エンハンスト キャンペーンの運用に役立つ新しい ValueTrack パラメータのご紹介: キーワード単位の URL をデバイスごとに変える方法について
2013年3月29日金曜日
Posted by 第一広告営業本部 広告代理店営業チーム 高田愛美
同一のユーザーが様々なデバイス間を行き来するマルチスクリーンの世界では、ユーザーの置かれた状況(地域、時間帯、デバイス)に合わせて広告を掲載することが重要です。Google では、ユーザーの状況に応じて効果的に広告戦略を展開できるよう、エンハンスト キャンペーンをリリース致しました。
エンハンスト キャンペーンでは、広告を「モバイル用」と「タブレット・PC 用」に分けることで、デバイスによってメッセージやリンク先を変えることができます。そしてこの度、キーワードごとにリンク先 URL を設定している皆様の声にお応えし、ValueTrack に新機能を追加することになりました。
ValueTrack とは、ユーザーのデバイスなど広告掲載時の状況によってリンク先 URL を自動的に変更する機能です。下記の操作が可能となるため、エンハンスト キャンペーンでのコンバージョン促進や ROI 改善に役立てることができます。
1. キーワードごとに URL を設定している場合もデバイスによって誘導先を変えることができます。
2. デバイスごとにキャンペーンの効果を測定できます。
新機能のご紹介
ValueTrack の機能の 1 つに、デバイスによって URL を変える機能があります。
それを可能にするパラメータとして {ifnotmobile:[値]} が新たに追加されました。 [値] 内を任意の文字列に置き換え、URL に挿入しておきます。ユーザーがコンピュータまたはタブレットで広告をクリックすると、挿入したパラメータ部分がその文字列に置き換わる仕組みです。
また、これまでの ValueTrack パラメータ {ifmobile:[値]} にも改良を加えました。今後は、ユーザーがスマートフォンや従来型携帯端末からクリックしたときにのみ、指定した文字列が URL に追加されるようになります。
{ifmobile} ... スマートフォンや従来型携帯端末での広告表示時に発動するパラメータ
{ifnotmobile} ... PC やタブレットでの広告表示時に発動するパラメータ
以下に、ifmobile と ifnotmobile の機能を活用してユーザーをデバイスごとのリンク先ページに誘導する方法と、デバイスごとに掲載結果を測定する方法についてご説明します。
例 1. デバイスごとのリンク先ページに誘導する方法
Google では、同一の URL で複数のデバイスに対応する Responsive web design (英語記事)のご利用をお勧めしていますが、デバイスごとに異なるリンク先 URL を設定したい広告主様には、2 つの方法を用意しています。
1 つ目は、モバイル用の広告と PC ・タブレット用の広告と分けて作成する方法です。リンク先 URL を広告単位でのみ設定している場合は、この方法でユーザーを適切なリンク先に誘導できます。
2 つ 目が、今回ご紹介している ifmobile と ifnotmobile パラメータです。これは、キーワードごとにリンク先 URL を設定している広告主様を対象とした機能です。
もし ifmobile を既に使用しているようであれば、今後はタブレットからのクリックでは URL に値が追加されなくなる点にご注意ください。今後は、新しい ifnotmobile パラメータがタブレットやデスクトップに対応し、ifmobile はスマートフォンや従来型携帯端末のみに対応するようになります。
例えば モバイルで「カメラ」と検索したユーザーを "m.example.com/camera”、デスクトップ やタブレット で検索したユーザーを “www.example.com/camera” に誘導したい場合、キーワード「カメラ」に対するリンク先を以下のように設定します。
{ifmobile:m}{ifnotmobile:www}.example.com/camera
例 2. デバイスごとに掲載結果を測定する方法
デバイスごとに掲載結果を測定する場合、device パラメータをお使いいただけます。device パラメータを使用すると、ユーザーが利用したデバイスによって、モバイルは [m]、タブレットは [t]、デスクトップやラップトップは [c] が、リンク先 URL に挿入されます。
たとえば下記のように設定した場合、実際の URL はそれぞれ、
www.example.com/camera?d={device}
モバイルからクリックされた場合: www.example.com/camera?d=m
タブレットからクリックされた場合: www.example.com/camera?d=t
デスクトップやラップトップからクリックされた場合: www.example.com/camera?d=c
となります。
また、社内トラッキング システムで、既にデバイス毎に ID が割り振られている場合は ifmobile と ifnotmobile パラメータを使用します。
先ほどのカメラの例について、デスクトップには [df32]、モバイルには [df33] という社内 ID が設定されているとしましょう。キーワード単位のリンク先 URL を以下のように設定します。
www.example.com/camera?kwid={ifnotmobile:df32}{ifmobile:df33}
すると、ユーザーがデスクトップまたはタブレットからクリックした場合のリンク先 URL は
www.example.com/camera?kwid=df32 となり、
モバイルからクリックした場合は
www.example.com/camera?kwid=df33 となります。
成功事例
エンハンスト キャンペーンに移行された広告主様からは、成果が上がったとのご報告を数多く頂いています。アランスの VivaStreet は世界 4 位の無料オンライン求人サイトですが、リリース後 2 週間で全キャンペーンをアップグレードしました。モバイル入札単価を 25% 上げたところ、コンバージョンが 34% 上昇しました。この結果を見て、同社はモバイル入札単価を 40% 上げました。ValueTrack パラメータを使用することで、ユーザーをデバイスごとのコンテンツに誘導し、コンバージョンへの影響を測定することができます。
エンハンスト キャンペーンについてご理解いただけるウェビナー(オンラインのセミナー)も引き続き開催しておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。
同一のユーザーが様々なデバイス間を行き来するマルチスクリーンの世界では、ユーザーの置かれた状況(地域、時間帯、デバイス)に合わせて広告を掲載することが重要です。Google では、ユーザーの状況に応じて効果的に広告戦略を展開できるよう、エンハンスト キャンペーンをリリース致しました。
エンハンスト キャンペーンでは、広告を「モバイル用」と「タブレット・PC 用」に分けることで、デバイスによってメッセージやリンク先を変えることができます。そしてこの度、キーワードごとにリンク先 URL を設定している皆様の声にお応えし、ValueTrack に新機能を追加することになりました。
ValueTrack とは、ユーザーのデバイスなど広告掲載時の状況によってリンク先 URL を自動的に変更する機能です。下記の操作が可能となるため、エンハンスト キャンペーンでのコンバージョン促進や ROI 改善に役立てることができます。
1. キーワードごとに URL を設定している場合もデバイスによって誘導先を変えることができます。
2. デバイスごとにキャンペーンの効果を測定できます。
新機能のご紹介
ValueTrack の機能の 1 つに、デバイスによって URL を変える機能があります。
それを可能にするパラメータとして {ifnotmobile:[値]} が新たに追加されました。 [値] 内を任意の文字列に置き換え、URL に挿入しておきます。ユーザーがコンピュータまたはタブレットで広告をクリックすると、挿入したパラメータ部分がその文字列に置き換わる仕組みです。
また、これまでの ValueTrack パラメータ {ifmobile:[値]} にも改良を加えました。今後は、ユーザーがスマートフォンや従来型携帯端末からクリックしたときにのみ、指定した文字列が URL に追加されるようになります。
{ifmobile} ... スマートフォンや従来型携帯端末での広告表示時に発動するパラメータ
{ifnotmobile} ... PC やタブレットでの広告表示時に発動するパラメータ
以下に、ifmobile と ifnotmobile の機能を活用してユーザーをデバイスごとのリンク先ページに誘導する方法と、デバイスごとに掲載結果を測定する方法についてご説明します。
例 1. デバイスごとのリンク先ページに誘導する方法
Google では、同一の URL で複数のデバイスに対応する Responsive web design (英語記事)のご利用をお勧めしていますが、デバイスごとに異なるリンク先 URL を設定したい広告主様には、2 つの方法を用意しています。
1 つ目は、モバイル用の広告と PC ・タブレット用の広告と分けて作成する方法です。リンク先 URL を広告単位でのみ設定している場合は、この方法でユーザーを適切なリンク先に誘導できます。
2 つ 目が、今回ご紹介している ifmobile と ifnotmobile パラメータです。これは、キーワードごとにリンク先 URL を設定している広告主様を対象とした機能です。
もし ifmobile を既に使用しているようであれば、今後はタブレットからのクリックでは URL に値が追加されなくなる点にご注意ください。今後は、新しい ifnotmobile パラメータがタブレットやデスクトップに対応し、ifmobile はスマートフォンや従来型携帯端末のみに対応するようになります。
例えば モバイルで「カメラ」と検索したユーザーを "m.example.com/camera”、デスクトップ やタブレット で検索したユーザーを “www.example.com/camera” に誘導したい場合、キーワード「カメラ」に対するリンク先を以下のように設定します。
{ifmobile:m}{ifnotmobile:www}.example.com/camera
例 2. デバイスごとに掲載結果を測定する方法
デバイスごとに掲載結果を測定する場合、device パラメータをお使いいただけます。device パラメータを使用すると、ユーザーが利用したデバイスによって、モバイルは [m]、タブレットは [t]、デスクトップやラップトップは [c] が、リンク先 URL に挿入されます。
たとえば下記のように設定した場合、実際の URL はそれぞれ、
www.example.com/camera?d={device}
モバイルからクリックされた場合: www.example.com/camera?d=m
タブレットからクリックされた場合: www.example.com/camera?d=t
デスクトップやラップトップからクリックされた場合: www.example.com/camera?d=c
となります。
また、社内トラッキング システムで、既にデバイス毎に ID が割り振られている場合は ifmobile と ifnotmobile パラメータを使用します。
先ほどのカメラの例について、デスクトップには [df32]、モバイルには [df33] という社内 ID が設定されているとしましょう。キーワード単位のリンク先 URL を以下のように設定します。
www.example.com/camera?kwid={ifnotmobile:df32}{ifmobile:df33}
すると、ユーザーがデスクトップまたはタブレットからクリックした場合のリンク先 URL は
www.example.com/camera?kwid=df32 となり、
モバイルからクリックした場合は
www.example.com/camera?kwid=df33 となります。
成功事例
エンハンスト キャンペーンに移行された広告主様からは、成果が上がったとのご報告を数多く頂いています。アランスの VivaStreet は世界 4 位の無料オンライン求人サイトですが、リリース後 2 週間で全キャンペーンをアップグレードしました。モバイル入札単価を 25% 上げたところ、コンバージョンが 34% 上昇しました。この結果を見て、同社はモバイル入札単価を 40% 上げました。ValueTrack パラメータを使用することで、ユーザーをデバイスごとのコンテンツに誘導し、コンバージョンへの影響を測定することができます。
エンハンスト キャンペーンについてご理解いただけるウェビナー(オンラインのセミナー)も引き続き開催しておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。