも可能になりました


b. キーワードを全て完全一致で登録している場合
これは、入札キーワードをすべて完全一致で登録している場合です。

完全一致は、ターゲットユーザを絞り込むことができるメリットがありますが、検索ボリュームの少ない特殊すぎるキーワードや、2 語や 3 語から成るキーワードで適用すると、表示回数が著しく減少するため不向きです。想定広告主の場合では、スタイリングチェアを完全一致登録することを指します。

完全一致は、「家具」のような検索ボリュームの多いキーワードにのみ利用しましょう。

下図は、キーワード「木製いす」を、完全一致、フレーズ一致、部分一致で登録した場合で、それぞれ広告が表示される検索語句の一例を示しています。完全一致にすると、見込み顧客を逃すことをお分かりいただけると思います。

クリックして拡大

ところで、レポート機能のひとつである、完全一致のインプレッションシェアでは、すべてのキーワードが完全一致であると仮定してキーワードのインプレッションシェアを測定するため、キーワードマッチがインプレッションシェアの低さの要因となっているかどうかを判断することができます。

完全一致のインプレッションシェアをレポート作成して確認する方法は、こちらのヘルプページをご参照ください。

また、完全一致から部分一致に変更すると、余分なクリックが増えることを懸念される場合、下記の対策を行いましょう。
  • 検索クエリレポートを作成して除外キーワードを設定する。(利用方法はこちらのブログを参照ください)
  • 広告原稿で明確にターゲットユーザを絞り込む(広告見出しで、「高級家具専門店」と明記し、「木製 いす 格安」というキーワードで、安さを求める顧客を除外する)

c. 地域ターゲットと地域名キーワードを併用している場合
これは、キャンペーンに地域ターゲット設定を行っているにもかかわらず、地域名を含むキーワードを登録している場合です。この場合、表示機会が減少する可能性があります。

特定地域のターゲットは、
  • キャンペーンに地域ターゲットを設定する
  • 入札キーワードに地域名を入れる
か、のいずれかの方法で実現できます。これは、Google の地域ターゲット設定機能が、ユーザーの検索クエリも使用して、特定の地域や都市をターゲットとする広告を掲載するためです。たとえば、東京のユーザーが「青森 家具店」と検索すると、青森地域をターゲットとする広告が表示されます。

想定広告主の家具量販店は青森県にあるので、キャンペーンの地域ターゲットを「青森」に設定するか、地域ターゲットは「日本」のままで、入札キーワードを「家具 青森」や「椅子 格安 青森」で登録すれば、青森県の潜在顧客に広告を掲載できます。

したがって、地域ターゲットには、上記のどちらか一方をご利用いただき、地域ターゲット設定と、地域名を含むキーワードを併用しないようにしましょう。


いかがでしたでしょうか?以上、検索ネットワークでの表示回数が極端に少ない場合の対処方法を 3 つご紹介いたしました。

なお、コンテンツネットワークにおけるキーワードの最適化方法は、こちらのへルプページもご参照ください。

Posted by プロダクト スペシャリスト チーム

4 月に本ブログでもご案内させていただきました、インプレッションシェアレポートですが、お試しになっていただけましたでしょうか?

もしまだ利用されていないようでしたら、この機会に一度ぜひお試しください。

さて、インプレッションシェアレポートを公開してから、

「インプレッションシェアは分かったけれど、何が原因でシェアを失っているのかが分からない」というご質問をよくいただきました。

このような問いにお答えする手段として、このたびインプレッションシェアに[損失率]の列が追加されましたのでご案内させていただきます。

損失率を見ていただくことにより、インプレッションシェアのうち何パーセントをランクで、また何パーセントを予算で失っているのかを見ることができます。

損失率を確認するには、以下手順でレポートを作成します。

  1. Google AdWords にログインし、 [レポート] タブをクリック
  2. [レポート作成] をクリックし、キャンペーンの掲載結果を選択
  3. 表示方法、期間を指定した後、 [詳細設定 (オプション)] で [列を追加または削除] をクリック
  4. [インプレッションシェア (IS) ]、[損失率 (ランク)]、[損失率 (予算)] の項目にチェックを入れ、 [レポートを作成] をクリック


クリックして拡大

出来上がったレポートを見ていただくと、ランクや予算でどの程度インプレッションシェアを損失しているのかを確認いただけます。

今後、インプレッションシェアを見る際は、損失率の数字もぜひあわせてご確認ください。