美容市場動向連載第 2 回 : アジア圏で盛り上がる日本の化粧品需要
2015年10月5日月曜日
Posted by 第一広告営業本部 ビューティー&ヘルスケア業界担当インダストリーアナリスト トランジュンイチ
本日は美容市場動向連載シリーズの第 2 回目として、アジア圏で盛り上がる日本の化粧品需要を読み解いていきます。
(第 1 回目:スキンケアトレンドから読み解く美容インサイト)
日本を訪れる観光客は年々増加しており、日本製の化粧品を購入する外国人の姿がよく見られるようになりました。「日本の化粧品」に関わる各国の検索動向を見てみると、台湾、ベトナム、中国、インドネシアといったアジア圏の国で特に高い伸び率を示していることが分かります(図 1)。
図 1. 「日本の化粧品」に関わる各国での検索動向
(2013 年→2014 年の検索の伸び率。アジア地域の国を赤く表示)
日本の化粧品に対する需要は近年、訪日観光客が日本の百貨店やドラッグストアで化粧品を大量に購入する「爆買い」といった現象にも発展しています。
日本の化粧品に関心のある消費者は、どのようなタイミングで検索をするのでしょうか?台湾・中国における中国語(簡体字および繁体字)での検索について、本国(台湾・中国)で行われた検索と日本での検索を比較すると、本国での検索がより高い伸びを示しており、現地の消費者の中でも日本の化粧品に対する関心が高まっていることがうかがえます(図 2)。
図 2. 「本国」vs「日本」での検索動向
(2013 年→2014 年の検索の伸び率)
※本国での検索:台湾・中国において、中国語の繁体字・簡体字で検索された語句を集計
※日本での検索:日本において、中国語の繁体字・簡体字で検索された語句を集計
具体的な検索語句を見ると、化粧品のブランド名(会社名や商品名)がよく検索されています(図 3)。また日本での検索においては、「商品名」がよりランキングの上位に現れる傾向が見られます。
図 3. 台湾・中国でよく検索される日本の化粧品ブランド(会社名、商品名)
(2014 年の検索数の上位 10 位までを、日本語訳にて表示。商品名を赤く網がけ)
アジア圏を中心に日本の化粧品に対する需要が盛り上がっていることが、Google の検索動向からもうかがえました。こうしたインバウンド需要を捉える上では、訪日客だけではなく、美容に関するニーズを持っている現地の消費者に対しても、日本の化粧品ブランドを訴求していくことが重要になります。
本日は美容市場動向連載シリーズの第 2 回目として、アジア圏で盛り上がる日本の化粧品需要を読み解いていきます。
(第 1 回目:スキンケアトレンドから読み解く美容インサイト)
日本を訪れる観光客は年々増加しており、日本製の化粧品を購入する外国人の姿がよく見られるようになりました。「日本の化粧品」に関わる各国の検索動向を見てみると、台湾、ベトナム、中国、インドネシアといったアジア圏の国で特に高い伸び率を示していることが分かります(図 1)。
図 1. 「日本の化粧品」に関わる各国での検索動向
(2013 年→2014 年の検索の伸び率。アジア地域の国を赤く表示)
日本の化粧品に対する需要は近年、訪日観光客が日本の百貨店やドラッグストアで化粧品を大量に購入する「爆買い」といった現象にも発展しています。
日本の化粧品に関心のある消費者は、どのようなタイミングで検索をするのでしょうか?台湾・中国における中国語(簡体字および繁体字)での検索について、本国(台湾・中国)で行われた検索と日本での検索を比較すると、本国での検索がより高い伸びを示しており、現地の消費者の中でも日本の化粧品に対する関心が高まっていることがうかがえます(図 2)。
図 2. 「本国」vs「日本」での検索動向
(2013 年→2014 年の検索の伸び率)
※本国での検索:台湾・中国において、中国語の繁体字・簡体字で検索された語句を集計
※日本での検索:日本において、中国語の繁体字・簡体字で検索された語句を集計
具体的な検索語句を見ると、化粧品のブランド名(会社名や商品名)がよく検索されています(図 3)。また日本での検索においては、「商品名」がよりランキングの上位に現れる傾向が見られます。
図 3. 台湾・中国でよく検索される日本の化粧品ブランド(会社名、商品名)
(2014 年の検索数の上位 10 位までを、日本語訳にて表示。商品名を赤く網がけ)
アジア圏を中心に日本の化粧品に対する需要が盛り上がっていることが、Google の検索動向からもうかがえました。こうしたインバウンド需要を捉える上では、訪日客だけではなく、美容に関するニーズを持っている現地の消費者に対しても、日本の化粧品ブランドを訴求していくことが重要になります。