Inside AdWords チーム

人気ブログ記事ランキング
今年も残すところ僅かとなりましたが、今回は今年度のまとめとして、毎年恒例となりました Google アナリティクス によるユーザーの皆様のアクセス数を元にした人気ブログの年間ランキング*をお届けしたいと思います。

第 1 位 Google 検索の広告レイアウトの変更について ( 2011 年 11 月)
今年度のランキング 1 位に輝いたのは、先月発表したばかりの AdWords の広告レイアウトの変更に関する投稿となりました。Google では、今年度の半ばごろから、検索を含む Google サービス全般について、デザインの改善を中心としたにユーザー利便性の向上を試みてきました。それまでサービスごとにナビゲーションが異なっていたメニューやボタンなど、デザインの統一をはかることで、ユーザーの皆様にとって Google のさまざまなサービスをより快適にご利用いただけるための変更ではありましたが、そのデザイン変更の一環として、AdWords の新たな広告のレイアウトが変更になるということで、読者の皆様からの注目を集めた結果となりました。

第 2 位 動的検索広告(ベータ版)のご紹介 ( 2011 年 10 月)
昨年 10 周年を迎えた AdWords は、まだまだ革新への挑戦は続きます。従来のキーワードによるターゲット方法を補って、手間をかけずにより多くのクリックやコンバージョンを獲得することを目的として開発された動的検索広告(ベータ版)は、お客様のウェブサイトの内容から動的に広告を生成し、ユーザーに関連性の高い検索で表示する新しいターゲットの仕組みであり、運用担当の方々の作業を軽減する可能性を秘めた機能に対して、読者の皆様の関心の高さが伺えます。

第 3 位 YouTube プロモート動画 利用開始のお知らせ ( 2009 年 10 月)
昨年の人気ブログランキングでも 2 位に入ったプロモート動画は、YouTube および Google コンテンツネットワークを通じて YouTube の動画を幅広いターゲットにプロモーションするための広告フォーマットで、すでに小規模から大手広告主まで幅広くご利用いただいています。YouTube 上からプロモート動画を設定できるページを開設し、より簡単にプロモート動画を開始できるようになったことで、AdWords との組み合わせでご利用いただいています。

第 4 位 Google ディスプレイ ネットワークのご紹介 ( 2010 年 6 月)
4 位にランキングしたのは、前年度の総合ランキングで第 7 位から急上昇した Google ディスプレイ ネットワークに関する記事でした。昨年度に続いてコンスタントにアクセスされ、まだまだランキングを駆け上がっている途中ですが、2010 年のディスプレイ広告元年を皮切りに、Google では このスペースのこれから と銘打ったマイクロサイトを立ち上げ、着実に進化を続けながら 日本のさまざまなお客様にご活用 いただいています。

第 5 位 テキスト広告の文字数制限に関するアドワーズ ポリシーが変更になります ( 2010 年 9 月)
第 6 位 商品情報表示オプションで、もっとショッピングユーザーにアピール ( 2011 年 8 月)
第 7 位 Google コンテンツ ネットワークに、リマーケティング機能が登場! ( 2010 年 4 月)
第 8 位 不正クリックについて知っておいて頂きたいこと ( 2011 年 6 月)
第 9 位 AdWords 電話サポート開始のお知らせ ( 2011 年 7 月)
第 10 位 「Google AdWords 認定資格プログラム」をリリースしました ( 2010 年 4 月)

投稿タイトル (投稿時期)

いかがでしょうか?ランキングの中で気になる記事はありますか?読みそびれてしまった記事を、こちらでご確認いただければ幸いです。


年末年始のお客様サポート休業について
12 月 29 日 (木) から 1 月 4 日 (水) は弊社休業日につき、AdWords の電話サポートおよび広告審査業務をクローズさせていただきます。メールによるお問い合わせにつきましては随時受け付けておりますが、年明け 5 日 (木)よりご回答を再開させて頂きます。通常よりもお待たせする場合がございますが、予めご了承ください。なお、期間中のご質問につきましては、以下の資料をご参照いただけますようお願いいたします。

Google AdWords
ヘルプセンター
https://adwords.google.co.jp/support/
オンライン教室
http://www.google.co.jp/adwords/onlineclassroom/
学習ビデオ
http://www.youtube.com/user/GoogleJapanMarketers
ユーザー同士によるヘルプフォーラム
http://www.google.com/support/forum/p/adwords?hl=ja

Google アナリティクス
ヘルプセンター
http://www.google.com/support/analytics/
公式ブログ
http://analytics-ja.blogspot.com/
ユーザー同士によるヘルプフォーラム
http://www.google.co.jp/support/forum/p/Google+Analytics

その他、Google サービス全般
ヘルプセンター
http://www.google.co.jp/support/
ユーザー同士によるヘルプフォーラム一覧
http://www.google.com/support/forum?hl=ja


本年度は Inside AdWords ブログをご愛顧いただきありがとうございました。来年も皆様のお役に立てるよう投稿を続けていきますので、今後とも AdWords ならびに Inside AdWords ブログを、よろしくお願いいたします。

*人気記事のランキングは、最近投稿された記事が不利にならないように、投稿日から計測日(12/18)までの 1 日あたりのページビュー数で均して計算をしています。


Michael Nestler Google+ ページ エンジニア

前回は Google+ を利用してお客様のビジネスをアピールするための新たなツールとなる Google+ ページをご紹介させていただきました。

そして、これまでにユーザーの皆様からお寄せいただいたご意見をもとに、本日より Google+ ページをより便利に管理していただくための新たなツールと設定を追加いたします。これらの新機能は、数日のうちに Google+ アカウントに表示されるようになります。現時点で表示されていない場合は、数日後にもう一度ご確認ください。

管理者の複数登録と所有権の譲渡
ビジネスの環境においては、認証情報が異なる複数の管理者で Google+ ページを管理したいとのご要望が数多く寄せられました。そこで Google+ ページの管理者を最大 50 人まで登録していただけるようになりました。管理者を登録するには、新しい [ページ設定] パネルにアクセスしてください。管理者の方は、投稿、コメントへの返信、写真の追加、プロフィール情報の変更、他の管理者の追加や登録を行うことができます。

また、Google+ ページの所有権を他者に譲渡する機能も追加しました。ただし、ページの所有権を譲渡する相手は、既存の管理者の方に限られますのでご注意願います。所有権を譲渡するには、同じく[ページ設定] で [所有権の譲渡] をクリックし、所有権を譲渡する相手を他の管理者の中から選択します。

通知設定
新たに開発されたもう 1 つの機能は、Google+ ページでのアクションをページの所有者に通知する機能です。この変更により、ビジネス ページと個人プロフィールの通知設定を別々にカスタマイズして、それぞれに最適な通知レベルを設定できるようになります。新しい設定では、ページ通知を受け取るメール アドレスを変更したり、通知の対象をカスタマイズしたり、通知方法を編集したりできます。

これらの設定を編集するには、[ページ設定] をクリックします。配信設定セクションで、通知の対象とするアクションを設定します。必要に応じて、ページ通知を受け取るメール アドレスを個人用メール アドレス以外に変更することもできます。アカウントに複数の管理者がいる場合は、全員がアクセスできる共有アドレスに受信アドレスを変更することをおすすめします。

+1 情報と Circle Count の統合
Google+ ページに表示される +1 カウントにも変更があります。今後、ページに表示される太文字のカウントには、Google+ とウェブ全体の両方で獲得した +1 情報の数に加え、お客様をサークルに追加した人の人数も合算されます。この変更により +1 情報の集計方法や、広告や検索結果での表示方法が変わることはありません。合算カウントはご自身の Google+ ページと、サイトに表示している Google+ バッジにのみ表示されます。

小さな変更ではありますが、Google でお客様のビジネスを選んでおすすめしたりフォローしたりした人の数を、これまで以上に効果的にアピールできるようになるでしょう。

新機能の詳細については、Google+ ヘルプセンターをご覧ください。Google では、Google+ をビジネスで活用するための利便性向上に取り組んでおりますので、今後もぜひご意見をお寄せください。2012 年も Google+ をよろしくお願いいたします。

Andrew Truong プロダクト マーケティング マネージャー

コンバージョン数や CPA(コンバージョン単価)を重視しておられる場合は、既にコンバージョン オプティマイザー拡張 CPC を使用して、コストを抑えつつより多くのコンバージョンを獲得できるようキャンペーンを最適化していらっしゃるかと思います。

このようなコンバージョン目標にキャンペーン設定を合わせるため、コンバージョン オプティマイザーまたは拡張 CPC を使用している既存のキャンペーンの広告ローテーションの機能を [クリック重視で最適化] から [コンバージョン重視で最適化] に移行することにいたしました。

弊社の調査では、[クリック重視で最適化] から [コンバージョン重視で最適化] に移行したキャンペーンでは、平均してコンバージョン数が 5% 増加しています。 移行時期は 2012 年を予定しています。

キャンペーンの広告ローテーションを [コンバージョン重視で最適化] に移行することを希望されない場合は、お手数ですが 2012 年 1 月 31 日までにこちらのフォームにご記入ください。


コンバージョン オプティマイザーや拡張 CPC をご利用でない場合
コンバージョン オプティマイザーと拡張 CPC についてご説明したこちらの動画をご覧ください。 また、ローテーション設定の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

[ コンバージョン オプティマイザーについて ]

[ 拡張 CPC について(英語) ]


追記)
2012年2月6日 18:00

移行を希望されない場合のリクエストについて、受付期間を下記のように延長させていただきました。

キャンペーンの広告ローテーションを [コンバージョン重視で最適化] に移行することを希望されない場合は、お手数ですが 2012 年 2 月 14 日までこちらのフォームにご記入ください。

中島 拓也 クライアントサービス レプレゼンタティブ

いよいよ師走を迎え、年の瀬も近づいてまいりました。当ブログをご覧の皆様におかれましては、年末へのビジネス最大化に向けて、まさにラストスパートの真っ最中かと存じます。

まだ少し早いかもしれませんが、今年の運用結果を踏まえ、来年以降の広告戦略をより良いものにするために、今回は「AdWords のコンバージョンデータを活用した最適化方法」というテーマで、アカウント最適化のための AdWords の機能やツールをご紹介したいと思います。


はじめに
なにはともかく、AdWords の運用におかれましては、コンバージョン トラッキングの導入をおすすめさせていただきます。なぜならば、コンバージョン トラッキングを導入することで以下にご紹介する機能やツールが利用できるようになるからです。

コンバージョン トラッキングとは、AdWords 広告経由でサイトを訪問した人の、ビジネス目標につながる行動(コンバージョン)がどれだけあったかを計測するための機能です。たとえば、購入やニュースレターの購読申し込み、詳細情報の問い合わせ、新製品の紹介ページの閲覧などの数を、AdWords 管理画面上で確認することができます。無料のオプションですので、コンバージョン トラッキングの導入がお済みでないお客様は、この機会にご利用をご検討ください。



1) 拡張 CPC
拡張 CPC とは、コンバージョン単価を過去の運用結果と同等以下に抑えてコンバージョン数を増やすことを目標に、システムが上限クリック単価を自動で調整する機能です。特定のキーワードやプレースメントでのオークションが、コンバージョンにつながる可能性が高いと推定される場合は上限クリック単価を引き上げ、コンバージョンにつながる可能性が低いと推定される場合は入札単価を引き下げて、そのオークションでのクリック費用を抑えることができます。

拡張 CPC 機能では、上限クリック単価が最大 30 % まで引き上げられる可能性がありますが、設定していただいているキャンペーンの予算内に収まるように調整されます。

なお、コンバージョンにつながりやすいかどうかは、オークション毎に下記のような要素によって判断されます。

* 検索ネットワーク
  - 部分一致と完全一致のマッチ タイプ
  - ユーザーの検索クエリに含まれる単語
  - サイトでの広告の過去の掲載結果

* ディスプレイネットワーク
  - サイトでの広告の過去の掲載結果
  - 広告とサイトのコンテンツの関連性
  - サイトの現在のコンテンツ

* ユーザーの属性
  - ユーザーの所在地
  - ブラウザ
  - オペレーティングシステム
  - ユーザーの言語設定
  - 時間帯

拡張 CPC の設定方法の手順は、こちらのページをご覧ください。

コンバージョン数のデータが豊富なお客様は、次にご紹介するコンバージョン オプティマイザーの利用も可能です。


2) コンバージョン オプティマイザー
コンバージョン オプティマイザーとは、予算内でコンバージョン数を最大化するための機能です。上限コンバージョン単価(1 回のコンバージョンに対してお支払い可能な金額の上限)または目標コンバージョン単価(1 回のコンバージョンに対してお支払い可能な金額の平均)を設定することで、システムが計算した最適なクリック単価で自動入札されます。そのため、クリック単価を個別に設定する必要がなく、日々のご運用にかかる時間を短縮することができます。なお、最適なクリック単価を計算する際は、拡張 CPC と同様に、オークション毎にさまざまな要素が考慮されています。

コンバージョン オプティマイザーをご利用いただくためには、過去 30 日間に、適用するキャンペーンのコンバージョン数が 15 以上あることが条件となっております。ただし、キャンペーンのコンバージョン数が少ない場合にコンバージョン オプティマイザーを適用すると、クリック単価が大きく低下してクリック数が大幅に減少することがございますのでご注意ください。

また、上限コンバージョン単価または目標コンバージョン単価を、コンバージョン オプティマイザー適用前のコンバージョン単価より大幅に低く設定した場合にも、クリック単価が低下して、クリック数とコンバージョン数が大きく減少する可能性がございます。


* コンバージョン オプティマイザーと拡張 CPC は下記の点で異なります。
  - 拡張 CPC ではキーワードやプレースメントなどで個別にクリック単価設定が可能です。コンバージョン オプティマイザーでは個別にクリック単価設定をすることはできません。
  - 拡張 CPC では設定された上限クリック単価を 30 % まで引き上げる可能性がありますが、コンバージョン オプティマイザーは適用前の上限クリック単価からどれだけ変動するか予測することはできません。


3) サーチ ファンネル
サーチ ファンネルとは、Google 検索連動型広告からコンバージョンまでの途中経路をより詳細に分析できるレポート機能です。サーチ ファンネルのデータによって、たとえば以下のことが把握できるようになります。

  - ブランド関連のキーワードと一般的なキーワードが検索と購入のプロセスにどのように相互作用するか
  - ユーザーがコンバージョンに至るまでのプロセスで発生したアシスト インプレッションまたはアシスト クリックが、コンバージョンに対してどのように影響するか
  - ユーザーがコンバージョンに至るまでにどのくらいの時間がかかるか

サーチ ファンネルでは様々な分析ツールが提供されています。たとえば [アシスト クリックとアシスト インプレッション] のレポートでは、キーワードが間接的にコンバージョンにつながっているかどうかを解析して、キーワードの価値を探ることができます。ラスト クリックについてのデータだけでなく、アシスト クリックやアシスト インプレッションの視点からのデータを確認できます。

この [アシスト クリックとアシスト インプレッション] のレポートを使い、アシスト率の高いキーワードを見つけて、そのキーワードへの投資を増やして投資収益率が向上するかをテストすることをおすすめいたします。そのキーワードを含むキャンペーンの予算をあげたり上限クリック単価を高めにして入札することで、キーワードの表示回数を多くし、より投資を増やすことができます。

また、そのキーワードをもとに新しいパターンを作成しテストをしてみましょう。新しいキーワードのパターンは、全体的に語句を増やしたり、最後に言葉を付け足したりして作成することができます。

クリックして拡大

その他のサーチファンネルの機能とその詳細につきましては、こちらのヘルプページもご覧ください。


いかがでしたでしょうか。AdWords で費用対効果の良い広告配信を実施するためにも、年末商戦で蓄積したコンバージョンデータを活用して、CPA (コンバージョン単価)の改善に取り組まれてはいかがでしょうか。なお、AdWords オンライン教室ではさまざまなヒントをご紹介していますので、この機会にぜひご覧ください。