Posted by 萩倉 健支 AdWords API チーム

AdWords、DFA、 DFP の Ads API を使用するライブラリとして、Java のクライアント ライブラリは多くの開発者の皆様にご使用いただいています。開発者の皆様からは、これまで様々なフィードバックをいただいておりました。なるべく多くのフィードバックを取り入れるように努めてきましたが、初めに作られてから時間が経過していることもあり、取り入れることのできない要望もありました。

今回、新たに一から作られた Java クライアント ライブラリ(英語)をご紹介します。既にベータ版でなくご使用いただけます。

新機能

新しい Java クライアント ライブラリには以下の新機能が含まれています。
  • AdWords, DFA, DFP で共通のライブラリ コード
  • Maven リポジトリからの取得をサポート
  • OAuth1.0a, OAuth2.0 のサポート
  • ロギングのインターフェースとして SLF4J を使用
  • セッションの構築方法を変更し、複数の認可方法を選択可能
  • JAX-WS を使用することにより AppEngine をベータ サポート

移行について

大きな変更点として、セッションの構築方法とサービス オブジェクトの取得方法があります。

AdWordsSession を取得する例はこのようになります:

AdWordsSession session = new AdWordsSession.Builder()
   
.fromFile()
   
.withClientLoginToken(clientLoginToken)
   
.build();


サービス オブジェクトを取得する例はこのようになります:

AdWordsServices adWordsServices = new AdWordsServices();
CampaignServiceInterface campaignService =
   adWordsServices
.get(session, CampaignServiceInterface.class);


その他の移行方法についてはこちらの Wiki ページに移行ガイド(英語)を用意していますのでご参照ください。使用例 と一緒にこれらの新しい Class の使用方法が記載されています。

今後は、今回ご案内した新しい Java ライブラリが主な開発対象になります。既存の AdWordsDFP のライブラリについては、 AdWords API、DFP API の新リリースに伴うサポートは継続されますが、メンテナンスのみとなります。

不具合、機能要望などありましたらこちらのイシュー トラッカー(英語)からお気軽にお知らせください。