Inside AdWords チーム

マーケティングを勉強中の皆さん、お待たせいたしました。

毎年恒例となりました、大学生を対象としたオンラインマーケティングの効果を競う世界規模のコンテスト「Google Online Marketing Challenge 2012」の開催を発表いたします。

 
このコンテストでは、参加する学生グループが Google AdWords を利用して、実際の企業の広告キャンペーンを運営することによって、効果的なオンラインマーケティングキャンペーンを立案、成功に導くことを学び、その成果を競いあっていただきます。昨年度の結果は、優勝した University of Houston を筆頭に、全世界の 100 か国から 約 50,000人におよぶ学生が参加し、広告宣伝、e コマース、マーケティング コミュニケーション、情報管理システム、マーケティング戦略、ニューメディア戦略などを専門とする大学生、大学院生の皆さんが、より実践的なオンラインマーケティングを体験いただける機会となりました。


2012 コンテストの概要
  1. 参加を希望する場合、各 3 - 6人のメンバーで構成されるグループごとに、担当教授が代表として、こちらのページからお申し込み (締切 5/1 まで)ください。
  2. いわゆる中堅企業で、過去 6 ヶ月間 AdWords をご利用いただいていない地域の企業、または NGO と直接交渉していただき、その企業、団体のためのマーケティングキャンペーンを立案していただきます。
  3. 参加する学生グループには、Google AdWords の広告費 250ドル相当分を利用する権利(ドル以外の通貨の場合、同等額の現地通貨に換算)が与えられます。
  4. まずは AdWords アカウント作成から開始して、キャンペーンの実施と改善をすすめながら、開始前と終了後に合あわせて 2 回のレポートを提出していただきます。
  5. コンテストの期間は、1/31 から 6/8 の間で連続する 3 週間を選んでいただき、6/15 までに終了レポートを提出していただきます。
  6. ご報告いただいたレポートを、マーケティングを専門とする大学教授陣が審査し、7 月に全世界と各地域の優勝者が発表される予定となります。

AdWords キャンペーンで利用する言語は自由に選択することが可能で、提出いただくレポートについても日本語、英語ほか 14 カ国語のお好きな言語で提出いただくことが可能です。

また特典として、優勝チームと教授の方には 1 週間のサンフランシスコ旅行がプレゼントされます。サンフランシスコ滞在中に Google 本社にも 1 日ご招待し、AdWords の開発チームと交流していただけます。さらに、各地域(ヨーロッパ、アメリカ、アジア)の優勝チームと教授の方は、地域の Google 支社に 1 日ご招待させていただくことも予定しています。


最後に、コンテストにお申し込みいただけるのは、大学など高等教育機関の教授や講師など教育的立場にある方に限らせていただいております。その他、コンテストに関する詳しい情報はコンテストページ (日本語)またはコンテストガイドライン (英語)をご覧ください。

伊東 裕揮 プロダクトスペシャリスト

このたび Google では AdWords Editor 9.7 をリリースいたしましたのでお知らせいたします。新しいバージョンではパフォーマンスが改善し、キャンペーンの編集やターゲット設定用の新しいオプションが複数追加されています。主な変更点は次のとおりです。
  • 大規模アカウントのダウンロード時間短縮と、切り取り、コピー、貼り付けの高速化(ドラッグ アンド ドロップを含む)
  • 選択したテキストの大文字/小文字をワンステップで変換するツールの追加
  • AdWords Editor から利用できる AdWords の設定項目の拡充(ターゲット地域の詳細設定、ユーザーのインタレスト カテゴリに基づくターゲット設定、Wi-Fi トラフィックへのターゲット設定など)
更新された機能の一覧や手順の詳細については、リリース ノートをご覧ください。


AdWords Editor を既にご利用いただいている場合は、アップグレード メッセージが自動的に表示されます。まだ AdWords Editor をご利用でない場合は、こちらのサイトから [AdWords Editor をダウンロード] をクリックしてダウンロードすることもできます。AdWords Editor の詳細については、AdWords Editor ヘルプセンターをご覧ください。

スモールビジネス マーケティング チーム

年末商戦に向けた準備はお済みでしょうか。AdWords チームへのお問い合わせで、「クリック数を伸ばしたい」「コンバージョンをもっと獲得したい」という広告主様が、年末が近づくにつれ増えてきています。すでに検索連動型広告を活用されている広告主様は多いかと思われますが、より多くの見込み顧客を獲得するためには、Google ディスプレイネットワークをより積極的に活用されることをおすすめいたします。

Google ディスプレイネットワークで最も基本的な配信方法は、「コンテンツターゲット」です。これは、広告グループにキーワード群を入れることで、自動的にキーワード群とマッチするテーマの配信先サイトを決定する配信方法です。今回はコンテンツターゲットの基本と応用をご紹介いたします。

まずコンテンツターゲットの押さえておきたい基本をおさらいしておきます。


広告グループには同じテーマのキーワード群を入れる
コンテンツターゲットで広告配信するときは、同じテーマに基づいたキーワードから構成されるリストを、広告グループに入れるのが基本です。例えば、通販サイトでクリスマス向けのキャンペーンを実施する場合、「クリスマス」「テレビゲーム」「洋服」「CD」といったように、テーマが異なるキーワードを同じ広告グループに入れてしまうと、AdWords の自動プレースメントシステムの機能が十分に発揮されません。この場合、「クリスマス プレゼント」「クリスマス ギフト」「クリスマスプレゼント ランキング」といった同じテーマのキーワードを広告グループにまとめるといいでしょう。

コンテンツターゲット広告ににご興味がある方は、下記のオンライン教室で基本をお学びいただけますので、ぜひご覧ください。

学習用ビデオ : Google ディスプレイネットワーク: コンテンツターゲット広告活用


テキスト広告に加えて、ディスプレイ広告も出稿する
ディスプレイネットワークで、クリック数が思うように伸びないとお悩みの広告主様も多いかと存じます。このようなお客様はディスプレイ広告(バナー広告や動画広告)を活用することで、テキスト広告よりも高いクリック率を獲得できる可能性があります。また、ディスプレイ広告のフォーマットにのみ対応している配信先サイトもございますので、テキスト広告だけではリーチできない見込み顧客も広告を届けることができます。

また、ディスプレイ広告を作成するには敷居が高いと思わるかもしれませんが、管理画面からディスプレイ広告ビルダーをご利用いただくことで、簡単にディスプレイ広告を作成することができます。下記オンライン教室で詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

学習用ビデオ : 10 分で完成 ! ディスプレイ広告の始め方


最後に、コンテンツターゲットの応用的な配信方法として、単価についての考え方をご紹介します。


コンテンツターゲット広告のクリック単価を最適化する
ディスプレイネットワークで、より効果的にコンテンツターゲット広告を配信するために、クリック単価をユーザー層ごとに設定する方法をご紹介します。

たとえば、「お歳暮」とそれに関連するキーワード群を広告グループに入れたとしましょう。「お歳暮」に関連したサイトに広告が表示されますが、広告を見るユーザー層は様々です。仮にお歳暮のサイトに訪れるユーザーのなかで、『ショッピング』カテゴリのサイトをよく見る人が購入の可能性が高いと考えられる場合は、そのユーザー層により強くアピールすることが重要です。下記のように設定を行うことで、特定のユーザー層にのみ、単価を引き上げて、より多く広告を表示させることができます。

下記の方法で、広告グループごとに設定するコンテンツターゲットの単価をベースに、特定のユーザー層には異なる単価を設定することができます。

1) キャンペーン設定の [ネットワーク] の項目で [最も幅広いターゲット設定に一致するページに広告を表示] に設定します。
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2) インタレストカテゴリなどのターゲットユーザーを追加します。
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3) [ターゲットユーザー] のタブから各ユーザー層にあわせた単価を設定します。
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その他のコンテンツターゲット広告の最適化 のヒントについては、下記のオンライン教室よりご覧いただくことができます。

学習用ビデオ : Google ディスプレイネットワーク: コンテンツターゲット広告の最適化



いかがでしたでしょうか。年末商戦を機にアカウントの構成を見直し、最適化されたキャンペーンでさらなる顧客の獲得につなげましょう。

なお、ディスプレイネットワーク広告以外にも、AdWords オンライン教室ではさまざまなヒントをご紹介しています。この機会に、ぜひご活用ください。


追記)
2011年11月16日 11:15

なお、今回の記事でご紹介いたしました「キーワードによるコンテンツターゲット」の場合に限り、配信対象のプレースメントにおいて、ユーザー層ごとに異なるクリック単価を設定できます。

「トピックによるコンテンツターゲット(トピックターゲット)」の場合、上記の設定だと、配信対象のユーザー層に対して、トピックごとに異なるクリック単価が適用されます。

ターゲット設定方法を組み合わせたとき、どのような単価設定が適用されるかについては、こちらのヘルプページもあわせてご参照ください。

Dennis Troper Google+ ページ プロダクト マネジメント ディレクター

数か月前に Google+ を先行公開してから、これまで 4,000 万人以上のユーザーの皆様にご利用いただき、100 を超える新機能を導入してきましたが、ビジネスという重要な側面は手つかずのままでした。

Google では、オンライン ビジネスにおいても、現実世界で見られるような人間関係を築き、顧客との結び付きを持続させることができるようにしたいと考え、ビジネス向け Google+ の提供を開始しました。ビジネス向け Google+ では、顧客との結び付きを強化できるさまざまなツールやサービスをご利用いただけます。そしてこの中核となる機能は、Google+ でのビジネス プロフィールである Google+ ページです。



Google+ ページ - ユーザーを選んで直接対話する 
Google+ をビジネスで利用するには、まず始めに Google+ ページを作成する必要があります。このページでは、ビジネスの最新情報やニュースを投稿したり、顧客と直接対話したり、特定のユーザー グループ向けにカスタマイズしたメッセージを発信したり、ウェブ全体で獲得した +1 の数を確認したりできます。顧客との関係構築に役立つ Google+ ページの機能をいくつかご紹介します。

                         

ハングアウト

顧客の顔を見ながら話がしたいこともあるでしょう。たとえば、書店を経営している場合は、新作小説を出したばかりの作家を招いてトークショーを開催したり、化粧品の新シリーズを紹介したい場合は、美容部員によるメークアップ レッスンを開きたいと思うかもしれません。ハングアウトを使用すれば簡単です。最大 9 名のユーザーと高品質のビデオチャットをワンクリックで開始できます。ハングアウトでは、商品やサービスについての意見を聞いたり、顧客の問題を解決したり、単純に親交を深めたりといった顧客とのコミュニケーションが、すべてリアルタイムで実現します。

                             

サークル
サークルを使用すると、Google+ ページのフォロワーを少数のユーザーのグループに分けて、選択したグループ内だけでメッセージを共有できます。たとえば、ロイヤリティの高い顧客を集めたサークルを作成して、特別割引を提供することができます。



+1 ボタンと Google+ バッジ - 既存顧客のおすすめ情報が新規顧客を呼び込む

Google 検索、広告内、ウェブサイト、携帯端末上で、ユーザーは +1 ボタンを使用して友人知人にお客様のビジネスをおすすめすることができます。今回、ユーザーは Google+ ページ自体を +1 できるようになり、個々の広告やサイトだけでなく、ブランドそのものを直接おすすめできるようになりました。

Google+ ページをユーザーが見つけて共有できるようにするため、サイトに追加できる 2 つのボタンをご用意しました。ボタンを入手するには、Google+ バッジの設定ページにアクセスしてください。



Google+ アイコンは、Google+ ページに直接リンクする小さいアイコンです。

今後提供予定の Google+ バッジは、サイトを訪れたユーザーがその場で自分のサークルにページを追加できる機能です。Google+ を通じてビジネスの最新情報がユーザーに流れるようになります。


+1 を獲得して広告の掲載結果を向上
近々、Google+ ページとサイトの AdWords キャンペーンをリンクして、Google+ ページ、ウェブサイト、広告、検索結果の +1 をすべて集計して表示できるようになります。

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ユーザーは、広告、検索結果、ページのどこにいても、お客様のビジネスが獲得したすべてのおすすめ情報を見ることができるので、Google+ の 4,000 万人のユーザーにとどまらず、Google を利用するすべてのユーザーにビジネスをアピールできます。Google+ ページと AdWords キャンペーンをリンクさせる方法については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

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Google+ と他の Google サービスとの連携

Google+ の完成形は、Google でのユーザー エクスペリエンスを変えること、つまり、アイデンティティと共有機能をすべての Google サービスに織り込むことです。本日より、新たな実験的機能であるダイレクト コネクトを公開します。これにより、Google 検索で Google+ ページが簡単に見つかるようになります。ユーザーがビジネスの名称の先頭に「+」記号を付けて Google 検索を行うと、直接 Google+ ページに誘導されます。試しに、Google で「+YouTube」と検索してみてください。また、ダイレクト コネクトによって見つかったページを自動的にサークルに追加するよう促すメッセージも表示されます。なお、ダイレクト コネクトのご利用には制限がありますのでご了承ください。ダイレクト コネクトの詳細と、お客様のページでダイレクト コネクトが利用可能かどうかについては、ヘルプセンターをご覧ください。

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はじめの一歩
より多くのお客様に Google+ をビジネスでご利用いただけるよう、本日より、すべてのお客様が Google+ ページのフィールド トライアルにご参加いただけるようになりました。Google+ ページは数分で作成できます。Google+ ページを作成するには、個人の Google+ プロフィールが必要です。Google アカウントをお持ちでない場合は、簡単に作成できます。ページの作成にあたってヒントが欲しい場合は、すでに Google+ ページをお持ちの、以下の企業様のページをご確認ください。

ビジネスで Google+ を活用する方法の詳細については、ビジネス向け Google+ のサイトをご覧ください。Google+ はまだ始まったばかりです。今後も新しい機能を追加していく予定ですので、ご期待ください。最新情報やご利用のヒントを受け取りたい場合は、Google+ Your Business ページ (英語) をサークルに追加してください。また、Google+ のビジネスでの使用についてご意見やご提案がございましたら、ぜひお知らせください。


Partner Logos
BurberryHMMacysPepsiABC NewsAmazonAssassins_CreedATTBreaking_NewsOrangeDC_ComicsDellNBC_NewsGol_Linhas_aerasKiaLOrealMarvelNYTimesPiagetShadyTmobileToyotaUniqloVirgin


Jerry Dischler プロダクト マネジメント ディレクター

Google では、ここ数か月間に渡り、検索を含む Google サービス全般を通じて、デザインの改善をメインにユーザー利便性の向上を試みてきました。デザインなどの統一をはかることで、Google のさまざまなサービスをよりシームレスで快適にご利用いただけるよう努めております。そのデザイン変更の一環として、Google 検索の画面において、グローバルで AdWords の新たな広告の掲載位置が設けられることになりましたのでお知らせします。

これまで、通常、広告は Google の検索結果の横に表示されていました。今後は、検索結果の下部に表示される場合があります。これは、広告の配置も含め、検索結果ページごとにレイアウトを調整することで、ユーザーの利便性を最大限に高めることを目的としています。日本では、検索クエリによってはこれまで検索結果の上部に表示されている広告のいくつかが既に下部に再度表示されておりましたが、今回の変更で、側部の広告が表示されることになります。

なお、検索結果の下に広告を表示するほうが、ページを上から下に読み進めるユーザーの動きによりマッチして効果的なケースがあることがわかっています。Google でテストしたところ、検索結果の側部より下部に表示された広告のほうが平均してクリック率が高くなっていました。

検索結果の上とそれ以外の場所に表示された広告の掲載結果を比較するには、[上部または側部] の分割表示を使用します。今後、検索結果の側部と下部、テストの表示回数はすべてまとめて「その他」という括りに分類されるようになります。これにより、検索結果の上とそれ以外の場所での広告の掲載結果の比較が簡単にできます。また、これに伴い [上部または側部] という分割表示の項目名は、2~3 週間のうちに [上部またはその他] に変更されます。

広告掲載場所の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

Ginsu Yoon グループ プロダクトマネージャー

AdWords では、関連性が高く有益な広告をユーザーに提供できるよう日々努めており、表示される広告の透明性を高め、ユーザーが管理できるよう開発を続けております。これにより、AdWords の効果的な運営に欠かせない、ユーザーからの信頼を得ることができます。

このような取り組みの一環として、本日より Google 検索結果と Gmail に「広告の表示について」というリンクを表示することにしました。

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ユーザーはこのリンクをクリックして、広告が表示された詳しい理由を確認することができます。

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また、検索結果と Gmail の広告表示設定にもアクセスできます。

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広告表示設定 (Ads Preferences Manager)では、特定の広告主の広告をブロックすることや、広告のパーソナライズ表示を無効にすることができます。広告のパーソナライズ表示が有効になっている場合は、関連性の高い広告が的を絞って表示されるようになるため、ユーザーが広告表示の仕組みを理解した上で選択できるよう、統計情報と説明の動画も用意しました。

今回の変更による AdWords の掲載結果への影響を懸念される方もおられるかと思いますが、広告をブロックしたユーザーがその広告をクリックする可能性はほとんどなく、広告が表示されたとしても成果につながることはないと考えられます。また、検索結果ページや Gmail での広告のパーソナライズ表示を無効にしたユーザーにも、お客様の広告は表示される可能性があります。広告のパーソナライズ表示を有効にしたユーザーに表示される広告と比べて、ターゲットの絞り込みの精度は若干低下しますが、それ以外は変わりありません。


検索と Gmail の広告表示設定の詳細については、ウェブ検索ヘルプセンターをご覧ください。

Smita Hashim ローカル広告品質担当グループ プロダクト マネージャー

現在、多くのオンライン広告キャンペーンでターゲット ユーザーへのアプローチやキャンペーンの効果改善のために、ターゲット地域の機能をご活用いただいているかと思います。たとえば、米国をベースとしたオンライン代理店の iProspect では、ターゲット地域の機能を使用してクライアントの Talbots 社の広告を成果の高い地域に的を絞って掲載した結果、クリック単価を 36% 抑え、費用を抑えつつ質の高いユーザーを獲得することに成功しました。

この機能をより便利なものにするため、このたび Google では AdWords のターゲット地域の機能を Google マップと連携させることにしました。これにより、より詳細な地域情報を提供し、関連性の高いターゲット地域候補を提示して、ターゲット地域の精度を高めることが可能になるため、キャンペーンの成果向上により一層お役立ていただけることと思います。

本日は、この変更に関する第 1 回目のお知らせとして、AdWords のターゲット地域設定画面がどのように変わったかをご紹介します。ターゲット地域についてより詳しい情報を確認できるようになった新しいターゲット地域設定ツールをぜひご活用ください。


見つけやすくなったターゲット地域
たとえば、最新の AdWords キャンペーンのターゲット地域をさいたま市に設定するとします。キャンペーンの [設定] タブで、ターゲット地域セクションの検索ボックスに「さいたま」と入力すると同時に検索候補が表示されます。候補には、(1)「さいたま市」のように一致する地域、(2)「埼玉県」のように「さいたま」という語句が含まれる地域、(3)入力した地域の近辺、同じような名前の場所やその場所を含む地域などの関連性の高い地域などが表示されます。この中からビジネスに最適な場所を選択し、ターゲット地域として簡単に設定することができます。

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また、ターゲット地域の具体的な範囲を地図上で確認することもできます。新しいツールでは、選択した複数の地域の境界線を同時に表示できるため、東京23区全体(灰色の大きい領域)と比べた、港区(青色の小さい領域)の範囲を確認できます。地域を選択したら、横のリンクをクリックしてターゲット地域に追加、除外したり、近辺地域を表示したりできます。

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より詳細な地域情報
選択したターゲット地域のユーザー数の目安となるリーチ情報 が表示されるようになりました。このデータは Google サイト内でのユーザー数を基にしたもので、国勢調査の人口統計とは大きく異なる場合がありますので、他のターゲット地域とユーザー数を比較する際のおおよその基準としてのみご使用ください。たとえば次下記のスクリーンショットのように、あくまでも目安の数字ではありますが、東京23区をターゲットとすることで、港区の 5 倍を上回るリーチを獲得できることがわかります。

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また、端末の IP アドレスからはユーザーを関連付けることができない地域には、「リーチの制約」ラベルが示されます。これらの地域では、端末の位置データではなく、主に検索クエリに含まれるユーザーの興味関心を示す位置情報などを使用して広告表示が行われます。

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半径を指定してターゲット地域を設定(近接ターゲット設定)する場合は、このターゲット内の地域が表示され、指定した半径の具体的な範囲を確認できます。また、半径内の個々の地域をすべて追加することもできます。


その他の変更
これらの新機能のほか、キャンペーンのプランニングの際にご注意いただきたい変更内容をいくつかご紹介します。

設定可能なターゲット地域の数: 1 つのキャンペーンで設定可能なターゲット地域の数が 300 から 10,000(+ 500 の近接ターゲット)に増えました。

カスタム シェイプ ターゲットの廃止: すでにお知らせしたとおり、この機能のサポートは今年度末をもって終了します。既存のカスタム シェイプ ターゲットには「機能は削除される予定です」というマークが表示されます。今後は、指定した半径内の地域を選択して追加できる、半径を指定したターゲット設定機能を使用されることをおすすめします。または、地域別の掲載結果レポートを作成して、カスタム シェイプ内でトラフィックが発生した地域を確認し、その地域をターゲットに設定します。


新しいターゲット地域設定ツールをぜひご活用いただき、地域別レポートやターゲット地域設定をキャンペーンの最適化にお役立てください。その他、ターゲット地域のオプションに関する詳細については、こちらのヘルプページをご覧ください。