Posted by Archana Kannan - Google ショッピング プロダクト マネージャー

商品リスト広告(PLA)およびローカル在庫広告(LIA)で、リマーケティング機能を活用できるようになりました。小売業の皆様にはぜひ、年末商戦期に向けて本機能をお役立ていただければと思います。


リマーケティング リストを活用してショッピングの入札単価を最適化


ショッピング向けのリマーケティング リストを活用して入札単価を調整することで、価値の高い見込み顧客が再度 Google.com で買い物をしている際に、より効果的にアプローチできるようになります。

たとえば、商品をカートに入れたものの購入に至らなかったユーザーに対する入札単価を高めることで、費用対効果を高めつつ、有望な見込み顧客に積極的に働きかけることができます。

早い段階からリマーケティング リストを活用している企業からは、高い成果が報告されています。


「Magazines.com では、ショッピング リマーケティング リストが非常に高い成果を上げています。前回の訪問時にコンバージョンに至らなかったユーザーを戦略的にターゲティングすることで、モバイルとパソコンのコンバージョン率を 285% アップさせつつ CPA を 68% 引き下げることができました。これは、今まで試した機能の中でも、特に効果を実感している機能の 1 つです。」- Rakuten Search、シニア SEM スペシャリスト、Yuly Gonzalez 氏

「当社のお客様である Cruiser Customizing は、ショッピング向けのリマーケティング リストを利用してコンバージョン率は 78%、広告費用対効果は 66% の向上に成功しました。本機能は、当社のショッピング キャンペーンにおいて、今や欠かせない存在となっています。」- Metric Theory、マーケティング担当副社長、Jeremy Brown 氏

Posted by Google ショッピング クオリティ オペレーション チーム

Google では、AdWords、Google ショッピングともに、絶滅危惧種を使用した商品の宣伝は認められていません。一方、日本では比較的一般的な商品に、当該ポリシーの指定する動物の部位や成分が含まれていることがあります。

本記事では、Google ショッピングに特化し、当該ポリシーに違反する商品の具体例をご紹介します。広告主様には、意図せずポリシーに違反してアカウントが停止されることのないよう、 参考にしていただければ幸いです。


ポリシー


Google の絶滅危惧種ポリシーでは、サメ、クジラ、ゾウ、イルカなどを絶滅危惧種として指定しており、これらの動物から作られた商品をポリシー違反と見なしています。たとえば、絶滅危惧種を原料とする成分を含む商品や、象牙を使用した彫刻などが挙げられます。


不承認となる商品アイテムの例


  • 象牙でできた印鑑
  • サメのフカヒレを含む食品
  • サメ軟骨でできたペットフード、あるいはその成分を含むペットフード
  • サメ由来のスクワランオイルを含む化粧品類
  • サメ軟骨成分を含むサプリメント(コンドロイチンサプリメントなど)
  • サメ皮を使用した財布など
  • サメ由来のスクワランオイルを生地に配合した商品(肌着など)


ポリシー違反商品の取り扱いのあるビジネス カテゴリとその商品例


下記のビジネス カテゴリに該当する広告主様は、不承認となる商品例をぜひご確認の上、該当商品アイテムをフィードから削除してください。

ビジネス
カテゴリ
絶滅危惧種 商品の例
食品関連
ペットフード
クジラ 鯨肉をつかった食品(鯨ベーコン、鯨肉煮、くじらエキスなど)
サメサメのフカヒレ入り食品(姿煮、スープ、レトルトなど)
サメ軟骨/フカヒレを含むペットフード
日用品
キッチン
サメ サメ皮おろし金
象牙(ゾウ、マンモス) かみそり、ナイフ(柄の部分)
ヘルスケア
コスメティクス
サメ コンドロイチン入りサプリメント
サメ軟骨エキス
サメ肝油
スクワランオイル入り化粧品(クレンジングオイル、化粧水など)
クジラ くじらエキス/オイル入りサプリメント
スポーツ サメ コンドロイチン入りサプリメント
サメ軟骨エキス
アパレル サメ サメの歯/骨を使ったアクセサリ(ペンダント、ボタンなど)
サメ皮を使った革製品(サイフ、バッグ、ベルトなど)
スクワランオイル配合の素材を使った衣類(肌着・ストッキングなど)
工芸品 象牙(ゾウ、マンモス) 印鑑
アクセサリー(ジュエリー、ネックレス、ブレスレットなど)
かみそり、ナイフ、 根付け、置物、彫刻、仏具(数珠)、化石
楽器 象牙(ゾウ、マンモス) ピック(ギター、三味線など)


上記に該当する商品アイテムを掲載すると、商品アイテムの不承認、予防措置としての商品アイテムの不承認、アカウントの停止につながる可能性があります。

Google ショッピングのポリシーや、各地域の法的要件に準拠しない商品アイテムをフィードに含めていると、ポリシー違反とみなされ警告メールが送られます。警告メールを受けとった場合は、メールに含まれた事例とともに、ポリシー違反に該当する商品アイテムを期日内にすべて削除してください。

詳しくは 商品リスティングが不承認になった場合の対処方法をご覧ください。

また、その他のポリシーについて詳しく知りたい方は、Google ショッピング広告掲載のポリシーをご覧ください。

Posted by Surojit Chatterjee - モバイル検索広告プロダクト管理担当ディレクター

先日ご紹介したユニバーサル アプリ キャンペーンが、 Google Play デベロッパー コンソールからも作成いただけるようになりました。

「ユニバーサル アプリ キャンペーン」を利用すると、 1 つのキャンペーンで、Google 検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワークの全域にリーチできます。

Android アプリを開発したら、ぜひ Google Play デベロッパー コンソールAdWords からユニバーサル アプリ キャンペーンを作成して、さまざまなチャネルでユーザーに届けましょう。


Google ネットワーク全域で広告を掲載


ユニバーサル アプリ キャンペーンを利用すると、YouTube で日々何億時間分ものコンテンツを視聴する 10 億人以上のユーザーや、AdMob プラットフォームの 65 万以上のアプリ、そしてGoogle ディスプレイ ネットワークの 200 万以上のウェブサイトの利用者に対して、メッセージを発信できます。また、Google 検索や Google Play で「画像加工アプリ」や「パズルゲーム」などと検索しているユーザーにも、ピンポイントでアプリを宣伝できます。

オンラインで検索したり、動画を観たり、モバイルゲームで楽しんだりしているユーザーに、さまざまなチャネルでアプローチしましょう。


設定方法


ユニバーサル アプリ キャンペーンは、AdWordsGoogle Play デベロッパー コンソールから設定できます。

  1. 宣伝したいアプリを指定
  2. 数行の説明行と、動画広告用の YouTube 動画の URL(動画をお持ちの場合)を入力
  3. ターゲットとする地域と言語を設定
  4. 1 日の予算と目標インストール単価を設定

Universal App Campaign.png
AdWords での作成手順: キャンペーン タイプ「ユニバーサル アプリ キャンペーン」を選択




広告は、掲載先に応じた最適なフォーマットでが自動生成されます。画像や説明文は Google Play ストアから自動的に読み込まれるほか、キーワードも、Google Play や Google でお客様のアプリへの誘導につながった検索語句を利用するなど、さまざまな方法で自動的に生成されます。


自動最適化と動的学習


広告掲載が始まると、設定された目標インストール単価でインストール数を最大化できるよう、Google のシステムが自動的に最適化を行います。

Google の動的学習システムが、広告の掲載先ネットワークや Google サービスごとにさまざまな広告文や画像を試して、成果の高いものを見極めます。また毎日 24 時間、インストールを促進できるよう入札単価を調整し、ターゲティングを最適化します。

キャンペーンの設定や最適化が自動化されるため、管理の手間を省きながら、手軽にアプリのインストール数を拡大できます。


ユニバーサル アプリ キャンペーンの紹介(英語のみ)



事例


このユニバーサル アプリ キャンペーンは、既にさまざまなデベロッパーの皆様に活用されています。

Linio の最高マーケティング責任者を務める José Maria Pertusa 氏は、次のように述べています。「ユニバーサル アプリ キャンペーンは、Google 検索、Google Play、Google ディスプレイ ネットワーク、YouTube の全域で、アプリを効果的に宣伝できる便利なキャンペーンです。当社では複数のキャンペーンを管理する手間をかけずに Google ネットワークの全域にリーチを拡大し、新たな市場を開拓できる手法を模索していました。ユニバーサル アプリ キャンペーンを使ったところ、たった 1 つのキャンペーンを設定しただけで、インストール数が 1 か月で 1 万回も増え、それ以降も増加し続けています。また、インストール単価も他のチャネルと比べて 20% 低減されています。」


「新市場でのシェア拡大を目指していた当社では、ユニバーサル アプリ キャンペーンで手間をかけずにリーチを拡大し、目標を達成できました。このキャンペーンを 1 つ設定するだけで、Google 検索、Google Play、Google ディスプレイ ネットワーク、YouTube、AdMob の全域でアスリートたちにリーチすることができます。簡単な設定を行っただけなのに、目標インストール単価を維持したままで、主要国での有料インストール数が最初の 1 か月で倍になったのです。ユニバーサル アプリ キャンペーンは、今後も当社のグローバルなユーザー獲得戦略の中核となるでしょう。」 - Strava マーケティング ディレクター Andrew Touchstone 氏


デベロッパーの皆様にとっては、開発したアプリが使われ続けることが何よりの喜びかと存じます。そうした方々にご満足いただけるよう、これからもさまざまなアプリ宣伝ツールや効果的な実践手法を提供してまいります。

Posted by Brad Bender - Google ディスプレイ ネットワーク プロダクト マネジメント担当副社長

ニーズが生まれたら、手元のデバイスですぐに解決。そんな便利な時代だからこそ、消費者の期待値はかつてないほど高まっています。それに伴い、消費者が「買いたい」「見つけたい」といった意向を示した瞬間を捉えたいというマーケティング担当者のご要望も高まっています。

今日は、そうしたタイミングを捉えたアプローチを可能にする、Google ディスプレイ ネットワークの機能をいくつか紹介します。


ユーザー層分析 - リマーケティング リスト内のユーザーについて知る


顧客についての情報、たとえば年齢層、所在地、関心分野などを把握することで、マーケティングに関する判断の精度も上がります。

AdWords のユーザー層分析では、リマーケティング リスト内のユーザーについて、属性、関心分野、所在地、使用デバイスといった集計データを得られます* 。このレポートは AdWords の管理画面の [共有ライブラリ] で確認できます。

たとえば、コンバージョンに至ったユーザーの多くがジャズが好きだとわかった場合、そのアフィニティ カテゴリをキャンペーンに追加することができます。また、顧客の多くが 25~34 歳の女性だった場合、その年齢層に合わせて広告をカスタマイズすることも可能です。詳細



例:このリマーケティング リストは 25~34 歳の割合がユーザーの 30% であり、 米国の平均である 19.9% を大きく上回っていることがわかります。

ベルギーの通信会社 BASE がユーザー層分析を利用したところ、サイクリングが好きな人は、携帯電話を購入する確率が一般的な顧客の 2 倍であることがわかりました。この分析に基づいてサイクリングが好きな人にアプローチすることで、BASE はコンバージョンの倍増に成功しています。同社は現在では、オンラインとオフラインの両方で、ユーザー層分析を広告戦略の判断材料として活用しています。


Sony PlayStation はユーザー層分析を通じて、クラシック音楽が好きな人は、自社のブランドとのエンゲージメントに至りやすいことに気づきました。同社は Google ディスプレイ ネットワークでこうした層にアプローチすることで、通常利用しているアフィニティ カテゴリと比べて 31% 高い視聴完了率を実現し、同じ予算でより多くの視聴数を獲得することができました。同社は現在、このユーザー層分析を利用して、新しいキャンペーンのターゲット ユーザーを選定しています。


vCPM(視認可能なインプレッション)を全面的に採用


ディスプレイ広告の実に 56% は、スクロールしなければ見えない位置や別のタブにあるため、ユーザーの目に触れずに終わるというデータがあります。**

こうした状況を踏まえ、インプレッション単価制を採用しているすべての Google ディスプレイ ネットワーク キャンペーンは、「視認可能なインプレッション」に基づく方式(vCPM: 視認範囲のインプレッション単価)に移行することになりました。

むこう数か月間で、視認可能なインプレッション(英語記事)、すなわちユーザーの目に触れる位置に掲載された場合以外のインプレッションに対して、広告料金が発生しなくなります。


改良された動的リマーケティング広告


ユーザーが使用するデバイスは形もサイズもさまざまです。また、コンテンツの向きが横になったり、タップ、スワイプなどの操作が加わることもあります。こうしたさまざまな掲載フォーマットに対応するには、広告の表示方法も柔軟でなければなりません。

このたび動的リマーケティングが新しくなり、デバイスの種類に応じて広告の形やサイズが自動的に調整されるようになりました。どんなモバイルサイトでも、PC 用サイトでも、アプリでも見栄えよく表示できるよう、広告の外観が調整されます。

たとえば、広告主様のロゴが青と黄色を中心とする配色なら、広告の枠線や背景も自動的に同様の配色となります。さらに、自動的に何種類かの色の組み合わせをテストし、最も掲載結果の良いものを採用していきます。またこのような自動調整に対し、好みに合わせて変更を加えることも可能です。

本日ご紹介した機能は、あらゆる規模の広告主様に活用いただけるものです。Google ディスプレイ ネットワークのこうした技術が、皆様が重要な瞬間を逃さず捉える一助となれば幸いです。


*分析はすべて匿名化された集計済みデータによるものです。
**Google 調べ、2014

Posted by Angelika Rohrer, Program Manager, Google Shopping

先日発表した Google ショッピングの商品フィード仕様変更について、変更点のお知らせです。

先日の発表では、2016 年 2 月 1 日以降送料の要件の対象国を広げ、日本を含む各国で商品ごとの正確な送料指定を必須とする旨をお知らせいたしました。

しかしさらなる調査を行った結果、商品ごとの送料要件への対応は、当初こちらが想定したより、お客様にとって複雑で時間もかかる作業であることがわかりました。

この結果を受け、日本をターゲットとするフィードについては、送料情報の必須化は 2016 年後半まで延期することにいたしました。2016 年 2 月 1 日の段階では、送料情報のないフィードも不承認とはならず、これまで同様注意喚起のみの対象となります。

今後注意喚起から不承認への移行を行う際には、十分な移行期間を設ける予定ですが、お客様には、できるだけ早く商品ごとの送料設定に対応いただくよう強くお勧めいたします。

Posted by Surojit Chatterjee - モバイル検索広告プロダクト管理担当ディレクター


携帯電話の普及によって、消費者の行動も変化しています。知りたいこと、行きたい場所、やりたいこと、買いたいものがあるときに、まず手近な端末で調べてから行動に移す消費者が増えています。たとえば、アメリカではスマートフォンでローカル検索を行った消費者の 50% が、その日のうちに実店舗に立ち寄っています。1

こうした変化を捉え、オンラインがオフラインの世界に及ぼしている影響を分析できるよう、Google では電話専用キャンペーンデバイスをまたいだコンバージョンといったさまざまな機能を提供しています。

本日ご紹介する来店コンバージョンの測定機能も、その一環です。


来店コンバージョン


この機能はすでにアメリカやオーストラリア、他 7 か国で導入されており、実店舗を持つさまざまな広告主のビジネス拡大に貢献してきました。そしてこのたび日本でも本機能が導入され、オンライン広告がどのように来店購入につながっているかを測定できるようになりました。

来店コンバージョン数は、ロケーション履歴をオンにしているユーザーのサンプル集合を集計、匿名化したデータに基づく推定値です。このデータから全体的な人数を算出し、厳しい信頼水準に達した場合のみレポートにコンバージョン データとして表示されます。

来店コンバージョン数は [推定合計コンバージョン] 列に表示されるようになります。推定合計コンバージョンの詳細については、ヘルプセンターこちらの動画(英語のみ)をご覧ください。

なお来店コンバージョン数は、一定の条件(英語記事)を満たした広告主のみご利用いただけます。ご利用にあたっては、弊社担当営業までご相談下さい。

AdWords を通じてオフライン ビジネスを拡大する手法については、Google ベスト プラクティス シリーズの来店促進ガイドもご利用ください。Google では今後も、広告主が顧客との価値ある接点をより的確に測定できるようサポートしてまいります。


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1 Understanding Consumers’ Local Search Behavior(ローカル検索という消費者行動について)、2014 年 5 月

Posted by 第一広告営業本部 ビューティー&ヘルスケア業界担当インダストリーアナリスト トランジュンイチ

本日は美容市場動向連載シリーズの第 2 回目として、アジア圏で盛り上がる日本の化粧品需要を読み解いていきます。
(第 1 回目:スキンケアトレンドから読み解く美容インサイト

日本を訪れる観光客は年々増加しており、日本製の化粧品を購入する外国人の姿がよく見られるようになりました。「日本の化粧品」に関わる各国の検索動向を見てみると、台湾、ベトナム、中国、インドネシアといったアジア圏の国で特に高い伸び率を示していることが分かります(図 1)。

図 1. 「日本の化粧品」に関わる各国での検索動向
(2013 年→2014 年の検索の伸び率。アジア地域の国を赤く表示)



日本の化粧品に対する需要は近年、訪日観光客が日本の百貨店やドラッグストアで化粧品を大量に購入する「爆買い」といった現象にも発展しています。

日本の化粧品に関心のある消費者は、どのようなタイミングで検索をするのでしょうか?台湾・中国における中国語(簡体字および繁体字)での検索について、本国(台湾・中国)で行われた検索と日本での検索を比較すると、本国での検索がより高い伸びを示しており、現地の消費者の中でも日本の化粧品に対する関心が高まっていることがうかがえます(図 2)。


図 2. 「本国」vs「日本」での検索動向
(2013 年→2014 年の検索の伸び率)


※本国での検索:台湾・中国において、中国語の繁体字・簡体字で検索された語句を集計
※日本での検索:日本において、中国語の繁体字・簡体字で検索された語句を集計



具体的な検索語句を見ると、化粧品のブランド名(会社名や商品名)がよく検索されています(図 3)。また日本での検索においては、「商品名」がよりランキングの上位に現れる傾向が見られます。


図 3. 台湾・中国でよく検索される日本の化粧品ブランド(会社名、商品名)
(2014 年の検索数の上位 10 位までを、日本語訳にて表示。商品名を赤く網がけ)



アジア圏を中心に日本の化粧品に対する需要が盛り上がっていることが、Google の検索動向からもうかがえました。こうしたインバウンド需要を捉える上では、訪日客だけではなく、美容に関するニーズを持っている現地の消費者に対しても、日本の化粧品ブランドを訴求していくことが重要になります。

Posted by Sridhar Ramaswamy - 広告およびコマース担当上級副社長

モバイルの普及によって、消費者やブランドの意識や行動は大きく変わりました。望む情報をできるだけ早く手にしたいという消費者のニーズはますます高まっています。消費者に「知りたい」「行きたい」「したい」「買いたい」といったニーズが生まれる瞬間、すなわち「Micro-Moments」を逃さず捉えられるブランドこそが、今後成功を収めていくことでしょう。

Google はそうしたブランドの努力をサポートするため、Advertising Week の Times Center Stage にて、 2 つの新機能「カスタマー マッチ」と「ユニバーサル アプリ キャンペーン」を発表しました。


「カスタマー マッチ」 - 価値の高い顧客にアプローチ


オンラインで買い物をする消費者の 70% が、ブランドが発信するメッセージの内容やそのタイミングがブランドのイメージを左右すると答えています1。そして、ブランドにとって特に価値の高い顧客であれば、ブランドからの情報を積極的に求めているものです。

今回ご紹介するカスタマー マッチは、すでにブランドとの関係を構築している顧客にアプローチできる機能です。たとえば特典プログラムのメンバーや商品購入履歴のある顧客に対し、その意図や状況に即した形でアプローチできるようになります。


カスタマー マッチのご利用方法


この機能では、顧客のメールアドレスのリストを広告主の皆様にアップロードいただきます。すると Google アカウントでログイン中のユーザーが、安全かつプライバシーを重視した方法で割り出されます。なおユーザーは、Google 広告の管理設定を通じて、自身が目にする広告を管理したり、望まない広告をブロックすることができます。

広告やキャンペーンは、対象となる顧客に特化したものを作成します。すると、こうした顧客が  Google で検索している時や Gmail を利用している時、YouTube で動画を視聴している時に、デバイスや場所を問わず最適なタイミングで適切なメッセージを提供できます。

例えば旅行会社であれば、特典プログラムの利用者が次の旅行の計画を練っている際にアプローチできます。たとえば、こうしたユーザーが Google で「ニューヨーク 直行便」と検索したタイミングで、デバイスを問わず検索結果に広告を表示できます。また、こうしたユーザーが YouTube で動画を視聴している最中や、Gmail でメールを読んでいる時に、旅行に行きたくなるような広告を表示することもできます。


カスタマー マッチと類似ユーザー リスト


さらに、カスタマー マッチを通じて類似ユーザーリストを生成し、サービスに興味を持ちそうな見込み顧客を YouTube や Gmail で見つけることができます。たとえば、特典プログラムの利用者と興味関心が似たユーザーに対して TrueView 広告を表示し、YouTube を通じて認知度を高めることができます。

このカスタマー マッチと類似ユーザーリストは、今後数週間以内にすべての広告主様にご利用いただけるようになる予定です。詳細


「ユニバーサル アプリ キャンペーン」- 多様なチャネルでアプリを宣伝


ユーザーが新しいアプリに出会うタイミングは、実にさまざまです。アプリをインストールする見込みの高いユーザーに、多様なチャネルでアプローチできるよう、新たなキャンペーン タイプ「ユニバーサル アプリ キャンペーン」が AdWords に加わりました。このキャンペーンは、すべてのデベロッパー、広告主の皆様にご利用いただけます。

このキャンペーンを利用すると、1 つのキャンペーンで、Google 検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワークの全体でアプリを宣伝できるようになります。

たとえば冒険ゲームを開発した場合は、Google 検索や Google Play で「冒険ゲーム」や「RPG」を探しているユーザーに広告を表示できます。同時に、YouTube で日々何億時間分ものコンテンツを視聴する 10 億人以上のユーザーや、Google ディスプレイ ネットワークの 65 万個のアプリや 200 万以上のウェブサイトの利用者に対しても、メッセージを発信できます。

画像や説明文は Google Play ストアから自動的に読み込まれます。宣伝したいアプリや広告文の候補、そしてインストール単価を設定すれば、最適なフォーマットの広告が自動的に生成されます。



広告掲載が始まると、設定された目標インストール単価でインストール数を最大化できるよう、Google のシステムが自動的に最適化を行います。さまざまな広告文やアプリ画像を試して動的に学習しながら、最も効果の高いものを厳選します。 詳細

重要なタイミングで適切なメッセージを発し、消費者とつながる一助となるようなサービスを、これからも構築して参ります。

1 Google/Ipsos 「Consumers in the Micro-Moment(Micro-Moments における消費者)」、2015 年 3 月。

Posted by AdWords サポートチーム

2015 年 11 月追記: 2015 年 11 月 16 日以降、サポート時間のさらなる延長により、お昼の時間帯にもお問い合わせいただけるようになりました。詳細
 
AdWords サポートチームでは、電話・チャット・メールなど、様々なチャネルでのサポートを提供しております。

そして 2015 年 10 月 5 日(月)より、サポート窓口の営業時間を下記のとおり延長いたします。

今年 8 月の変更ではサポートの終了時間を延長いたしましたが、今回の変更で、より早い時間帯から当窓口にてサポートをご提供できるようになりました。今後もより一層当窓口をご活用いただけますと幸いです。

20151001.png

従来のサポート時間


月曜から木曜:10:00 - 12:00 および 13:00 - 18:00
金曜:            10:00 - 12:00 および 13:00 - 17:00


新しいサポート時間


月曜から木曜:9:30 - 12:00 および 13:00 - 18:00
金曜:            9:30 - 12:00 および 13:00 - 16:00

※ 金曜日のみ、終了時間が異なりますので、ご留意をいただけますと幸いです。


引き続き、電話番号は 0120-590-092 です。


メールフォームからのお問い合わせにつきましては、従来と同様、1 営業日以内にご返信を差し上げます。AdWords で提供されている各サポートの詳細については、こちらを御覧ください。

より多くの広告主の皆様にサポートを提供できるよう、今後も改善を続けて参ります。
引き続きよろしくお願いいたします。