Andrew Truong プロダクト マーケティング マネージャー

コンバージョン数や CPA(コンバージョン単価)を重視しておられる場合は、既にコンバージョン オプティマイザー拡張 CPC を使用して、コストを抑えつつより多くのコンバージョンを獲得できるようキャンペーンを最適化していらっしゃるかと思います。

このようなコンバージョン目標にキャンペーン設定を合わせるため、コンバージョン オプティマイザーまたは拡張 CPC を使用している既存のキャンペーンの広告ローテーションの機能を [クリック重視で最適化] から [コンバージョン重視で最適化] に移行することにいたしました。

弊社の調査では、[クリック重視で最適化] から [コンバージョン重視で最適化] に移行したキャンペーンでは、平均してコンバージョン数が 5% 増加しています。 移行時期は 2012 年を予定しています。

キャンペーンの広告ローテーションを [コンバージョン重視で最適化] に移行することを希望されない場合は、お手数ですが 2012 年 1 月 31 日までにこちらのフォームにご記入ください。


コンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC をご利用でない場合
コンバージョン オプティマイザーと拡張 CPC についてご説明したこちらの動画をご覧ください。 また、ローテーション設定の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

[ コンバージョン オプティマイザーについて ]

[ 拡張 CPC について(英語) ]


追記)
2012年2月6日 18:00

移行を希望されない場合のリクエストについて、受付期間を下記のように延長させていただきました。

キャンペーンの広告ローテーションを [コンバージョン重視で最適化] に移行することを希望されない場合は、お手数ですが 2012 年 2 月 14 日までこちらのフォームにご記入ください。

Baljeet Singh シニアプロダクトマネージャー

YouTube 上の動画コンテンツへのアクセスを増やす効果的な方法として、おかげさまでプロモート動画は多くの広告主様から支持(海外事例のご紹介)をいただいております。プロモート動画を使うと、動画を検索しているユーザーや視聴しているユーザーに対して自社の YouTube 動画を宣伝できます。これまでプロモート動画はクリック単価(CPC)ベースで課金されていました。これは AdWords の検索連動型広告と同じように、ユーザーがプロモート動画広告をクリックするたびに費用が発生する仕組みです。

しかし、来る 5 月 25 日より、このプロモート動画の単価を再生単価(コスト パー ビュー、CPV)モデルに変更し、実際に視聴したかどうかがより重視されるようになります。この変更により、ユーザーがプロモート動画をクリックし、その動画コンテンツの再生を開始したタイミングで課金されるようになりますので、プロモート動画をご利用の皆さまにはご確認をお願いします。この課金モデルの導入によって、広告費用が広告掲載の目標、つまり「多くの人々に実際に動画を見てもらう」という目標の達成にさらに直結します。

入札の仕組み
今後もプロモーションの作成時に上限入札単価を決めていただきますが、これまでの上限クリック単価ではなく、上限再生単価(1 回の動画再生にいくらまで支払ってもよいか)を設定していただきます。プロモート動画には、これまでどおり AdWords ディスカウンター が採用され、広告費用を自動的に抑えられる仕組みになっています。同じ(または類似の)キーワードやプレースメントで他のプロモーションと競合している場合に、単価をその競合プロモーションより 1 円だけ高くすることでプロモート動画を掲載できます。

ダッシュボードの変更
プロモート動画キャンペーンは、これまでと同様に AdWords または ads.youtube.com で設定し、管理できます。ただし 5 月 25 日からは、すべてのプロモート動画キャンペーンの課金条件が正式に CPC から CPV に変更され、それぞれのシステムの広告ダッシュボードに変更が反映されますのでご注意願います。また AdWords を通じて YouTube プロモート動画を購入されている場合は、しばらくの間キャンペーン ダッシュボードにクリック単価や CPC という表記を見かけるかもしれません。CPV の導入が完了し、システム内の表記の調整が済むまでしばらくお待ちください。


こちらのヘルプセンター に詳しい説明やよくある質問をまとめてあります。ぜひご覧ください。今回の課金モデルの変更によって、皆様の広告目標と事業目標の達成に、プロモート動画が一層お役に立てることを願っています。

Posted by 水谷 嘉仁 プロダクスペシャリストチーム

このたび、新しい自動入札機能として拡張 CPC(クリック単価)をリリースすることになりました。この機能は、上限クリック単価を使用しているキャンペーンでの投資収益率(ROI)を向上させる目的で導入されたものです。拡張 CPC を使用すると、広告の表示の機会が得られるたびに推定コンバージョン率が算出され、上限クリック単価が自動的に調整されます。この推定コンバージョン率の算出には、キャンペーンの過去のコンバージョン トラッキング データが使用されます。この機能により、全体的なコンバージョン単価を引き上げることなくコンバージョン数を増やし、また、上限クリック単価の管理に費やす時間も削減できます。


仕組み
拡張 CPC の仕組みを説明するために、次のような例を見てみましょう。たとえば、模型飛行機のキットの販売にあたり、「模型飛行機」「模型飛行機 キット」「模型飛行機 作り方」というキーワードを設定したキャンペーンに対して拡張 CPC を有効にしたとします。また、各キーワードの上限クリック単価は 30 円に設定したとしましょう。これまでの履歴から「模型飛行機 キット」でのコンバージョン率が高かった場合、ユーザーがこのキーワードで検索すると、AdWords システムはこのオークションの上限クリック単価をたとえば 32 円に引き上げます。コンバージョンの可能性が非常に高い場合、拡張 CPC では上限クリック単価を最大 30 % 引き上げます。つまり、この場合に請求されるクリック単価は最大で 39 円になります。
一方、これより一般的な「模型飛行機」でのコンバージョン率が低かった場合、ユーザーがこのキーワードで検索すると、AdWords システムはこのオークションの上限クリック単価をたとえば 20 円に引き下げます。このように、コンバージョン データに基づいて入札単価を調整することによって、平均コンバージョン単価を引き上げることなく売り上げの増加に貢献できます。

拡張 CPC には、コンバージョンの可能性を予測する際にさまざまな要因を考慮するという独自の機能が備わっています。たとえば以下のような特徴があります。
  • Google ネットワークの検索パートナーやコンテンツ パートナーのサイトごとの過去のコンバージョン データに基づいて、入札単価を調整します。
  • キーワード内の単語(「キット」など)ごとに、どんな場合にコンバージョンにつながりやすいのかを認識し、ユーザーの検索クエリの一部にそのキーワードが含まれている場合「模型飛行機 キット 子供向け」など)の入札単価を調整します。
  • ユーザーの所在地、言語設定、ブラウザ、オペレーティング システムなどの属性を検出して、それらの属性によって広告のコンバージョンの可能性がどのように変化するのかを分析します。

開始方法
拡張 CPC を使用するには、まず、キャンペーンに対して コンバージョン トラッキング を有効にする必要があります。コンバージョン トラッキングを使用すると、拡張 CPC のような投資収益率を向上させる機能を利用できるようになるだけでなく、コンバージョン達成の頻度やコンバージョンに対するお支払い金額について有益な情報を入手することもできます。

既にコンバージョン トラッキングを使用している場合は、簡単に開始できます。キャンペーンの [設定] タブの [単価設定と予算] セクションに移動して、[拡張 CPC] の下にあるチェックボックスをオンにするだけです。

投資収益率の向上を目指すにあたって、拡張 CPC とコンバージョン オプティマイザーのどちらを使用すべきかをお悩みの場合は、これらのツールの違いについての よくある質問 をご覧ください。

拡張 CPC の詳細や、コンバージョン トラッキングを設定する手順 については、各リンク先をご覧ください。

Posted by 菅谷 正樹 プロダクトスペシャリストチーム

上限クリック単価 (CPC) を変えると、広告の表示回数、クリック数がどのように変化するか、疑問に思ったことはありませんか?これまで、適切な入札単価を見つけるためには、入札単価を変更しては掲載結果を確認する、といった試行錯誤を繰り返す必要がありました。

このたび AdWords に新しく加わった 入札単価シミュレーション 機能を利用いただくことで、入札単価が広告掲載結果にどのように影響するかを簡単に分析することができます。この機能は、異なる入札単価を設定した場合の広告掲載結果をキーワード単位でシミュレーション分析することができます。

まず、過去 7 日間のデータをもとにして、もしかりに過去 7 日間に異なる入札単価を設定していたとしたら、どの位のインプレッションを得ていたかを再計算します。さらに、そのインプレッションから発生するクリック数やクリック費用を計算して、入札単価ごとのシミュレーション結果をグラフで確認することができます。この機能を使って AdWords オークションをシミュレーション分析することにより、最適な入札単価を見つける手助けとなりますので、お客様の広告目標の達成に向けてぜひご活用ください。

たとえば、次のような課題に対して、
  • 費用を抑えてサイトのトラフィックを増やすには?
  • 入札単価を変更すべきキーワードは?

シミュレーションデータを活用することにより、データによって裏付けされたクリック数とクリック費用の理想的なバランスを見つけるのに役立ちます。

しかしながら、制約もいくつかありますのでご紹介させていただきます。
  • 過去の動向が必ずしも今後にあてはまるわけではありません。あくまでも過去の状況のシミュレーションであり、予測ではありませんのでご注意願います。
  • 有効な分析結果を得るには、十分な数のクリックが発生している必要があります。
  • 現時点ではシミュレーション分析は Google と Google 検索ネットワークのみを対象としています。


入札単価シミュレーションのデータを見るには、AdWords アカウントの [キーワードタブ] をご覧ください。
クリックして拡大
次に、上限クリック単価の右隣に表示される
 
入札単価シミュレーションのアイコンをクリックします。

クリックして拡大

この図の場合、キーワード「search email」 のシミュレーションを確認しています。

詳細については、AdWords ヘルプ センターの入札単価シミュレーションに関する よくある質問 をご覧ください。

Posted by Google Analytics チーム

家具、生活雑貨からファッション、健康グッズまで、家にいながら好きな商品が手に入る通信販売。その大手で、カタログ、テレビを中心にインターネットでも幅広く通信販売を手がける株式会社ディノスでは、自社サイト内のユーザーの行動を 分析することで、いま新たなニーズを掴もうとしています。

ディノスオンラインショップのホームページ

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生ログ解析から Google Analytics の導入へ
ディノス インターネット本部 インターネット部 チーフの井筒秀樹氏は 8 年前からインターネット部に所属し、 2001 年から自社サイトの改善を進めるため、アクセス解析をスタートしました。

「当初は生ログを集計し、社内レポートを作成して情報を共有していましたが、トラフィックが増えたことにより、かなりの労力が必要になってきました。そろそろ有料のアクセス解析ツールの導入を検討しようと思っていたころに、ちょうど Google Analytics のリリースがあったんです。」

数あるアクセス解析ツールの中から井筒氏が Google Analytics を選んだ理由は、高度な集計が無料でできるという点でした。

「そもそもアクセス解析を導入したからといって、直接売り上げが発生するわけではありません。実際、それをどう活かすか、説得材料がないと導入が難しいという土壌がありましたね。その点、 Google Analytics は無料なので、社内の抵抗も少なく、導入のハードルが低いことが魅力でした。」


アクセス解析に現われたユーザー行動を分析し、サイト内容の改善につなげる
ディノスでとくに活用しているのが、 Google Analytics を使った広告効果の改善の部分です。アクセス解析のデータを集計し、出稿するキーワードを精査して、広告の費用対効果の改善に努めているといいます。

以前は自社のサイト内検索で入力されたキーワードを分析し、それをもとに広告出稿を行っていました。しかし、それではロングテールのキーワードを購入するまで至りませんでした。

「リスティング広告は、多くのキーワードを買って CPC を下げる施策が必要なため、実際にユーザーが検索エンジンで入力する細かなキーワードを拾う必要があるんです。 Google Analytics のキーワード分析のレポートを見て、正直、お客さまがこんなバリエーションで検索しているのかと驚きましたね。そして、弊社サイトに訪れたユーザーが検索したキーワードを、自動的に広告出稿するシステムをつくりました。 」

「キーワード分析を重点的に見ることにより、面白い発見もありました。たとえば、『テレビ台』というキーワードに対して、人間の頭だと『通販』『販売』という関連語しか思い浮かびませんよね。でも、実際にキーワードを見ると『幅○センチ』と検索している人が意外に多く、頭では思いつかない発見がありました。」

さらに、アクセス解析から、サイト内検索の離脱率が高いことを発見。それを解消するため、ユーザーの検索結果に、関連キーワードを出す仕組みを新たにつくり出しました。

「たとえば『ブーツホルダー』で検索したとき、『ブーツスタンド』『シューズキーパー』といった近い言葉を出すことにより、離脱率を下げるとともに、希望の商品にたどり着きやすい工夫をこらしています。また、カテゴリ内で検索が多いキーワードを、新たなカテゴリとして追加したり、ユーザーの欲求を汲み取るのにキーワード分析が非常に役立っています。」


キーワード分析で変わる商品ラインナップ
井筒氏が所属するインターネット部では、カテゴリごとに分類したキーワード分析レポートを作成し、マーチャンダイザーに渡して商品のラインナップづくりにも活用しています。

「レポートを見ると、アクセスが多いのにコンバージョンにつながっていないキーワードが分かるんですね。たとえば、『お弁当箱』もそうでした。そこでマーチャンダイザーに相談して仕入れを増やしてもらったところ、コンバージョンレートがぐんと上がりました。他部署との連携が図れた良い例ですね。」

キーワード分析の結果は、インターネットの商品ラインナップだけでなく、カタログの誌面にも徐々に影響を及ぼし始めたといいます。

「ガーデニング商品の担当者が、ネットを意識したカタログづくりを始めたんですね。他社で扱っていない商品を揃えるのはもちろんのこと、SEO を考慮した商品名や説明文をつくるようになったんですね。するとその甲斐あってか、ガーデニング商品に関してはインターネットの受注比率が特に上昇しました。」

またディノスのサイトでは、基本的にカタログの商品を掲載するスタンスでしたが、検索からの流入が多い商品を“ウェブ限定”として紹介する試みも始まっています。さらに、ウェブでその商品の評価が高ければ、次はカタログで紹介。“ウェブからカタログへ”という従来とは異なる新しい流れも生まれてきています。

「 Google Analytics の導入によって、従来の CPA だけでなく、直帰率や滞在時間もキーワードの精査に使用できるようになりました。キーワード解析で、消費者のニーズがリアルタイムで分かるだけでなく、ユーザーが何を求めているかという仮説思考によるマーケティングができるようになりました」

井筒秀樹様
インターネット部 チーフ
インターネット本部
株式会社ディノス


2009年2月13日
Posted by 浅野美都里 AdWords プロダクトスペシャリスト


平素より Google AdWords をご利用いただきまして、ありがとうございます。

前回より Inside AdWords ブログにて、AdWords の利用を開始して間もないお客様やご検討中のお客様にぜひご理解いただきたい AdWords の基本用語の第 1 回についてご紹介させていただきました。

今回は AdWords を使いこなすための用語解説の第 2 回として、AdWords キャンペーンの効果を測る様々な指標についてご紹介したいと思います。AdWords キャンペーンの仕組みをより深くご理解いただき、効果的なキャンペーンを展開するためのお役に立てれば幸いです。


それでは、キャンペーンの指標に関する各用語について見ていきましょう。


リーチ: 広告の到達力を示す指標であり、特定の期間に広告が表示された固有のユーザー(ユニークユーザー)の合計数を表します。


フリークエンシー: 固有のユーザー(ユニークユーザー)に対して特定の期間に広告が表示された平均回数を表します
          

インプレッション または インプレッション数: 広告の表示回数を意味します。インターネット広告の場合、インプレッション数 = リーチ x フリークエンシー ということになります。AdWords では、Google 検索や Google の様々なサービス、Google 広告ネットワークのサイト上で、広告主様の広告が表示された回数を確認することができます。


CTR (Click-through rate または クリック率): インプレッション数のうち、広告がクリックされた回数の割合を示します。広告のクリック数 ÷ インプレッション数 = CTR (クリック率) です。クリック率は、その広告がユーザーにとってどの位関連性が高いものであるかなど、キーワードと広告の全体的な成果を表す重要な指標となります。クリック率の詳細につきましては、こちらをご参照ください。


コンバージョン: 一般的に商用目的のウェブサイト上で獲得できる最終的な成果を指します。たとえば、資料請求者や商品購入者を獲得することがコンバージョンと見なされ、AdWords でコンバージョンが達成されるのは、ユーザーが広告をクリックし、注文を完了したり、サービスの申し込みなどの行動をウェブサイトで実行したときです。

AdWords では、この重要な指標であるコンバージョントラッキングについて、以下のようなツールをご用意しています。
1. コンバージョン トラッキングについてはこちら  2. コンバージョン オプティマイザーについてはこちらをご参照ください。                     


投資収益率 (ROI): 売上や販売促進につながったコンバージョンから生み出された利益に関連する広告費用の割合です。つまり、広告キャンペーン費用によって獲得した関連するビジネスにおける利益の回収率を意味します。AdWords では、ご利用いただいた広告キャンペーンの統計情報から上記コンバージョン数を把握できることで、投資収益率 (ROI) を別途マニュアルで算出することができます。詳細につきましては、こちらをご参照ください。


いかがでしたでしょうか?AdWords では、より効果的なキャンペーンを展開していただけるよう、各種データやツールをご提供しております。

なお、AdWords の用語解説は、AdWords ヘルプセンターの用語解説ページ でもご確認いただけます。AdWords ヘルプセンター およびラーニングセンター とあわせて、是非ご利用ください。
今後とも AdWords をどうぞよろしくお願いいたします。

2008年10月31日
Posted by 浅野美都里 AdWords プロダクトスペシャリスト

平素より Google AdWords をご利用いただきまして、ありがとうございます。

Inside AdWords 読者の皆様の中には、既に AdWords を使いこなしているお客様もいらっしゃれば、まだ AdWords をご利用されて間もないお客様や、開始をご検討中のお客様もいらっしゃると思います。そこで今回より、AdWords の利用を開始して間もないお客様やご検討中のお客様に有用と思われる、AdWords の基本用語を月 2 回ほどのペースでご紹介したいと思います。AdWords 広告の仕組みをより深くご理解いただき、効果的な運用をするためのお役に立てれば幸いです。


まずは、コストパフォーマンスの指標に関する用語からスタートです。

CPC (クリック単価/Cost per Click):
広告の露出によって得られるユーザーのクリック 1 回あたりのコストを示します。AdWords では、広告グループまたはキーワードに設定した CPC に基づき、ユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告主様に課金されます。検索ネットワークをターゲットとするキャンペーンでは、キャンペーンの広告グループやキーワードごとに CPC (クリック単価) を設定します。コンテンツネットワークをターゲットとするキャンペーンでは、キャンペーンの広告グループ、キーワード、プレースメントごとに CPC (クリック単価) を設定します。AdWords の CPC に関する詳細は、こちら をご参照ください。

CPM (Cost per Mill): 広告露出 1,000 回あたりのコスト(料金)を示します。CPM 広告は、商品、サービスの告知など認知を高めることを得意としているため、広告の表示回数 1,000 回ごとに一定の料金が課金される方式となります。AdWords の場合、プレースメントターゲットなど通じ効果の高いサイトに広告を出せるため、一般的なバナー広告と比べて CTR が相対的に高いのが特徴です(広告主様によっては、この点をうまく活用になり、高い CTR を稼ぎ出して、前述の CPC 広告よりも結果としてクリック単価が安くなる場合もあります)。また、AdWords では、広告グループ、キーワード、プレースメントに設定した CPM に基づき、広告が表示される回数に応じて、広告主様に課金されます。さらに詳しい情報は、こちら をご参照ください。

CPA (アクション単価/Cost per Action/Cost per Acquisition): 広告によって誘導されたユーザーが広告主様のサイト内で会員登録や商品購入または特定のアクションに至った回数 1 回あたりの広告料金を示します。AdWords で CPA を重視した広告を展開されたい場合は、特定のコンバージョン目標に基づいて広告掲載費用を管理する機能、Conversion Optimizer をぜひご利用ください。上限コンバージョン単価を設定すれば、Conversion Optimizer が目標となるコンバージョン単価に基づいて CPC (クリック単価) を監視し、調整するため、時間の節約および広告の投資収益率拡大の効果があります。


いかがでしたでしょうか?AdWords では、コストパフォーマンスを最大限に引き出す各種機能、仕組みをご提供しております。今後とも AdWords をどうぞよろしくお願いいたします。

なお、AdWords の用語解説は、AdWords ヘルプセンターの用語解説ページ でもご確認いただけます。AdWords ヘルプセンター およびラーニングセンター とあわせて、是非ご利用ください。

2008年7月1日
Posted by 小笹 文 広告営業企画チーム, 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト

平素は Google AdWords をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび Google では、2008年8月の最終週をもちまして Pay-Per-Action Beta を終了することを決定いたしました。Pay-Per-Action キャンペーンと関連するすべてのデータは2008年10月の最終週で AdWords のアカウントから削除されますので、現在 Pay-Per-Action 広告をご利用中のお客様は以下の点を確認の上、必要に応じて作業を行っていただくよう、ご協力お願いいたします。

* 8 月最終週以降、Pay-Per-Action キャンペーンは実行されなくなり、キャンペーンのすべての広告の掲載が中止されます。Pay-Per-Action キャンペーンの編集と作成もできなくなります。

重要: Pay-Per-Action 広告がクリックされてから30日以内に発生したコンバージョンについては、料金をお支払いいただくこととなっておりますので、ご了承ください。詳しくはこちらをご参照ください。

* 10月最終週以降、Pay-Per-Action キャンペーンと関連するすべてのデータは、AdWords アカウントから削除されます。これには、レポート センターにある Pay-Per-Action レポートも含まれます。

これ以降、Pay-Per-Action キャンペーンのデータはご利用いただけなくなります。Pay-Per-Action キャンペーンのデータを保存しておきたい場合は、それまでにレポートを作成の上、デスクトップに保存してください。Pay-Per-Action レポートではこちらの項目を確認することができます。

今後、CPA(cost-per-acquisition)を重視した広告を Google AdWords で展開されたい場合は、Conversion Optimizer をぜひご利用ください。

Conversion Optimizer は、広告主様が広告グループに対して上限コンバージョン単価(上限CPA)を設定していただくことで、キャンペーン管理の時間を省略し、広告費を有効活用するためのものです。

Conversion Optimizer では広告グループごとに上限 CPA を設定します。この上限 CPA とは、コンバージョン(例えば購買やサインアップ)ごとにお客様が支払っても良いと考える上限単価です。お客様のキャンペーンの過去の履歴を参照し、Conversion Optimizer は自動的に適切な CPC を広告表示タイミングごとに判断します。課金は CPC 方式となります。CPA の目標を達成するために入札金額を調整する必要がなくなります。

最後になりましたが、これまで Pay-Per-Action をご利用いただきありがとうございました。引き続き Google AdWords をよろしくお願いいたします。

Posted by 菅谷正樹 プロダクトスペシャリストチーム

こんにちは。プロダクトスペシャリストの菅谷です。
このたび、久しぶりに AdWords Editor のバージョンが更新されることになりました。

Google では、AdWords をご利用の皆様に、広告の作成・編集・管理が簡単に出来る無料のソフト、「AdWords Editor」を無料でご提供しております。既存の機能とともに、今回追加した機能を簡単にご紹介してまいりますので、興味がある用途を是非見つけてみてください。

統計情報の取得

統計情報を CSV にエクスポート
AdWords Editor 上で広告の表示回数やクリック数に関する統計情報を閲覧することが出来るのはご存知でしょうか。今回の AdWords Editor Ver.6.0 では、ダウンロードした統計情報を CSV ファイルに簡単にエクスポートすることが出来るようになりました。

最新の最小入札価格を取得
キーワードの品質に応じて変動する「最小入札価格」。この情報を AdWords Editor 上で確認するには、統計情報を取得する必要があります。以前のバージョンでは、最新の最小入札価格とキーワードステータスを確認するには、アカウントの全データを取得し直す必要がありました。今回の AdWords Editor Ver.6.0 からは、アカウントの最新変更を取得する際、同時に最新の最小入札価格も取得することが可能になりました。

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AdWords 新機能のサポート

CPC プレースメントターゲット キャンペーン
自社の商品やサービスに関連する「これらのサイトに広告を表示させたい」と、広告の掲載サイトを指定するプレースメントターゲット広告。このプレースメントターゲットには、広告表示回数に対する入札(CPM)とクリック単価に対する入札(CPC)の2種類の入札方法がありますが、以前のバージョンでは CPM 単価の編集しか出来ませんでした。今回のバージョンアップにより、CPC 単価を編集することが可能になりました。

Conversion Optimizer サポート
上限コンバージョン単価を設定することで、キャンペーンの過去の情報に基づき、最適なクリック単価を自動的に調整する Conversion Optimizer。この Conversion Optimizer を有効にしているキャンペーンを、AdWords Editor にダウンロードして編集出来るようになりました。ただし、AdWords Editor から Conversion Optimizer の有効/無効を切り替えることは出来ませんのでご注意ください。

広告グループレベルの除外サイト
広告グループレベルで除外サイトを追加、更新出来るようになりました。


その他の追加機能 ~ AdWords Editor をもっと使いやすく、もっと便利に ~

テキストの追加
既存のテキストの前または後にテキストを追加出来るようになりました。
例えば、広告の見出しにテキストを追加したり、リンク先 URL の最後に文字列を追加するなどの用途にご利用いただけます。

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重複キーワードの選択と並び替え
重複キーワードを検索結果に対して、さらに条件を追加して絞り込みが出来るようになりました。

例えば、重複キーワードの中から最もクリック率が低いものを選択して、並び替えたり、編集や削除するなどの用途にご利用いただけます。

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広告診断のログ
この機能を有効にすると、技術的な問題が発生した時、調査に役立つレポートが作成されます。

送信ステータスバーを表示
この機能を有効にすると、変更送信時に送信ステータスのプログレスバーが表示されます。

ツリービューで広告グループのドラッグ&ドロップが可能になりました。

キーボードショートカットの追加(Ctrl + F で検索など)


いかがでしたでしょうか?詳細につきましては、こちらのリリースノートをご確認ください。

新しい AdWords Editor Ver.6.0 は、こちらのページから無料でダウンロードできます。(以前の AdWords Editor がインストールされている場合は、アップデートをするかどうかのメッセージが表示されます)

***注意点***
Ver6.0 がリリースされてから 60 日を過ぎると、古いバージョン (Ver5.0) は利用できなくなりますので、あらかじめご了承願います。詳しくはバージョンアップポリシー(英語)をご確認ください。

広告編集作業の大幅な効率化に向けて、最新版の AdWords Editor 6.0 をぜひご利用ください。



早いもので今年も 12 月です。来年は北京オリンピックが開催され、またスポーツの話題が盛り上がりそうです。 Google 広告ネットワークも、スポーツ関連のプレースメントが充実しています。今回はそのひとつとして新たに加わった二つのウェブサイトをご紹介します。

日刊スポーツ nikkansports.com  http://www.nikkansports.com/
広告サイズ : 336 x 280
表示広告 : テキスト、イメージ、動画


デイリースポーツ Online http://www.daily.co.jp/
広告サイズ : 300 x 250
表示広告 : テキスト、イメージ、動画

どちらのサイトにも、広告掲載位置を確認したうえで配信したいプレースメントを指定できますので、お客様の広告目標にぴったり合うターゲティングをしていただけます。以下の方法でご確認ください。

まず、あるウェブサイトにどのような掲載位置があるかを確認する方法です。

プレースメントツールで、「 URL で表示」のところに、気になるサイトの URL を入力します。 URL は http://www. を除いて入力してください。すると、掲載可能なプレースメントの一覧が表示されます。

掲載箇所をすべて表示したいときは、「○○の掲載場所をすべて表示」をクリックします。

次に、あるテーマにあった掲載位置を探したい場合です。

プレースメントツールで「トピックを入力してください」の欄に、テーマを入力します。例えば、「スポーツ」と入力すると、スポーツに関連するプレースメントがあるサイトのある広告掲載位置レベルで表示されます。



広告掲載位置も活用して、さらにプレースメントターゲットの広告効果を上げてください。プレースメントターゲットの運用については、こちらのブログもぜひご参照ください。

Posted by 広告営業企画チーム

今回はプレースメントターゲット広告の効果を向上させるためのポイントをご紹介したいと思います。

プレースメントターゲットは、広告主様のブランドや製品など特定のテーマに関連したプレースメント(掲載箇所)を自由に選択して広告を掲載できるサービスで、テキスト広告、イメージ広告、そして動画広告など、多様な広告フォーマットでの広告配信が可能です。このプレースメントターゲットは、目的に合わせて特定のユーザーを対象に広告を表示し、メッセージを届ける手段として非常に有効です。

プレースメントターゲットをご利用される際には、まずお客様のマーケティング目標と、キャンペーンの成果を測るための指標を明確に設定する必要があります。例えば、特定の商品やサービスの認知促進などブランディング目的のキャンペーンならば、期間中の表示回数、ユニークユーザー数、平均フリークエンシー、平均CPMなどの指標を設定することができます。お客様の目標が会員登録やサインアップ、販売の促進などのダイレクトレスポンスであれば、CPA、CPC、コンバージョン率、コンバージョン数などが指標になります。これらのマーケティング目標と指標を設定し、プレースメントターゲットを実施します。

そして実施後は、お客様の広告キャンペーンのパフォーマンスを定期的にチェックし、最適化を行うことで、広告キャンペーンの効果をさらに向上させることができます。

それでは、実際どのようにプレースメントターゲットを最適化することができるでしょうか?
最適化のポイントとしては、主に以下の 6 つの点が挙げられます:

  1. キャンペーン構成
  2. プレースメント(掲載箇所)の選択
  3. 広告フォーマット
  4. 広告の配信スケジュール
  5. CPM / CPCの設定
  6. 1 日の予算


これからそれぞれのポイントを1 つずつ考慮し、重要な点を確認して行きましょう。

1.キャンペーン構成
お客様の広告キャンペーンの中で、チャネル(あるテーマごとにまとまったサイト群。例えばスポーツ系、フード系、映画系など)を細かく設定するように心がけてください。ターゲットの行動や生活スタイルなどをよく考慮することによってコンタクトポイントを見つけ、それらのターゲットが興味を持つ可能性があるチャネルを選んでください。

例えば、自動車メーカー A 社が、活動的な若年層に向けて新発売の SUV 車の認知促進を行う場合、どんなチャネルを選択すべきでしょうか?

まず何よりも新車情報や、カー用品、車好きのコミュニティ系など、自動車に関連したチャネルを選択するのは当然のことです。でも自動車関連のチャネルに加えて、音楽、ウィンタースポーツ、デートスポット・情報系のチャネルなども設定して広告を配信することもできるでしょう。そのことによって、より多くのターゲットオーディエンスに対して広告を表示、露出し、メッセージを届けることができます。

クリックして拡大

尚、プレースメントの数に関する目安として、1 つのチャネルに最低でも 5 つ以上のプレースメントを選択するようおすすめします。


2.プレースメント(掲載箇所)の選択
お客様が選択したプレースメントの中で、パフォーマンスの良いものがあるなら(表示回数、フリークエンシー、CPA、クリック率などを指標にして)、そのコンテンツや広告の掲載位置などが同種のサイトをプレースメントツールを使って検索し、さらに追加してください。そうすることにより、広告の配信をさらに増やし、より多くのターゲット層にリーチすることができます。プレースメントを追加するためには 3 つの方法があり、カテゴリから、トピックから、そして URL から追加可能で、広告掲載位置やサブドメインまで指定することができます。

一方で、CPM が高いにも関わらず、広告の表示回数が少ない、クリック率が低いなど、パフォーマンスがあまり良くない場合はプレースメントの検討をおすすめします。

お客様の必要に合わせて自由にサイトを取捨選択できるところが、プレースメントターゲットの柔軟かつ有益なところです。


3.広告フォーマット
まず、広告フォーマット(テキスト広告、イメージ広告、動画広告)をできるだけ多くのサイズで設定しましょう。そして、イメージ広告や動画広告だけでなく、テキスト広告も設定すれば、広告の配信を促進することができます。

さらに、プレースメントのコンテンツに合わせてメッセージをカスタマイズすることは、お客様のキャンペーンを成功に導くための重要な要素になります。そうすることにより、特定の興味を持ってサイトを訪れるユーザーの関心を引き、広告がクリックされる可能性を最大限に高めることができます。

クリックして拡大

広告の中に、「今すぐチェック」など、アクションを促す言葉を含めたり、定期的にクリエイティブを変更することも重要です。これは、特に多数のユーザーが訪れる人気サイトの場合、クリック率やユーザーの興味を維持するために有効です。また、お客様のキャンペーンの目的がブランディングであっても、ダイレクトレスポンスであっても、ほとんどの場合、サイズの大きな広告の方がユーザーの興味を引きやすく、ブランドや商品に対する態度変容により大きな影響を与える可能性が大きくなります。


4.広告の配信スケジュール
広告のスケジュール設定を使用することにより、キャンペーンを実行する曜日や時間帯を細かく指定して広告を配信することができます。

例えば、もし十代のユーザーにリーチしたいのであれば、放課後や週末に広告が配信されるように設定することができますし、もしもしビジネスパーソンにリーチしたいのなら、オフィスでのインターネット利用シーンを想定し、平日の勤務時間帯に広告の配信を設定することもできます。

ターゲット層の行動分析を行って、それらのターゲット層が特定のサイトに集まってくる曜日や時間帯、タイミングに合わせて広告を配信することを心がけてください。広告の配信スケジュールを設定することにより、キャンペーンの期間や目的、そしてターゲットオーディエンスの行動に合わせて柔軟にメッセージを伝えることができます。


5.CPM / CPCの設定
プレースメントターゲットでは、CPM(1,000 回の広告表示回数に対して支払う金額)もしくはCPC(1 クリックに対して支払う金額)を適切に設定することにより、お客様の予算や広告の配信を効率的にコントロールすることができます。

広告オークションの際、サイトの平均 CPM とお客様の上限 CPM の値が非常に近いか、または同じである場合、広告オークションにおいて上位のポジションを失い、広告の露出機会を損失してしまう可能性があります。そのような時は上限 CPM の値をさらに上ることにより、高いポジションを維持することができます。

最適な広告配信を行うために、CPM はそれぞれのプレースメントごとに設定するようにしてください。フリークエンシーをトラッキングする場合、特定のプレースメントにおいてはフリークエンシーを上げるために CPM を高く設定し、別のプレースメントでは CPM を他より低く設定してフリークエンシーを抑える、など自由に設定することができ、広告配信の的確なコントロールが可能になります。

コンバージョン志向のキャンペーンをお考えのお客様には CPC 入札もご利用いただけます。CPC に関しては、キャンペーンの CPA(顧客獲得単価)に見合う適切な額を設定し、コンバージョン率が高いプレースメントには、表示機会の損失をできるだけ防ぐため、高めの入札を行うようおすすめします。


6.1 日の予算
キャンペーン期間中、1 日の予算を定期的に上下させることにより、広告の配信や露出をコントロールすることができます。

例えばマスメディアでの露出や新商品の発売キャンペーンの場合、キャンペーンの初期には1 日の予算を低めに設定し、メディアでの露出や検索ボリュームが増えることが予想される発売日前後に 1 日の予算を一気に上げるなどして、広告配信をコントロールすることができます。1 日の予算を定期的に調整することにより、広告の露出をバランス良く保ちつつ、キャンペーンの広告配信を行うことができます。


最後に、キャンペーンを実施する際にはコンバージョントラッキングや、無料でお使い頂けるツールである Google Analytics を十分にご活用いただき、お客様のキャンペーン効果やウェブサイト内でのユーザーの行動などを的確に把握する際にお役立てください。

今回は、プレースメントターゲット最適化の 6 つのポイントを解説しましたが、これまでこのブログに掲載されてきた記事やラーニングセンターの情報なども活用して、キャンペーンの最適化を実践して頂ければと思います。