Posted by エンジニアリング担当上級副社長、シュリダール ラマスワミ

Google AdWords ではこの度、現在のキャンペーンのアップグレード版である「エンハンスト キャンペーン」(Enhanced Campaigns) を提供することになりました。これは、現在急速に進んでいるマルチスクリーンの世界で、キャンペーンをよりシンプルに、そしてよりスマートに管理するための最初のステップです。

エンハンスト キャンペーンを展開する理由

マルチスクリーン時代の消費者は、コミュニケーションやショッピングを行ったり、オンラインの世界を楽しむために、さまざまな端末を利用しています。最新の調査 (PDF 版、米国版/英語のみ)では、複数のデバイスを利用する消費者の 90% が 1 日のうちにそれらの端末間を「途切れることなく」移動していることが明らかになっています。また、 PC 、ノートパソコン、タブレット、スマートフォン、ハイブリッド端末、ミニタブレット、ネット接続型テレビなど、インターネットへ接続する端末の数や種類は急増しています。今後も様々なデジタル端末が登場するにつれ、境界線は一層曖昧になると予測されます。たとえば、端末が集約の方向に向かうと、消費者がタブレットとデスクトップを使ってとる行動はかなり類似したものになるでしょう。 

これは企業にとって大きなチャンスではあるものの、マーケティングはさらに複雑になり、これまで以上に時間もかかります。たとえばあるピザ レストランが、午後 1 時に職場の PC で「ピザ」と検索する人には、オンラインの注文フォームやメニューへのリンクなどを表示し、午後 8 時にレストランの 1 キロ圏内からスマートフォンで「ピザ」と検索する人に対しては、Click-to-Call による電話番号やレストランの位置などを表示したいと考えているとしましょう。この場合、消費者に的確な広告を表示するためには、場所や時間、使用している端末の種類といった条件を踏まえることがますます重要になっているのです。

エンハンスト キャンペーンを利用すると、前述のピザ レストランは複数の異なるキャンペーンのレポートや広告設定オプションを集めて比較することなく、すべてを 1 つのキャンペーンで管理することが可能になります。また、複数のキャンペーンの設定や管理を行うことなく、場所や時間、端末の種類といったユーザーの状況に基づき、あらゆる端末を対象に最適な広告を消費者に届けることができます。
   
エンハンスト キャンペーンの主な機能

主な機能の概要は次の通りです。

1. マルチスクリーンの世界に対応する強力なマーケティング ツール

消費者が求めるのは、端末、場所、時間など、自分の状況に関連する検索結果です。エンハンスト キャンペーンでは、こうしたマルチスクリーンの世界に向けたキャンペーンや予算の管理を改善することができます。また、入札調整では、1 つのキャンペーン内の端末、場所、時間などのあらゆる要素について、入札を管理することが可能です。

例:朝食を提供するコーヒーショップが、スマートフォンで「コーヒー」や「朝食」と検索する地域内の消費者に広告を表示したいと考えています。この場合は入札調整を使って、1 キロ圏内からの検索には 25% 高く、午前 11 時以降の検索には 20% 低く、スマートフォンからの検索には 50% 高く、入札することができます。この入札調整は、 1 つのキャンペーンに含まれるすべての広告とキーワードに適用されます。

2. ユーザーの置かれた状況に応じて最適化される、より高度な広告

外出中で店舗の近くにいる消費者とデスクにいる消費者では、同じ人物でも求めているものが違う場合もあるでしょう。エンハンスト キャンペーンでは、端末、場所、時間の組み合わせごとにキャンペーンを作成しなくても、端末に応じて適切な広告テキスト、サイトリンク、アプリ、広告設定オプションを表示することができます。

例:実店舗とオンラインでの販売を展開する全国的な小売店では、 スマートフォンで検索を行う消費者に Click-to-Call や住所の表示が含まれる広告を、そして PC で検索を行う消費者に E コマースサイトの広告を 1 つのキャンペーンで表示することが可能です。

3. 新しいコンバージョン タイプを集計する先進的なレポート

テクノロジーにより、消費者は広告に対して新しい方法で行動を起こせるようになっています。潜在顧客は広告を見てアプリをダウンロードすることもあれば、電話で問い合わせを行うこともあるでしょう。マーケターがこうした行動を容易に計測したり、比較するのはこれまで困難なことでした。エンハンスト キャンペーンでは、アプリのダウンロードを目標とする広告主様のために、より充実したコンバージョン レポート機能をご用意しています。

例 : レポート上ではアプリのダウンロードやデバイスごとの統計情報を確認することができます。

エンハンスト キャンペーンへのアップグレード

エンハンスト キャンペーンは現在移行期間です。今後、エンハンスト キャンペーンと従来のキャンペーン設定のどちらを利用するか、キャンペーンごとに選択できるようになります。 すべてのキャンペーンが 、2013 年の中旬頃までにエンハンスト キャンペーン にアップグレードされる予定です。

エンハンスト キャンペーンはマルチスクリーンの世界におけるマーケティング活動のサポートをするために設計されています。ただし、移行にはいくつかの変更が必要になる場合があります。下記は変更の際に役立つ情報です。
(英語のみのものもあります。日本語は随時、更新していきます)

この先、数週間にわたって、ブログ「Inside AdWords」や Google+ ページでヒントや成功事例とともに、新しい機能を発表する予定です。ぜひご意見をお寄せください。

2013 年 5 月 8 日追記
すべてのキャンペーンの自動アップグレードが開始される時期は、7 月 22 日(米国時間)の予定です。

Posted by Jay Akkad, プロダクト マネージャー(モバイル広告)

モバイル端末は、ますます人々の生活に根付いてきています。地域情報を調べることは、モバイルで最もよく使われる機能の 1 つです。実際、日本では 91% 以上の人が地域情報を検索したことがあるとのアンケート結果(PDF)が出ています。その割合いは他の国々でも概ね 80% を超えています(英語ブログ記事)。Google マップを使って、観光やショッピング、外食などの情報を調べて、行き先を決める人が大勢います。

モバイルでの検索行動を通じて、顧客にアプローチする方法をさらに改善するために、Google ではモバイル向け Google マップ アプリのローカル広告のフォーマットを先日刷新しました。テストの結果からは、新しいフォーマットでクリック率が倍増するという効果が見られました。この新しいフォーマットは Android の最新のモバイル Google マップでご覧になれます。

刷新されたフォーマットでは、以下のような改善がされています:
  • [ルート・乗換案内] や電話をかける Click-to-call のような重要な機能はより見やすくなり、利用できる場所も増えました
  • 広告をクリックした際には、リンク先ページは引き続きマップ アプリ内で開かれ、マップのナビゲーション機能もそのまま使えるようになりました

上:モバイル Google マップのローカル広告新フォーマット
下:従来のフォーマット




モバイルのテクノロジーによって、スマートフォンやタブレットを用いた新しい方法で顧客にリーチできるようになってきています。例えば、ユーザーは検索し、結果をクリックしてウェブサイトを訪問するだけでなく、クリックして電話をかけたり、地図で行き方を調べたりすることが可能です。モバイル Google マップでのローカル検索広告を利用するには、AdWords のキャンペーン設定で以下の点を確認してください:


これからもモバイルを活用した様々な事例により、広告主様と顧客のビジネス チャンスに貢献できるような尽力していければ幸いです。

Posted by 中島弘樹 プロダクト スペシャリスト チーム

Android や iPhone などフル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末からの検索は、グローバルでこの 1 年間に 4 倍に増え、モバイル広告市場は急成長を遂げています。今日はこうしたハイエンド携帯端末向けにキャンペーンを最適化する方法をご紹介します。デスクトップ向けキャンペーンとは別にモバイル専用キャンペーンを作成すると、モバイル広告の掲載結果が改善されることがわかっており、実際にデスクトップ向けとモバイル向けのキャンペーンを分けて広告を掲載されたある広告主様は、モバイル広告のクリック率が平均 11.5 % 向上しています。

デスクトップ向けとモバイル向けの広告を同じキャンペーンで管理する方法は、リーチを広げたい場合やモバイル広告を初めて掲載する場合によく使われています。しかし、一歩進んでモバイル広告の成果を最大限に高めるには、モバイル専用の AdWords キャンペーンを作成することが重要です。モバイル専用キャンペーンを使用すれば、掲載結果に直接影響する要素を細かく調整し、モバイル向けの広告戦略を最適化することができます。モバイル広告専用のキャンペーンを作成した後に、次の最適化のヒントをお試しになることをおすすめします。
  • モバイルに合わせた調整をする:モバイル専用のキャンペーンを作成することで、モバイル広告の掲載結果をより具体的に把握できるようになり、デスクトップ向けキャンペーンに影響を与えることなく入札単価やキーワード、広告を柔軟に調整できます。
  • モバイル広告の予算と入札単価を個別に設定する:検索結果ページに表示される広告はデスクトップでは最大 10 枠であるのに対し、モバイルでは 5 枠と競争率が高くなっています。このため、広告の競争力を高めて上位に掲載されるように、積極的に入札単価を引き上げることが重要です。 
  • モバイル向けに広告テキストを作成する:「電話でお見積もり」など、モバイル ユーザーの行動を促すフレーズを使用してモバイル専用の広告テキストを作成します。また、広告サイトリンクなどの機能を使用して、店舗検索ページなどモバイル向けコンテンツを広告のリンク先として表示します。
  • モバイル向けの機能を活用するClick-to-Call のようなモバイル向け広告機能や、外出先のユーザーに便利な地域ベースのサービスを活用します。

モバイル専用キャンペーンの作成方法
モバイル専用キャンペーンを作成するには、ハイエンド携帯端末のみをターゲットとした AdWords キャンペーンを作成して、パソコンをターゲットとしたキャンペーンとは切り分けます。これには、AdWords Editor を使用して、既存のキャンペーンとキーワードをモバイル専用キャンペーンにコピーすると簡単です。キャンペーン全体を複製することも可能ですし、モバイル広告で成果を上げているキーワードだけをコピーしてもよいでしょう。

AdWords Editor をお使いでない場合は、次の手順でモバイル専用キャンペーンを設定できます。
  1. AdWords にログインします。
  2. 既存のキャンペーンのキーワードをスプレッドシートまたはテキスト ファイルに抽出します。
  3. [キャンペーン] タブの [新しいキャンペーンを作成] をクリックします。
  4. キャンペーン設定の [ネットワークとデバイス] セクションまでスクロールし、[デバイス] の [自分で選択] をクリックして、[デスクトップとノート パソコン] のチェックボックスをオフにします。[フル インターネット ブラウザ搭載の iPhone などの携帯端末] が選択されていることを確認します。
  5. 抽出したキーワードを新しいモバイル専用キャンペーンの広告グループに貼り付けます。
  6. コピー元のキャンペーンの [デバイス] を [デスクトップとノート パソコン] のみに設定します。
  7. 共有広告設定オプション機能を使用すると、住所指定オプションや電話番号指定オプションなど、既存の広告設定オプションを新しいモバイル専用キャンペーンに簡単に適用できます。


いかがでしたでしょうか?これらのヒントがモバイル広告戦略の最適化のお役に立ちましたら幸いです。ぜひご活用ください。

Posted by 中島弘樹 プロダクト スペシャリスト チーム

皆様が運営されているビジネスモデルによっては、お客様にウェブサイトへアクセスしていただくか、もしくは実店舗やオフィスに電話で連絡をいただくかのどちらを重視するかは異なってくることと思います。たとえば宅配ピザ店であれば、注文を直接受けることのできる電話のほうが好まれるかもしれません。

従来の AdWords モバイル広告では電話番号のみの広告を作ることができましたが、iPhone や Android などのハイエンドの携帯端末をターゲットしたモバイル広告キャンペーンでも、電話でのコンタクトのみにターゲットをまた、絞る方法について数多くのお問い合わせをいただいていました。そこで Google では、このたび ハイエンド携帯端末向けの Click-to-Call 電話番号指定オプション の拡張版として通話専用フォーマットの提供を開始し、電話による顧客へのコンタクトを目的としたキャンペーンを作成していただけるようにいたしました。

以下のサンプル広告をご覧ください。通話専用フォーマットを用いると、クリックして通話できる電話番号だけがわかりやすく表示され、広告フォーマットの他の場所はクリックできないようになります。このように、顧客からの電話による問い合わせや注文にターゲットを絞ったモバイル広告を掲載していただけます。

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なお、通話専用広告は、フル インターネット ブラウザ搭載のハイエンド モデルの携帯端末で Google にアクセスした場合に掲載されます。

この機能をご利用いただくには、ハイエンド 携帯端末をターゲットした広告キャンペーンの [広告設定オプション] タブにおいて [表示: 電話番号指定オプション] を選んだ状態で電話番号指定オプションの追加もしくは編集を行い、 [通話専用フォーマット] チェックボックスをオンにします。Click-to-Call 広告と同じく、料金はユーザーが広告の電話番号をクリックした場合に発生します。なお、通話専用フォーマットにチェックを入れた広告が iPad や iPod touch などの電話機能のない端末でクリックされた場合は、広告主様のサイトのリンク先ページが表示されます。



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ハイエンド携帯端末をターゲットしたモバイル広告キャンペーンで電話番号指定オプションを有効にする方法については、アドワーズ 広告 ヘルプ をご覧ください。


また、電話を活用した Click-to-call 通話オプションについての Inside AdWords の過去の記事 もあわせてご参照ください。

Posted by 広告営業第六部 アカウントマネージャー 荒木 温

AdWords は、オンラインに特化したビジネスだけでなく、実店舗を展開するビジネスの集客にも効果的にご活用いただいています。

美容外科、審美歯科を全国 6 箇所で展開しているアイルクリニック様は、 PC 、モバイルにて、検索連動型、コンテンツターゲットプレースメントターゲットリマーケティングClick-to-Call 通話オプションなど AdWords のほぼ全ての機能をうまく活用して、来院予約数を増やしています。

クリニックに来院される顧客層は、美容にこだわりのある方やひどい虫歯でお悩みの方などがいらっしゃいますが、治療や施術のためには必ず数度通院していただかなければなりません。そこでアイルクリニック様が活用したのが、住所指定オプションです。


住所指定オプションとは
住所指定オプションとは、テキスト広告の下部に、お店やサービスが実際に提供されている場所の住所情報を表示できる機能です。登録方法は 2 つあり、 Google プレイスのアカウントと AdWords アカウントを連携させる方法と、 AdWords アカウントのキャンペーン設定タブから個別に住所を登録する方法があります。(詳しくは概要追加、編集方法をご参照ください)

住所指定オプションを設定すると、ユーザーが入力した検索クエリやユーザーの利用している IP アドレスなどの位置情報に応じて、テキスト広告の下部に住所を表示することができます。もし、広告がプレミアムポジションに表示された場合には、広告の下にプラスボックスが表示され、プラスボックスをクリックすると Googleマップ や案内検索が表示されます。

<住所指定オプションの表示例>
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<住所指定オプションの表示例 地図表示後>
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同社のように、実店舗に足を運んでいただく必要があるビジネスの場合には、「行きやすさ、通いやすさ」も顧客の判断材料のひとつになるため、このように住所や地図が表示されることでユーザーの利便性を大きく向上させることができます。


住所指定オプションの表示がある場合は広告のクリック率が高い
同社では、社名のキャンペーンと社名を含まない主要ワードのキャンペーンの両方で住所指定オプションの設定を行いました。導入後 2 週間で、双方のキャンペーンにて、住所指定オプションの表示がある場合、表示がない場合と比べて約 50 % クリック率が高いという結果が得られました。社名のキャンペーンと社名を含まないキャンペーンでは、平均掲載順位は大きく異なりますが、そのどちらでも、住所指定オプションの表示がある方がクリック率が同じくらい高いという結果でした。

アイルクリニック総院長の大庭氏は次のようにコメントされています。

「当社は 2010 年 10 月現在、全国で 6 店舗という形で展開しているため、より効果のある地の利を生かしたプロモーションを考えていた際に AdWords の住所指定オプションを利用するようになりました。設定自体は仕様さえ分かれば簡単ですし、結果的にクリック率の上昇が見られました。また特定のキーワードでの検索結果画面の独占率を上げるという面でも非常に有効な機能ということで重宝しています。」


ユーザー層別入札機能でディスプレイネットワークでも効果的に顧客層へアプローチ
また、同社では、効果的に顧客層へアプローチするために、ディスプレイネットワークでユーザー層別入札を実施しました。ユーザー層別入札とは、特定の年齢や性別のユーザーを対象に広告を表示することができる機能です。詳しくは概要をご参照ください。

同社ではユーザー層別入札の導入後、アカウント全体に比べてコンバージョン率が約 40 % 高く、獲得単価 ( CPA ) を約 35 % 抑えることに成功しました。顧客層をターゲティングして広告を表示させることで費用を抑えながら集客することが可能になりました。

「 AdWords はさまざまな機能がありますが、私どもは自社に合っている機能であると判断した場合、テスト的に導入させて頂き、必ず一定量のデータ取得のあと、効果測定を行う流れに取り組んでいます。中でも地域に特化している機能 ( Google プレイスや住所指定オプション) は効果が高く、実店舗への誘導へ高い効果を発揮していると感じます。また、最近はリマーケティングやユーザー属性入札によって広告の配信対象ユーザーをセグメントして配信できるシステムに取り組んでおり、より高い成果を実感しております。今後はスマートフォンへ力を注いでいきたいと思っています。」

アイルクリニック総院長 大庭英信氏

Posted by 広告営業第二部 統括部長 前田誠

車内広告でもインパクトのある広告プロモーションを実施している株式会社 GABA 。インターネット上でも検索連動型広告にいち早く注目し、Google AdWords を活用した効果的なキャンペーンを展開しています。具体的にどのような方策を実施しているのか、株式会社GABA マーケティング部門 オンライン課 シニア・マネージャー 山根 豪太氏、シニア Web プロデューサー 奥 康隆氏にお話を伺いました。

株式会社 GABA
マーケティング部門 オンライン課
シニア・マネージャー
山根 豪太氏(写真右)

シニア Web プロデューサー
奥 康隆氏(写真左)


導入の経緯
株式会社 GABA は、マンツーマン英会話で知られる英会話教室です。20 代から 30 代の社会人を主要なターゲット層とし、様々なプロモーションを実施しています。

「もともと、電車内等の交通広告やマス広告を実施しており、AdWords は約 6 年前から導入しました。インターネットで英会話教室の情報を探すお客様が増えてきたのがきっかけです。」(株式会社 GABA 奥氏)

現在では、車内映像広告や中吊りなどで Gaba に対する認知と興味を引き出し、詳しく情報を探す人にインターネットへの導線を用意し、資料請求や無料体験レッスンの申込みを受け付けています。



徹底したエリアマーケティングでコンバージョン率を高める
同社の AdWords 活用における大きな特徴が、エリアマーケティングです。

一般的に、英会話教室の情報を探す見込み顧客は、自宅や通勤先、もしくはその間のエリアに教室があるかどうかを探す傾向にあります。そのため、“地域名 英会話” など、そのエリアの名称を入れて検索をします。その際、その地域の語句が含まれた広告テキストを表示し、ランディングページをその地域のラーニングスタジオ情報にすることで、ユーザーにとっては、まさに欲しかった情報をスムーズに手に入れることができます。

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山根氏は、エリアマーケティングの重要性について、「地域名を含めて検索をするユーザーは、具体的に通うことを検討していると考えられ、資料請求や無料体験レッスンへの申込み率(= コンバージョン率)も高い傾向にあります。」とおっしゃっています。

インプレッション = 「ユーザーの興味の塊」、クリック数 = 「さらに強いユーザーの興味の塊」 と捉え、検索しているユーザーの気持ちになって、検索ワード、広告テキスト、ランディングページなどを検討していくこと重要であると考え、同社はエリア関連のキーワードだけではなく、それ以外も綿密なキャンペーン設計を施し、様々な目的を持って検索をしているユーザーを、適切な広告テキストとランディングページを用意しコンバージョンへつなげています。


サイトリンクを活用し、来訪目的に合わせたランディングページを用意
また同社は、2009 年に AdWords に加わった機能をいち早く取り入れ、ランディングページ最適化の工夫をしています。それが、「サイトリンク」の機能です。

サイトリンクとは、サイト内のコンテンツへのリンクを追加で表示し、より多くのユーザーを引き付けコンバージョンプロセスへ誘導するための機能です。サイトリンクを利用することで、“Gaba” など、来訪目的がはっきりと推測しきれないユーザーに複数のリンク先を用意し、最適なページへ素早く誘導できるようにした結果、クリック率が実施前に比べ約 30% 上昇しました。

[サイトリンクを使った広告の表示例]
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モバイルの活用
着実に利用者が増加しているモバイルマーケットに同社はいち早く着目し、約 3 年前から AdWords でキャンペーンを展開してきました。モバイルでも PC と同様エリアマーケティングを意識しながら、モバイルならではの機能も活用し、コンバージョン率を高める工夫をしています。同社は広告を見たユーザーのうち電話で問い合わせをしたいという方々へ向けて、フリーダイヤルの窓口を設置し、AdWords の Click-to-Call オプション(電話番号をクリックするとそのまま発信できる機能)を活用し、すぐに問い合わせを受けることができるようにしています。

[Click-to-Call の表示例]
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さらに、2009 年から利用者が急増しているハイエンド携帯端末(iPhone/Android など)の市場にも着目し、AdWords を使ってユーザーとの接点を作り上げています。
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「スマートフォンのユーザーは、情報収集に意欲的な、まさに Gaba のターゲット層ではないかと 考えています。スマートフォンの普及により、携帯の使い方が変化してくると考えています。スマートフォンユーザーに対してもリーチできる AdWords には新たな可能性を感じています。」(奥氏)

スマートフォンの利用者が増えるにつれ、携帯電話の使い方が変わってくると予測する同社は、そのトレンドに対応し、コミュニケーション設計を変化させていく必要があるとも考えています。


AdWords は獲得効率の良い販促ツールである
AdWords と共に約 6 年間新規顧客獲得のためのマーケティング施策を実施してきた Gaba。あらゆる指標をキーワード別/デバイス別/サービス会社別/配信方法別など、様々な側面で分析をした結果、AdWords を次のように評価しています。

PC への配信について
  • 検索連動型広告は、他社に比べコンバージョン率も良く、コンバージョン単価が低い
  • ディスプレイ ネットワーク ターゲットは、他の類似サービスと比べるとコンバージョン率が格段に良い(約4.7倍)
モバイルへの配信について
  • 検索連動型広告は、コンバージョン率はPC と比べると低いが、コンバージョン単価は PC とほぼ変わらない結果となっている
  • ディスプレイ ネットワーク ターゲットは、他の類似サービスの場合にはコンバージョン単価が検索連動型に比べ高くなるが、AdWords の場合、検索連動型広告のコンバージョン単価とほぼ変わらない

「弊社が実施しているインターネット広告の中でも、AdWords はコンバージョン単価が低いため、一番注力しています。

AdWords から弊社のサイトに訪れてくださるユーザーは、英会話を学ぶことに対して意欲の高い人達が多いように感じます。また、モバイルについては AdWords のユーザーリーチが特に高く、他の広告手段と比べて効率が良いため、今後マーケットの大きさを見ながら増やせるだけ増やしていきたいと考えています。」(山根氏)


AdWords モバイル広告についてはこちらのヘルプページを、その他、AdWords の活用事例については、こちらのページもご確認ください。

また、ハイエンド携帯端末向けの Click-to-Call オプションについては、このブログ記事もご参照ください。

Posted by 中島弘樹 プロダクト スペシャリスト チーム


先日、ハイエンド携帯端末向けの新しい Click-to-Call 通話オプションをご案内しましたが、利用可能な範囲に、これまでの検索ネットワークに加え、ディスプレイ ネットワークが加わりました。このことにより、Android や iPhone で広告を見たユーザーに、ウェブ上であろうがモバイル アプリケーション上であろうが関係なく、広告から直接電話をかけてもらうことができます。
Google AdWords のディスプレイ ネットワーク上で、Android や iPhone などの携帯端末向けの広告に電話番号を表示する Click-to-Call 通話オプションを使うには、電話番号指定オプションを使って、ご利用の AdWords 広告キャンペーンに電話番号を設定する必要があります。(なお、住所指定オプションを利用した Click-to-call 通話オプションは、現時点では検索ネットワークのみでご利用可能です。)
ディスプレイ ネットワーク上のウェブサイトやモバイル アプリケーションに Click-to-call 通話オプションが表示された場合にも、これまでと同様に、AdWords の管理画面で、電話をかけようとしたユーザーの数を確認することができます。 今回の変更により、Android や iPhone だけでなく普通の携帯電話も含め、携帯電話の種類を問わず、Click-to-call 通話オプションが使えるようになりました。今後も様々な広告フォーマットを駆使して、モバイル ユーザーへの訴求を高めていけるように、AdWords の改善を行ってまいります。



Posted by 中島弘樹 プロダクト スペシャリスト チーム


最近使えるようになった Android や iPhone のようなハイエンド携帯端末向けの Click-to-call 通話オプションについてご紹介します。Click-to-call 通話オプションにより、広告に電話番号を表示し、ユーザーから直接電話をかけてもらうことができるようになります。

携帯電話で物やサービスを探すときには、ウェブサイトを訪れるより、電話をかける方が便利な場合も少なくありません。すぐ何かを注文したい、予約をしたい、サービスについて聞きたいという時に、検索してすぐに電話がかけられるのは、コンピュータでの検索と違う携帯電話の大きな特徴です。

広告から直接電話をかけてもらうには、住所指定オプションの通話機能を使う方法と、電話番号指定オプションを使う方法があります。


1. 住所指定オプションの通話機能
住所指定オプションに電話番号を設定することによって、地域のユーザーをターゲットした広告に対し、住所を表示するだけでなく、Click-to-call 通話オプションの電話番号を表示されます。これまでのテストの結果からは、Click-to-call 通話オプションを使うことによって電話がかかってくるだけでなく、さらにウェブサイトの訪問も増える効果が見られました。


2. 電話番号指定オプション
上記の住所指定オプションによる Click-to-call に加えて、この度、電話番号指定オプションが日本のお客様にもご利用できるようになりました。この機能により、住所とは関係なく Android や iPhone で広告を見たときに電話番号を表示させることができます。全国共通のコールセンターをお持ちのビジネスなどにご活用いただけます。



レポート
従来の携帯電話向けの Click-to-Call 通話オプションと同じように、AdWords のレポート画面の [分割] を使うことによって、[クリック タイプ] 別のレポートで [URL のクリック] と [通話] を分けてパフォーマンスを確認することができます。

これらの新しい Click-to-Call 通話オプションは、Android や iPhone のようなフル インターネット ブラウザ搭載の iPhone などの携帯端末でご利用になれます。詳しい情報については、アドワーズ 広告 ヘルプももご参照ください。

Posted by 中島弘樹 プロダクト スペシャリスト チーム

Google ではモバイル広告を展開される広告主様のために、電話番号を表示して直接電話をかけてもらうことのできる Click-to-call(通話)オプションをご用意しています。既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、Google では、先週、この Click-to-Call の通話リンクをクリックしたユーザーのレポートを通常の URL クリックと区別して見ることのできるレポート機能をリリースいたしました。

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携帯電話などのモバイル端末を利用してインターネットにアクセスするユーザーの数は日増しに伸びていますが、Click-to-call オプションを使えば、お客様の広告にウェブサイトの URL に加えて、電話番号を含めることができます。また、モバイルのウェブサイトをお持ちでない場合にも、Click-to-call オプションを使うことにより、モバイルのユーザーにアプローチすることが可能です。


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この Click-to-call オプションは以前からご提供していましたが、先週行われたレポート機能の改善により、[URL のクリック] と [通話] を分けてパフォーマンスを見ることができるようになりました。キャンペーンや広告グループ、キーワード、ネットワークごとに、それぞれ何回電話番号がクリックされたかがひと目でわかります。


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[URL のクリック] と [通話] のレポートを見るには、[フィルタと表示の設定] のドロップダウンで [分割] を選び、さらにその中から [クリック タイプ] を選択してください。
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モバイルユーザーの興味をお持ちの広告主様は ぜひ AdWords 管理画面にログインし、Click-to-Call オプションともに、新しいレポート機能をお試しください。Click-to-Call オプションを用いたモバイル広告の設定方法については、以下のヘルプもご参考ください。