Posted by 広告営業第六部 アカウントエグゼクティブ 早崎一朗、西康裕


Google AdWords は、PC サイトはもちろんモバイルサイトにも広告を配信することができ、Google モバイルやモバイル検索パートナーの検索結果に表示される検索連動型広告に加え、Google のモバイル ディスプレイ ネットワークにも広告を配信することができます。特にディスプレイ ネットワークにおいては、テキスト広告だけではなくイメージ広告も配信でき、ビジュアルを用いた商品・サービスの訴求が可能となります。今回は、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社様、エムスリー株式会社様に、モバイル イメージ広告の効果や魅力についてお話を伺いました。


エンターテイメントコンテンツと相性の良いモバイル イメージ広告
クリプトン・フューチャー・メディアは「初音ミクモバイル」をはじめ、「ポケット効果音 Pro」「ケータイ☆キャラミックス!」「まぜてよ☆生ボイス」などの着メロ・効果音・着ボイス・きせかえなどを中心としたコンテンツを配信するモバイルサイトを運営しています。


「弊社がモバイル イメージ広告を採用したのは、視覚的な訴求が可能だからです。特に、音に関連するコンテンツを中心に展開しているため、その音を連想させるイメージ広告を用いて、視覚から音のイメージを連想させることができると思います。また、弊社では”初音ミク”をキャラクターコンテンツとして展開しています。”初音ミク”の名前は知らなくとも、このキャラクターは見たことがあるというユーザーが数多くいるのではないかと想定しました。」と同社 CSP 推進室 熊谷友介氏はイメージ広告について評価なさっています。


イメージ広告で CTR がテキスト広告の約 8 倍に
同社はGoogle のモバイル ディスプレイ ネットワークの中でも、自社サービスとの親和性が高い歌詞サイト、ゲームサイト、ビデオクリップサイトなどにイメージ広告を配信しました。その結果、テキスト広告に比べ CTR が約 8 倍と、飛躍的にトラフィックを伸ばすことに成功しました。「モバイル広告といえば、一昔前はバナー広告が全盛でした。それが徐々に検索連動型広告へと移り変わっていきましたが、モバイル イメージ広告はまさに両者の良い所を兼ねそろえており、これからますます活用の頻度が上がるのではないかと考えています」(熊谷氏)

直感的に訴求することができ、思わずクリックしたくなるようなクリエイティブを考察しながらイメージ広告を作成し、各コンテンツサービスごとにキャンペーンを作成することで、コンバージョンに至りやすそうなサイトへ配信する工夫を凝らしながら、今後もモバイル イメージ広告を積極的に活用していきたいと熊谷氏はおっしゃっています。

サイトのコンセプトがそのまま伝わり、ユーザーにとっての違和感を解消
女性が自発的に自身の健康管理に取り組むことができるよう、様々なツールや情報を掲載したポータルサイト「アスクムーン女性の医学」を運営するエムスリー株式会社。同社は AdWords のモバイル イメージ広告を、mixi 内の関連コミュニティやニュース、女性の悩み系コミュニティ、子育て中の主婦が集まる掲示板サイト、マタニティ系ブログなどへ配信しています。


「テキストだけの場合より、サイトのイメージコンセプトが伝わりやすいため、イメージ広告を活用しています。また、そのためランディングページへアクセスした際、ユーザーにとっても違和感が少なくなりご利用につながるのではないかと思います。」と同社コンシューマーマーケティンググループ グループリーダー 松川 顕治氏は、イメージ広告を採用した理由についてコメントされています。


モバイル イメージ広告の効果
同社の場合、モバイル イメージ広告を活用した結果、テキスト広告に比べ約 2 倍の CTR となりました。「イメージ広告を使う理由は、CTR と CVR(コンバージョン率) が共に向上する可能性があるため、また、副次的な理由としては、出稿先として相性のよいメディアを見つけるためということがあります。テキストに比べて表現力が格段に上がるので、限られたスペースでユーザーへ伝えられる情報量が増えます。また、テキストだけで伝わる場合より、サイトのイメージ(カラーも含めて)が伝わりやすいので、ランディングした際の違和感も小さくなるのではないかと、その CVR の高さからも予想しています。」(松川氏)

日々の運用による最適化
また、松川氏はモバイル イメージ広告の効果を最大化するため、日々クリエイティブや配信先について検証を繰り返しています。「モバイル イメージ広告用のキャンペーンを新たに作成し、配信効果を検証しています。また、イメージ広告で使用するクリエイティブは、クリック後コンバージョンにつながりやすいものを優先して配信するようにしています。効果の高い配信先がわかれば、手動プレースメントで配信することもあります。自社サイトと親和性の高いサイトへターゲットを絞り、露出を増やすことで高い効果を得ることができますし、AdWords を使って配信しておくと、別途一般的なバナー広告をそのサイトに出した場合の効果もあらかじめ試算することができます。」

大規模なポータルサイト、ニュースサイト、SNS などはもちろん、個人のブログサイトや掲示板なども含まれる Google のモバイル ディスプレイ ネットワーク。イメージ広告を配信することができるパートナーサイトも拡大し、様々なマーケティング目標に対応できる広告プラットフォームへと日々進化をしています。

AdWords モバイル広告についてはこちらのヘルプページを、その他、AdWords の活用事例については、こちらのページもご確認ください。

ハイエンド携帯端末向けの Click-to-Call オプションについては、これらのブログ記事もご参照ください。