AdWords サポートチーム

せっかく作成した広告が「ブリッジページ」が理由で配信されなくなった経験はありませんか?

「ブリッジページ」とは、アクセスしたユーザーにとって有益となる独自のコンテンツを提供することなく、別のドメインへ誘導することを主目的としたウェブページ、またはサイトの構造を指します。

AdWords サポートチームには、ブリッジページに関するお問い合わせが数多く寄せられています。
今回はブリッジページの具体的な例を挙げ、許可されないケース、許可されるケースをそれぞれいくつかご紹介したいと思います。

例 1: 典型的なブリッジページ (他ドメインへのリンクを並べたページ)
サンプルサイト 1





このサイトは、多数のクレジット カードの公式サイトへのリンクを貼った「クレジット カードの紹介サイト」です。 ボタンやリンクをクリックすると別ドメインのクレジット カードの公式サイトに誘導されます。

このサイトを訪れたユーザーは、「この広告を経由せずに、直接クレジット カードの公式サイトに行けば良かった」と感じるかもしれません。そのため、ユーザーに有益な付加価値をもたらさないと判断され、AdWords では許可されません。

同様に、以下のようなサイトも許可されません。
  • 広告をクリックさせることを目的としたアフィリエイト サイト
  • ドロップ シッピング


例 2: 有益な付加価値をもたらす独自機能を持つサイト

一方で、たとえ他のドメインへ誘導するサイトでも、独自コンテンツが豊富で、ユーザーに有益な付加価値をもたらすサイトは、許可される場合があります。

では、有益な情報とは一体何を指すのでしょう?具体的な機能を挙げてみましょう。
  • 複数の条件を指定できる高度な絞込検索機能
  • ユーザーが気になる製品をピックアップし商品を並べ替えることができる比較機能
  • 一括資料請求機能

サンプルサイト 2




このサイトは、「高度な検索機能を持つクレジット カードの比較サイト」です。例 1 と同じように、最終的には別ドメインのクレジット カードの公式サイトに誘導されます。

しかし、このサイトには高度な検索機能やユーザーが自由自在に商品を並べ替えることのできるフィルター機能が存在します。ユーザーは、このサイトに設置された機能を使い、各々のニーズに合ったカードを検索することができます。

例えば、あるユーザーが「年会費 2000 円以内、海外で幅広く使えるマイレージ付与特典のあるクレジット カード」を選びたい場合、特典の種類、年会費の有無、カードタイプを選択し、希望に沿うカードを探すことができます。

このように、最終的に別ドメインのサイトに誘導していたとしても、このサイト独自の高度な検索機能を備えているため、このサイトはブリッジページ違反とはみなされません。


例 3: オリジナル情報があっても許可されないサイト

サンプルサイト 3: 高度な検索機能のない、情報だけを文字で羅列したアフィリエイト サイト





このサイトは、商品説明が豊富なため、一見有益なサイトに見えます。商品ページには、クレジット カードの詳細情報が記載され、口コミ情報も閲覧できます。

しかし、ここにある商品情報はクレジット カード会社の公式サイトや他の同形態のサイトにも掲載されているような情報であり、オリジナルで独自性がある有益な情報とは言いきれません。ユーザーにとっては、このサイトを経由せず、はじめから誘導先のサイトを訪問したほうが、有益な情報が無駄なく手に入ります。

このように、オリジナルの口コミなどいくつかの追加情報が存在するサイトであっても、高度な検索機能など付加価値をもたないサイトはブリッジページと判断され、サイトが無効となります。

以上、広告主の皆さまからよくお問い合わせをいただくブリッジページに関してのまとめをさせていただきました。さらに詳しく知りたい方は、AdWords 広告掲載のポリシーをご覧ください。

2014 年 9 月 22 日追記
本記事には、古い情報が含まれています。AdWords 広告掲載ポリシーの最新情報に関しては、新しくなったポリシー センターをご確認ください。