Posted by Jyoti Vaidee - 動的ディスプレイ広告担当プロダクト マネージャー

小売業向けの機能として提供が始まって以来、動的リマーケティングは、Bebe StoresNetshoesBuild Direct などさまざまな企業に活用され、成果向上や収益拡大に貢献してきました。この動的リマーケティングは、今後数週間のうちに、ホテル、航空券、不動産、個人広告、求人、自動車、金融、教育など、すべての業種でご利用いただけるようになります。

動的リマーケティングの特徴とメリット


顧客にとって最も意味のある情報を強調
動的リマーケティングでは、ユーザーが過去に皆様のウェブサイトで参照した商品や、関心を持ちそうな関連商品をピックアップし、そのユーザー専用の広告を表示することができます。

たとえば自動車を販売していて、何百種類もの車種やモデルを複数の都市で展開しているとします。 動的リマーケティングを利用すると、ユーザーが過去にサイトで参照した車種や、同じ都市で扱っていて価格帯も近い車を強調するなど、ユーザーごとに最適な広告を表示できます。

複数の業種で実施したベータテストでは、通常のリマーケティングと比べて平均でコンバージョン率が 2 倍向上、コンバージョン単価は 60% 低下という結果が出ています。*

*成果は広告主様によって異なります

マルチスクリーン時代に適した広告テンプレート
リマーケティング キャンペーンのターゲットにモバイルを含めると、同じ費用で平均 15% コンバージョンが増加するという結果も出ています。動的リマーケティング テンプレートはすべてモバイル向けに最適化されており、さまざまなデバイスでシームレスに広告を掲載することができます。

自動入札機能と組み合わせてコンバージョンの価値を最大化
動的リマーケティングと自動入札機能を組み合わせると、パフォーマンスが向上するよう、最適な入札単価がリアルタイムで計算されます。たとえば 80,000 円のカメラと 2,000 円の懐中電灯を販売している場合、2,000 円のコンバージョンよりも 80,000 円のコンバージョンを獲得しやすくなるよう、自動調整が可能です。その結果、コンバージョンの件数だけでなく、コンバージョンによって得られる価値の総額も最大限に伸ばすことができます。

その他、詳しいメリットについてはこちらをご覧ください。


動的リマーケティングの活用事例


旅行業界ではHotel Urbano が動的リマーケティングを活用しています。同社では、1 種類の広告で最も関連性の高い旅行プラン、ホテル、クルーズなどを表示できる動的広告を作成。通常のリマーケティングと比べて投資収益率 38% 向上、収益 415% 増加という成果を収めました。同社シニア マーケティング アナリストの Mariana Filippo 氏は、これによってビジネス効率が向上したと話します。「183 か国にわたって展開している 4,000 以上の旅行プランを、日々広告の変更に追われることなく宣伝できるようになりました。動的広告なら、当社のビジネスのスピードにあわせて、適切な広告を適切なユーザーに届けられます。」
航空券では Jet Airways が大きな成果を上げています。同社では、ニューヨークからロンドンへの航空券を探しているユーザーに対してその日のビジネスクラスの割安チケットを宣伝するなど、ユーザーが探しているフライトの目的地やタイミングに応じて広告をカスタマイズできるようにしました。リマーケティング戦略に動的広告を組み込むことで、同社はコンバージョン単価を 65% 削減しながら 2 倍のコンバージョン獲得に成功しています。
ローカル取引ではインド最大のオンライン B2B マーケットプレイスである IndiaMART が良い例です。同社は動的リマーケティングによって既存顧客に新しいサプライヤーを推薦し、コンバージョン単価を 60% 抑えつつ取引案件数を 400% 増加させることに成功しました。同社プロダクト マーケティング マネージャー Saugata Halder 氏は次のように話します。「当社のようなマーケットプレイス事業では、提供する商品の幅広さをアピールすることが不可欠です。動的リマーケティングのおかげで、大規模な顧客セグメントに対してパーソナライズされた広告を表示し、マーケティング成果を最大限に高めることができました。」

ご利用方法


ご利用方法について詳しくは、AdWords ヘルプセンターの設定ガイドをご覧ください。Google アナリティクスをご利用の場合、既存タグを使った動的リマーケティングの導入方法を Google アナリティクスのヘルプセンターで解説していますので、こちらもぜひご覧ください。