水谷 嘉仁 シニア プロダクト スペシャリスト & 安藤 直人 ソーシャル スペシャリスト

一般にクチコミの効果が高いことは、皆さんもよくご存知のことかと思います。例えば何か決めなければならないケースがある場合、信頼する誰かにアドバイスを求めることが多々あるかと思います。

一方でウェブ上の私たちのクチコミはどうでしょうか?カフェや電話で聞くように、オンライン上で、友人や同僚に簡単にアドバイスを求めることは可能でしょうか?

そこで、Google で情報を探しているユーザーが、自分の信頼するユーザー同士が相互にお薦めできるように、3 月の英語版リリースを経て、このたび日本語の Google 検索結果でも +1 ボタンをリリースしました。+1 ボタンとは、Google アカウントでログインしたユーザーが、インターネット上で自分が気に入ったページを、友人や知り合いのユーザーとクリック 1 つで共有できる機能です。




ではここで、架空のユーザー、ブライアン(Brian) を例にとって説明しましょう。ブライアンは Google アカウントにログインした後、Google で検索を行い、読者の皆さんの広告、または Google の検索結果のうちどれかについて +1 ボタンをクリックしたとします。

そして次に、ブライアンの友人のマリーが Google アカウントにログインした上で、Google で検索を行い、さきほどの広告、または Google の検索結果にたどり着いた場合、以下のようにブライアンが +1 ボタンをクリックしていますという注記が表示され、マリーはブライアンのアドバイスにしたがって、どのページに訪れるかを決めました。

このように +1 機能は、インターネット上で自分が気に入ったページが、友人や知り合いのユーザーとクリック 1 つで共有されることで、広告主やサイト運営者の皆さまに、より信頼に基づいた質の高いトラフィックをお届けできる可能性があります。

なお、今回の機能追加によって AdWords をご利用の皆さまに、特別な対応をお願いすることはありませんのでご安心ください。+1 ボタンは AdWords の品質スコアに影響はなく、広告ランクとクリック単価は、これまでどおり AdWords の過去の掲載結果やクリック率などの情報に基づいて計算されます。

また、+1 ボタンは Google の検索結果ページに限らず、皆さまのホームページにも導入することが可能です。+1 ボタンをサイトに追加していただくことで、上でご説明したように良質なトラフィックを集まる可能性が高まります。ご自身で導入してみたいと思われる方は、ぜひ Google ウェブマスター セントラルの +1 ボタンツールからコードを生成してページに設定してください。(ボタンのサイズやスタイルも複数ご用意していますので、サイトのデザインに最も合うボタンを選んでいただくことが可能です。もちろん、当ブログも +1 ボタンを導入しています)

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そして、Google の検索結果に表示される +1 ボタンがそれぞれのページに正しく反映されるための簡単な対策方法をウェブマスター セントラルのヘルプページでご案内しています。さらに、上級者向けのヒントなどは、Google Code サイトをご確認ください。


いかがでしたでしょうか?+1 と AdWords についてさらに詳しくお知りになりたい場合、こちらのヘルプページをご確認ください。