Posted by Ryo Akasaka、動画広告向け AdWords プロダクト マネージャー

2010 年に登場した TrueView 広告フォーマットは、広告主様の動画広告を、その広告に興味をもつ視聴者と結びつけ、視聴者が動画広告を見ることを選択した場合のみお支払いいただくとともに、クリエイターによるコンテンツの収益化を後押しする役割を果たしてきました。

Google では広告主の皆様にオンラインの動画が持つ力を余すことなく活用していただくための取り組みを続けており、その一環として下記の改善を実施する運びとなりました。

4 月 15 日から、これまで 3 種類であった TrueView 広告フォーマットが、TrueView インストリームTrueView インディスプレイの 2 種類になります。実質的には、インサーチとインディスプレイの 2 種類に分かれていたフォーマットが TrueView インディスプレイに統合されるという変更です。

主な変更点

この変更に伴い、TrueView 広告の配信・設定方法は次のように変わります:
  • 広告の掲載先によってフォーマットを変える必要がなくなります。TrueView 広告のフォーマットは、別の動画の冒頭に挿入されるインストリームと、ユーザーがサムネイルをクリックした際に再生されるインディスプレイの 2 種類になります。

  • 広告の掲載先(YouTube 動画、YouTube 検索、Google ディスプレイ ネットワーク)の選択が、キャンペーン単位になります。そのキャンペーン内の広告はすべて、選択したネットワークで展開されます。

  • YouTube 検索でも、様々なターゲティング方法を利用できるようになります。YouTube 検索ページに広告を配信する際も、インストリーム広告などと同様、キーワードに加えて、性別や年齢、リマーケティング リストなどを通じたターゲティングが可能になります。

変更へのご対応について

4 月 15 日以降に作成する新規の動画キャンペーンでは、すべて新しい設定が適用されます。また、既存のキャンペーンを新しい機能にアップグレードできる「アップグレード センター」もご利用いただけるようになります。アップグレード センターでは、一部のキャンペーンのみ選んでアップグレードすることもできます。

5 月 15 日以降はすべてのキャンペーンが自動的にアップグレードされる予定です。

今回の変更により、広告主の皆様が TrueView をより一層効果的なツールとしてご利用いただけるものと確信しております。詳しい内容につきましては、ヘルプセンターの記事をご覧ください。

Posted by Angelika Rohrer - Google ショッピング プログラム マネージャー

昨年 Google は、Google ショッピングのデータ品質向上のため、固有商品 ID の要件を変更しました。この変更は、Google ショッピングのユーザー エクスペリエンス改善と、ショップの皆様のビジネス チャンス拡大を意図したものです。

この固有商品 ID によって複数ショップが販売している同一商品を 1 つにまとめられるようになり、より幅広い商品をユーザーに提示できるようになったほか、ユーザーが商品を購入する際にも希望のショップのウェブサイトに簡単に移動できるようになりました。

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商品リスト広告で効果を上げるには、より精度の高いデータが欠かせません。固有商品 ID の要件を満たすため、必要に応じてデータの正確性を高め、欠けている情報を補うなどの変更を加えることをおすすめします。

昨年、Google はフィードの要件を次のように変更しました:
(1)フィード内で固有商品 ID 属性(GTIN、MPN、ブランド の 3 つの属性のうちの 2 つ以上)の値が指定されていない商品は不承認にする
(2)ID の存在 [identifier_exists] 属性を正しく使用していない商品は掲載順位が下がる
(3)標準の GTIN 仕様に準拠しない無効な GTIN が指定されている商品は不承認にする


新たに追加された固有商品 ID の要件

Google では間もなく次の要件を加える予定です:
(1)GTIN、MPN、ブランド に無効な値が指定されている商品は不承認にする
(2)全ての国で、ID の存在 [identifier_exists] 属性を正しく使用していない商品は掲載順位が下がる

Google では今後数か月間にわたって、不正な GTIN、MPN、ブランド データが指定されている商品を特定、不承認にする要件をさらに加える予定です。

Merchant Center の [データ品質] タブと [データ フィード] タブには、商品に関する警告や不承認についての情報が表示されるので、ご確認いただくことをおすすめします。新しい要件適用以前は、これらの違反が警告として表示され、適用後、エラーとして表示されます。

ID の存在 [identifier_exists] 属性の不正な使用により順位を下げられた商品があれば、カスタム メイドでない商品で「false」が指定されていないか、今一度ご確認ください。

詳細については固有商品 ID の要件と最新の商品フィード仕様を参照し、データを適切に変更してください。過去に開催された販売者向けセッションの録画版(英語)でも詳細をご説明していますので、あわせてご覧ください。

Posted by AdWords サポートチーム

「ブリッジ ページ」とは、アクセスしたユーザーにとって有益となる独自のコンテンツを提供することなく、別のドメインへ誘導することを主目的としたウェブページ、またはサイトの構造を指します。

特に、比較系ランキング サイトは他サイトへの誘導(紹介)を最終目標としているため、AdWords の掲載基準を満たすことが難しく、ブリッジ ページが原因で広告掲載が停止してしまうケースが非常に多く見受けられます。

前回のブリッジ ページについてのブログ記事では、ポリシーの概要を説明させていただきましたが、今回は、特によくお問い合わせをいただく点を中心に、より詳細な掲載基準をご紹介いたします。

まずは、以下の 【許可されるケース】 をご覧ください。


【許可されるケース】


”絞り込み検索” 後に検索結果を ”並べ替える機能” が設置されているサイト

このサンプル サイトは、最終的にクレジット カードの公式サイトにユーザーを誘導する比較サイトの一例です。別ドメインである公式サイトへ遷移するため、本来はブリッジ ページとみなされて掲載ができない場合があります。

しかしながら、このサイトには独自の絞り込み検索機能と検索結果の並べ替え機能が設けられているため、ユーザーに十分な付加価値をもたらすサイトとして、掲載が可能です。


続いて、【許可されないケース】の一覧を以下に紹介いたします。


【許可されないケース 1】


検索結果を任意で ”並べ替える機能” が不足している例

例えば、上記のサイトのように絞り込み検索機能、または並べ替え機能のいずれかが欠如している場合は、有益な独自機能を持つサイトとはみなされず、広告を掲載いただくことができません。


【許可されないケース 2】

また、 検索/並び替え機能における検索条件や掲載する商品の数が豊富でない場合にも、ブリッジ ページと判断されます。


”絞り込み検索”の検索条件が不足している例


比較・検索できるカード数が十分ではない例


【許可されないケース 3】

さらに、絞り込み検索機能がページのメインコンテンツでない場合も、広告を掲載いただけない場合があります。


“絞り込み検索” 機能以外のコンテンツがリンク先ページの大部分を占めている例


以上、広告主の皆さまからよくお問い合わせをいただくブリッジ ページに関してのまとめをさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

日頃から Google AdWords では全ての広告を通して、より良質な情報をユーザーに提供したいと考えております。場合によっては大々的な変更が求められることもありますが、ユーザーの利便性向上はサイトの品質の向上にも繋がりますため、ご協力のほどお願いいたします。

さらに詳しく知りたい方は、AdWords 広告掲載のポリシーをご覧ください。


また、この程 AdWords のリンク先ページに関するポリシーのうち、特に違反の多いものについて解説した「AdWords サイト ポリシー入門ガイド」を作成いたしました。
ブリッジ ページを含む、以下の項目について解説しています。
  • ドメイン パーキング
  • 稼働していないサイト
  • ブリッジ ページ
  • 情報収集
  • 不正なソフトウェア
  • フィッシング
  • ユーザーの安全性
こちらのヘルプ ページからダウンロードいただけますので、是非ご活用ください。

2014 年 9 月 22 日追記
本記事には、古い情報が含まれています。AdWords 広告掲載ポリシーの最新情報に関しては、新しくなったポリシー センターをご確認ください。

Posted by マーケティング部


「The Mobile Playbook - 経営者のためのスマートフォン プレイブック」第 2 版公開のお知らせ

The Mobile Playbook は、スマートフォンでのビジネス拡大をサポートする Google のガイドブックです。一昨年公開しました第 1 版にかわり、第 2 版では企業がスマートフォン戦略を立てる際に考慮すべき、5 つの課題における最新の成功事例や取り組みをご紹介します:

1.スマートフォンで提供できる新しい価値とは?
2.スマートフォンが企業のデジタル戦略にもたらす効果とは?
3.社内のスマートフォン対応の進め方は?
4.マーケティングにスマートフォンを取り入れる方法とは?
5.マルチスクリーン ユーザーへの対応はどのように行うべきか?

これらの課題に対して、ビジネスでスマートフォンを有効活用するために必要な最新のスマートフォン戦略、企業の成功事例、成功に役立つ実践ガイドまで、幅広い情報をご紹介します。


「マルチスクリーン ワールド」調査データサイト更新のお知らせ

「マルチスクリーン ワールド」はマルチスクリーン社会における消費者行動とスマートフォン ユーザーの利用動向を、インタラクティブに楽しみながら知ることができる調査データサイトです。昨年公開しました初版に、新たなデータと機能が追加されました。

  • 「マルチスクリーンでの購買行動」にモバイルを使った消費者の購買経路に関する新たなデータが追加されました。(Mobile Purchase Journey 調査結果より)
  • Google が提供する各種広告ソリューションに関するページが追加されました。
  • マルチスクリーンを使った事例紹介のページが追加されました。
  • 各ページのスナップショットを pdf として保存したり、まとめてメールで送付する機能が追加されました。

「マルチスクリーン ワールド」はパソコン、タブレット両方で閲覧することが可能です。タブレットで閲覧すると、タブレットを左右に振ったり、傾けたり、タップして各種データを並べ替えて、インタラクティブにデータの閲覧を楽しむことができます。

マルチスクリーン社会における消費者行動と、それがビジネスに与えるインパクト等、様々なデータを掲載した「マルチスクリーン ワールド」をぜひ引き続きご活用ください。

Posted by AdWords ユーザー エクスペリエンス デザインおよびリサーチ チーム

Google では過去数年間、Google 検索や Google マップ、Gmail などの多くのサービスでデザインを段階的に変更してきました。このデザイン変更は、Google サービスのデザインに一貫性を持たせることと、シンプルで効率的な操作性の実現を目標としています。

そしてこのたび、AdWords 管理画面に新たなデザイン変更が適用されました。新しくなった管理画面ではツールやレポートの表示スペースが拡大しており、掲載結果の改善に集中できるようになっています。

数ヶ月間かけて皆様の管理画面に適用されてきたこの変更ですが、先日すべての広告主様のアカウントで反映が完了しました。本日は、デザイン変更が適用されて間もない方のため、新しい管理画面の特徴をご紹介します。

一貫性と操作性

複数の Google サービスを利用しているユーザーの皆様が、重要なデータやツールに簡単にアクセスできるよう、管理画面のデザインの一貫性を重視しました。

また、管理画面でスクロールしないと重要なアイテムを確認できないことに対し、ご不満の声も寄せられていました。こうしたご意見を踏まえ、AdWords のデザインを他の Google サービスに合わせて刷新しました。

変更点

重要なメニューを、歯車アイコンの下に配置しました。

[料金]、[アカウント設定](旧 [アカウント])、[ヘルプ] といったメニューに、Gmail や Google カレンダーと同じように歯車メニューからアクセスできるようになりました。

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ページ上でのグラフや表、ツールの表示スペースを拡大しました。

キャンペーン管理用のタブ内では、重要なグラフや表、ツールの表示スペースが拡大しています。スクロールする手間が省け、最適化に十分な時間を充てることができます。

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デザインの刷新によってデータが見やすくなり、皆様のビジネスの継続的な成長につながれば幸いです。今回のデザイン変更の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。