P osted by Google ショッピング チーム 五日市 南美

2013 年 6 月に完了した Google ショッピングの商用化や、Merchant Center のデータを利用しての動的リマーケティングが全広告主様にご利用いただけるようになったことを受けて、商品リスト広告をご利用いただく広告主様が増加しております。

設定は完了したものの、その後どのようにして表示回数を増やしていけばいいのか?より詳細なトラッキングはどのようにして行えるのか?などのご質問をいただくことが増えてきましたので、この 2 つのテーマについてご説明します。

まだ商品リスト広告をご実施されていない方向けには、ビジュアルナビにて商品リスト広告の概要Merchant Center のアカウント設定とフィード仕様に関する最新の資料を掲載していますのでぜひご活用ください。

1. Merchant Center に登録した商品情報を、商品リスト広告向けに最適化する

商品リスト広告の効果を最大化する上で、登録している商品情報を最適化することは最も重要な要素のうちの一つです。

a. エラーのある商品を修正しすべての商品を掲載させる

Merchant Center のダッシュボードページにて挿入されたフィードに警告が出ていないか、特に画像と固有 ID の不足がないか確認することは以前のブログにてご説明したとおりですが、そのうち固有 ID について 2013 年 9 月 16 日よりフィード要件の変更が予定されております。

固有 ID は商品の ID とは別のもので、日本国内で統一された商品の ID である JAN コードなどの情報を意味します。2013 年 9 月 16 日以降、固有 ID が設定されていない商品は掲載されなくなります。すべての商品に固有 ID(ファッション関連商品の場合ブランド名、書籍の場合 ISBN 、その他多くの商品はブランド、製品番号、JAN コードなどの gtin のうち 2 つ)が設定されているか、早急にご確認をお願いします。

b. ユーザーの検索クエリと商品登録情報の関連性を高める

商品リスト広告では、主に以下の属性の登録内容に基づいて関連性を判断していますので、最適化をおすすめします。

【商品名 [title]】商品名 / 色 / サイズ / ブランド名 をを含めます。特に最初の 12 〜 15 文字(全角)は検索結果ページ上で省略されずに表示されるため、最もユーザーに検索されやすい情報はここに記載してください。とくにブランド名での検索の多い商品は、[ブランド] 属性だけでなく [商品名] 属性にもブランド名を記載することをおすすめします。

【商品説明 [description]】商品に付随する商品説明文だけではなく、サイズ、素材、原材料名、対象となる年齢層や性別、特徴、形、柄、質感、デザインといった情報を文法に沿って登録してください。ブランド名や商品名に日本語・アルファベットの両方の表記が含まれる場合はどちらも登録します。

【google 商品カテゴリ [google product category]】一部の商品では推奨属性となっている google 商品カテゴリですが、この値を設定しておくことで商品リスト広告掲載時の商品分類がより正しく行われます。

【商品カテゴリ [product type]】すべての商品で推奨属性ですが、任意の商品分類のカテゴリツリー情報を日本語で「,」区切りで最大 10 個まで設定しておくことで、商品リスト広告掲載時の商品分類がより正しく行われます。

2. 商品リスト広告のリンク先にトラッキング用の URL を設定する

商品リスト広告ではコンバージョントラッキングを利用できますが、より詳細な掲載結果のトラッキングのため、トラッキング用の URL を設定することもできます。設定には 2 種類の方法があります。

下記の 2 種類のどちらの方法でも、AdWords 用の ValueTrack を利用することができます。

a. Merchant Center で登録するフィード内に、商品のリンク先 URL の他にトラッキング用 URL を設定する

Merchant Center で登録するフィード内に「アドワーズ用自動転送リンク[adwords_redirect] 」という属性を追加しトラッキング用の URL を入力すると、その URL が優先的にリンク先として利用されます。「商品リンク[link]」で設定した URL と同じサイトにリダイレクトされる URL であれば、Merchant Center アカウントで申し立てをしたドメインと異なるドメインでも設定できます。

[link] http://www.google.com/?cat=12&id=1030
[adwords redirect] http://www.semtracker-example.com/media/redir.php?prof=12&camp=345

この方法を利用することで、各商品ごとに異なるトラッキング用 URL を設定することができますが、設定の際には Merchant Center に登録するフィードを編集する必要があります。

b. 商品リスト広告を設定した AdWords アカウントの管理画面からトラッキング用 URL を設定する

AdWords の管理画面上でも、商品リスト広告用のトラッキング URL を設定することができます。

商品リスト広告では、キャンペーン単位、または商品ターゲット単位でのみリンク先 URL を設定できます。各商品のリンク先にキャンペーンまたは商品ターゲット単位で一括でトラッキング用のパラメータを付与する際に用いられるのが、動的トラッキング URL です。

[link(設定されている場合は adwords redirect )で設定したリンク先 URL]
http://www.google.com/?cat=12&id=1030
[キャンペーンまたは商品ターゲットで設定するリンク先 URL]
http://www.semtracker-example.com/media/redir.php?prof=12&url[]={unescapedlpurl}
[実際に配信される際の URL]
http://www.semtracker-example.com/media/redir.php?prof=12&url[]=http://www.google.com/?cat=12&id=1030

このように、{unescapedlpurl} という動的トラッキング URL を利用することで、自動的にそれぞれの商品のリンク先 URL が挿入されますので、同一のキャンペーンないし商品ターゲット内の複数の商品アイテム群に一律でトラッキング URL を付与することができます。

この方法を利用することで、Merchant Center への登録内容を変更することなくトラッキング用の URL が設定できますが、商品ごとに全く異なるトラッキング URL を設定する場合には向いていません。

キャンペーンおよび商品ターゲットへの設定方法は、動的トラッキング URL のヘルプページをご確認ください。

上記の内容をご説明するハングアウト オンエアの開催を予定しています。皆様のご参加をお待ちしております。

【日時】
2013 年 9 月 11 日(水)午前 10 時開始
時間: 30 分程度

【場所】
オンラインのセミナーです。インターネットに接続できる環境よりご参加ください。

【お申込み・参加
下記リンクよりお申込み・ご参加ください。
http://goo.gl/BxHP3l