Posted by 鈴木 雅之 プロダクトスペシャリストチーム

今年 5 月にこちらの記事でご案内させていただいた、リンク先ページの読み込み時間と品質スコアの関係ですが、先日より読み込み時間も品質スコアの要素として考慮されるようになりましたので、改めてご連絡させていただきます。

今 回の変更により、リンク先の読み込みに時間のかかるリンク先 URL が設定されている場合、キーワードの品質スコアが低くなり、その結果最小入札価格が高く なる可能性があります。逆に、キーワードの評価に問題がなく、読み込み時間がとても早いと判断された場合は、リンク先ページの品質と品質スコアにプラスの 影響が出る可能性があります。リンク先ページの読み込み時間の評価結果はキーワード分析ページで確認できます。

読み込み時間の評価の方法について

読み込み時間の評価は次のように行っています。

まず、広告グループ内のリンク先ページと、同じドメインを持つ残りのアカウントのリンク先ページの平均読み込み時間に基づい て、キーワードごとに読み込み時間の評価が行われます。したがって、複数の広告グループに同じドメインのリンク先ページがある場合は、それらのすべての広 告グループ内のキーワードの読み込み時間の評価は同じになります。
  • 読み込み時間の評価を決定する場合は、広告単位とキーワード単位の両方でリンク先 URL をたどっていき、最終的なリンク先ページが評価されます。
  • 広告グループに異なるドメインを持つリンク先ページが含まれている場合、キーワードの読み込み時間の評価は、読み込み時間が最も長いドメインに基づいて行われます。広告グループ内のすべてのキーワードの読み込み時間の評価は、常に同じになります。
読み込み時間は、サーバーが設置されている地域の平均値と比較して評価されます。たとえば、インドにあるサーバーでホスティングされているウェブサ イトの場合、リンク先ページの読み込み時間はインドのその地域の平均読み込み時間と比較されます。アメリカのユーザーをターゲットとしているウェブサイトの場合も、この方法で評価されます。

なお、AdWords システムではリンク先ページを定期的に再評価しているので、リンク先ページの読み込み時間の改善が確認されると、品質スコアおよび最小入札価格に変化が見られるかと思います。

リンク先ページの品質評価全般についてはこちらを、またリンク先ページの読み込み時間についてはこちらのヘルプページもあわせてご参照ください。