Posted by 倉光 良典 オンラインビジネス ソリューション チーム

広告主の皆様から、「広告が表示されない」というお問い合わせを頂くことがあります。

広告が表示されない原因は色々と考えられますが、「新しく作成した広告が一向に表示されない」場合や、「広告を編集することで、表示されなくなった」場合は、お客様の広告原稿やリンク先のウェブサイトが AdWords 広告審査の基準 を満たさず、不承認となった可能性が考えられます。

今回は、皆様により円滑に広告を出稿していただけますよう、審査結果の確認方法と、不承認となった場合の対処方法をご紹介します。


STEP1: 不承認通知メール・ [不承認の広告ツール] で不承認広告を確認する
審査の結果、広告が不承認となると AdWords に登録してあるメールアドレスに審査結果が通知されます。まずはこのメールが受信されていないか確認しましょう。この不承認通知のメールには、不承認となった広告が含まれるキャンペーン・広告グループ、不承認の理由などの情報が記載されています。文中にあるリンクより、不承認広告をご確認いただけます。

また 管理画面にログインして [キャンペーン管理] タブにある [運用ツール] へ移動し、その中から [不承認の広告ツール] をクリックします。アカウント内に不承認の広告がある場合、下図のように該当の広告が一覧で表示されます。 

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STEP2: 広告の不承認理由を確認する
不承認の広告があった場合は、上図の [詳しくはこちら] ボタンをクリックし、その理由をよく確認しましょう。不承認理由がよくわからない場合は、該当の広告がある広告グループの [広告のパターン] タブへ移動してください。 [不承認の理由] からより詳しく記載されているヘルプセンターを閲覧することができます。

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STEP3: 不承認の理由を解消し、再審査のフローへ広告を送信する
問題箇所が、広告フォーマット ( テキスト広告やイメージ広告など ) にあるのか、それともリンク先のウェブサイトにあるのかによって、その後の流れは異なります。

* 広告テキストに問題箇所がある場合
広告テキストに許可されていない文字や記号、不適切な表現が含まれて不承認となった場合、広告テキストを修正する必要があります。 [不承認の広告ツール] で表示された広告の右側にある [広告の編集] ボタンから広告の編集が可能です。問題箇所を修正し、変更を保存すると、広告は自動的に再審査の手続きに移ります。

* リンク先のウェブサイトに問題がある場合
リンク先のウェブサイトに記載すべき連絡先情報に不備があり、不承認となった場合、ウェブサイトを修正する必要があります。

ここでご注意頂きたいのは、お客様がウェブサイトを変更したことは Google では自動的に把握できない点です。そのため、ウェブサイト修正後、広告原稿の内容に変更がない場合でも、一度、不承認となった広告の再送信を行ってください。そうすることで 再審査の手続きに移ります。


なお、お問い合わせ件数の多い不承認の理由としては以下が挙げられます。

その他、AdWords 広告掲載ポリシーに関しては、こちらをご覧ください。

※これらは 2008 年 11 月 28 日時点での広告審査基準です。審査の基準は予告なく変更されることがあります。最新の情報は必ず AdWords 広告掲載ポリシーでご確認ください。


また、AdWords では、広告を編集すると再度審査を行う必要があり、審査中は広告配信されない場合があります。編集中も広告が継続して掲載されるようにするには、実行中の広告を編集するのではなく、同じ広告グループに新しい広告を追加します。 こうすることで、新しい広告の確認が完了するまでの間も、Google ネットワークにこれまでの広告を掲載できます。


仮に広告が不承認となった場合でも、適切な対処をしていただくことで、掲載可能となるケースも多くあります。表示機会のロスを最低限に抑えるためにも、いち早くその理由を把握できる [不承認の広告ツール] を活用し、迅速に不承認理由を解消していただければ幸いです。

広告プロダクト推進チーム 林 勝明

平素は Google AdWords をご利用いただき、誠にありがとうございます。

本日は、キーワードツールのモバイル対応についてお知らせいたします。

キーワードツールではユーザーが検索で利用するキーワードについて、さまざまな情報を提供しています。例えば「旅行」というキーワードに関連してユーザーが検索しているであろう言葉の候補や、おおよその平均検索ボリューム・月別の傾向、また競合する広告主のボリュームなどを調べることができます。今までは PC からの検索のみの結果を提供していましたが、これからはモバイル検索の情報を調べることができます。

ご注意点として、モバイルのデータを調べる場合は PC のようにアカウントの「運用ツール」からではなく、モバイル広告を実施している広告グループ内にある「キーワードツール」からご確認ください。モバイル広告をまだ実施されていないお客様の場合は、新しくモバイル広告用のキャンペーンを作成し、広告グループの画面まで進んでください。モバイルに対応したキーワードツールの画面では、キーワードの関連語句作成画面の上に「結果はモバイル検索向けのものです」と表示されます。

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その他のご利用方法は基本的に PC のキーワードツールと同じです。またデータに関しては、 Google と全ての検索パートナーでの検索数を反映しています。もしモバイルでの結果があまり出てこない場合は、言語と地域設定が日本以外になっている可能性があります。こちらを修正してから再度お試しください。

では、モバイル検索データの一例をみてみましょう。青色のバーがモバイルの検索ボリュームで、灰色のバーは PC での値となります(数値は一ヶ月のおおよその平均検索ボリュームで、カッコ内は全体ボリュームに占める割合。マッチタイプ=完全一致 11 月 21 日調べ)。

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「恋愛」というキーワードでは PC と比べてもモバイルからの検索が多くなっています。関連したキーワードでは、「恋愛相談」、「恋愛心理」、「遠距離恋愛」などが多く検索されていますので、恋愛についてのアドバイスを探しているユーザーが多いようです。また「アルバイト」でもモバイルの比率が高いことから分かるように、女性や若い層をターゲットとする時にはモバイル広告は効果的と言えます。それだけではなく、上の2つのキーワードとはやや異なるユーザー層やシチュエーションが想像できる「転職」や「株価」のようなキーワードの検索もかなりのボリュームになっています。

まだモバイル広告をご利用になっていないお客様も、ぜひキーワードツールを利用して新しいビジネスチャンスをご検討ください。モバイル広告ご利用時には、数分で簡易に作成可能なモバイル情報サイト「ビジネスページ」により、ご自身のモバイルサイトをお持ちいただくことが可能です。また、サイトがない場合でも電話番号さえあればユーザーが直接電話をかけられる「Click to Call」もご利用になれます。 

Google AdWords では、今後もより効果の高い広告キャンペーンをお手伝いするために機能の改善を行っていきます。マーケティングチャンスの拡大に、是非モバイル広告をご利用ください。

Posted by 中尾 宙 オンラインビジネス ソリューション チーム

今回は、 AdWords オンラインチームに寄せられるお問い合わせの中から、料金のお支払いについてご説明いたします。


AdWords を後払いでご利用の広告主様からは、「Google からの請求はいつ来るのでしょうか」 というお問い合わせをよくいただきます。

まず、 AdWords のお支払い方法を簡単にご説明します。 AdWords には、広告費のお支払い方法として、前払いと後払いの  2 つのオプションをご用意しています。

前払いのお支払い方法では、事前にアカウントにご入金いただく方法で、アカウントにプールしておいた残高から広告費が差し引かれます。アカウント残高が不足した時点で広告掲載は停止するため、事前にプールされた金額以上の支出が発生することはありません。

一方、後払いのお支払い方法では、請求は広告費が発生した後に発生します(現在のところ、後払いの決済方法はクレジットカードのみがご利用いただけます)。この請求が発生するタイミングについて、ご説明いたします。

ご注意いただきたいポイントとして、 AdWords 広告費のご請求は、カレンダー月ごと(月末などの特定の日)には行われない点があります。AdWords 独自のタイミングに沿って請求の対象期間が決められ、請求金額が処理される仕組みとなっています。

それでは、 AdWords 後払い方法の請求タイミングについて詳しくみていきましょう。

AdWords を後払いでご利用の場合、ご請求は以下のいずれか早く来たタイミングで行われます。

( 1 ) 前回のご請求日から 30 日後

( 2 ) アカウントの費用がご利用限度額 (*) に達した時点

* ここで、 ( 2 ) の 「ご利用限度額」についてご説明します。 ご利用限度額は、システムにより算出される 1 回の請求あたりの上限金額で、上限に達したタイミングでご請求が行われる度に、その上限額が段階的に引き上げられます。

ご利用限度額は、アカウント開設時には初期設定として 10,000 円となっておりますが、お支払いがご利用限度額に達するたびに、10,000 円から 25,000 円、50,000 円、最終的な金額の 100,000 円へと順に引き上げられます。それ以降は前回ご請求時から100,000円のご利用実績が発生するたびに請求処理が行われます。

下の図と表は、 5 月 1 日から広告を開始した場合の請求タイミングを例に表しています。

-  6 月 1 日、 7 月 20 日、 9 月 19 日: 前回のご請求日 ( ご利用開始日 ) より 30 日経過したため、請求のタイミングとなっています。

-  6 月 20 日、 8 月 5 日、 8 月 20 日: その直前に行われた請求処理以降に広告の費用がご利用限度額に達したため請求のタイミングとなり、また同時にご利用限度額が引き上げられています。

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現在のご利用限度額を確認するためには、アカウント管理画面の、 [ アカウント情報 ] タブの [ 料金概略 ] ページをご覧ください。ページ上部に、アカウントのご利用限度額がご確認いただけます。


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( アカウントの費用が急激に増えた場合は、ご利用限度額を若干上回る額が請求される場合もございます。 )

なお、後払い方式のご請求はクレジットカードでの決済となるため、[ 料金概略 ]ページに表示された請求日はクレジットカードに対する決済処理日であり、実際にお客様の支出が発生する日付とはならない点にご留意ください。 AdWords の決済処理はこれまでご説明したしくみに基づくタイミングで行われますが、実際の支出(銀行口座からの引き落としなど)については、その決済処理日を元に、ご利用クレジットカード会社の支払いスケジュールにしたがって処理されます。

このように、少し複雑に見える後払いの請求ですが、請求のタイミングに 2 つのパターンがあることをご理解いただき、AdWords のお支払いのタイミングを把握して 計画的なご利用のためにお役立ていただければ幸いです。

2008年11月6日
Posted by Inside AdWords チーム

今週末 11/9(日)の午前3時 – 7時まで AdWords のシステムにログインすることができません。

なお、設定済みの広告につきましては、上記メンテナンス中でも、通常通り配信を続けております。

通常 AdWords のシステムメンテナンスは、毎月の第2日曜日の同じ時間に行うことを予定しております。皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

Posted by プロダクトスペシャリストチーム

先週、こちらのブログにて告知させて頂きました、広告品質評価システムの更新が完了しました。

前回のブログポストでもご紹介したとおり、この変更は広告自体の品質評価精度をより高めるものとなっています。また、この変更により、広告主様に通常とは異なる対応をしていただく必要はなく、これまで同様に掲載結果を定期的にチェックし、必要に応じた調整を行っていただければ幸いです。

引き続き、Google AdWords をよろしくお願いいたします。

Posted by 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト

平素は Google AdWords をご利用いただき、誠にありがとうございます。

Google ではユーザーの検索クエリに対して最も関連性のあると思われる広告を表示できるよう、絶えずシステムの見直しを行っております。その一環として、近日中に広告品質評価システムで以下 2 つの更新を予定しておりますので、今日はそれらについてご連絡させていただきます。

1 つは広告品質の評価精度をより高めるための変更で、もう 1 つは広告を検索結果上部に表示させる仕組みの改良となります。以下、それぞれの変更について解説していきます。


より正確な品質スコアの計算にむけて
どの広告が検索ユーザーにとって関連性があるかを判断する上で、クリック率(CTR)品質スコア の最も重要な要素です。皆様もこれまでの経験でもしかしたら気づかれているかもしれませんが、一般的に上位に表示される広告は下位に表示される広告よりも目立つので、下位の広告よりも高い CTR を獲得しやすい傾向にあります。そのため、単純に CTR だけを比較すると上位に表示される広告のほうがクリックを獲得しやすい、その結果高い CTR を得られやすいと考えられるので、CTR だけを評価指標とすると上位の広告がより有利な条件で競争できてしまうことが想定されます。

こういった広告掲載位置による有利不利を是正し、広告掲載位置の CTR への影響も考慮して、平等な条件下でシステムが正確な品質スコアを計算できるようにすることは大切なことであると Google では考えております。

今後数日中に実施予定の更新により、広告掲載位置ごとの実績も一層深く加味した、より正確な品質スコアを算出できるようになります。その結果、広告掲載位置ごとでのパフォーマンスも考慮された、より品質スコアをもとにしたフェアな広告オークションが実施され、今まで以上に関連性の高い広告をユーザーの皆様に表示できるようになると考えております。


検索結果上部への広告表示について
あわせて、今回の更新では検索結果上部の黄色でハイライトされた部分への広告表示方法の変更も実施いたします。ここに表示される広告は目立つため、他の広告掲載位置よりもクリックされる可能性が高まるので、広告主様にとっても特に有益なポジションだと思われます。Google では広告も情報の一部と考えているため、検索結果上部に表示される広告は特に高品質であることが大切だと考えております。そのため、この場所に表示させる広告を決定する際は通常以上に品質を重視しております。

これまでは、広告ランク最上位の広告が検索結果上部に表示されるための基準を満たさなかった場合、以降の順位の広告が上部に表示されることはありませんでした。しかしながら今回の変更により、広告ランクに関わらず、品質が高く上部に表示させる価値があると判断された広告は、自分より上位の広告を飛び越えて検索結果上部に表示されるようになります。例えば以下のような場合、
  • 広告ランクが 1 位の広告 A
    • 品質スコアがさほど高くなく、検索結果上部に表示されるための基準を満たしていない
  • 広告ランクが 2 位の広告 B
    • 品質スコアが高く、検索結果上部に表示されるための基準を満たしている。

これまでであれば、広告 A が上部表示の基準を満たしていないため、広告 B が基準を満たしていても上部に表示されることはありませんでした。しかし近日中に行われる変更により、基準をクリアしている広告 B は広告 A を飛び越えて検索結果上部に表示されるようになります。

このように、今後は検索結果上部に表示する広告を決める際は、今まで以上に品質が重要な役割を果たすようになります。


今回の変更に伴い、広告の掲載位置や予算の消化、パフォーマンスなどに変化が出てくるお客様も中にはいらっしゃるかもしれませんが、今後の年末商戦に向けてキャンペーン戦略を立てる際に今回の変更情報も参考にしていただけると幸いです。一方でこれまで通り定期的にパフォーマンスをチェックして、必要に応じてキャンペーンの最適化もご検討ください。

今回の変更が完了次第、また改めて本ブログでご連絡させていただきます。

引き続き、Google AdWords をよろしくお願いいたします。