Google AdWords 業界別ご利用動向 第1回 旅行業界編
2007年8月3日金曜日
2007年8月3日
Posted by 小川 淳 インダストリー マーケティング チーム
Inside AdWords 読者の皆さん、はじめまして。インダストリー マーケティング チームの小川です。
我々インダストリー マーケティング チームでは、今回より月1回ほどのペースで、検索ユーザーや広告主様のそれぞれの利用状況など、業界別のご利用傾向などを報告していきたいと思います。
まず、初回は「旅行業界」からスタートです。
*全体的な傾向
まず、旅行業界の全体的な傾向についてですが、海外旅行と国内旅行で検索のされ方は大きく変わっていますが、共通しているのは「行き先名」を中心に検索をしているということです。「格安」など金額に関わるキーワードの検索も選考段階では多く使われています。
*海外旅行の傾向
海外旅行に関しては、「行き先名(国名)」ないしは「行き先名 旅行」というような、一般名称に近いキーワードでの検索が大部分を占めています。国内旅行と比較すると「行き先」だけの検索も多く、キーワードの広がりがまだそれほど見受けられません。行き先の情報自体をユーザーが詳しく 持っていないので、大きなキーワードで検索をかけて、そこから絞り込んでいくという行動が推察できます。
*国内旅行の傾向
国内旅行に関しては、海外と同じく「行き先」を検索するのは変わりません。しかし、内容は「ホテル」ないしは「ホテル名」であったり、「温泉」「○○温泉」であったりと、海外旅行に比べるとかなり絞り込まれたピンポイントに近い検索が行われています。また「神戸 ホテル」のように、「エリア 宿泊形態」での検索も非常に多く、エリアだけではなく、滞在先の情報を詳細に調べているように思われます。海外旅行と比べると多くのキーワードが利用されていること、複数キーワードでの検索が進んでいることが特徴として見受けられますので、より多くのキーワードを登録することをお勧めいたします。
*アドバイスとして
広告主様の「セールスポイント・特徴」がしっかりしている場合は、それをしっかりと絡めたキーワードも登録しておくと良いと思います。検索されるキーワードも、複数ワードになるにしたがい、よりピンポイントなものに変化していっておりますので「子供連れ」「ペット」など、検索数だけではなく クリック数も期待できるかと思います。
旅行はあらゆる業界の中でもユーザーが一番「情報を調べる」業界でもあります。現地に行くまで「旅行」という商品を手に取れるわけではないので、できる限りイメージを膨らませたいのだと想定できます。
そのため、検索対策だけではなく、より情報量の多い画像や動画などを活用することが今後ポイントとなってくると思います。
例えば、動画サイトの YouTube で、「沖縄」などで検索をしてみると、旅行者が投稿したであろう動画がたくさんでてきますので、一度確認してみてください。
*最新アンケートより
旅行をする際のきっかけとして、「身近な人がきっかけ」というデータを良く見かけますが、最近発表されたヤフーバリューインサイト株式会社が実施した「旅行におけるユーザー行動について」という調査結果でも「身近な人」がもっとも多く 43% もありました。 SNS やブログなどが普及したため、以前に比べてユーザー同士の体験がより早く広範囲に広がるようになっているのかもしれません。
また、注目したいのはきっかけの次に行う行為としては「検索する」が 46% となっている点です。身近な人に聞いて興味がわいたら「まず検索」という行動パターンになっているようです。
検索サイトでの検索後は宿泊予約サイトや宿泊施設のホームページ、現地情報などを詳しく見に行く傾向があるようです。例えば、代表的な宿泊予約サイトである「じゃらんnet」のトップページにある、検索ランキングを見てみると「コテージ」「日帰り温泉」「バイキング」などが常に上位に来ています。一度覗いてみると参考になるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?多くの方が夏休みで移動するこの時期に、今一度自社の広告を見直していただいてはいかがでしょうか?
Posted by 小川 淳 インダストリー マーケティング チーム
Inside AdWords 読者の皆さん、はじめまして。インダストリー マーケティング チームの小川です。
我々インダストリー マーケティング チームでは、今回より月1回ほどのペースで、検索ユーザーや広告主様のそれぞれの利用状況など、業界別のご利用傾向などを報告していきたいと思います。
まず、初回は「旅行業界」からスタートです。
*全体的な傾向
まず、旅行業界の全体的な傾向についてですが、海外旅行と国内旅行で検索のされ方は大きく変わっていますが、共通しているのは「行き先名」を中心に検索をしているということです。「格安」など金額に関わるキーワードの検索も選考段階では多く使われています。
*海外旅行の傾向
海外旅行に関しては、「行き先名(国名)」ないしは「行き先名 旅行」というような、一般名称に近いキーワードでの検索が大部分を占めています。国内旅行と比較すると「行き先」だけの検索も多く、キーワードの広がりがまだそれほど見受けられません。行き先の情報自体をユーザーが詳しく 持っていないので、大きなキーワードで検索をかけて、そこから絞り込んでいくという行動が推察できます。
*国内旅行の傾向
国内旅行に関しては、海外と同じく「行き先」を検索するのは変わりません。しかし、内容は「ホテル」ないしは「ホテル名」であったり、「温泉」「○○温泉」であったりと、海外旅行に比べるとかなり絞り込まれたピンポイントに近い検索が行われています。また「神戸 ホテル」のように、「エリア 宿泊形態」での検索も非常に多く、エリアだけではなく、滞在先の情報を詳細に調べているように思われます。海外旅行と比べると多くのキーワードが利用されていること、複数キーワードでの検索が進んでいることが特徴として見受けられますので、より多くのキーワードを登録することをお勧めいたします。
*アドバイスとして
広告主様の「セールスポイント・特徴」がしっかりしている場合は、それをしっかりと絡めたキーワードも登録しておくと良いと思います。検索されるキーワードも、複数ワードになるにしたがい、よりピンポイントなものに変化していっておりますので「子供連れ」「ペット」など、検索数だけではなく クリック数も期待できるかと思います。
旅行はあらゆる業界の中でもユーザーが一番「情報を調べる」業界でもあります。現地に行くまで「旅行」という商品を手に取れるわけではないので、できる限りイメージを膨らませたいのだと想定できます。
そのため、検索対策だけではなく、より情報量の多い画像や動画などを活用することが今後ポイントとなってくると思います。
例えば、動画サイトの YouTube で、「沖縄」などで検索をしてみると、旅行者が投稿したであろう動画がたくさんでてきますので、一度確認してみてください。
*最新アンケートより
旅行をする際のきっかけとして、「身近な人がきっかけ」というデータを良く見かけますが、最近発表されたヤフーバリューインサイト株式会社が実施した「旅行におけるユーザー行動について」という調査結果でも「身近な人」がもっとも多く 43% もありました。 SNS やブログなどが普及したため、以前に比べてユーザー同士の体験がより早く広範囲に広がるようになっているのかもしれません。
また、注目したいのはきっかけの次に行う行為としては「検索する」が 46% となっている点です。身近な人に聞いて興味がわいたら「まず検索」という行動パターンになっているようです。
検索サイトでの検索後は宿泊予約サイトや宿泊施設のホームページ、現地情報などを詳しく見に行く傾向があるようです。例えば、代表的な宿泊予約サイトである「じゃらんnet」のトップページにある、検索ランキングを見てみると「コテージ」「日帰り温泉」「バイキング」などが常に上位に来ています。一度覗いてみると参考になるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?多くの方が夏休みで移動するこの時期に、今一度自社の広告を見直していただいてはいかがでしょうか?