Posted by エイタン ウェインバーグ、グループプロダクトマネージャー

広告ソリューションを継続的に発展させていく上で、Google では、広告主様と消費者の両方にとってのユーザー エクスペリエンスの向上を常に目指しています。広告主様からは、エンゲージメントとコンバージョンを促進でき、確実に顧客にリーチできる新たな広告手法が常に求められています。

Google はこの度、Google Merchant Center アカウントを持つすべての広告主様を対象に、動的リマーケティングの提供を開始しました。現在この機能は小売り業界を念頭に設計されていますが、旅行業界や教育業界でもパイロット テスト中であり、本年中にさらに多くの業界でご利用が可能になる予定です。

ユーザーにあわせて広告をカスタマイズ

動的リマーケティングは、Google Merchant Center に登録した商品情報を、広告として表示する機能です。表示される商品情報はユーザーが過去に目にした商品などに応じて、自動的にカスタマイズされます。広告のデザインは多数のテンプレートから選ぶことができ、自社ブランドのデザイン要素を反映することも可能です。動的リマーケティングで利用する動的テキスト広告、動的ディスプレイ広告は、ディスプレイ広告ビルダーを利用して簡単に作成できます。

動的広告の例 :


成功事例

動的リマーケティングを利用された広告主様の成功事例を何点かご紹介します。(数字はいずれも従来のリマーケティング キャンペーンとの比較)
  • アウトドア関連のグッズや衣料品の米国小売業者であるシエラトレーディングポスト(英文のみ)では、クリック率とコンバージョン率がそれぞれ 2 倍と 5 倍に増加
  • ヨーロッパ大手の「ヘビーメタル オンライン ショップ」である EMP Merchandising (英文のみ)は、コンバージョン率が 230% 拡大したほか、販売コストが 30% 低減
他の成功事例については、 Think Insights(英文のみ)でご確認いただけます。

動的リマーケティングのメリット

動的リマーケティングでは、顧客がサイトで閲覧した内容に基づき、もっとも関心があると考えられるレイアウト、製品、メッセージ、価格を組み合わせたカスタマイズ広告が配信されます。
  • 自動で最適化されるレイアウト:広告が表示される度に、最も効果的と思われるレイアウトを自動的に予測
  • リコメンデーション エンジン: Google のリコメンデーション エンジンが関連製品や人気製品を選んで自動的に広告に表示 [詳細はこちら(英文のみ)]
  • リアルタイムの入札アルゴリズム:広告が表示される度に最適な入札単価を算出
利用方法については、ヘルプセンターの記事をご覧ください。

進化するリマーケティング

キャンペーン管理の効率性の改善は、 Google のリマーケティングがもたらす数多くのメリットの 1 つにすぎません。昨年からは、単一のリマーケティング タグGoogle アナリティクスを用いて、より簡単にリマーケティングを利用できるようになっています。

また、先日からすべての広告主様のアカウントで利用可能となった「類似ユーザー」機能を利用すれば、既に埋め込んだリマーケティング タグを使って、サイト訪問者に類似する新しい見込み顧客を発見することもできます。

調査であきらかになっているように、リマーケティングは広告主様の ROI を引き上げ、サイト運営者様の収益を大幅に拡大するほか、消費者にも魅力的な広告を提供します。また、ユーザーは広告設定広告のミュートなどの機能によって、自分が目にする広告を自分で管理することができます。