Posted by Sridhar Ramaswamy - 広告およびコマース担当上級副社長

今日の消費者はインターネットに常に接続し、さまざまなデバイスを使い分けて絶えず情報を探しています。このトレンドはマーケティング担当者にとって、いつでも、どこでもユーザーにアプローチできるチャンスとも言えます。2 月にリリースされた AdWords エンハンスト キャンペーンは、こういった新しいチャンスを捉え、キャンペーン管理を効率化することを目指すものです。

7 月 22 日の自動アップグレード開始まで 1 か月を切り、既にアップグレードされたキャンペーンの数は 450 万件を超えました。時間を割いてアップグレードを進めてくださった広告主の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。各業界をリードする多くの企業や広告主様が、その成果効果を共有してくださっています。以下、その一部をご紹介したいと思います。
M&M’S
 M&M’S が擁するブランド MY M&M’S(英語記事)では、パートナーである広告代理店 The DuMont Project と協力してエンハンスト キャンペーンにアップグレードした結果、検索キャンペーンの投資収益率が 31% 向上、コンバージョン率が 41%、収益が 22% 向上しました。検索とディスプレイを合わせた投資収益率は 15% 伸びています。

同ブランドでは当初、PC とタブレットを 1 つのカテゴリにまとめることの悪影響を懸念していましたが、実際には投資収益率が向上しました。さらに、キャンペーンの数も 100 件から 50 件に減ったため、キャンペーン管理にかける時間を 1 週間あたり 5 時間削減することができました。

Colombo & Hurd
フロリダに拠点を置く小規模な法律事務所である同社は、広告運用を手がける代理店 WordStream と協力してアップグレードに取り組みました。モバイル、地域、時間帯による入札戦略の見直しを含むアップグレード作業のすべてを、両社のチームはわずか 30 分で完了しました。

エンハンスト キャンペーンへのアップグレード後、同社のモバイルでのクリック率は 53% 向上、クリック単価は 13% 低下し、モバイルでのコンバージョン率は 3 倍増加しています。

American Apparel
American Apparel は、あらゆる場所やタイミングでユーザーにアプローチできる、より効果的な方法を探していました。同社はエンハンスト キャンペーンを導入すると、店舗から一定範囲内にいるモバイル ユーザー向けの入札単価調整を +100% に設定しました。

その成果(英語記事)は目覚ましく、モバイル経由でのコンバージョンは 2 倍増加、クリック率は全体で 7% 向上しています。また、アップグレード版サイトリンクなど、エンハンスト キャンペーンに含まれる新機能も活用しています。

広告代理店
多くの広告代理店が、エンハンスト キャンペーンの機能を活かしたサービスを提供しています。

ある代理店は「早期に移行を決めた広告主様に優れた成果が見られます。最近、大規模な金融サービス会社が当社のプラットフォームでエンハンスト キャンペーンへの移行に成功し、獲得案件数が 64% 増加したほか、多くのキャンペーンで見込み客獲得単価が 37% 低下しました」とコメントしています。

この企業では、アップグレード後最初の 1 か月でクリック単価が 2% 減少し、クリック数は 6% 増加したとのことです。
エンハンスト キャンペーンへの移行については、多くの検索マーケティング企業が広告主様向けのアドバイスを行っています。しかし、広告主様の状況はそれぞれ異なります。自社にとって最適な指標を見極め、エンハンスト キャンペーンを最大限に活用するには、まず着手してみることが重要です。

業界をリードするさまざまな広告主様が共通して口にするのは、次のようなメリットです。
  1. 詳細な掲載結果データ:
    デバイスや地域ごと、またサイトリンクの各リンクごとの詳細な掲載結果データを確認できるため、意思決定の精度が向上します。

  2. 時間と労力の節約:
    従来よりも少ないキャンペーン数で多様なユーザーに対応できるため、キャンペーン管理に費やす時間を節約することができます。

  3. 効率的なキャンペーン管理:
    入札単価調整、入札戦略ツールといった新機能により、より効率的にキャンペーンを運用することができます。

  4. より柔軟な広告設定オプション:
    サイトリンクや電話番号指定オプションを広告グループ単位で設定したり、表示する日付や曜日、時間帯を指定したりすることができます。

  5. モバイル ユーザーとのエンゲージメント向上:
    広告やサイトリンクのモバイル優先設定、ユーザーの所在地による入札単価調整などを活用し、新しい方法でモバイル ユーザーにアプローチすることができます。
エンハンスト キャンペーンに関するヒント(PDF)や機能、リソースについては、こちらのウェブサイトでご覧いただけます。

皆様から寄せられるご意見は、サービスのさらなる改善のために活用させていただいております。AdWords では、新時代のマーケティングをサポートするべく、引き続き新機能の導入や機能改善に取り組んで参ります。

Posted by Ting Zhang - グローバル検索ソリューション担当

地域モバイルの入札単価調整戦略や複数の入札単価調整の導入について解説してきた「入札単価設定のヒント」シリーズですが、第 4 回目となる今回は、 時間帯による入札単価調整についてご紹介します。

今日のユーザーは複数のデバイスを使い分けて検索を行い、時間帯を選ばず行きたい場所や欲しい商品などについて調べています。ただし、同じような検索を行っても、その目的は時間帯によって異なる場合があります。

たとえば、会社の昼休みに「ハワイ旅行」と検索したユーザーは、今度の休暇にどこに行こうか調べているだけかもしれません。しかし、このユーザーが帰宅後、改めて同じ検索をした場合は、飛行機やホテルの予約に必要な情報を収集している可能性があります。

このように、検索マーケティングを実施する企業にとって、より投資対効果が高い曜日や時間帯が決まっているケースも少なくありません。一方、少し投資対効果が下がったとしても、なるべく多くの時間帯でトラフィックを集めたいという企業もあるかもしれません。

曜日や時間帯による掲載結果の変動パターンを把握できている場合は、時間帯による入札単価調整を使用すると便利です。

時間帯による入札単価調整を活用するにあたって

時間帯による入札単価調整を行う場合はまず、曜日ごとに入札単価を調整するのか、あるいは 1 時間単位で設定を行うのかなど、時間帯を区切る単位を決定します。

時間帯を細かく区切りすぎると、各時間帯ごとのデータが十分に集まらず、適切な決断を下せない場合がありますのでご注意ください。クリック 1,000  回やコンバージョン 30 回を目安に単位を区切るとよいでしょう。

時間帯による入札単価調整値の計算

続いて、時間帯ごとの掲載結果を目標と比較します。

次の式を基に入札単価調整値を計算すると、CPA(コンバージョンの獲得 1 件にかかった広告費用)が安い時間帯に入札単価を引き上げてコンバージョンを増やす一方、CPA が高い時間帯では入札単価を引き下げて費用をおさえることができます。

時間帯による入札単価調整値 = 100% *((目標 CPA ÷ 実際の CPA)- 1)

たとえば、目標コンバージョン単価(CPA)を 3,000 円に設定しているオンライン ショップで、平日は 2,500 円、週末は 4,000 円という結果が出ている場合は、平日の入札単価調整値を +20%、週末の調整値を -25% に設定します。

定期的な確認

成果を高めるには、定期的に結果を確認し、改善を加えていくことが重要です。

[設定] タブ内の [広告のスケジュール] サブタブでは、時間帯別の掲載結果を確認できます。このデータを定期的に確認し、目標を上回る成果を上げている時間帯で入札単価調整の値を引き上げ、目標に達していない時間帯で値を引き下げることで、ユーザー行動の変化にも柔軟に対応できるようになります。

ヒント

AdWords の掲載結果データに加え、独自のデータをお持ちの場合は、そのデータも活用することをおすすめします。 また実店舗やコール センターがある場合は、その営業時間も参考にします。

たとえば、コール センターが夜間に稼働していない場合は、その時間帯の入札単価を引き下げることができます。また、実店舗で来客数の少ない時間帯がある場合は、その時間帯の入札単価を引き上げ、クーポン付きの広告を掲載するなどの方法で来客数を増やすこともできます。

お知らせ

時間帯に加え、デバイスや地域による入札単価調整をご利用いただくには、エンハンスト キャンペーンへのアップグレードが必要です。2013 年 7 月 22 日より、すべてのキャンペーンが自動的にアップグレードされますので、お早めの準備をお願いいたします。

Posted by Rahul Lahiri - AdWords プロダクト マネージャー

検索ユーザーに的確な広告を表示するには、実際に検索に使用された語句だけでなく、所在地、時間帯、デバイスなど様々な情報を考慮することが重要です。エンハンスト キャンペーンの登場により、あらゆるデバイスでタイミングを捉え、よりユーザーの意図に合った広告を掲載できるようになりました。

これに加えてこの度リリースされるのが、ユーザー層に応じて検索キャンペーンをカスタマイズできる新機能「検索広告用リマーケティング リスト(以下、RLSA: Remarketing Lists for Search Ads )」です。

この機能を利用すると、広告主様のウェブサイトでのユーザーの行動履歴に基づいて、広告や入札単価を変更することができます。2012 年 7 月にベータ テストを開始したこの機能もいよいよ正式サービスに移行することとなりました。

ユーザーの意図とユーザー層を組み合わせて検索広告の成果を高める

Google 検索では、ユーザーの意図と広告の内容が一致しやすい傾向がありますが、広告主様のウェブサイトを最近訪問したユーザーにとっては、広告の関連性はさらに高くなることが多いものです。

RLSA では、ユーザーの検索語句とユーザー層を組み合わせることで、過去に広告主様のウェブサイトを訪問したユーザーに対して広告配信をカスタマイズすることができます。

1. 入札単価を調整して価値の高いユーザーへの広告表示を増やす:
たとえば、広告主様のウェブサイトで高級カメラのページを閲覧したことがあるユーザーが Google で「カメラ」と検索した場合は、入札単価を 20% 引き上げます。同様に、過去に高級機材を購入したことのあるユーザーに対しては、入札単価を 40% 引き上げてもいいでしょう。RLSA による入札単価調整は、エンハンスト キャンペーンの他の入札単価調整(地域、デバイス、時間帯)と組み合わせることも可能です。

2. ターゲットを絞って一般的なキーワードで成果を高める:
たとえば、クリスマス シーズンに「ギフト」「プレゼント」などの一般的なキーワードに入札しても、投資に見合う成果を得るのは難しいかもしれません。しかし、RLSA によって既存顧客にターゲットを絞れば、こういったキーワードのコンバージョン率も向上し、投資収益率を良好なレベルに保ったまま売上を伸ばせる可能性があります。

3. 既存顧客と新規顧客に対し、それぞれ最適な広告やリンク先ページを表示する:
新規顧客と既存顧客に対して別々に広告グループを作成すれば、たとえば同じ「化粧品」というキーワードでも、新規顧客に対しては少量の無料サンプルを、既にそのサンプルを利用した既存顧客に対しては有料の商品を宣伝することができます。

成功事例
ベータ プログラムに参加された広告主様は、この機能を利用して大きな成果を上げています。
  • ヨーロッパでタイヤのオンライン小売を手がける Tirendo では、コンバージョン率が 161% 向上し、結果として総売上が 22% 増加しました。注文 1 回あたりにかける広告費用は、同社の従来のキャンペーンと比べて 43% 低く抑えることができました。
  • イギリスの代表的な家具/ガーデン用品店 WorldStores では、過去のサイト訪問者に対する入札単価を引き上げることで、注文の総数が 8% 増加しました。この層のコンバージョン率は 130% 高く、入札単価を引き上げたにもかかわらず、43% 低い平均コンバージョン単価を達成することができました。

タグとリストの管理
RLSA で使用するリマーケティング タグは、ディスプレイ ネットワークでの従来のリマーケティングと共通です。従来のリマーケティング用にタグ設定が済んでいる場合は、そのまますぐに RLSA を利用することができます。

透明性とユーザーの意思の尊重
AdWords では、関連性が高く有益な広告をユーザーに提供できるよう努めており、表示される広告の透明性を高め、ユーザーが管理できるよう開発を続けております。このため、ユーザーが自由に管理できる広告設定を提供するとともに、広告主様のウェブサイトへの過去の訪問が広告に影響を与えた場合は、そのことをユーザーに伝えるようにしています。

詳細
検索広告向けリマーケティング リストの詳細については、ヘルプセンターのこちらの記事をご覧ください。

Posted by Andy Miller - モバイル検索ソリューション担当責任者

本日は、シリーズでお届けしている入札単価設定のヒント第 3 弾として、モバイル向けの入札単価調整の方法をご紹介します。

 今日の消費者は常にインターネットに接続し、さまざまなデバイスを使い分けています。また 1 日のメディア利用の 38% 以上はモバイルによるものであり*、いつでも、どこでもユーザーにメッセージを届けることができる新たなチャンスが生まれています。

エンハンスト キャンペーンでは、モバイル(スマートフォン)に対する入札単価を、一定の割合で引き上げたり、引き下げたりすることができます。そこで本日は、モバイル向けの入札単価調整値の計算方法をご説明します。

PC とモバイルでの掲載結果を確認する

モバイル向けの入札単価調整値を算出する際は、まず PC とモバイルでの掲載結果を確認します。AdWords では、広告がオンラインでの商品購入やアプリのダウンロードなどに結びついた数や割合を測定することができます。実店舗への来店数などについては広告効果の測定が難しい場合もありますが、店舗への地図ページが表示された回数などを計測することで、できるだけ広告の効果を正確に把握しておくことをおすすめします。

モバイル向けの入札単価調整値を計算する

続いて、モバイルと PC(タブレットを含む)のコンバージョンの価値の比率を割り出します。

たとえば、モバイル向けと PC 向けのウェブサイトを運営し、さらに実店舗も運営している全国規模の小売業者が、過去 1 か月間に、モバイルで 1 万回、PC(タブレット)でも 1 万回のクリックを獲得したとします。

また、モバイル広告が貢献した収益は、通話で 9 万円、オンライン販売で 50 万円、来店で 50 万円、合計 109 万円となっています。一方、同じ期間に PC(タブレット)広告が貢献した収益は、通話で 1 万円、オンライン販売で 100 万円、来店で 20 万円、合計 121 万円です。

通話による収益オンライン販売の収益来店による収益合計の収益クリック数クリックあたりの収益
モバイル(スマートフォン)9 万円50 万円50 万円109 万円1 万回109 円
PC(タブレット含む)1 万円100 万円20 万円121 万円1 万回121 円

この収益をクリック数(それぞれ 1 万回)で割ると、モバイルの 1 クリックあたりの価値は 109 円、PC の 1 クリックあたりの価値は 121 円であることがわかります。つまり、モバイルのクリックの価値は、PC におけるクリックの価値の 0.9 倍(109/121)となります。

この 0.9 から 1 を引いた値(-0.1 つまり -10%)をモバイル向けの入札単価調整値として AdWords 管理画面で設定すると、モバイルの価値に見合った単価で入札できるようになります。

定期的な見直し

モバイル向けの入札単価調整も「一度設定すれば終わり」ではありません。設定した値の見直しとテストを繰り返すことで、季節的要因やユーザーの変化にも対応できるようになります。また、モバイルの画面サイズは機種によっても異なるため、広告が上位に掲載されるよう、モバイルのインプレッション シェアにも気を配ることをおすすめします。

詳細

モバイル向けの入札単価調整の詳細については、AdWords ヘルプセンターをご覧ください。また、ウェブ上でご覧頂けるセミナー「Learn with Google ウェビナー」もあわせてご覧ください。

なお、モバイル向けの入札単価調整は、エンハンスト キャンペーンでのみご利用いただける機能です。2013 年 7 月 22 日より、すべてのキャンペーンが自動的にアップグレードされますので、お早めの準備をお願い致します。

 *The New Multi-Screen World Study http://www.google.com/think/research-studies/the-new-multi-screen-world-study.html

Posted by エイタン ウェインバーグ、グループプロダクトマネージャー

広告ソリューションを継続的に発展させていく上で、Google では、広告主様と消費者の両方にとってのユーザー エクスペリエンスの向上を常に目指しています。広告主様からは、エンゲージメントとコンバージョンを促進でき、確実に顧客にリーチできる新たな広告手法が常に求められています。

Google はこの度、Google Merchant Center アカウントを持つすべての広告主様を対象に、動的リマーケティングの提供を開始しました。現在この機能は小売り業界を念頭に設計されていますが、旅行業界や教育業界でもパイロット テスト中であり、本年中にさらに多くの業界でご利用が可能になる予定です。

ユーザーにあわせて広告をカスタマイズ

動的リマーケティングは、Google Merchant Center に登録した商品情報を、広告として表示する機能です。表示される商品情報はユーザーが過去に目にした商品などに応じて、自動的にカスタマイズされます。広告のデザインは多数のテンプレートから選ぶことができ、自社ブランドのデザイン要素を反映することも可能です。動的リマーケティングで利用する動的テキスト広告、動的ディスプレイ広告は、ディスプレイ広告ビルダーを利用して簡単に作成できます。

動的広告の例 :


成功事例

動的リマーケティングを利用された広告主様の成功事例を何点かご紹介します。(数字はいずれも従来のリマーケティング キャンペーンとの比較)
  • アウトドア関連のグッズや衣料品の米国小売業者であるシエラトレーディングポスト(英文のみ)では、クリック率とコンバージョン率がそれぞれ 2 倍と 5 倍に増加
  • ヨーロッパ大手の「ヘビーメタル オンライン ショップ」である EMP Merchandising (英文のみ)は、コンバージョン率が 230% 拡大したほか、販売コストが 30% 低減
他の成功事例については、 Think Insights(英文のみ)でご確認いただけます。

動的リマーケティングのメリット

動的リマーケティングでは、顧客がサイトで閲覧した内容に基づき、もっとも関心があると考えられるレイアウト、製品、メッセージ、価格を組み合わせたカスタマイズ広告が配信されます。
  • 自動で最適化されるレイアウト:広告が表示される度に、最も効果的と思われるレイアウトを自動的に予測
  • リコメンデーション エンジン: Google のリコメンデーション エンジンが関連製品や人気製品を選んで自動的に広告に表示 [詳細はこちら(英文のみ)]
  • リアルタイムの入札アルゴリズム:広告が表示される度に最適な入札単価を算出
利用方法については、ヘルプセンターの記事をご覧ください。

進化するリマーケティング

キャンペーン管理の効率性の改善は、 Google のリマーケティングがもたらす数多くのメリットの 1 つにすぎません。昨年からは、単一のリマーケティング タグGoogle アナリティクスを用いて、より簡単にリマーケティングを利用できるようになっています。

また、先日からすべての広告主様のアカウントで利用可能となった「類似ユーザー」機能を利用すれば、既に埋め込んだリマーケティング タグを使って、サイト訪問者に類似する新しい見込み顧客を発見することもできます。

調査であきらかになっているように、リマーケティングは広告主様の ROI を引き上げ、サイト運営者様の収益を大幅に拡大するほか、消費者にも魅力的な広告を提供します。また、ユーザーは広告設定広告のミュートなどの機能によって、自分が目にする広告を自分で管理することができます。

Posted by John Sullivan - グローバル検索ソリューション担当

本日は、シリーズでお届けしている入札単価設定のヒント第 2 弾として、地域による入札単価調整の活用方法をご紹介します。

広告の掲載結果が地域によって異なるビジネスでは、地域ごとに入札単価を最適化することで、収益や投資収益率の改善が期待できます。

地域ごとに入札単価を最適化して掲載結果を改善

エンハンスト キャンペーンでは、成果の高い地域で入札単価を引き上げ、そうでない地域で引き下げることが可能になりました。

従来のキャンペーンでは、地域によって入札単価を変えるには地域ごとにキャンペーンを作成する必要がありました。こうした作業には手間がかかるため、地域に基づいて最適化を行う際には、成果の低い地域を除外する方法が一般的でした。しかし、こうした方法では見込み顧客すべてにアプローチすることができず、ビジネスの長期的な発展が抑制される可能性がありました。

そこで今後は、成果が低い地域を完全に除外する代わりに、入札単価を引き下げることで掲載頻度や費用を調整することをおすすめします。

地域による入札単価調整値の算出方法

地域ごとに入札単価を調整する際には、まず地域別の掲載結果を分析します。
  1.  [設定] タブ、[地域] サブタブの順にクリックします。 
  2. レポートの期間としてある程度長めの期間(過去 30 日間など)を指定します。
  3. [地域の詳細] ボタンをクリックして、[広告表示につながった地域名]  または [ユーザーの所在地] を選択します。
  4. 都道府県単位での掲載結果を確認するには、[表示] ボタンをクリックして [地域] を選択します。
  5.  [ダウンロード] をクリックすると、このデータを CSV などの形式で確認できます。
コンバージョン獲得にかける費用を目標の範囲内におさめつつコンバージョンを最大化するには、コンバージョンあたりの広告費用が目標を下回っている地域で入札単価を引き上げ、そうでない地域で引き下げるよう調整を加えます。

次の計算式で調整比を算出すると、コンバージョンあたりの広告費用が低い地域でコンバージョン数を増やしつつ、コンバージョンあたりの広告費用が高い地域で費用をおさえることができます。

入札単価調整値 = 100% * ((目標コンバージョン単価 ÷ 実際のコンバージョン単価) - 1 )

地域による入札単価調整値の計算例
地域コンバージョン数費用コンバージョン 1 件あたりの広告費用コンバージョンあたりの費用の目標地域による入札単価調整値
東京1008 万円800 円1,000 円100% * [(1,000÷800) - 1] = +25%
名古屋12010 万 8,000 円900 円1,000 円100% * [(1,000÷900) - 1] = +11%
大阪7010 万 5,000 円1,500 円1,000 円100% * [(1,000÷1,500) - 1] = -33%
福岡858 万 5,000 円1,000 円1,000 円100% * [(1,000÷1,000) - 1] = 0%

入札単価調整は、AdWords 管理画面(手順)か AdWords Editor(手順)で設定していただけます。

実店舗やサービス地域がある場合

実店舗型のビジネスでは、店舗の近隣のユーザーは購入する可能性が高く、サービスにかかる費用も抑えられる傾向があります。そこで、実店舗や地域限定のサービスでは、その地域を基に入札単価を調整することをおすすめします。

たとえば、店舗から 3 km 圏内のユーザーと 30 km 圏内のユーザーという 2 種類のターゲットを設定します(手順)。そのうえで、この 2 つの地域に対し、適切な入札単価調整値を設定します。

ヒントと注意

1. 地域を絞り込みすぎると、十分なクリック数やコンバージョン数が得られない可能性があります。

ビジネスの対象地域全体を網羅する広範なターゲット地域(日本全国など)もあわせて設定することをお勧めします。

2. ターゲット地域は重複してもかまいません。

重複する地域が登録されている場合、最も狭い地域の入札単価調整値が適用されます。

たとえば、東京都に +10%、港区に +20% の入札単価調整を設定した場合、港区の検索ユーザーに対する入札単価は 20% 引き上げられます。港区を除く都内のユーザーには、+10% の入札単価調整が適用されます。

[設定] タブの [地域] サブタブでは、港区での掲載結果と、港区を除く東京都全体での掲載結果とを確認できます。

3. 十分なデータがない場合、入札単価調整には注意が必要です。

不十分なデータに基づいて計算を行うと、導き出される入札単価調整値が極端な数値になり、結果として掲載結果が低下する場合があります。

入札単価調比を算出する際は、目安としてクリック数であれば 1,000 回、コンバージョン数であれば 30 回以上のデータに基づいて計算することをおすすめします。データが少ない場合は、表示期間を長めに設定することをおすすめします。

4. 定期的に掲載結果を確認します。

地域ごとの掲載結果を定期的に [地域] サブタブで定期的に確認し、目標を上回る成果を上げている地域については入札単価を引き上げます。ユーザー行動の変化に柔軟に対応し、成果の向上を目指しましょう。

入札単価設定のヒント第 2 弾はいかがでしたでしょうか。複数の入札単価調整の導入についてご紹介した第 1 弾もぜひあわせてご覧ください。

Posted by Diya Jolly(シニア プロダクト マネージャー)

ブランディング目的での広告掲載を予定しているものの、アプローチしたい層にオンラインで大規模にリーチするのは難しい、とお悩みではありませんか。

そんな問題に対応するべくこの度リリースされたのが、AdWords および YouTube の新機能「アフィニティ カテゴリ」です。

この機能はインタレスト カテゴリの一種であり、テレビ広告型のオーディエンス セグメントを念頭に設計されています。 Google システムは、ユーザーが訪問したページの種類やアクセス頻度、滞在時間を踏まえ、各ユーザーのブラウザに「旅行好き」「ペット愛好家」といったアフィニティ(好み)カテゴリを関連付けます。こうしたアフィニティ カテゴリをターゲットに設定することで、広告主様のブランドを好む可能性が高い層にアプローチすることができます。

アフィニティ カテゴリのメリット

ブランディング広告を手掛ける広告主様の場合、テレビ広告向けのオーディエンス購入に慣れているケースが多いかと思います。これを踏まえて、アフィニティ カテゴリでは、テレビ広告と同様のオーディエンス セグメントを採用しています。

そのセグメントは、「エコ生活愛好者」「お笑い番組ファン」など、70 種類におよびます。こうした関心分野に基づいて大規模にリーチを展開し、エンゲージメントを促進することができます。

アフィニティ カテゴリで成功をおさめた Mazda Canada

Mazda Canada では大規模な顧客層にアプローチできるソリューションを探していました。同社の Mazda6(アテンザ)は、過去 10 年間で何度か大きなデザイン変更を行っています。2013 年に登場した新モデルは、同社特有のデザインに、スマート シティ ブレーキ サポートやリア クロス トラフィック アラートを含む SKYACTIV TECHNOLOGY を組み合わせたものでした。

このリリースにあたっては、マーケティングにおいても、盛り込まれた先進技術や新機能をユーザーに伝えるとともに、消費者をウェブサイトに誘導してブランドとのエンゲージメントを促進する、革新的なアプローチが求められていました。

ターゲット層は明確でした。テクノロジーに対する関心が強く、最新のガジェットや自動車関連の技術に詳しい、都市部のプロフェッショナル層の男性です。

アフィニティ カテゴリを試すことにした Mazda Canada は、同社が求めるユーザーにアプローチするため、最新のガジェットを扱ったウェブサイトの訪問頻度が高い「ハイテク好き」層を選びました。同様の層をターゲットに展開したテレビ広告のメッセージを、さらに強化する狙いです。結果は大成功で、従来のキャンペーンと比べて 10 倍多くのユーザーにリーチするという、予想以上の成果が得られました。

「アフィニティ カテゴリはこのキャンペーンにぴったりのソリューションでした。Mazda6 の先進的なテクノロジーに関心が強いと思われるユーザーを対象に、短期間で大規模にアピールすることができました」と、同社インタラクティブ・マーケティング・マネージャーの Michael Tsang 氏は語ります。

キャンペーンの大成功を踏まえ、Mazda Canada は他の車種のオンラインのメディア ミックスの一部として、また広告活動の重要な一角を占める要素として、アフィニティ カテゴリを組み込むことを決めました。




関心のあるユーザーとつながる

アフィニティ カテゴリは、ユーザーのニッチな好奇心ではなく、「ゲーム ファン」「グルメ」「高級ブランド愛好者」といったライフスタイルを反映する嗜好を捉えることで、幅広いリーチを実現します。多様なセグメントから最適なものを選び、ブランドとの親和性が高いユーザーとのエンゲージメントを促進することで、将来のブランド支持者を育てることができます。

なお、ユーザーに関連付けられたインタレスト カテゴリは、ユーザー自身が広告設定で変更することができます。そのためオンラインで目にする広告は、消費者自身が管理できるようになっています。

アフィニティ カテゴリの詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。