Posted by Geoff Menegay - AdWords Editor プロダクト マネージャー

Google では過去数年間にわたって、大規模なアカウントを管理している方向けに、業務の簡素化に役立つさまざまなツールをリリースしてきました。今回は、特に人気の高いツールである AdWords Editor のアップデートについてお知らせします。

AdWords Editor 11.0 は、2006 年のリリース以降で最も大規模なアップデートとなります。デザインが一新され、管理画面は高速化しているほか、複数のアカウントやキャンペーンの変更を効率化する新機能も追加されています。

複数のアカウントや項目を見比べながら管理できる


AdWords Editor 11.0 では、複数のウィンドウを開いて複数のデータを同時に表示できます。たとえば、広告を作成しながら新しいウィンドウを開いてキーワードを表示したり、必要な数だけアカウントのウィンドウを開き、まとめて複数のアカウントを管理したりすることが可能です。アカウントを並べて表示し、アカウント間で項目をコピーしたり、ドラッグ&ドロップで移動することも可能です。

また新しく追加されたアカウント マネージャでは、利用しているすべてのアカウントを追加し、データをダウンロードしたり、ステータスを確認したりすることができます。

充実したナビゲーション・検索機能


AdWords Editor 11.0 には、新しい「タイプリスト」パネルが導入されています。タブを使わずにキャンペーンや様々な機能、設定にアクセスできるため、目的のタスクを迅速に実行できます。

タイプリスト.png
タイプリスト


改良された検索オプションバーでは、複数の検索条件やフィルタを適用して検索したり、使用頻度の高い検索内容を保存することができます。

このほか、充実したキーボード ショートカットMacWindows)や、広告文の検索・置換、複数キーワードの変更などに便利な一括編集ツールなどが用意されています。

大規模な一括操作の効率が向上


AdWords Editor 11.0 では、高度な複数選択機能などにより、大規模な変更がさらに簡単になっています。キャンペーンや広告グループを選択し、その広告やキーワードを表示したり、複数のキャンペーンや広告グループにまとめて貼り付けたりすることが可能です。

また AdWords Editor 11.0 では、 共有ライブラリも利用できます。複数のキャンペーン、広告グループを対象に、入札戦略やサイトリンクを割り当てることが可能です。

このほか、「複数の変更を適用」ツールでは、複数の項目を追加、編集、削除する際に、入力したテキストが自動的に行列形式に整理されます。また最新の変更内容の履歴を確認したり、複数の変更を元に戻す / やり直すことも可能です。

AdWords Editor 11.0 へのアップグレード


AdWords Editor の最新バージョンは、Mac と Windows に対応しており、こちらからインストールできます。AdWords Editor 11.0 のその他の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。 また、下記の英語動画もあわせてご覧ください。



以前のバージョンの AdWords Editor も、アップグレードの猶予期間として 4 か月間は引き続きご利用いただけます。AdWords Editor のご利用に支障が出ないよう、2015 年 4 月 2 日までにアップグレードをお済ませください。