Posted by 萩倉 健支 AdWords API チーム

AdWords API の新しいバージョン v201209 がリリースされました。新しいバージョンでは複数のキャンペーンで予算を共有する機能、広告グループ単位でデモグラフィック ターゲット(性別、年齢によってターゲティングを行うこと)を行う機能、広告のローテーション設定の新しいオプション、レポートのダウンロード時のエラーメッセージをよりわかりやすくする変更などが含まれています。

以下に主な変更点をご紹介します。詳細を確認したい場合はリリース ノート(英語)をご覧ください。

v201209 の特徴
  • 共有予算
    v201209 からのサービスの BudgetService を使用することにより複数のキャンペーンで予算を共有することができるようになります。まず、どのキャンペーンにも紐づいていない予算を BudgetService で作成してから、CampaignService を使用して予算とキャンペーンを紐づけることになります。
  • 無期限で均等に表示
    広告のローテーション設定に無期限で均等に広告を表示する新しいオプション(ROTATE_INDEFINITELY)が追加されました。詳細についてはこちらのブログを参照ください。
  • 広告グループ レベルでのデモグラフィック ターゲット
    性別、年齢でターゲティングを行うデモグラフィック ターゲットが、広告グループ単位で可能になりました。キャンペーン単位での性別、年齢の除外設定は、今までと同様に行えます。
  • レポートに関する変更
    XML のフォーマット変更が行われ、レポートのダウンロード時により詳細な情報を取得できるようになりました。また、事前にレポートを定義する必要のあった、reportDefinitionId を使用したレポートの取得は廃止されました。
v201209 のリリースに伴い、v201206 のバージョンは 2013 年 2 月に廃止されることになります。他のバージョンの廃止時期についてはこちらのドキュメント(英語)をご参照ください。
今回のリリースについてご質問がありましたら、AdWords API forum (英語)でご質問いただくか、10 月 23 日に予定している GDL(Google Developers Live)にお気軽にご質問をお寄せください。