Posted by プロダクトマーケティングマネージャー Dan Friedman

本日、Google ではアメリカを含む海外 8 ヶ国において、新しい検索機能「Google インスタント検索」を開始いたしました。日本語の検索においてはまだ実装されていない機能となりますが、ご自身の広告のターゲットをアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシアなどに設定されている広告主の皆様にはご一読いただければ幸いです。

Google インスタント検索とは Google 検索の新機能で、検索ボックスに入力を始めると、自動的に検索結果が表示されるというものです。キーボードを打ちながらリアルタイムに検索結果が更新されるので、入力が完了しなくても、結果としてどのような情報が得られるのか瞬時にわかります。あらかじめ検索結果を参考にしつつ検索する言葉やフレーズを変更できるため、欲しい情報を正確に見つけやすくなります。

このように Google インスタント検索によって検索サービスが便利になると、AdWords における広告に対する影響も少なからず考えられます。皆様が気になる AdWords の広告配信の仕組みに変更はありませんが、予測検索と連動して広告も表示されるようになります。

たとえば Google 検索でユーザーが「flow」と入力し始めると、「flowers」の検索であると予測され、この予測検索に対する結果と広告が表示されます。ここで「flow」に続けて「c」が入力された場合は、新たに「flowcharts」という検索に対する結果と広告が表示されます。

例 1 -「flow」と検索された場合
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例 2 -「flowc」と検索された場合
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そして、Google インスタント検索の導入により、インプレッション(広告の表示回数)の定義は変わることになります。Google インスタント検索結果上でインプレッションがカウントされるのは、
  1. 検索クエリが確定(Enter キーを押す、[検索] ボタンをクリックするなど)したとき
  2. 検索結果ページのリンクがクリックされたとき
  3. 検索クエリの入力が 3 秒以上なかったとき

となりますので、広告の表示回数に影響があると思われます。一般的には Google インスタント検索が検索ユーザーの探している情報を表示する手助けとなり、見込み顧客に広告が表示される機会が増えることが予想されます。

Google インスタント検索は、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシアの Google ドメインで提供を開始いたします。ご利用には最新のブラウザ(Chrome v5/6、Firefox v3、Safari v5(Mac 版)、Internet Explorer v8)をご使用ください。なお、Google.com 以外のドメインでは、インスタント検索のご利用に Google アカウントへのログインが必要となります。上記以外のドメインや言語でも数か月以内に提供を開始する予定ですので、しばらくお待ちください。

この新機能の詳細については、こちらの AdWords ヘルプセンターをご覧ください。