Posted by 菅谷正樹 プロダクトスペシャリストチーム

Analytics と AdWords の両方をご利用頂いているお客様に朗報です。

このたび、Analytics の目標トンザクションデータを AdWords のコンバージョンとして インポートする機能 が新しく追加されました。この機能によってインポートされたコンバージョンデータは、通常の AdWords コンバージョントラッキングと同様に AdWords の管理画面で確認できます。

この機能を使うと、たとえば Analytics 利用中のお客様が AdWords 管理画面でコンバージョンを確認したい場合に、改めてコンバージョントラッキングコードをサイトに追加する必要がありません。また Analytics からインポートしたコンバージョンデータを、コンバージョンオプティマイザーに利用できるというメリットもあります。

<利用開始の手順>
この機能の利用の条件は以下の通りです。
  1. AdWords アカウントと Analytics アカウントがリンクされていること
  2. Analytics のデータ共有設定で「その他の Google サービスのみ」がチェックされていること
  3. AdWords キャンペーン経由のトラフィックがある Analytics の目標が 1 つ以上存在すること

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上記の条件を満たしていれば、AdWords のコンバージョントラッキングページに、「Analytics の目標とトランザクションをリンク 」というリンクが表示されます。リンクをクリックすると、Analytics の目標の一覧が表示されるので、インポートする目標を選択して、アクション名とトラッキングの目的を入力して、「リンク」ボタンをクリックすれば設定は完了です。インポートされたアクションには、「Google Analytics」 というラベルが付くので、通常の AdWords のアクションと区別できます。

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<注意点>
Analytics の目標とトランザクションと AdWords にインポートされたコンバージョンは一致しませんが、ご安心ください。2 つのトラッキングシステムはカウント方法が異なります。インポートされたコンバージョンは AdWords のコンバージョンの仕様にあわせて表示されるため、Analytics 上で表示されるコンバージョン数とは異なります。

たとえば、AdWords の場合、広告をクリックした日に遡ってコンバージョンがカウントされますが、Analytics の場合、コンバージョンが発生した日にカウントされます。また、クッキーの有効期限も異なります。2 つのトラッキングシステムのコンバージョンの特性の違いついては、こちらの Analytics ブログに詳しく記載されていますので、ご参考ください。