年末年始のモバイルの検索数
2007年12月27日木曜日
お読みになった方もいらっしゃると思いますが、以前、この Inside AdWords で「休日にモバイルの検索数が増えています (http://adwords-ja.blogspot.com/2007/06/blog-post_13.html) 」という記事を掲載したことがあります。その中で、週末やゴールデン ウィーク、夏休み、お盆休みなど、休日にモバイルの検索数が増加する傾向があるということをお知らせしました。このような傾向は、年末年始のお休みの時期にも当てはまるのでしょうか。AdWords でモバイルの検索連動型広告をご利用のお客様であれば、年末年始にモバイルの検索数の推移がどのようになっているのか気になるところだと思います。
Google の提供しているモバイルにおける検索数を実際に調べてみると、昨年 12 月から今年 1 月の年末年始の休暇の時期にも、やはり同じように検索数が増加する傾向があったようです。
単純な方法ですが、12 月上旬の 10 日間 (2006 年 12 月 1 日から 10 日)、年末年始の 10 日間 (2006 年 12 月 29 日から 2007 年 1 月 7 日)、そして、1 月下旬の 10 日間 (2007 年 1 月 22 日から 31 日)の 3 つの期間に分け、Google の提供しているモバイルにおける検索数を集計して比較してみました。
まず、12 月上旬の 10 日間と年末年始の 10 日間を比較すると、年末年始の 10 日間は 12 月上旬の 10 日間に対して約 1.7 倍になっています。つぎに、1 月下旬の 10 日間と年末年始の 10 日間でみると、年末年始の 10 日間は 1 月下旬に対して約 1.2 倍という結果になりました。つまり、この 3 つの期間の中では、年末年始の 10 日間が最も検索数が多かったということになります。
今年の年末年始の推移がどのようになるかを正確に予測することはできませんが、これまでのデータをみると、年末年始の休暇の時期に検索数が増加する傾向が見られます。このような傾向があるということを意識して予算配分を行うことによって、より効率的なモバイル広告のキャンペーンを実施できる可能性があるのではないでしょうか。年末年始用にキーワードや広告グループ、広告、ランディングページなどを見直している広告主の方も多いと思いますが、モバイルの検索数が年末年始の休暇の時期に増加する傾向があるということも踏まえて、キャンペーンを再検討してみてはいかがでしょうか。