Posted by 広告営業第二部 統括部長 前田誠

車内広告でもインパクトのある広告プロモーションを実施している株式会社 GABA 。インターネット上でも検索連動型広告にいち早く注目し、Google AdWords を活用した効果的なキャンペーンを展開しています。具体的にどのような方策を実施しているのか、株式会社GABA マーケティング部門 オンライン課 シニア・マネージャー 山根 豪太氏、シニア Web プロデューサー 奥 康隆氏にお話を伺いました。

株式会社 GABA
マーケティング部門 オンライン課
シニア・マネージャー
山根 豪太氏(写真右)

シニア Web プロデューサー
奥 康隆氏(写真左)


導入の経緯
株式会社 GABA は、マンツーマン英会話で知られる英会話教室です。20 代から 30 代の社会人を主要なターゲット層とし、様々なプロモーションを実施しています。

「もともと、電車内等の交通広告やマス広告を実施しており、AdWords は約 6 年前から導入しました。インターネットで英会話教室の情報を探すお客様が増えてきたのがきっかけです。」(株式会社 GABA 奥氏)

現在では、車内映像広告や中吊りなどで Gaba に対する認知と興味を引き出し、詳しく情報を探す人にインターネットへの導線を用意し、資料請求や無料体験レッスンの申込みを受け付けています。



徹底したエリアマーケティングでコンバージョン率を高める
同社の AdWords 活用における大きな特徴が、エリアマーケティングです。

一般的に、英会話教室の情報を探す見込み顧客は、自宅や通勤先、もしくはその間のエリアに教室があるかどうかを探す傾向にあります。そのため、“地域名 英会話” など、そのエリアの名称を入れて検索をします。その際、その地域の語句が含まれた広告テキストを表示し、ランディングページをその地域のラーニングスタジオ情報にすることで、ユーザーにとっては、まさに欲しかった情報をスムーズに手に入れることができます。

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山根氏は、エリアマーケティングの重要性について、「地域名を含めて検索をするユーザーは、具体的に通うことを検討していると考えられ、資料請求や無料体験レッスンへの申込み率(= コンバージョン率)も高い傾向にあります。」とおっしゃっています。

インプレッション = 「ユーザーの興味の塊」、クリック数 = 「さらに強いユーザーの興味の塊」 と捉え、検索しているユーザーの気持ちになって、検索ワード、広告テキスト、ランディングページなどを検討していくこと重要であると考え、同社はエリア関連のキーワードだけではなく、それ以外も綿密なキャンペーン設計を施し、様々な目的を持って検索をしているユーザーを、適切な広告テキストとランディングページを用意しコンバージョンへつなげています。


サイトリンクを活用し、来訪目的に合わせたランディングページを用意
また同社は、2009 年に AdWords に加わった機能をいち早く取り入れ、ランディングページ最適化の工夫をしています。それが、「サイトリンク」の機能です。

サイトリンクとは、サイト内のコンテンツへのリンクを追加で表示し、より多くのユーザーを引き付けコンバージョンプロセスへ誘導するための機能です。サイトリンクを利用することで、“Gaba” など、来訪目的がはっきりと推測しきれないユーザーに複数のリンク先を用意し、最適なページへ素早く誘導できるようにした結果、クリック率が実施前に比べ約 30% 上昇しました。

[サイトリンクを使った広告の表示例]
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モバイルの活用
着実に利用者が増加しているモバイルマーケットに同社はいち早く着目し、約 3 年前から AdWords でキャンペーンを展開してきました。モバイルでも PC と同様エリアマーケティングを意識しながら、モバイルならではの機能も活用し、コンバージョン率を高める工夫をしています。同社は広告を見たユーザーのうち電話で問い合わせをしたいという方々へ向けて、フリーダイヤルの窓口を設置し、AdWords の Click-to-Call オプション(電話番号をクリックするとそのまま発信できる機能)を活用し、すぐに問い合わせを受けることができるようにしています。

[Click-to-Call の表示例]
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さらに、2009 年から利用者が急増しているハイエンド携帯端末(iPhone/Android など)の市場にも着目し、AdWords を使ってユーザーとの接点を作り上げています。
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「スマートフォンのユーザーは、情報収集に意欲的な、まさに Gaba のターゲット層ではないかと 考えています。スマートフォンの普及により、携帯の使い方が変化してくると考えています。スマートフォンユーザーに対してもリーチできる AdWords には新たな可能性を感じています。」(奥氏)

スマートフォンの利用者が増えるにつれ、携帯電話の使い方が変わってくると予測する同社は、そのトレンドに対応し、コミュニケーション設計を変化させていく必要があるとも考えています。


AdWords は獲得効率の良い販促ツールである
AdWords と共に約 6 年間新規顧客獲得のためのマーケティング施策を実施してきた Gaba。あらゆる指標をキーワード別/デバイス別/サービス会社別/配信方法別など、様々な側面で分析をした結果、AdWords を次のように評価しています。

PC への配信について
  • 検索連動型広告は、他社に比べコンバージョン率も良く、コンバージョン単価が低い
  • ディスプレイ ネットワーク ターゲットは、他の類似サービスと比べるとコンバージョン率が格段に良い(約4.7倍)
モバイルへの配信について
  • 検索連動型広告は、コンバージョン率はPC と比べると低いが、コンバージョン単価は PC とほぼ変わらない結果となっている
  • ディスプレイ ネットワーク ターゲットは、他の類似サービスの場合にはコンバージョン単価が検索連動型に比べ高くなるが、AdWords の場合、検索連動型広告のコンバージョン単価とほぼ変わらない

「弊社が実施しているインターネット広告の中でも、AdWords はコンバージョン単価が低いため、一番注力しています。

AdWords から弊社のサイトに訪れてくださるユーザーは、英会話を学ぶことに対して意欲の高い人達が多いように感じます。また、モバイルについては AdWords のユーザーリーチが特に高く、他の広告手段と比べて効率が良いため、今後マーケットの大きさを見ながら増やせるだけ増やしていきたいと考えています。」(山根氏)


AdWords モバイル広告についてはこちらのヘルプページを、その他、AdWords の活用事例については、こちらのページもご確認ください。

また、ハイエンド携帯端末向けの Click-to-Call オプションについては、このブログ記事もご参照ください。