Posted by 菅谷正樹 プロダクトスペシャリストチーム

AdWords API v2009 の最新バージョンがリリースされました。今回リリースされた v200909 に追加された新機能のうち、主なものを紹介いたします。新機能の詳細については、こちらの リリースノート もあわせてご確認ください。


v200909 新機能


非同期処理
大量のデータをより簡単、素早く扱えるように、非同期処理が可能になりました。v13 までは、1 つの処理をリクエストすると、その処理が終わってレスポンスが返ってくるまで待つ必要がありました。v200909 以降は、1 つの処理をリクエストして、その処理を Google の API サーバが受け取った事が確認できれば、最初の処理のレスポンスが返ってくるのを待つ必要がなく、次の処理をリクエストすることができます。そのため、大量のデータを効率よく処理することができます。v200909 は引き続き同期処理もサポートしますので、お客様の用途に応じて使い分けてください。

キーワードとプレースメントの提案
新しく追加された TargetingIdeaService を使うと、キーワード最適化ツール のキーワードやプレースメントの提案を API 経由で取得できます。

地域指定オプションのプレビュー
地域指定オプションの一部の機能が利用できます。


<Coming Soon>
今後数カ月をかけて、ReportService やエラーの事前チェック機能などの新機能が追加される予定です。こちらのブログで随時ご紹介しますので、ご期待ください。


<v13 終了スケジュール>
v200909 のリリースにともない、以下の v13 のサービスは 2010/4/22 (US 時間 - 日付に変更があった場合は改めて本ブログにてお知らせいたします) に利用できなくなります。


v2009 でコンセプトや機能が大幅に新しくなるということもあり、バージョンアップにともなう移行期間を通常より長めの 6 カ月に延長しました。v2009 へ未移行のまま v13 の終了を迎えてしまい、「いきなり API が使えなくなった」という状況は出来る限りさけて頂きたいので、まだ v2009 への移行を開始していない場合は、今すぐ準備することをお勧めいたします。

なお、以下の v13 サービスはまだ v2009 での実装が完了していないため、v13 の終了日も決まっていません。新しい情報が入り次第、こちらのブログでお知らせいたします。


AdWords API v2009 への移行についての詳細な情報は、 Developer's Guide (英語) もあわせてご確認ください。また AdWords API クライアントライブラリ は v13 と v2009 の両方に対応していますので、この機会にぜひ利用してみてください。